204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[飛び込む形となれば腕を支え 揺れるフランシスの双眸>>0を覗く。 彼から紡がれた言葉にははたと瞬いて血の漂うもとを辿る。]
――…自分で。 そうか、目を、な……。
[ふと自らの過去が重なる。 衝動を抑える為に目を傷つけた己と 二コラの行動も動機も違うとわかっていても気が沈む。 またフランシスがきつく拳握るに気付く。]
フランシス。 こんなことになるなら、 一緒に、居間を出れば良かったな。
[せめて部屋で休むよう言っていれば、と後悔する。]
(12) 2014/11/24(Mon) 14時頃
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[答えるフランシス>>1にフィリップの声>>5が返る。]
確かに大丈夫そうには見えねぇな。 手は足りる、大丈夫だ。
[顔色がよくないようにみえて案じるまなざしをフランシスに。]
(13) 2014/11/24(Mon) 14時頃
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[フィリップを手伝いラルフを三階へと運ぶ。 子守唄をとフィリップがフランシスに願う>>5のは ラルフが聞き慣れた歌声をフィリップに知って欲しいと思ったから。 透明な歌声で奏でられる子守唄は酷く優しく、 ドナルドのバリトンではそれらしくは出来ないように思う。 歌うよりも聴く側で、歌うよりも演奏する側。]
(20) 2014/11/24(Mon) 17時半頃
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[ラルフを運び込んだ部屋の出来る限り温まらぬ場所、 窓際に面した寝台に彼を寝かせ、窓を少し開けた。 吹き込む風は防寒具が無ければ長居するには厳しい温度。 けれどこれでラルフの遺体が損なわれるのを遅らせる事が出来るか。 ひら、と手を振るフィリップ>>14に怪訝な顔をする。]
――…此処じゃ身体が冷える。 ラルフの傍に居たいのも分かるが お前さんが風邪でも引いたら 山下りるのも大変だろ。 ラルフを故郷まで運ぶ体力くらいは温存しとけよ。
――…無論、手伝ってくれるンだろ?
[一緒に旅をしてきたラルフが帰るはずだった故郷。 うまれ育った場所をフィリップにもみせてやれたら、と思い]
(21) 2014/11/24(Mon) 17時半頃
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[みない方がいいとフランシスは言ったけれど>>18 二コラの姿を隻眼に映し込んだ。
復讐の為に、二コラを手に掛けようと思っていた。 けれど、彼は自ら選んだ。 トレイルに関しても階段から落ち 直接手を下すことがないままな状況。 復讐をした、という実感はわかない。 仇を討ったのだという気がしないのは ドナルドが思っていたカタチとは違ったからだろう。
仕方ない、とフランシスは言ってくれたけれど 彼に負担を掛けてばかりだという意識はあり頷く事も出来ず、 平気だったか、という問い掛けに漸く「平気だよ」と声返し 少しだけぎこちない笑みを浮かべた。]
(22) 2014/11/24(Mon) 17時半頃
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[頬に触れるフランシスの手>>24に僅か目を伏せる。 気遣われていると知れるから その心遣いに甘えるように彼の手に、己の手を重ねた。
吹雪は未だ止む気配がない。 けれどいずれ通り過ぎる。 そう信じて、祈るようなフランシスの仕草と声>>25に 「そうだな」と同意の頷きを向けた。]
(33) 2014/11/24(Mon) 20時半頃
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―― 三階/個室 ――
[窓は閉められ外の冷たさはガラスとカーテンにより防がれる。 荷物置くままの寝泊りするために借りた部屋は ラルフを寝かせる部屋よりはだいぶ過ごしやすくある。 フィリップが荷物の事を言えば>>29 引き留める理由もなく]
分かった。 けど、荷物片したらすぐ戻ってこいよ。 ちっとばかし話したいこともあるし。
[と、言葉掛けるのみにとどめる。]
(34) 2014/11/24(Mon) 20時半頃
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[フランシスからの問いかけ>>4にはたとする。 サラシはノックスの行動縛る為に使った。 理由を言えば心配かけるか、とも思うけれど]
――…理由、言った方がいい?
[言わないでおきたい、と滲ませる言葉もまた 聞き難くするずるいものではある。]
そうだな。 気になるから巻きなおす。
[上着を無造作に脱ぎそれを寝台へと落とし、 ポケットに突っこんでいたサラシの半分を取り出して 両手と顎を使いながら慣れた様子でそれを巻き直す。 フランシスの囁きが聞こえた。]
――…心配性だな。
[背に触れる温度に意識向けながらぽつと紡ぐ。]
(35) 2014/11/24(Mon) 20時半頃
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[むりにとは、という前置きは気になると言う事だろうか。 フランシスの応え>>48に僅か考える間があく。]
――…ン。
[不吉な事、は考えずとも何となく知れる。 少しだけ困ったように眉が下がる。]
サラシはノックスの動き封じる為に、使った。 フィリップと対峙してたから、あいつを助ける為に。 ――…ラルフを殺したノックスに復讐する気で ノックスの大事な者を奪おうと、思ってた。 けど、トレイルは、階段から落ちて――… 二コラも、いつの間にか自害してて、 結局、仇討ちらしいこと、全然出来なくて。
[悪いことをしようとした自覚はある。 罪悪感とフランシスを心配させたくないという気持ちが口を重くした。 けれどドナルドに見えたものを言葉としてフランシスへと伝える。]
(49) 2014/11/24(Mon) 22時頃
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ドナルドは、ベネットの表情には気付けぬまま、ぬくもりだけが背に伝い。
2014/11/24(Mon) 22時頃
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[背中に当たる拳の軽い感触に振り返ろうとすれば フランシスに腕引かれ、覗き込む緑の双眸に息を飲む。]
――…ごめん。 でも、我慢出来なかった。 ラルフがあんな風にやられて――… どうしても我慢出来なかったんだ。
ちゃんと帰ってくるつもりだった。 悲しませる気、なかった、けど。
[ごめん、ともう一度謝罪の言葉漏らして眉を下げる。]
(53) 2014/11/24(Mon) 22時半頃
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[分かる、と言ってくれた事がうれしい。 フランシスの言葉に申し訳ない気持ちもあったけれど それでも同じ気持ちだったと思えば安堵できた。]
――…うん、ごめん。
[守りたい人は、己を指すのだろうと思う。 それは大事にされているのを十二分に感じるから。 守りたい人がいるから抑えたフランシス。 守りたい人がいるから動いたドナルド。]
でも、また同じ事が繰り返されたらと思うと……
[突く指先に、続きは消えて。]
……う。
[僅か眉根を寄せる。]
(58) 2014/11/24(Mon) 23時頃
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[突かれた個所を気にするように 眉間を中指の腹で軽く撫でる。]
フランシス。 フィリップが戻ったら、さ。 俺やラルフに聴かせてくれた子守唄、歌ってくれる?
ラルフが好きだった歌を、あいつ、聴きたいンだって。
[ぽつ、と思い出したように フランシスへとその話題を振り]
(59) 2014/11/24(Mon) 23時頃
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ドナルドは、バーナバスに話の続きを促した。
2014/11/24(Mon) 23時頃
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[幼子を叱るようなフランシスの声>>62に瞬く。 照れくさそうに視線彷徨わせてから 再びフランシスの緑へと重ねて]
――…その叱り方、懐かしいな。
[ぽつ、と、言葉通り懐かしむ響き。 彼の優しさも甘さも痛いほどに伝わっていた。 良識備え、甘え方も教えてくれた保護者がいたからこそ ドナルドの今もあるのだと思う。]
痛くねぇけど、なんか、くすぐったい。
[そんな言葉を綴っていれば髪へと落ちる口付け。 くすぐったさよりも照れくささが勝り 目許が仄かに羞恥の色に染まる。]
(67) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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[フランシスの頷きにふっと笑みが浮かぶ。]
良かった。
[寂しげな笑みと伏せられる其れを認め 一度目を伏せるはラルフを思うから]
――…好きになるよ。 フランシスの歌は優しい。 きれいな歌声、で、俺も、好き、だから。
(68) 2014/11/24(Mon) 23時半頃
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[変わらないようにみえるフランシス。 変わってゆくのはドナルドの方か。 背丈もあの頃とは違う。 今は、先祖返りと称されるそれと同じ力がある。]
――…俺は、フランシスの色のが、好きだ。
[照れ臭さに視線は外したまま。 けれど髪に絡む指先が気になってそちらを時折ちらとみる。]
たぶん。 そろそろフィリップ、戻ってくる、から。
――…俺も、遠くにいても、聞こえるように、なってて。 フィリップや、ラルフと、同じ、だったみたいなんだ。
[いずれ伝えようと思っていたこと。 隠し通す心算もなく、それを伝える。]
(75) 2014/11/25(Tue) 00時頃
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……大丈夫だって。
[安心させるようにフランシスに言葉を向ける。 礼の言葉には笑みを浮かべてみせるけれど 染まる頬にはたと瞬く。 褒められて照れたのか、とそんな風に思い。]
(77) 2014/11/25(Tue) 00時頃
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[髪を気にする風なのを認めれば小さく笑う。 追いかける視線にそれが重なり、驚いたように瞬きして]
――……。
[全部、と付け足す言葉は先程より幾分小さな響き。 どうして、と問うフランシスから さらに尋ねるような響きがあればゆると頷く。]
本当。
[隻眼はまっすぐ緑の双眸を見詰め返す。]
(82) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
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[フランシスの様子>>84は なんでもないようには見えなかった。 けれど誤魔化されておこうと思い]
そうだな。
[と、短く紡ぐけれど。 さらに頬染める色が鮮やかになれば視線が泳ぐ。]
……、
[言葉を探そうとして、扉叩かれる音>>83が聞こえる。]
フィリップか? 開いてるぞ。
[扉の向こうへと声かける。]
(85) 2014/11/25(Tue) 00時半頃
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[立て続けの質問にはたと瞬き 尋ねが一通り終わるを待ち]
衝動は、まあ、血のにおい嗅いだらざわつくけど まだ、我慢できないほどじゃねぇかな。 ――…いつかってのは、うーん、 よくわかんねぇけど、ラルフのこと一緒に探したあたり、かな。 ずっとじゃねぇよ、自分が先祖返りなんて思っても無かった。
[思い出しつつ答える。]
ああ、あの時も、聞こえてた。話してた。
[さらとそれを認めるけれど、 続く言葉には瞬いた後、クツクツと喉鳴らして笑う。]
なんか、色々だだ漏れになるっぽいけど それでも、いいの?
[ずるい、というフランシス>>86に首傾げて問うて]
(89) 2014/11/25(Tue) 01時頃
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中入ってこいよ。 そこ、寒いだろ。
[戸口にいるフィリップを手招く。 フィリップとフランシスの遣り取りには笑み漏らし]
(90) 2014/11/25(Tue) 01時頃
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……たぶん。
[ラルフの遠吠えは聞こえなかった。 浮かぶ言葉を音にするのは寂しいと思い一言のみ綴る。 フランシスの言葉>>92に耳傾け、相槌をうち]
苦しくはないから大丈夫。
[そう言いながらも、 怒りのまま憎しみのまま喰い殺してしまいたい、と そんな風に思いもしていたのだが 今は問題ないだろうと考え、大丈夫と告げた。]
なんか考えてることだだ漏れに伝わる感じ?
[首を振るのを見ればカラと笑って]
伝わっちゃまずいことでもあるンだ?
[と口許覆うフランシスに首を傾げてみせた。]
(95) 2014/11/25(Tue) 01時半頃
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[フランシスが緊張する気配>>93に微か笑み向けて 緊張ほぐそうと「いつも通り歌えばいい」と声掛ける。 フィリップが戸口から此方へと寄れば>>94軽く頷いた。
聞こえくる優しい旋律>>96にドナルドの表情が緩む。 僅か目を伏せ聴き入るは好んだフランシスの歌声。]
(98) 2014/11/25(Tue) 02時頃
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[透明な歌声が止めばゆると隻眼をフランシスに向ける。 ぱちぱちと拍手するものの フィリップが泣き笑うを見れば少しだけ困ったように フランシスへと眼差しを戻した。]
――…ありがと。
[我儘をきいてくれた彼に感謝の言葉向けて]
なぁ、フランシス。 フィリップに、さ、ひとの生き方、教えてやって欲しいんだ。 俺やラルフに教えてくれたみたいに――。
[フィリップを導いて欲しい、とそう願う。]
(103) 2014/11/25(Tue) 03時頃
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[便利なのか不便なのかわからない、と 遠吠えについてフランシスが言うのを聞いて>>101 ドナルドはからりと笑って「今の所不便さはないかな」と 相変わらずの調子で紡ぐ。
ひみつに関しては僅か首を傾げて 何かあったか、と考える程度には ひみつを意識してはいないけれど よくよく考えてみれば言っていないこともあるように思う。]
(104) 2014/11/25(Tue) 03時頃
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――…ン。 フランシスならそう言ってくれると思ってた。 ありがと。
[フランシスの応え>>106にそう言葉を紡ぐ。 安堵の息が漏れるは思うよりも好意的なものだったから。]
…………。
[ラルフも一緒ならどれほど良かっただろう。 そう思えば様々な感情が過り眉間には薄く皺が刻まれた。 ふる、と首を振りフィリップへと視線向けるが フィリップと目が合う前にルーツと目が合う。 フィリップの頭撫でる為に手を伸ばせば突かれるのだろうか。 そんな事を思えば半ばまで上がった手の動きが止まった。]
(107) 2014/11/25(Tue) 03時半頃
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そんなわけで。 フィリップもいいよな。
[同意求めるようにフィリップに声を向ける。]
(108) 2014/11/25(Tue) 03時半頃
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ドナルドは、ベネットに甘えてばかりと思うけれど他に甘えられる相手は浮かばず。
2014/11/25(Tue) 03時半頃
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[愛する者を喰らいたい衝動。 けれど遠吠え出来るようになって 愛する者でなくても喰らえば美味いだろうとも思うようになった。 は、と息が漏れる。 牙が疼くような気がして片方だけ晒す眸が揺れた。]
――…雪、はやく止むといいな。
[ちらと窓に目を向け呟く。 雪景色をみれど心落ち着く気配なく]
そういえば腹減ったな。 なんか食うもの探してくっか。
[貯蔵庫にあるもので紛らわせればと思い扉の方へ顔を向けた。**]
(114) 2014/11/25(Tue) 04時頃
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[フィリップの言葉>>116にふっと笑み漏らし]
喜ばねぇと思うか?
[と首を傾げてみせた。 ラルフを思う。 フランシスの言うように>>106喜んでくれるだろうと信じて。]
(122) 2014/11/25(Tue) 12時半頃
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[食糧調達に行く心算を漏らせば フィリップからの助言>>117があり]
そっか。 じゃ、そっちの階段使うかな。
[と軽く頷きまだ足踏み入れた事ない場所を思う。]
……だな。
[きっとすぐ止む、とその言葉に頷いた。 ルーツに歌を伝えようとする様に目を細める。 フィリップの小さな歌声を補うようにバリトンを重ねて まだつたない歌を発するルーツを眺める。]
(123) 2014/11/25(Tue) 12時半頃
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[お兄さん、なんて言葉がフランシスの口から漏れれば>>118 はたりと瞬いてフランシスへと顔を向ける。]
――…年上だし。 それに、旅する者同士助け合うのが当然だろう? フランシスが教えてくれたことだ。
[言葉にしたかどうかは忘れたが フランシスは行動で示してきたとドナルドは認識している。 助けられてばかりではあったけれど こどものうちに甘えることも教えて貰った。 課題を考える風な素振りみえれば「一緒に考える」と 課題抱える側であるのにそんな言葉を漏らした。 首振るのには理由が知れず不思議そうに首を捻ったのだけれど。]
(124) 2014/11/25(Tue) 12時半頃
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[気遣わしげな眼差し>>119に 大丈夫という代わり微かな笑みをフランシスに向ける。]
まずは襲い掛かってこないように、か。
[躾の話には思わずルーツをちらり見た。 その鮮やかな色の羽に顔を埋めるフィリップ>>117の 頭撫でようとそっと伸ばす手。 フランシスが彼の背を撫で声掛けるを聞いて緩く目を伏せた。 そうするうち、己の背にも感じるぬくもりと声>>120]
――――……ン。
[今度は、大丈夫、とは言わなかった。 けれど泣くでなく目を伏せたまま、 込みあげる感情を吐き出すように深く息を吐く。]
(125) 2014/11/25(Tue) 12時半頃
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[はやくこの山小屋を離れたい。 そう思うのは血のにおいが立ち込めるから。 それから大事な同行者であるラルフを奪われた場所だから。 心が軋み痛みを覚え憤りにどす黒い感情を懐いて、 それがうちに飼う獣を駆り立てるのがイヤで離れたかった。 フランシスから掛かる声>>121に顔を上げる。]
あァ、ひとりで大丈夫。 けど……、山下りるまでの食糧も見繕うなら 三人一緒のがいいかもしんねぇな。 あんま贅沢はいえねぇだろうけど好みもあるだろうし。
[ドナルドの目当ては干し肉とチーズあたり。 フランシスやフィリップは如何だろうと考えながら ふたりを交互に見遣る。**]
(126) 2014/11/25(Tue) 13時頃
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―― 三階/個室 ――
[立派になったとほめてくれる保護者>>138に ドナルドは少しばかり照れくさそうに笑った。 フランシスの悩み深きが感じられるはその眉間。 影が出来るをみて「悩みがあるならいつでも聞く」と そんな言葉を彼へと向ける。
ルーツに関しての言>>139にはきょととする。 真顔で紡がれるそれに一瞬本気で狩られる事を危惧するのかもと思った。 とは言えどルーツがそこまで強いとは思わぬから 髪が、とかそんな心配をするものの それなら前のようにフランシスの盾となればよいだけのこと。 「じゃあ狩られないように守ろうか」と 冗談とも本気とも知れぬ響きのまま綴る。]
(154) 2014/11/25(Tue) 18時頃
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[止めてまた歌うその旋律>>131にあわせるように声帯を震わす。 声が重なるは心地よい感覚なのだと認識する。 歌をうたうことを好むのは自分ではなく保護者のほうで 人前で歌うことも殆どなかった。 ただ、調律を手伝う際、倣うように自らの声でも音程を確認することもあり まったく歌えない、ということもなく――。 フィリップの声が止めば、ドナルドもまた口を閉じる。 聞こえくるフランシスの言葉>>140にはたと瞬き 「嬉しいけど照れくさい」と微か染まる目許を隠すようにやや俯いた。]
(155) 2014/11/25(Tue) 18時頃
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[知らないというフィリップ>>132に過ぎる途惑いを仄か感じる。 フランシスの応え>>141聞いてひとつ頷いた。]
知らないなら知っていけばいい。
[それはこれまでの彼の世界になかった全ての事象にかかる言葉。 兎の話をするフィリップ>>136にはきょとと瞬いて]
それなら香辛料の類もさがしてみるか。
[乾燥させた香草の類もあればうまいものが出来そうだと思う。 フランシスが乾パンと言うを聞きなるほどと思う。]
乾パンにジャムもみてみるかな。
[こくと頷き動こうとする。]
(156) 2014/11/25(Tue) 18時頃
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[部屋の戸をたたく音>>134がした。 扉の間から見える来訪者の名をフランシスが綴る>>142。 バーナバスの言葉を聞いて息を吐いた。]
――…ラルフがノックスを襲った、って ノックスの言葉を信じてるの? それとも幼馴染だから目を瞑るの?
[知りたいと思うバーナバスの天秤。 反応芳しいかそうでないかはさておき見極めようと視線向けた。**]
(157) 2014/11/25(Tue) 18時頃
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[バーナバスの言葉>>158>>159を静か聞く。]
――…そ、か。情があるなら、仕方ねぇか。
[示すは理解。 けれど理解出来ても納得できぬ事はある。 は、と、物憂げな吐息を零して視線を落とす。]
本当に悔いているなら――… ラルフに、謝って欲しかった。 衝動を熱に変えて発散させたばかりで酷い怪我してたラルフが あんなこと、した、なんて、考えられないのに 酷い、嘘、吐いて、……貶めたままに、して ラルフを手に掛けた事を俺らには謝ってたけど ノックスは、ラルフに、謝ってくれなかった。
なァ、あんた、自分の同行者がそんな風に貶められて そんで知らないところで殺されてたら、如何思う?
俺は――、あんなの、ゆるせねぇ、と、思う。
(166) 2014/11/25(Tue) 19時半頃
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[バーナバスが心配する者はプリシラだろうと思う。 居間での睦まじさをみていたからというのもあるが 幼馴染以外で心砕くは養い子という先入観もあった。
バーナバスの心配が紡がれる>>162>>163。 プリシラにと彼が言えばやはりと思いながら]
――…そ、か。 それなら、気をつけて。
[一人で、と言い立ち去ろうとする彼にそんな言葉を向けた。]
(168) 2014/11/25(Tue) 19時半頃
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[フランシスの見解>>169が聞こえる。 確かに、と思いながら微か目を伏せる。
バーナバスが去り際に返してくれた声>>170が聞こえ 顔を上げてから、ゆる、とひとつ頷いた。]
(173) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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―― 三階/個室 ――
[ドナルドの憤りは当初当然のようにノックスへと向いていた。 牙が疼き、喰い殺してやりたい、とそんな風にも思っていた。 けれど、それを嫌がる者がいると知れば その時は、抑える以外の道は考えられなかった。]
――…フランシス、フィリップ。 俺、さ、……ノックスが、二人に殺意向けたら この手で殺してしまうと思う。
[フランシスの見解を聞いてから考えていたことをぽつと呟く。 殺意向けれど彼に牙を向ける気はなく牙の行方はまだ知れず。]
(177) 2014/11/25(Tue) 22時頃
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[フランシス>>183から名を呼ばれる。 隻眼を彼へと向けて続く言葉に耳を傾けた。]
――…当然だろ。 って、まァ、そうだな…… そう言うだろうなぁとは思ってた、けど
[困ったように視線をやや上へと向けていれば フィリップの言葉>>186が続き彼へと目を向け小さく笑う。]
三人が三人、それぞれ同じ気持ちみたいだな。
(193) 2014/11/25(Tue) 22時半頃
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[フランシスの仕草と口真似>>199に クツと喉を鳴らして笑った。]
過保護だよなぁ。
[その過保護をフィリップに向けてくれる事もまた嬉しく フィリップもフランシスのもとでなら ひとらしい営みを享受できるだろうと思った。]
(202) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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[過保護といえば苦く笑うが見える。 少し考えるような間の後、 フランシスの顔>>207をじっとみて]
――…その過保護に何度も救われた。 フランシスが大事に慈しんでくれたから 今の俺があるンだと思う。
ありがとう。
[改めて紡ぐは感謝の言葉。]
(214) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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――あ! そうだった。 干し肉に乾パン、あと香辛料だっけか。
[フィリップの言葉に思い出したようにして言い遣り。 けれど、ふと、また考えるような間が出来た。 それが後回しになった理由、来訪者の事が過る。]
――…バーナバスは、 俺らにも気をつけてって言ってくれたけど、さ やっぱノックスの肩、もつのかな。 幼馴染だって、言ってた、し。
[ふと先程訪れた彼の天秤を思う。 これから先の、ことを思う。]
(217) 2014/11/26(Wed) 00時頃
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まだ大人にはなりきれてねぇけど、さ。 でも、こどもってわけでもなくなって、 ――…それでもフランシスが甘えさせてくれたから こどもでいれて沢山情も注いでもらった。
確りとした大人になりたい、って思うから こどもでいれた時の分の感謝を フランシスに伝えたいと思った。
[瞬き照れをみせるフランシスに 思う事をそのまま言葉として伝える。]
(224) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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……ジャムも探す。 フィリップ、甘いの好きなのか?
[取りこぼしたそれを告げるフィリップに首を傾げた。 バーナバスへの反応>>222にはゆると頷く。]
あァ、そうだな。 けど、邪魔しねぇなら――… ちぃとばかし足止めするだけでもいいかと思う。
[ぽつ、と考えを零す。 これまでの事と関係性を考えれば警戒を解ききれぬ風。]
(229) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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[フランシスがついてくと言えば>>223小さく頷く。 袖を引かれてゆると首を傾けた。]
……プリシラ、か。 うん、それは、分かる気がする。 場合によっては、――…、そう、だな。
[思案げに眉を寄せる。 フランシスの感じる危うさはその時ばかりは抜け落ちて。]
(233) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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ああ。 フィリップも、何かあったらすぐ呼べよ。
[フィリップに似た言葉>>227を向ける。 冬は、との前置き>>232にきょととする。 野性味あふれる生活をしてきた彼の思考がなかなかピンとこない。]
そういうもんか? 甘いの、なら、砂糖とか蜂蜜とか。 山下りたら、菓子なんかもあるだろうし。
[物騒な言が聞こえ悩ましげに眉を寄せる。]
ああ、具体的には考えてなかった、けど 噛み千切るよりはまだ治りがいいか。
[空腹を覚える現状、つい更に物騒な言が漏れる。]
(236) 2014/11/26(Wed) 01時頃
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[視線それるは照れ隠しと思うから こちらから見詰めるのみでいたけれど フランシスの視線>>235が戻り ドナルドの表情がふっと緩む。]
ありがとうはこっちの台詞だって。 でも、――ああ、受け取ってもらえたなら嬉しい。 立派な、なんて、難しそうだけど。 ン、フランシスに並べるような大人に、なるよ。
[なりたい、と思うから願いを込めて綴る。]
(239) 2014/11/26(Wed) 01時頃
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――…え。 だってさ、ポトフ食べたきりだし。 フランシスも腹減るだろ?
[尋ね>>238に首を傾げる。 確かに空腹につられて物騒な思考になってはいるが 今はチーズが食べたい、なんて思っていた。]
(243) 2014/11/26(Wed) 01時頃
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[買うものというイメージ懐く蜂蜜を よもや命がけでとるものとは思わず。 そんな違いも話すうちに知っていくのだろう。]
――…ジャムと、 蜂蜜あたりもさがしてみる。
[フィリップが部屋出る前にそれだけ言って、 それからフランシスを見遣り「行こうか」と促して]
(247) 2014/11/26(Wed) 01時半頃
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[たのしみにしていると言われれば>>246 フランシスに「ああ」と大きく頷いてみせた。 街で探そうという言葉>>249には思い出したように]
フランシス、 街に出たら、さ、フィリップの服も。 足りなくなったらしいから。
[フィリップは自分で賄う心算のようだったが ひそりとフランシスに其れを告げて願う。 平らな腹を擦る様子>>251みれば小さく笑い]
――…だろ?
(255) 2014/11/26(Wed) 02時頃
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[袖を引き首傾げるはその理由に気付かなかったから。 階段をおりる前に徐に手を差し伸べ]
転ぶと大変だから。
[なんて言い訳をして貯蔵庫までの少しの道のりを 手を繋ぎ向かおうとした。**]
(257) 2014/11/26(Wed) 02時頃
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[思ったままを口にするから 言葉足らず説明足らずになるのもままあることで フランシスが首傾げる様に同じように首を傾け考える風。 あ、と思い至ったような顔をするが フランシスが察する方が少しはやかった。]
よかった。ありがと。 仕立て屋行くならフランシスも新しい服仕立てればいい。 いつも俺らの優先して後回しにするだろ。
[漏れる小さな苦笑にははたと瞬き]
また自分のこと忘れてたンだな、って。 フランシスらしいな、って思った。
[足らぬ所を付け足して]
(262) 2014/11/26(Wed) 02時半頃
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[隻眼は緑の双眸に重ねるまま 重なるフランシスの手>>263を軽く握る。 必要以上に触れぬようにしていた保護者の温度に ドナルドの表情は嬉しそうに綻ぶ。]
――ン。
[バリトンも幾分機嫌よく。 手繋ぐまま温泉側にある階段を使い貯蔵庫へと向かう。 辿りつけば必要なものを袋に詰めて。 その中にはジャムがしっかり含まれていた。**]
(270) 2014/11/26(Wed) 03時頃
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