198 かるらさんのうなじ争奪村
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/11(Sat) 10時半頃
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―船内―
[たこ焼きの次はかき氷。 ディナーコースのメニューよりも食べたかったものが出てくる。]
……
[りん、と鳴る音が遠くで聴こえ、顔を上げた。 白い椿と赤い椿。誰がどの花を咲かせるのか、渡すのか。どんな心残りがあったというのか。 今はもう終わってしまったことだと、関与出来ないことだと眉尻を下げ。
置き去りの感情を見てみぬ振りを、した。]
(+0) 2014/10/11(Sat) 10時半頃
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……いや、流石に全部は食べられないな。
残しても、ここでは怒られもしないし、可哀想ではないと思うけど、ね。
[山盛りのうまい棒は色が異なる。まさか全味かと思うと胸焼けしそうだった。]
(+1) 2014/10/11(Sat) 12時頃
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と、も……が?
そぅ、向こうでの夢は終わって。 花を――――…
[目を瞑る。ややあって、『あいびき』のイントネーションの違いに小さく笑いながら、小さく頷いた。]
友に、逢いたい。
(+2) 2014/10/11(Sat) 13時頃
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あぁ、でも。
友が嫌だって言うなら――…無理させなくて、良いよ。
[それもひとつの選択肢だから。]
(+3) 2014/10/11(Sat) 13時半頃
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[空になった容器は片付けられ、糊のきいたテーブルクロスの上にはレースリボンで飾られた花が2輪。]
………
[ステージには小編成の管弦楽。 愛する人の為に。目の前の人に。遠くの誰かを想って。
――愛の、挨拶。]
(+4) 2014/10/11(Sat) 15時半頃
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ニコラスは、生ぬるいグラスビールを飲みながら、その時が来るのを待った。
2014/10/11(Sat) 16時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/11(Sat) 16時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/11(Sat) 21時頃
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―船内―
……どうしたの?
[傷害事件が発生とな。あらましを聞いて苦笑い。]
職業病なんだろうね。大立ち回りだけど。 そうか、甲斐くん、警察官になったんだ、ね。
[祭りにも参加していた。 一言も交わさぬ内に終わるのだろう。
巡り合わせが悪かった。
カミちゃんと友の間には何があったのやら。 仲が悪いと、表情は硬い。]
(+5) 2014/10/11(Sat) 21時頃
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[巡り合わせが悪かった――――…と。 するだけで良いのだろうか。
積み重ねれば、15年近くの隔たりを生むというのに。
手と手を重ねる。震えているのが分かる。 乾いた喉にビールを押し込んでも、乾きは増すばかり。 膝小僧同士をつけ、踵が浮かないようにした。]
(+7) 2014/10/11(Sat) 21時半頃
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ニコラスは、扉の開く音に肩が跳ねた。
2014/10/11(Sat) 21時半頃
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[呼ばれた名前に、ゆっくりと顔を上げ 扉の方を見やった。]
やぁ……友。久し振り。 随分と寝惚けた顔をしているじゃない、か。
(+11) 2014/10/11(Sat) 21時半頃
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そう思うよ。帰ってきたはずなのに、夢は続いている……。
[友の視線の先、スナック菓子の山を見て小さく笑う。]
これはカミちゃんのだから、手を出したら益々嫌われてしまうかもしれないよ?
………どぅ? 座ったら?
[正面の席を薦める。]
(+13) 2014/10/11(Sat) 22時頃
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難儀するね、君も。
[近付いてくる。だから視線はそっと卓上に。 椅子の鳴る音は隣から。]
……聞いても良い、かな。 白と、赤。
どっちを、渡したの?
(+15) 2014/10/11(Sat) 22時頃
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[赤い方と聞いて驚きは隠せない。]
普通……は、そうかも知れないけど…… ちょっと待
[両頬を手で抑えた。火照る……。]
大丈夫、だよ。 恋をしたら、止められない……。
僕 も、だよ。
(+17) 2014/10/11(Sat) 23時頃
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[カミちゃんが友を嫌っているから。 きっと知らないだろうから。 曽井の渡した花を知らないから――…。
口許を綻ばせて―――――嘘を、つく。]
僕も、赤い花だ。 だから―――…覚えてる。あの夏祭りに、何があったのか。 これから起こることも、覚えてる。
夢から醒めても――…
(+18) 2014/10/11(Sat) 23時頃
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……意外?
僕は、君の恋の相手を訊かないのだから、訊こうとしないでよ、ね。
僕以外の、……はは、誰か、ね。
[赤い花を見て、息を吐いた。]
……覚えてるさ。現に今も覚えてるでしょう? 夢から醒めて、また、夢を見ているから。
(+20) 2014/10/11(Sat) 23時頃
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……あぁ、そうだね。 終わりにしよう。
それより……
[しなきゃいけない話があるだろう。 指を組む。]
(+22) 2014/10/11(Sat) 23時半頃
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友。君次第だ。
本を、僕に返して――――… そうして?
(+23) 2014/10/11(Sat) 23時半頃
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………終わりにしたいって……いや。
[口を挟まず、取り敢えず聴こうとする。 大事なものは恋心か。]
(+25) 2014/10/12(Sun) 00時頃
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……忘れて、いいんだ。
そんな、大事なものと天秤にかけるものじゃ、ない。 そんなことを言われても、僕は――… 僕は 悲しくなるだけ、だ。
[卓上に掌を置き、俯く。]
(+27) 2014/10/12(Sun) 00時頃
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僕が分からないのは……友の、考えてることだ。
15年前、 君にとって、僕は―――…なんだったの、さ。
[引っ掛かっていた疑問。 一緒に居たかった?
もっと別の子が、周囲に居たじゃないか。]
(+28) 2014/10/12(Sun) 00時頃
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何を言ってるの、友。 それこそ、罪滅ぼしのつもりかい?
赤い花の、あの本の大事さが重要じゃ、ない。
[曽井にとっては何よりも大切な本だったから、『何でもない本』と言われて腹が立つ。]
……引き換えにした、という、事に 悲しくなるんだ。
(+31) 2014/10/12(Sun) 00時半頃
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………期待なんて、初めからしてない。
[『忘れない』の、その先を。 期待しては、いけない。]
………忘れていいよ。僕は――赦す、から。
(+33) 2014/10/12(Sun) 00時半頃
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…………は?
[好きな子程? ――好き。
――――あぁ。 顔を両手で抑えて表情を隠す。]
……そぅ。女の子に、見えていたから、かな。
[どれ程の重みがある『好き』なのだろうと、思う。 子供心と、大人になった心と。]
(+34) 2014/10/12(Sun) 00時半頃
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………裸になって、逆立ちでこのフロアを18周。
(+35) 2014/10/12(Sun) 01時頃
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――とか、してくれたら、僕の心も晴れるかも知れないけど、ね。
[冗談。 慣れない事を言うものだから、頬がぴくりと動いてしまう。]
(+37) 2014/10/12(Sun) 01時頃
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………もぅ、15年だよ。
僕は遅すぎると言った。 遅すぎるから―――前に、進まなきゃ ならないんだ。
赦して、赦されて。………忘れて。
[強張っている指を広げようと、1本1本伸ばしていく。]
未来の為に。 幸せの、ために。
(+39) 2014/10/12(Sun) 01時頃
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期待通りの答えを欲しがって、どうする?
……置いてきたのは、友じゃないか。
[怒気のような、突き放すような物言いに、 息を詰まらせる。]
それを、僕のせいに ……しないで。
(+40) 2014/10/12(Sun) 01時頃
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ニコラスは、ふ、と短く息を吐き。落ち着こうと。
2014/10/12(Sun) 01時頃
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色々試せば晴れるかも知れない、けど。
[何をしても。何をされても。>>+38 それはどうかなと首を振り。 頬を摘まむ指を止めようと手首に触れ、すぐに離した。]
可愛くない、の、1択でしょう……
(+41) 2014/10/12(Sun) 01時頃
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……今っ、返してよ。
その事実さえあれば、もう、本――なんて。
(+43) 2014/10/12(Sun) 01時半頃
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あの子は! 大事な方の花を欲しがった!
だから、君は赤い恋心を――渡した。 君の一番は……僕じゃ、ない。僕への、心残りじゃあない。
だから、僕との事なんて――― そんなやったことなんて、忘れて…… 君は、君の幸せを―――…
[掴めば、良いんだ。 この場から離れようとする背に言葉を向けるのは、焦りのせいでもある。]
(+45) 2014/10/12(Sun) 01時半頃
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僕は―――…忘れて、しまうのに。
君を遠ざける僕に、……戻るのに。
[1人残された部屋で、真実を呟く。]
(+46) 2014/10/12(Sun) 01時半頃
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[ボゥ――――――…
汽笛が鳴る。 忘れてなんて、言わなければ良かったのか。
早く本を受け取って、終わりにすれば良かったのか。 卓上に肘を置く。組んだ指の上に額を乗せて、強く目を瞑った。]
………友。とも、話を 聞いて。
[意を決して立ち上がる。]
(+47) 2014/10/12(Sun) 02時頃
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……?
[その身がぐらりと揺れた。 椅子に寄りかかって身を支える。
ぐらり。揺れているのはシャンデリアも同じ。 ぱちと火花が散り、一瞬で部屋は真暗になった。]
い!!!
[急な停電。灯りは全て消えた。 祭りの時のように、周囲を照らすものは何もない。
そぅ、何もない、闇のなか。]
(+48) 2014/10/12(Sun) 02時頃
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[波に船体が揺れる。 揺れて、曽井は支えを無くして床に転がった。]
うっ あ
[額に浮かぶ冷や汗。 焼き付いて離れないのは15年前に見た――…。
此処は夢の中だからか。 本の中から呻き声まで聴こえてくるかのように。]
(+49) 2014/10/12(Sun) 02時頃
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[夏祭りの会場では、鬼灯のあかりがあった。 お化けであっても、愛嬌のある姿ばかりで気持ち悪くはなかった。
けれど。]
………っ
[胸に膝を寄せて小さくなる。 両耳を塞いで、何も聴こえない、何も。
怖くて怖くて、助けて――…。]
(+50) 2014/10/12(Sun) 09時頃
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[深呼吸を繰り返す。
大丈夫。今回だって、大丈夫……。 いつもそうやって、収めてきたじゃないか。]
…………、………は、ぁ…。
[鼻筋を通り、落ちる汗の粒。
現実世界ではない夢の中、復旧するのは暫く後の、こと。*]
(+51) 2014/10/12(Sun) 09時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/12(Sun) 09時半頃
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[そう、ここは夢の中。 だから、何に怯えて何から耳を塞ごうとしているのか、友にも分かるだろう。
下足室で見たのは、僅かの時間。僅かの1ページ。 けれど、その1ページが、1シーンが現実感を伴い、苛む。 聴こえるのは何の音だろう。 罪人の悲鳴か、懇願か、それとも――…]
(+54) 2014/10/12(Sun) 10時半頃
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……っ
[耳を塞いで居ても、名前を呼ぶ声だけは鮮明で。>>+53
だからこそ首を振る。唇を噛む。 早く――悪夢が過ぎ去るのを、待つ。]
(+55) 2014/10/12(Sun) 11時頃
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[耳から下ろして両肩を抱く。 声はするのに、遠いまま。>>+56
助けて――…。そんなこと、言えない。
大丈夫だと、言って欲しい? ―――分からない。望めない。
あやすように触れて欲しい? ――分からない。望めない。]
(+57) 2014/10/12(Sun) 12時半頃
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………っ
[いつもの通り、やり過ごすだけ。 急な明かりの眩しさに両目を瞑り、憔悴で床に倒れ込んだ。
友が居るなら、また此方に来るなら……と、椅子に伸ばした手はそのままに。**]
(+58) 2014/10/12(Sun) 13時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/12(Sun) 13時頃
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―――っ
[伸ばした手は、座面を掴んだ。 肘を乗せて体を支える。
ニコ。
名を呼ぶ声が、した気がして。]
……………何だい、友。
(+59) 2014/10/12(Sun) 18時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/12(Sun) 18時半頃
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[扉の向こう、返る声。>>+60 しっかりしなくては。
額に張り付いた前髪を払う。]
あぁ、大丈夫……。怪我とか、ないし。 友は無事、かい?
(+61) 2014/10/12(Sun) 20時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/12(Sun) 20時半頃
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[さっきは背を向けていた。 けれど今は正面から歩いてくる。
見上げて居られなくて、俯きがちに友の足元を見ていた。]
……とも?
やっぱり、脚、怪我とか……
[視線が、合う。合ってしまった。 抱き寄せられて、嘘をついた居心地の悪さを感じる。]
(+63) 2014/10/12(Sun) 20時半頃
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[知られてしまったことに、顔を覆う。]
……そう、だよ。大人になればなる程、そういうのを知れば知る程、酷くなっていった……。
これでも、落ち着いてきた方、だよ。
[拷問椅子に座るのが曽井ではないから。]
………意味は、あるよ。 友にごめんって、言って貰えたから……。
好きな方だったって、聞けた、から。
[浮かぶ苦味を押さえようと、笑う。]
(+64) 2014/10/12(Sun) 20時半頃
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……とな、り。
[友の隣には、親しい誰かが居た。 曽井の立つのは、前か、正面か。]
……いい、の?
[そんな近い場所で。 恐る恐る見上げて、肩から力を抜く。 傍にある肩に頬を寄せた。]
………そう、残念。友のクラリネットの音は、好きだったのに。
(+66) 2014/10/12(Sun) 20時半頃
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………………
[肩を強張らせる。 なんて答えれば友を傷付けないか、言葉を選ぶ間に黙りこむ。>>+65]
たまに、 ………だ、よ。
(+67) 2014/10/12(Sun) 20時半頃
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許可とか、そういうところ、友は煩かったじゃないか……。
[昔の話。]
……口説くつもりなんてないんだから、そんな冗談言わないの。
[何だかむかっときたので、軽口に膝を叩いたが、図星をつかれて口ごもる。]
………な、に? 忘れないから、気になるよ。
[手を出すのは誰に? 呆けて瞬き、馬鹿と漏らす。]
(+69) 2014/10/12(Sun) 21時頃
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……待っ
[雲行きが怪しい。 離れようとして友の肩を押した。]
おかしいでしょう、どうしてそれで僕の気が晴れるっていうの?
ば………馬鹿、だよ。大馬鹿っ 手を出してくれって言われたら、君は誰にだって……その、抱いた……り、する、 の
[想像しかけて首まで赤くなった。]
(+71) 2014/10/12(Sun) 21時半頃
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さっきから忘れる忘れるって――… 友は、忘れることにしてくれた、わけ?
[それとも、それとも。気付いてしまった、とか?]
……僕がして欲しいとか、そういうことじゃなくて、友!
[想像したことのあれそれを放り置き、友の服を掴み上げる。変なことを考え出したと焦り、ぐっと引き寄せた。]
(+73) 2014/10/12(Sun) 21時半頃
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な、
[絶句。無理だって?
頭突きの目論みは果たされず、後頭部に回された腕になすすべもなく、唇が触れた。
キスを、した。]
………っ、なに
僕は ……僕は、違うでしょ? よく、見て。
(+75) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[分かっているじゃないかと眉尻を下げる。]
………嫌、だよ。 友は――赤い花を、咲かしたんでしょう?
僕じゃない、誰かを想って。 大事な、恋 だろ?
[じわり、浮かびそうになる涙を堪えた。]
僕が、言いたいのは――…、そういうの、大事にしてって、こと、で。
……でない、と、僕が 惨めじゃ、ないか。
(+77) 2014/10/12(Sun) 22時頃
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[シャツを掴んだままの、手の甲を唇に当てる。]
………ばか。 僕がされたがってるから、キス――してやる、とか、そういうの、要らない……から。
したいって、思った時に、するもの、でしょう?
[あれ、そう思ってくれたのかな?と、言ってから考えてしまう]
(+79) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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蕾を貰った時のように、取っておくことは出来る。 待って、待って、また咲く日を待つことは――出来るよ。
それは、大事にするって、ことと同じになるって、思うんだ。
[困らせている。そのことに、困惑する。]
友が忘れないのは、事実と――悔恨なら、そんな重荷は忘れて欲しいって。ただ、そう思っただけ、で。
………っ、どうして、ばれ
[た、の。開いた唇は震える。忘れるから、と。嘘だと。]
(+80) 2014/10/12(Sun) 22時半頃
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初恋…は、
[その子に? それとも…]
………また、いつか。 本当に来るかどうか、分からない不安は 大きいよ。 当然だと、思う。
[唇を結んで、唸る。]
………これは、理由があって……
[むむむ。前にされたように、その頬をつねってやろうか。 服から手を離すと――…]
わっ! え、カミちゃ……
(+82) 2014/10/12(Sun) 23時頃
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……僕には、何も残らない、から、だよ。
なんで、聞かないのさ。 見破った、のに。
[項垂れそうになる頭を持ち上げる。 カミちゃんと友の間で、一触即発の事態は避けようと。]
(+84) 2014/10/12(Sun) 23時半頃
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…………花は、集まった?
[もしかして、と問う。]
(+85) 2014/10/12(Sun) 23時半頃
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ぇ、預り……もの?
[掌に小さな袋が乗る。 差出人の名前は意外で、どうしてと思うばかり。]
(+86) 2014/10/12(Sun) 23時半頃
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そう……。 じゃあ、1人でみる、よ。
………えと、充電式電池の方が経済的、かも知れないよ。
[電池の話に返す言葉は短い。]
そっか。あの子の願い、叶うと……いいね。
(+88) 2014/10/13(Mon) 00時頃
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[首を振った。違う場所で見るから自分が移動すると告げて立ち上がった。]
………友。
あの日のことを忘れるのが無理、ならさ。
(+89) 2014/10/13(Mon) 00時頃
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いいよ。 ………忘れない、で。
そうして、今日の事を忘れてしまった僕に、本を――返してよ。
僕を、………
[―――助けて。
唇だけが動き、声にならなかった。]
(+90) 2014/10/13(Mon) 00時頃
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そして、いつか――…… 忘れて。
[本のことも、僕のことも。
唇に指先触れ。 あんな風にされるキスは初めてだったと、手扇で隠した。]
(+91) 2014/10/13(Mon) 00時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/13(Mon) 00時半頃
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……行ってらっしゃい。
[カミちゃんが去った後、改めて思うのだ。 SF(少し不思議)な鬼灯だったのに。
妙にリアルで残念だった、と。]
え、……友。 不意にされたら、困る……だろ。
[前髪ごと額を押さえた。 教えるのは職場近くの住所。実家から、離れたとこ。 番地までは言わず。]
あとは、探してよ。友が。
[歩き難いなら別に、と、見上げて。]
(+93) 2014/10/13(Mon) 00時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
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