人狼議事


306 【誰歓5発言RP】かたりかたるるかたりべの

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【人】 山師 グスタフ

― 鍋木 睦美との一件 ―

[その女性とは、コテージで初めて会った。

怪談を聞くに、現在進行形で危険が迫っている様子では無さそうだった。
彼女自身におかしな様子も感じ取れない。
怪談にまつわることで、心に傷ができていたとしても、
俺の出る幕では無いと判断して、それで終わり。

だから……いつものように軽く声がけをして、
困ってることは無いかと尋ねたり、
俺の部屋で一杯どうだいとでも吹っかけたり、
そう、“いつものように”、ナンパしたわけだが。

鍋木 睦美の、俺に対する動揺したような反応に対し、
頭に?マークを浮かべながら終始絡んで、何事も無く別れたのだった。]

(34) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃

【人】 山師 グスタフ

[——そうして、帰宅してからのこと。]

 はァ!?!?!?
 婚約者!?!?!?!?!?
 俺に!?!?!?!?!?

 忘れてたたァどういうこった!!!!??!?
 親父ィィ!!!?!!?

[はぁっはっはっはと豪快に笑うハゲ頭の親父を前にして、
突然聞かされた話に度肝を吹っ飛ばす。

>>5:36送られてきた手紙と写真を見れば、
そこには先日の怪談語りでご一緒した時の顔がそこにあって、
俺の知らない婚約話が、つらつらと。

親父を問い詰めたら「いかん、忘れてた」と白状する始末。]

(35) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃

【人】 山師 グスタフ


 こうしちゃいられねェ……!
 すぐに連絡を取って、契りを確かめねェと。
 もし向こうが嫌ってんじゃなければ、速攻で話をまとめてだなァ……。

[今までこの俺がどんな思いで婚活してきたことか。
霊や妖じゃない、人間の女性と添い遂げることのできるチャンス。
そんなもん、逃すわけが無いだろう。

……まァもし向こうが乗り気じゃねェなら、
それを無理にと言うほど野蛮でもない。
第一、かなり古い勝手な約束って話だしな。]

(36) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃

【人】 山師 グスタフ


 あー、っと、連絡先。
 交換してたんだよ!
 こいつを……。

[しつこくナンパして聞き出した睦美ちゃんの連絡先は、スマホにしっかり記録してある。
まさかすぐに出番が来るとは思わなかった。

刹那の動きで電話をかけようと画面を立ち上げる。
その次の瞬間、]

 「破ァーーー!!」

[親父が急に叫び、その瞬間に青白い光弾が放たれる!
それは俺のスマホを弾き飛ばし、空中で爆発四散させた!]

 あーーーーー!!??
 何してんだ!!! ハゲ!!!!!!

(37) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃

【人】 山師 グスタフ


 「未熟者が……。お前の修行はまだ終わってねェわ。
  嫁を取るなんざ百年早ェ。」

 ふざけんな!!
 マジでふざけんな!!
 なんなんだよちくしょう!!!

[散らばったスマホの破片を握り締めて、床に這い蹲る俺。
親父は頭を光らせながら霊力に溢れたオーラを漂わせてくる。]

 「浮ついた心で怪異に立ち向かえると思うな、半人前。
  向こうのお嬢さんが自分の意志でテメェとの結婚を願い出て来るぐらい、
  人間として強者になってからにしろや。
  俺が話を付けておく。」

(38) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃

【人】 山師 グスタフ

[親父は一方的にそう言うと、鼻歌混じりにどこかへ去って行った。]

 ち……ち……
 ちくしょーーーーー!!!

[スマホのデータは霊魂とは違い、俺にはもうどうしようもない。
昔からこうして、修行不足だなんだと言われて邪魔されてきた。
分かっていたことじゃないか……。
親父にあらゆる情報の生殺与奪の権を握らせちゃあダメだって……。

机の上の“児哭き皿”が、俺の叫びをうるさいと言わんかのように泣き出す。
……頭が割れそうだ。とほほ。

そんな寺の日常。**]

(39) myu-la 2020/08/31(Mon) 06時半頃

【人】 山師 グスタフ

[さて、あの日々で結んだ縁も、
時を経て繋がるものもあり、泡沫に消ゆるものもあり。
俺の中には確かな経験として残り、今日も慌ただしく過ごしている。]

 ……できた。
 俺史上最高の自信作……。
 クリームたっぷり南瓜のパイだ!

[厨房から甘い匂いを漂わせ、
顰めっ面をしている親父を無視し、
出来上がった料理を部屋に持って行く。

丁寧に切り分けてから、
少し息を呑んで、“児哭き皿”に南瓜のパイを乗せた。]

 ……どうだ! 美味いか!

[皿は哭かない。少し興味を示したように笑っている。
どうやら気に入ってくれたらしい。]

(98) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃

【人】 山師 グスタフ

[——あれからも皿との共同生活を続け、
未だに成仏させる方法は見つけられていないが、
発想の転換。このワガママ娘の好き嫌いを失くしてしまえばいい、と至る。

相変わらず独り身だが、独学で料理の腕を磨き、
南瓜で絶品のスイーツを作り上げるに至った。
これなら婚活でもちょっとした武器にできるだろう。
……努力の方向音痴? 言ってくれるなや。

南瓜を使ったメニューを研究したのは、
あのコテージでの日々、そして南瓜頭のじるを思い出したのが切っ掛け。
これも俺の中に残る縁の一つ。
まるで腐れ縁のように、南瓜と付き合い続ける毎日になった。]

(99) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃

【人】 山師 グスタフ


 ……これを美味そうに食って、
 花のような笑顔を向けてくれる嫁さんが……。
 早く欲しい…………。

[こびり付いた愚痴と化したそれをひとりごちると、
皿のワガママ娘が不満そうに鼻を鳴らす。
こいつもだんだんマセてきやがったな……。]

(100) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃

【人】 山師 グスタフ

[今日も俺は修行を続け、親父と戦いながら婚活も続け、
子供の霊と遊んでやるための体力作りに励み、
寺に尋ねてくる異形を迎え撃って話に付き合い、
樹海に篭もっては亡者の宴の夢を見て、
鉢植えの黒種草が咲く時をじっと見守り、
刀に宿る神とやらに祈る日課を欠かさず、
並行世界の俺が勝てなかった怪異と相見える時を待ち、
霊に憑かれた少年が尋ねてくれば歓迎して相談に乗り、
婚姻の契りがあった女の子が尋ねてくれば背筋を伸ばして秘蔵の茶を淹れ、

怪異により危険が及ぶ者がいれば駆け付けて力になってやり、
困り果てた霊や妖がいればその話を聞いてやる。]

(101) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃

【人】 山師 グスタフ


[これまでも、これからも怪談とは隣り合わせ。
寺生まれの日常はなんだかんだ楽しい。**]
 

(102) myu-la 2020/09/02(Wed) 22時頃

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