20 Junky in the Paradise
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/13(Tue) 00時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/13(Tue) 00時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/13(Tue) 01時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/13(Tue) 01時頃
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[窓の外から聞こえるのは、がつ、がち、と固いもの同士がぶつかる音と男の興奮した声色。それらを子守歌に一度意識を手放した。
目覚めは案外早いもの。瞼を押し上げると目の前にあるのはさほど大きくもない血溜まり。外気に触れて冷えたそれは、体内に在った時とは違い流れる気配もない。
ゆっくり、身を起こしその血を舐めた。] まっず……。 血には催吐性があって…あとはなんだっけ。 授業なんて覚えてねぇや。
[更に身を起こそうとしたら強烈な目眩が生じたので諦めた。 血溜まりも目眩も、そしてじくじく熱を発する首筋も。何故こうなっているかも分からないまま、もう一度寝転がる。]
(11) 2010/07/13(Tue) 02時頃
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[顔に影がかかり、見上げて窓枠に乗る人を認識した。まだはっきりしない目では、誰がそこにいるのかは理解出来なかったがその斑模様は網膜に映すことが出来た。]
…なあ、誰だかわかんねえけど。 薬と包帯持ってね?鎮痛剤とか、増血剤とか。怪我に効きそうなやつ。 あとなんでこんなに血だらけなのか教えてくれたら嬉しい。
[そこまで喋ったら視界が暗くなって]
(12) 2010/07/13(Tue) 02時頃
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風来坊 ヴェラは、狭まる視界に抵抗せずに瞼を下ろす。眠気が襲うが、耐えるように噛みしめた。
2010/07/13(Tue) 02時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/13(Tue) 02時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/13(Tue) 23時半頃
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[部屋の中で行われる、動かなくなった人への愛撫を 眠たげに眼を細めて眺めていた。細かい所作までは見えずとも スティーブンがマーゴにプロポーズするような仕草や髪を梳く動作は見て取れた。それに対するマーゴの拒否がないことを若干不思議に思いつつ、けれどただ見ていた。
楽しそうな笑い声を耳にいれ、 そういえばヘクターはどこに行ったのかと僅か顔をもたげる。 そこに掛かって来た声の方を見てみると、満ち足りた笑みを浮かべた、火傷で肌が赤らんだスティーブンを認識した。]
……ん。あっちね、了解。 なんか幸せそうだな、傷だらけなのに。
[別段返答は求めない素振りでよろよろと身を起こす。頬に張り付いた血が、粘りつきながら下方へ移動する。左手で首を抑えながら箱の方へ移動した]
(22) 2010/07/14(Wed) 00時頃
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んー……………。 [たっぷり5秒、間が空いて]
幸せなんじゃねーの、多分。 頭がぼーっとする、ぐらいの不調はよくあるし… パーティーだし。
[ああ。と思いだしたような声をあげて]
そういやあ、他の奴はどこにいるんだ? パーティーなのに帰ったとか?
[次はコンタクトにすれば。と軽く返す]
(24) 2010/07/14(Wed) 00時頃
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……ちょいどいて。 [箱の前に見える影に軽く声をかけて、中を覗き込む。 かつて見た時のような目を突き刺す煌めきは今は見えなく、ただ原色や蛍光色の毒々しさを発しつづける錠剤や液体がある。]
どれが、いいのか、わかんねーよ。 サイモンめ。救急箱ぐらい整理整頓させとけって。
[包帯もないし。とブツクサ言いながら箱の中身を掻きまわす。 しょうがなく手に取ったのは、市販の風邪薬のように見えた錠剤。口に入れて噛み砕いてから飲み込んだ。
テーブルの上によじ登り、寝転がる。]
あー……しんど。
(25) 2010/07/14(Wed) 00時頃
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[テーブルの上から、マーゴに微笑みかける男に声をかける。]
お前が幸せなのはわかったけどさ、マーゴは? いつもにしちゃあ随分大人しくしてんじゃん。
[女と組み合った事など記憶の彼方、女が動かないことだけを疑問に思い問いかける]
……帰ったぁ? なんだよ、つれない奴ばっか。 [それとも時間がまずいのかと、時計を探して目を動かすが目当てのものはみつからず。]
医者が怖がるって言うのもなんか新しい。 なぁ? [そう言って視線をもう一人の男に移す。 ぐり、と動かせば薬が効いてきて、視界が何倍にも揺れる。幸福な心地良いぬるま湯に浸かり、息を吐いた]
(29) 2010/07/14(Wed) 00時半頃
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[テーブルクロスを捲りあげて首筋に当てる。随分遅い止血のつもり。 そうしている間にも薬は巡り、高揚感が体の隅々まで行き渡る]
おう、続けばいいなぁ。 [そう答える声は上の空。眼前に広がり始めた宇宙に心を奪われる。散らばるガラス片の輝きは星屑となって床を這いだす。]
ああ、でも人が少なくなってきたらお開きかもな。 サイモンが何か合図だして終わるんだろ。
(30) 2010/07/14(Wed) 01時頃
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[意地になったような物言いに聞こえて、体を起こしてそちらに向き直る。マーゴはスティーブンに寄りかかっているように見えた。その様子に小さく歓声をあげる。]
おー。なんか知らない間に大分丸くなったな。 で?告白の言葉はなんていったんだ?マーゴの返事は?
[幾分か物珍し気に問いかける。けれど、ピクリともしないマーゴに眉をよせて。] マーゴ拗ねてんの?
あ、サイモンいねえんだ。あいつ、寝てんのかな。 [テーブル脇から足を下ろし、マーゴの方へ一歩進む。]
でもお前ら付き合ってんなら、いいじゃん。パーティー終わっても。 [終わって欲しくない、を二人きりの恋人の世界と関連して考えて。]
俺、明日解剖実習あるから帰るしさ。
(33) 2010/07/14(Wed) 01時頃
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[優しい、との言葉にひくり、顔が引きつるのは何故か。 少し近づいただけで女の体は、燃えカスみたいな白衣の向こうとなった。訝しむ表情を浮かべて尚も歩み寄るが、サイモンとホリーが一緒と聞くと。]
ああ、ホリーをサイモンの所に送ったって言ってたもんな。 [誰か教えてくれたのか、思い出せないけれどそう答えた。]
うん、明日、人をヒラくんだ。 ……その為に入ったんだ、サボれないって。 [予習しとこうかな、と零す口元は歪んだ笑みを形作る。 手頃な物はないかと視線を巡らし始める。]
(37) 2010/07/14(Wed) 01時半頃
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合図? [首を傾げて耳を澄ませても、聞こえるのははぜる音と雑踏のざわめきのような混声。 しかしスティーブンの顔を見て]
そろそろ、なのかもな。帰り支度始めれば? マーゴと帰るのかわかんないけど。
[そう言って、マーゴの顔を覗きこもうとして― マーゴの姿が見つからない。スティーブンが抱えているのは、肉色の物体。]
(38) 2010/07/14(Wed) 02時頃
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[解剖のなんたるか、それはまだ答えられないけれど、何故好きなのかは答えられる。 指は床を這い、きらきら発色するガラスを掴んだ。それで指先をぷつり、させば怪我の大きさにも似合わぬ血の玉が浮かんでくる。]
……例えば。 ここ。 [とん、と指先で軽く着くのはスティーブンの胸元。]
鎖骨と左鎖骨下静脈。この下にいくと肋骨が心臓や肺を覆う。 [口で示す通りに指は動き、赤を引いていく。横に縦に、肉の下の骨を彩る。]
内臓がこの中に収まって、かつ機能美もそこにはついてくる。合理的なシステムがこの中に詰まってる。 …そう考えると興奮しない? どんなに外見が違っても、みんな同じの腹に抱えてんだよ。
[骨格は更に綺麗。 そう呟きながらも、ちらりと盗み見るのはスティーブンの抱える肉。手のなかでガラス片を転がしつつ、聞いてみる] それ、マーゴなの?ただの肉じゃね。 開いてみたい。
(41) 2010/07/14(Wed) 02時頃
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風来坊 ヴェラは、スティーブンの、力の籠もる手をちらりと見る。
2010/07/14(Wed) 02時頃
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どこの健を切ったら、動かなくなるんだっけ。 [頭の中をひっくり返しても出て来そうもない答えを探すのに躍起になって、思わず口をついてでた]
(42) 2010/07/14(Wed) 02時頃
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えー。どうしても駄目?
[再度、聞くけれど芳しくない反応が返ってきそうで 反応を待つでもなく立ち上がる]
あっちにも解剖用のがあんのね、しょうがないからあっちにしとく。
[あからさまに溜め息をついて残念がるが、続く許可をくだす声を聞くと苦笑した]
注文多いなぁ。俺縫合ムリだから、諦めなきゃ駄目か。 だいたい縫合は医者の仕事だと思う。
[そう言って示された方へ歩く**]
(45) 2010/07/14(Wed) 02時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/14(Wed) 02時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/14(Wed) 02時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/14(Wed) 21時半頃
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[縫う練習も――そう聞かれて今度は即座に答えた。]
縫うの苦手。 あんなん上手くできるぐらいなら今まで何足の靴下が甦っていたことか。練習すること自体諦めてんぜ、縫合に関しては。
[縫えないなら、お前の治療は受けたくないなぁ……。 ぼそっと落とした言葉は背後の彼に聞かせる為ではなく、本心が思わず零れたから。「ぼろぼろにした」との言葉に軽く首を傾げたが、深く聞かなかった。 背中にかかる言葉に反応するが、振り返ることなく言葉を返した]
ん、帰る。 人も少なくなってるみたいだし。
(49) 2010/07/14(Wed) 22時頃
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[窓枠まで歩けば、床に散らばるガラス片を一瞥し、無造作に足で脇にやり空間をつくる。しゃらしゃらとガラス同士の触れ合う音はどこか涼しげ。 随分と吹き抜けのいい窓から身を乗り出して右左と見渡す]
……? 何もない、んじゃね。
[そう小声で呟いて、空を見上げる。綺麗な空。眩暈がして慌てて頭を下げると窓の下に赤い塊を見つけた。
みっけ。 そう口の形だけで囁いて笑む。見たところ、大分人に似せて作られてる肉らしい。顔までは見えないけれど、その恰好は五体満足のよう。 窓から外へと出て、肉の前にしゃがみ込む。 指でガラス片を遊ばせながら、なんとなく、顔を持ち上げてみた。]
(51) 2010/07/14(Wed) 22時半頃
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……っい
[髪を掴んで上を向かせた顔は、顔と呼ぶのはおかしな肉の塊だった。 息をのみ、口を抑えるが、漏れてしまった音は戻せない。 そのままの状態で数秒固まる。視線は抉られた赤から外せずに―目があったとしたら―見つめあった体勢で暫く動けなかった。
ようやく、張りつめていた息を吐く。浅い息をなんども繰り返し、不思議とこんな呼吸ばかりしてきた気分になる。]
ほんっとに、趣味悪ぃ。
(52) 2010/07/14(Wed) 22時半頃
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なんでこんな風にすんのかねー。 いくら解剖用っつっても、ねぇ。
[そうは言いつつ、まじまじと近くで、その抉られた面を眺める。]
ん……。なーんか、……。
[自らが感じる違和感に首を傾げつつ、観察は続けて。解剖用の肉のはずなのに服を着ていることに気付いて更に首をひねる。 どこかで見た服。そう言いながら、脱力しきった手に触ってみて。その褐色の肌に気付いた。]
え、まじで。
(54) 2010/07/14(Wed) 22時半頃
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[ヤニクだ。 留学生の、ああどこの学部だっけ、とりあえず余所からきたヤニクだ。
顔があるのが普通なのに、なにかで抉られたように顔面の肉を失って転がってるのは解剖用ではなく人だった。弾かれたように触れていた手を離す。震える手は自分のものなのに冷たくて、死人のように思えた。
落ち着かないと。 その言葉だけがぐるぐる回り、なんら解決策を提示しようとしてこない。人差し指の第二関節を食んで噛む。痛みは走るけれど現実からは逃げれない。 立ちあがって、窓の外から室内に叫ぶ、つもりだったけれど喉が傷んで声を張り上げられず、普通程度の音量になる。]
ちょ、 人が死んでる
(57) 2010/07/14(Wed) 23時頃
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[室内の様子に息をのむ。]
死んでる?殺した?
[ヒュ、喉が鳴るけれど、その音は鐘の音にまみれて消える。 背を向けて逃げ出すヘクターを一瞥し、視線はスティーブンに戻る]
(59) 2010/07/14(Wed) 23時頃
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[薬で保っていた体調は、現実に帰れば失血により目の前が暗くなって思わず窓枠に手をついた。掴んでいたガラスが肉に刺さる。 時計の鳴き声もヘクターの叫び声も耳にうるさく、脳みそを揺らす。
目を凝らして見えるのは、走るヘクターと佇むスティーブン。 意味不明なものに対する不快感は体の底から上がってきて息苦しさに変わる。この場から逃げ出したい。そう思っても足が動かないのは血が足りないからだろうか。
この場から逃げられるのならば― 掌の肉に突き刺さるガラスを、今一度見つめた。 室内で呟くスティーブンに]
死んでる、とは思わなかったから。
[だから騒がなかったんだと、弁解するように返した]
(64) 2010/07/14(Wed) 23時半頃
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[殺したのは、殺人犯はスティーブン。 その認識は事実のように脳に刷り込まれてゆく。 震える手に握るガラスはぶれて、炎を反射してキラキラと輝く。
これで、殺せば、助かるのだろうか。殺されることは無いのだろうか。 スティーブンの言葉を思い出す。 帰って行った人たちはみんな死んでしまったのか。 誰がいたか思い出そうとしても頭は働かず、出てくる映像は― 誰かの首を絞める、自分の映像。 思わず頭を振る。]
違う、殺してないっ 俺は殺してないから、きっと。
[きっと周囲の人間には判らぬ言葉を吐き出して、 >>66聞こえてきたスティーブンに噛みつくように言葉を返す]
覚えてる、覚えてるけど 虫を潰そうとしたけどっ
(68) 2010/07/15(Thu) 00時頃
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でも俺は人を殺してないよな?誰も殺してないよな?
[女の首を絞める映像が頭から離れない。立ち止まったヘクターにも同じような縋る視線を向けて]
(69) 2010/07/15(Thu) 00時頃
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