236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
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……英雄?
[地面に広がる銀糸に視線を落として、首を振る。
なるほど、悪魔を退治し、街を救った。それは英雄かもしれない。
しかしそれは――無抵抗の女を殺して"なる"のは、自分のなりたかった英雄では、決してない]
英雄なら――ガキの頃に読んだ、物語の英雄なら。 お姫様に憑いた悪魔を退治して、めでたしめでたし――そのはずだがな。
[だから。あの男にも、言ったとおりの言葉を、繰り返す]
俺は――教会に雇われた、ただの溝さらいだよ。
[酷く乾いた声で、そう呟いた]
(2) migya 2015/08/29(Sat) 15時頃
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……、綺麗事ってのはな、日の当たる世界にだけあればいい。 俺たちみたいな、薄暗い場所に棲んでる人間にゃ、何の足しにもならんものさ。
[青年の顔も見ずに、そう応じた。 その悪態は、或いは、男なりの感謝であったかもしれないが]
(5) migya 2015/08/29(Sat) 16時頃
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[報酬については、肩を竦める。要らないというなら、それでもいい]
――持っていけ。
[懐から巾着を取り出して、半ば投げつけるような勢いで放る。 釣銭で貰った何種類かの銅貨と、数枚の銀貨が入っている。 余程の高級酒でもなければ、十分に足りるはずだろう]
……、殺した場所?
[そんなものを訊いてどうするのかとも、思ったが。 莫大な金銭の代わりに、それを求めるのならば、隠す理由もない。 番地を答えて、判らないようなら、広場からの道順を教える。 小火のあった場所を訊ねれば、辿り着けるだろうとも]
(6) migya 2015/08/29(Sat) 16時頃
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ああ、全くだ。その面は、もう見たくない。
[次に会うことがあれば、互いの立場上、今度こそやり合うことになるかもしれない。 だから、二度と出会わないことを祈ろう。戦いを止めた彼女の意志が無駄にならないように]
――……、とっとと行っちまえ。
[だから、去り際の言葉にも、そう返した。足音が遠ざかっていく]
(9) migya 2015/08/29(Sat) 17時半頃
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[自分は、騎士でも英雄でもない。真っ当な聖職者でさえない。 後ろ暗い仕事をやってきた、傭兵上がりの溝さらいだというのに]
心からの信頼……か。
[その信頼に、値するだけの人間であれるだろうか。 人間の心には、容易く、"悪魔"が憑く――薄汚いどぶの底でも堕落せずに。 彼女が信頼を与えてくれた己のままであり続けられるだろうか。いや、あらねばならない]
(10) migya 2015/08/29(Sat) 17時半頃
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――貴女に誓いますよ、オーレリア。
[そう呟くと、横たわる彼女の脇に膝をついて。 まだ温もりの残る手を取って、その甲に口付けた。
それはまるで――御伽噺のなか、姫君に忠義を誓う騎士のように*]
(11) migya 2015/08/29(Sat) 17時半頃
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