80 わんことにゃんこのおうち
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[いつの間にか二匹姿が見えなくなって暫くたった]
くぁ……わふ
[イヌは、隅っこのガラクタ置き場でぱたぱた揺れる黒白イヌの尻尾を見詰めている]
(1) 2012/03/07(Wed) 21時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/03/07(Wed) 21時半頃
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[揺れる尻尾を見詰めること数分。 のそりと立ち上がり、長い毛並みのイヌの傍へ]
わんっ
[じゃれると言うよりも、その尻尾に飛びついた。 どうにも気になって仕方がなかった様子]
(2) 2012/03/07(Wed) 22時頃
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はっ
[飛び掛って、イヌは何かに弾かれたように顔を上げる]
……何でも ない
[黒茶のイヌが声をかけてくる。 イヌは、悪さをして叱られる前のように そわそわと落ち着かない様子で答えた]
(6) 2012/03/07(Wed) 22時半頃
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ジェフは、ヴェスパタインの尻尾から飛びのいた。
2012/03/07(Wed) 22時半頃
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[先刻までイヌは黒白のイヌと同じ体勢だった。 昼寝の邪魔かもしれないと思うと、イヌはそろりと起き上がる]
オスカ 寒い?
[黒茶のイヌの様子をじっと見る。 ぺろんと頬を舐めてみたりして]
(10) 2012/03/07(Wed) 22時半頃
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……わぅ。
[ふさふさした毛並みは、 このイヌにとっても魅力的に見えたらしい。 まとわりつく黒茶のイヌと一緒になって大きな身体を押し付ける]
温い
(13) 2012/03/07(Wed) 22時半頃
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[舐められるとくすぐったそうに顔を振る。 金色の尻尾をぱたぱた振りながら 色の違う双眸が黒茶のイヌを見た]
……多いと ぬくい
[二匹より三匹 毛に覆われた身ではないけれど、寄り添えばそれなり イヌは適温になった室内で暖をとりながら のんびりネコのように毛づくろいを始めた。 手始めに、目の前の黒と白の尻尾から]
(16) 2012/03/07(Wed) 23時頃
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ホリー 見て覚えた。
[黒白の尻尾から顔を上げて、イヌはそう答える]
こうする。
[黒茶のイヌの尻尾を前脚で押さえ べろりと舐める。 毛が口に入って、少し咽た。 矢張りネコほど上手くない様子]
(19) 2012/03/07(Wed) 23時頃
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くすぐったい?
[そういうものかとイヌは首を傾ぐ。 自分の尻尾には届かないから、わからない]
ソファ 私の場所 昼寝も 好――――っ、?
[ぞわ、と毛が逆立つ。 尻尾舐められてイヌは思わず仰け反った]
(22) 2012/03/07(Wed) 23時半頃
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おすか 違
[ぞくぞくとイヌの背筋を何かが走るようで 震えた声をだして、イヌは手近にあった黒白イヌの尻尾をむぎゅうと掴む]
わふ……っ
[食まれた。 イヌは軽くパニックを起こし、突然黒茶のイヌの耳を噛んだ 力が入っていなかったから、ただの甘がみだけれども]
(25) 2012/03/07(Wed) 23時半頃
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―――〜!
[裏返ったイヌの声、というよりは軽い悲鳴。 転がった黒茶のイヌの腹に鼻先こすりつけながら 腰ごと尻尾を振る]
(27) 2012/03/08(Thu) 00時頃
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[イヌは唸り声にはたと顔を上げる。 掴んだ尻尾の先の白黒のイヌをみて、ぴたりと止まった]
……
[それから転がる黒茶のイヌを見遣る。 ぱたりと尻尾を落とし]
すまない つい
[夢中になってしまったんだと、反省のポーズ]
(31) 2012/03/08(Thu) 00時半頃
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……怒らない のか。
[不思議そうに、イヌは首を傾ぐ]
夢中で 忘れる。 すまない。
[イヌは頬同士すり合わせ、小さく鳴いた]
(33) 2012/03/08(Thu) 00時半頃
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[困った顔をしたまま、イヌはちらと黒白のイヌを見て 黒茶のイヌを見る]
……私は
[やんちゃなイヌネコをしかりつける事も無い訳じゃない。 少し返答困って、へたりと前脚を床につける。 その上に半身乗せて顔だけ上げる]
ぶつかる事 ある ホーム 狭い
[舌を出すイヌの真似をするように、口を開く。 子犬たちと違い、走り回ればものを壊しかねない。 おとなしくしておくよう躾の行き届いたイヌはふるふる首を振った]
(36) 2012/03/08(Thu) 01時頃
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[黒茶のイヌと、白黒のイヌと 体温が傍にあると、心地よさは止まず]
……、……
[イヌはうつらうつら 船を漕ぎ出した**]
(37) 2012/03/08(Thu) 02時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/03/08(Thu) 02時頃
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[目蓋がとろんと落ちては、ぱちぱちと瞬きひとつ。 あったかくて、心地良い。 浮かない顔つきはしているけれど、イヌが何を考えているかなんて 誰も気に留めやしないだろう。
……ぐぅ
腹の音が聞こえる。 イヌはそ知らぬふりをして、きょろきょろと顔を上げた]
(38) 2012/03/08(Thu) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/03/08(Thu) 22時頃
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[そ知らぬ顔できょろきょろと見渡した先で 少し寂しそうに見える子犬の姿。 イヌは黒茶と白黒の傍で温もったまま 首を傾いで見ていたが]
……音 しない
[黒茶のイヌが先刻の音を聞いてしまったらしい。 イヌはふるふる首を振る]
(43) 2012/03/08(Thu) 22時半頃
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遅い 何が。
[傍らの温もりが減る。 イヌは色の違う双眸を鏡の方へ向けた]
(44) 2012/03/08(Thu) 22時半頃
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気のせい。
[イヌはさらりと嘘をついた。 首を傾ぐ黒茶のイヌと、不安そうな子犬。 蒼と灰に映しながら肩を落とす]
庭 遊んだら 戻る。
[多分、と付けかけて止める。 戻れるかどうかは、ネコ次第。 イヌはちらちらと鏡の向こうを気にするようになった]
(48) 2012/03/08(Thu) 23時頃
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[ぐぅ、と腹の音が鳴る。 イヌは鏡から視線を逸らし気まずそうにのそりと立ち上がった。 ガラクタをおいてある部屋の隅っこに歩いていって ごそごそと頭を突っ込んで探しもの]
……わふ
[かきわけたガラクタの中から、食べかけのビスケット。 湿気てしまっているけれど 時々貰うおやつをこっそり隠していたりしたのだ]
(53) 2012/03/08(Thu) 23時頃
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ジェフは、もぐもぐ。
2012/03/08(Thu) 23時半頃
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……
[簡単な腹ごしらえを終えて、 イヌは鏡に意識を向ける子犬たちを見遣る]
鏡 答えない。
[鏡は返事なんてしないぞと、イヌは困り顔。 向こう側にいた客の姿はさて、どうなっているのやら。 皆に理解出来るのは かけられるちょっかいがガクンと減ったことと]
(57) 2012/03/09(Fri) 00時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/03/09(Fri) 00時頃
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……
[黒茶のイヌが尋ねる声。 イヌは少し考え込むような顔をした]
ヒトと 遊ぶ 鏡 音と光だけじゃない
[ヒトからすれば、イヌネコとではなく イヌネコで遊ぶ、だろうけれど。 イヌは言葉を選び、首を振った]
私 全部は 知らない
(60) 2012/03/09(Fri) 00時頃
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……?
[ふと鏡の動きが変わった気がして イヌは部屋の隅っこから、其方を警戒するように体勢を変える]
前は そうだった 今は 知らない
[楽しそうな顔をする黒茶のイヌに イヌは少し頬を赤くして、視線を逸らした]
(65) 2012/03/09(Fri) 00時半頃
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ジェフは、鏡の方で派手な音がして、びっくり。
2012/03/09(Fri) 00時半頃
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[鏡の向こうでそっくりなイヌたちが、違う行動を取っている]
……痛そう。
[二度もぶつかって痛そうな子犬をぐいと引っ張り ソファへ連れて行こうとがんばった]
(77) 2012/03/09(Fri) 01時頃
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