142 紅月の村【人狼vs吸血鬼RP】
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[何故吸血鬼について記してある本が蔵書として置いてあるのか。 それは自身を守る為、宿敵について知っておくべきだからか。]
―父さんは。
[吸血鬼は気配で分かる、と語った父は、複雑そうな表情を浮かべていた。]
…父さんは、 吸血鬼を殺した事があったのかな…?
[答える相手はもうこの世にはいない。 青年の問いかけは、山のような書物に吸い込まれた。]
(1) 2013/08/31(Sat) 23時半頃
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[書斎に広がるのは静寂ばかり。 青年は小さく息をついた後、室内の灯りを消して回った。 そして戸締りを確認して書斎を後にし。
あぁ、台所の片づけをしなければ。 明日にはまたマリアンヌが様子を見に来るだろうから。 ―けれど明日の朝でも構わないだろう、と青年は頭を振った。
吸血鬼についての書物は、そのまま自室に持ち込む事にする。 常ならば、書物は持ち込まないのだけれど。]
……。
[明日会う予定の相手が安らかな夜を過ごせるように祈りの言葉を紡ぎ、一階の戸締りを確認した後に二階にある自室へと向かう。]
(5) 2013/09/01(Sun) 00時頃
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― 自室 ―
[自室のランプに火を灯して、青年は寝台に横になった。
けれど短時間の間に予想外の事に出会い、覚醒してしまった頭は容易に眠りに向かおうとしない。
彼がようやく眠りを手に入れられたのは、一時間ほど寝返りを打った後だった。**]
(6) 2013/09/01(Sun) 00時頃
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― 早朝・自室 ―
…っ…。
[夢見が悪く、半ば跳ね起きるようにして目が覚めた。 寝汗がひどく、青年の顔色は青ざめていた。
朝焼けの光が自室の窓から差し込んでいる。 …闇に包まれていない事に少しだけ安堵して。 周囲を見回すと就寝前と変わらぬ見慣れた自室の光景が広がっている。 自分の身体は血に塗れる事はなく、けれど獣の渇望は強くなっていた。―自身にしか分からない、狩りをしていない証拠だ。
―闇の中、吸血鬼と思われる人物と自分が対峙する夢を見た。 自分の瞳は闇夜でも昼間と同じように見えるのに、その吸血鬼の顔は闇に塗りつぶされたようによく見えなかった。 サミュエルで無かった事に少しだけ安堵したが、それは青年自身が拒絶したのかもしれず。]
(23) 2013/09/01(Sun) 06時頃
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[青年は目を閉じて、頭を振る。
―胸騒ぎは妙な夢を見てしまった所為だろう、と青年は結論付け、起き上がって活動を始めた。 二度寝をする気分ではなかった。
ベッドの枕元には吸血鬼について記された書物。 結局、吸血鬼と和解する方法は見つからなかった。 それに苦々しい思いを感じながらも、それでも傍らに置かざるを得ない。 書物を携えて階下に向かう。
…昨日のシチューを片付けておかなければ。]
(24) 2013/09/01(Sun) 06時頃
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― サイモンの訃報 ―
[村人がやって来たのは、何時頃だったか。 いつもの如く書物の山に囲まれている―けれど、本の内容に意識は向かわず、落ち着かない気分でいた―と村人が玄関の扉を叩く。
昨日、サミュエルに感じたような嫌な気配―ベネットに言われ、吸血鬼の血石を村人の一人が携えていた所為だ>>16―を感じたが、その理由はまだ知らない。]
―はい。
……。 サイモンが?
[サイモンの訃報を聞けば、くらり、眩暈がした。 人狼の仕業だ、と誰かが言った。 それを耳にして鉄色の瞳が揺れる。]
(25) 2013/09/01(Sun) 06時半頃
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[―自分ではない。
喉元まで出かけた言葉を必死の思いで呑み込む。 けれど、善良な男の命が失われた事に対して純粋な怒りを感じている彼の顔を、青年は真っ直ぐに見る事が出来なかった。 村人は、青年がサイモンの訃報を聞いて気分が悪くなったと思ったのか、大丈夫か、と声を掛けてくる。 …落ち着かなければ。 青年は深呼吸をしてから村人たちの顔を見る。]
…この中にサイモンの遺体を見た方は? サイモンの遺体に、獣に喰い散らかされたような跡はありましたか?
[同族の仕業ではない事を望み、青ざめた顔で質問を投げかける。]
(26) 2013/09/01(Sun) 06時半頃
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[サイモンの遺体の状況>>14>>15を聞けば、青年はそっと息をつく。 同族の仕業ではない。]
…では、それは人狼の仕業ではないかもしれません。 人狼は肉を喰うと言われています。 襲っておいて、肉を食べない事はない筈…それは書物にも載っている事です。 そう見せかけた愉快犯、もしくは……。
[吸血鬼、そう言うのを青年は躊躇う。 村人に続きを促されれば、青年は一息ついてから答える。]
…吸血鬼、という可能性もあります。 彼らは人間の血を吸うと言われています。 サイモンの遺体から血が抜けていれば、其方の可能性もあり得るでしょう。
[あくまで可能性の一つとしてあげた。 自分の保身のために昔馴染みを売ったような気分になって、青年は苦しげに眉を寄せる。**]
(27) 2013/09/01(Sun) 06時半頃
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[村人が不安そうな顔をするのを見て、青年は嘆息する。 不安がらせたいわけではない。 けれど実際には人狼も吸血鬼もこの村には存在するのだ。 −そしてサイモンは恐らく吸血鬼の手に掛かった。]
…無闇に刺激をしない方がいいと思います。 返り討ちに遭っては大変ですから。
十字架が苦手だと書物にありましたから、携帯すると効果があるかもしれません。 それと一人で夜に出歩かない事。
…何か不安な事があればご相談下さい。
僕が貴方達を守ります。
[それはかつて父が村人達に言っていた言葉。 村に住み着いてから、一族はこの場所を拠点として村を護ってきた、と聞いている。]
(31) 2013/09/01(Sun) 12時頃
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[父の言葉は多少なりとも効果を為したらしい。 そこで村人はようやくベネットからの使いを思い出す。 差し出された宿敵の血の結晶…血石を見れば悪寒が走り、青年は顔を青ざめさせた。]
…っ。
[心配する声がかかれば、青年はゆるりと首を振ってみせる。]
大丈夫です。 まるで血のような色をしているから、驚いて。
…何かは分かりませんが、重要な証拠かもしれません。 調べてみたいので、預かってもいいでしょうか。
[村人達の了承を受けて、血石を受け取る。 彼らの方も、化け物に関わる品など持っていたくなかったに違いない。]
(32) 2013/09/01(Sun) 12時半頃
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[村人達には、くれぐれも軽はずみな行動を取らぬように念を押す。
やがて村人達の後ろ姿を見送れば、青年は村人が持ってきた時に包まれていた布で血石を頑強に包み、書斎に戻る。
そして暗澹とした気持ちで同族がやって来るのを待った。*]
(33) 2013/09/01(Sun) 12時半頃
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― 屋敷→教会 ―
[青年は血石と吸血鬼について記されている書物、そして鍵を携えて、自分の指定した約束の場所へと向かう。
かつて青年の父が、課外授業に使用していた教室。 古びた教会の近くにそれはある。 その教会もかつては人が沢山集まっていたものだが、村の活気が失われてからは人気も少なくなっていた。 そこの離れを父が課外授業用に間借りしていたのだ。
青年は教会を恐れなかった。 そして十字架も。
人目に触れないように歩いていたつもりだが、普段引きこもって生活している人間が出歩くのは目につくらしい。 先程村人に助言をした所為もあるだろうか。 道中、村人に会えばサイモンの一件についての不安を聞かされたが、自分の屋敷で行ったのと同じ対応をしてやり過ごす。]
(51) 2013/09/01(Sun) 18時半頃
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[そして教会に辿り着けば、礼拝堂の端の席に座る攻芸の後ろ姿を見つける。
―けれど、もしかしたら別の人間かもしれない。 そう躊躇うのは、三年引きこもって暮らしてきた代償か。
そっとその後ろ姿に近付きながら、声を掛ける。 同族にしか聞こえない‘声’を。]
(52) 2013/09/01(Sun) 18時半頃
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[やがて、青年は離れの小屋へと向かう。 自分の指示通り、攻芸は少し離れてついて来るだろうか。
教会の敷地内にある古びた小屋の前に着けば、青年は合鍵を取り出して開錠する。 そして父が死んでから一度も開けた事のない扉を開く。 かび臭い香りと埃っぽい空気が其処にあった。]
(53) 2013/09/01(Sun) 19時頃
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― 小屋 ―
[父と生徒たち、そして青年が課外授業と称して様々な事を行っていた小屋。 手入れする人もなく、今まで放り出されていた場所を見れば鉄色を伏せた。
青年は暫し昴と小屋の中で立ち尽くしていたが、攻芸が入って来たのに気付けばはっとしたように振り返る。]
―いらっしゃい。 あぁ、何もお出しできなくてすみません。
[場所を指定したのは自分なのに、と咄嗟にそんなどうでもいい事を口にする。]
(58) 2013/09/01(Sun) 19時頃
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― 教会近くの小屋 ―
[此処に入ってから、一体どれくらいの間、話していただろうか。 同族にしか聞こえぬ声で攻芸と話した中には収穫もあったが、逃れられぬ運命を知らされて深い崖に突き落とされたような思いもした。]
…分かりました。
[始末、という彼の言葉に青年は鉄色の瞳を伏せた。 そして青年は自分の知る‘吸血鬼’と思われる人物の家を彼に伝える。]
(67) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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― 教会の小屋 ―
[迷いなく小屋を出ていく攻芸の背中に、青年は声を掛ける。]
―…っ。
気を付けて、下さいね。
[今から彼は昔馴染みの元へ戦いに赴こうと言うのに、そんな言葉を掛けて。 ―彼が無事に帰ってくるという事は、昔馴染みが死を迎える事に等しい。 青年にそうさせたのは、束の間言葉を交わしたに過ぎない同族に湧いた情か。
果たして、彼から返事はあっただろうか。 それでも青年はその背中が見えなくなるまで見送っていた。 ―両の拳はきつく握り締められていた。]
(74) 2013/09/01(Sun) 22時半頃
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[青年は暫く昴と立っていたが、やがて長い息をついた後に家に戻る事にする。 戸締りを確認し、施錠をすれば家から持ってきた荷物を携えて帰路につく。
道中、離れてしまった同族にもう一度だけ‘声’を投げかけて。]
(80) 2013/09/01(Sun) 22時半頃
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― 屋敷までの道中 ―
[青年が忠告した影響もあってか。 日の傾きかけた道には人の姿はまばらだった。 道を歩いている者も、足早に家へと向かっている。
青年は人に混じって生きてきたから昼間にだるさを感じる事はあまりない。 子供の頃からそうしてきた所為で、とうに身体が慣れてしまったのかもしれない。
けれど、夜に近付くにつれて感覚が冴えていくような気がするのは、やはりその本性は夜に属する生き物だからか。]
(85) 2013/09/01(Sun) 22時半頃
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[太陽はゆっくりとその姿を隠していき、それに比例するように段々と闇が深くなる。
あぁ、獣の渇望が増す。
青年は眉間に皺を寄せ、浅く息をつく。 まだそれは神経をじりじりと焦がすだけだけれど、もう少し日が経てば胸を掻き毟りたくなる程の衝動に膨らむ事だろう。]
(87) 2013/09/01(Sun) 23時頃
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[―やがて、青年は自分の屋敷の前に至る。
どっと疲れを感じた。 それは恐らく精神的なものが大きいだろう。
のろのろと屋敷の中に入っていく。]
(93) 2013/09/01(Sun) 23時頃
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