20 Junky in the Paradise
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[それから、所在なげに、あるいはいてもたってもいられないように、ふらふらと辺りをうろつき回っていたが。ふと、小さな角砂糖を一つ取り出して、口の中に入れた。小瓶に入れて持ってきていたもの。透明な液体が染み込ませてあるそれ。 舌の上に広がる甘み。それの形が崩れていくのにつれて、世界の歪みは再び強くなっていく。落ちた気分は、高まっていく。Down,down,up,down,douu,u,u,uuuduuuuuuuuu,]
……何処ぉ。 何処。 サイモン、何処?
愛してる。愛してる。愛してる。 大好きなの。
[声色と表情は、幼さを増し、幸福そうに。極彩色が溢れ歪み回る世界で、今にも倒れそうな歩みで、「恋人」の姿を探す]
(13) 2010/07/08(Thu) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 01時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 01時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 01時頃
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サイモン。
……サイモン? サイモンでしょう? 此処にいたのね。 綺麗な服。また、ダンスを踊る?
[やがて見つけた「恋人」の姿に、今いるのが何処かもわからないまま、ただ彼だけを見て近付いていった。景色と一緒に歪んでいる姿。緑と、黄と、青と、それ以上に、赤で、形作られたヒトの形。その姿は、漂う匂いは、普段ならきっと、一目で―― 死んでいると、わかるものだっただろう。 けれど酩酊した脳髄は気が付かない。トけたノウズイはキがツかない。ただ、綺麗な、動かない「恋人」に、抱きついて]
(23) 2010/07/08(Thu) 01時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 01時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 01時半頃
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ねえ、覚えている? アリスみたいだと言ってくれた事。 私はアリスよ。貴方のための。貴方が言うなら。
サイモン。サイモン。サイモン。
[何度も何度も名前を呼ぶ。冷えていくその体を揺するようにしながら。黒い服や髪に付いた汚れは目立たない。白い肌に付いた汚れは目立つ。白兎のローラも染まっていく。けれど気にもしない。気にする事もない。汚れていても、気付けもしない。 名前を呼んで、話しかけて]
サイモン。ねえ、蝶が飛んだの。 赤いバタフライよ。
[返事は一言もなくとも、独り言には感じずに]
(34) 2010/07/08(Thu) 02時半頃
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……ん、…… じょおう、……女王様。
[かけられた声は、超音波のように高いようにも、地鳴りのように低いようにも、複数の人間が喋るもののようにも聞こえた。ぐにゃぐにゃと歪んだ世界。其方を向き、少しの間を置いてからその呼び名を口にする。変わらず嬉しそうな笑みを浮かべ]
綺麗。綺麗でしょう。あのね、サイモンがね。 サイモンがね、ほら、色々で赤くて、小さく? そう、小さくて、そう、万華鏡なの。飛んじゃいそうなの。
だからね、捕まえた。いっぱい。 うふ、うふふ、あはっははははっはは。
[甲高い笑い声をあげた。ぬるり、ノーリーンの頬に指を滑らせて]
(39) 2010/07/08(Thu) 02時半頃
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……せんせい。先生? ろー。梟、先生。
[視界にスティーブンの姿が映り込んだなら、ところどころ回らない呂律でその呼び名を口にして。視線はすぐにサイモンへと戻す。サイモンと手を繋ぐ。冷たい右手。左手かもしれなかったが、どちらかという事はどうでもよかった。手を繋ぐという事が重要だった。手を繋ぐ。サイモンと手を繋いで、サイモンと一緒に、立ち上がる。 サイモンの手を握っていく。その体は其処に残したまま]
サイモン。行きましょう、ダンス! 踊って、お茶会にも!
[床に点々とサイモンの色を零しながら、ふわりと歩き始める。スティーブンが誰かを殴る音は、聴覚には届いても、意識が事象として認識する事はなく、遠い何かの囀りかのようでしかなく]
(51) 2010/07/08(Thu) 04時頃
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双生児 ホリーは、「サイモン」と共に、踊りながら、周囲を揺らめく。**
2010/07/08(Thu) 04時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 05時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 05時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 23時半頃
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サイモン。 サイモン。 サイモン。
こんな詩を知っている? 鰐は父さん、きらきら尻尾で小魚食べる。 かわいそうな牡蠣の子は、ハートのジャックに食べられた!
ハートのジャックは何処かしら? 誰が蝶を飛ばすのかしら?
[くるくると踊り、皆の間を通り抜けていく]
ハートのパイでは、盗まれる。 落ちた、落ちた。 マイ・フェア・レディ!
[途中、誰かにぶつかったり、誰かの足を踏んだりしたかもしれないが、気にする事はなく、食堂となく大広間となく足が向くままに巡っていく。たん、たたん、た、不規則な足音]
(70) 2010/07/09(Fri) 00時頃
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あら、こんなところに飴があるわ。
[ふと立ち止まり、棒付きキャンディを一本取り出す。苺味のそれは、「始められる」前にヴェラから貰ったもの]
EAT ME 。 私を、食べて。
[きらきらと眩しく鮮やかに見える照明にかざすようにして光らせては、本当には書かれていない文字を読み取り、首を傾けて笑った。もう片手にサイモンの手を握り、小脇でローラを抱えたまま]
(79) 2010/07/09(Fri) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 01時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 02時頃
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女王様。 ローラが見つけてくれたんです。 扉を通るために。
[ノーリーンに声をかけられると、嬉しげに飴をひらめかせてそう答えた。響いた大声は何処か遠く、何か動物が走り回っているようだとしか思えなかった。飴をじいっと見て]
私を食べて。私を食べて。 どうなるかしら。これを食べたら。 扉もくぐれるかしら?
[舌を出してぺろりとそれを舐めた。甘い味。数秒、動かずいて]
(99) 2010/07/09(Fri) 02時半頃
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あ、
[驚いたような声を漏らす。ぐん、と、体がいきなり縮め始めた。周囲のものが大きくなり始めた。そんな風に、感じられた。小さくなっていく。ローラより。ローラと共に。かつり、飴を取り落とした硬い音が響く。小さく、小さく、小さく、]
……小さく、なっちゃった。 扉は何処? サイモン。サイモンは何処? 何処。何処。何処。
[その場に膝をついてぺたりと座り込み、辺りの床をぱちぱちと叩く。もう片手で「サイモン」と手を繋いだまま]
(110) 2010/07/09(Fri) 03時半頃
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サイモン、 サイモン、サイモン、何処ぉ?
[幼い姿は、幼い声を零し、幼い素振りでその姿を探す。ぱちぱち。ぱちぱち。ぱちぱち。何かの鳴き声のような声が聞こえてくれば、びくりと周囲を見回して]
猫? 猫。また悪さをしているの? 怖いわ。ねえ。サイモン、何処に…… サイモン。ああ、こんなところにいたのね。 貴方も小さくなっていたのね。
[その拍子で気が付いたように手の内の「サイモン」を見て、ほっとしたような笑みを浮かべた。細く冷たい指に頬をあて、暫くの間其処に座り込んだままで*いた*]
(116) 2010/07/09(Fri) 04時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 04時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 23時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/10(Sat) 00時頃
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