68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 11時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/27(Thu) 22時半頃
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[ふ、と。地獄の責めのような時間の末に潰えた男の意識は、再び浮かび上がる事になった。 最初はただ、ぼんやりとして、深い海の底でたゆたっているかのように、何もわからずに。段々と、音が認識出来てきた。話し声? 笑い声? 誰かの。そして、像が認識出来てきた。三法が閉じられた空間。散る赤。不穏な臭いが認識された、ような気がした]
……
[何だろう、と思う。本当に、何だろう。何か。そうだ、俺は、エリックだ。エリック・リンディ。人間。でもって、此処は、街だ。街の――そう、普段のそれではない街で。 悪夢のような世界。悪夢のような状況。 それで、俺は。ええと。何だろう? ぼうっとしている。夢から覚めた直後みたいだ。夢。ああ。もしかしたら、本当に夢、悪夢だったのだろうか? あのお化けに満ちた世界は。 思考はふわふわと、ぐるぐると、彷徨って]
(+34) 2011/10/27(Thu) 23時半頃
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[それは、生者達が辿り着く前だったか。 意識と共に浮かび上がった男の姿は、実体を伴っていなかった。肉体から切り離された、亡霊。男はその事実を、すぐには認識出来ずに。視界が徐々に鮮明になっていくのを、スクリーン投影のピント合わせを眺めているかのようなつもりで見ていた。 そして、それは、見えた。 赤い海。血だまり。何だよ、と思う。やはり夢などではなかったのかと、未だ酷い現実にいるのかと、落胆した。そもそも、本気で期待をしたわけでもなかったが。 投げ出された腕。大きく口を開けた傷。また誰かが殺されたのだ。誰が殺されたのか。考えながら、注視しようとして]
…… あ、
[声が、漏れた。吐息にも似た、間が抜けたような声が。赤い海の中に倒れていたのは、無残な死体は、紛れもない己自身だった]
(+37) 2011/10/27(Thu) 23時半頃
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え……な、……んで。 何、……俺、……俺が、……? 嘘、だろ。……
[極まる混乱に、頭を押さえる。己が死んでいるという事実を、すぐには了承出来なかった。なんで。俺は。死んだ? そんな。俺が。よろめくように一歩下がる。足音は、響かずに]
……――っ、
[目を見開く。唐突に、頭の中を映像が駆け巡っていった。そうだ、己は、死んだ。殺された。喰い殺された。お化けに、あの骸骨に。死に行くまでに浮かべた思考が、溢れるように思い出された。生じた感情も、共に。苦痛までもが蘇ったように感じられた]
……っひ…… っあ、…… あ……ああ、あぁぁ……!!!
[男は、叫んだ。無数の感情の奔流のままに。生者には聞こえない声で、叫んだ。そしてそのまま、走り出した。己の死体を越えて、脇目も振らずに。場にいた他の亡霊達が視界をちらついても、其方に注意を向ける事はなく、ただ、逃げるように]
(+38) 2011/10/27(Thu) 23時半頃
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[男は路地裏から路地裏へ、何処までも走っていった。何かから逃れようとするかのように、追われているかのように。その左耳にクロスは揺れていなかった]
……くそ…… くそっ……あぁああ!!
[時折、吼えるように叫びながら。男の息が上がる事はない。心臓が激しく高鳴る事もない。男の精神は酷く煩く、だが肉体は何処までも静かだった。どれだけ走ったか、やがて男は足を止め]
……、……
[眼前に在る建物を見つめる。男が住んでいる、住んでいたアパート。扉に触れると、指先がすり抜けた。そのまま入ろうとする事はなく、男はアパートの前の地面に座り込み]
(+44) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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……う……うう、…… ああ……
[膝を抱え、顔を埋めるようにしては、呻き声を漏らした]
……やめろよ…… ……やめろよぉ、……
[何に対してか知れないような、怯える言葉を吐きながら。 男は一人、*震えていて*]
(+45) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 02時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 22時半頃
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……っ、…… ……くそ、…… くそぉ……
[一人座り込みながら、怨嗟めいた呻きを零す。がりがりと親指の爪を噛む。俯けられた顔には怯えと惑いが浮かび、半ば泣きそうでもあるような表情になっていた]
……ふざけんなよ…… なんなんだよぉ……
[弱々しい言葉が口から漏れていく。男はただ、恐怖していた。恐れる意味などないのだろうと、一端の理性ではわかっていながら。何を恐れているのかすらも、混沌としたままに]
畜生……
[目を瞑り、両手で顔を覆う。ぎり、と歯を食い縛った]
(+55) 2011/10/28(Fri) 23時頃
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[男はそのまま、俯き、怯え続けていた。近付く気配には、気付く事はなく。だが声をかけられれば、はっと顔を上げた。慌てたように素早く辺りを見回す。そして、建物の上の姿を認め]
……な、……何だよ……お前……
[見覚えのない姿に、呟くように声を出した]
……気分……って…… なんで、そんな事、聞く……んだよ。…… それに、人って……何だよ、……どういう事だよ……
何…… お前、…… あいつの仲間、なのか……? おい、……
[よろりと立ち上がりながら。その黒衣の姿に向ける表情と声色は、怯えと困惑に満ちていた。一歩、後ろに下がり]
(+79) 2011/10/29(Sat) 01時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/29(Sat) 01時頃
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……お、俺は……そう、だよ。 死んで……でも、だから、……
[死んでから怯える必要はあるのか、と問う言葉。きっと、ないのだろう、と、頭の何処かでは考えられた。が、感情がそれを上回り、押し留めていて。そのせいで言葉はただ混乱したように]
あの骸骨が……人間、に? …… ……冗談、だろ? 人間、だったら…… そういうの、カニバリズムって、言うんだぜ……?
[告げられた内容に目を見開く。震えた声で言ってから、冗談だろ、と繰り返した。死ぬ恐怖。殺される恐怖。喰われる恐怖。人間に喰われたのではないかという、その可能性は、新たな恐怖の現出だった。共食いへの忌避。原始的な恐怖。 また一歩、後ろに下がり]
……い、嫌だ……思い出したく、ない……
[呟くように言葉を発する。実際には、未だに頭の外から追いやれずに、断続的にその追想が続いていたが]
っ、……!!
[黒衣の男の瞳が、何かの感情を宿す。あまそう。その言葉を聞いた瞬間、男は驚愕を表情に浮かべた。そして、叫び声もあげられないままに、その場から走り出した]
(+82) 2011/10/29(Sat) 01時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/29(Sat) 01時半頃
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……い、嫌だ…… 嫌だ…… いやだ……
[走りながら繰り返す言葉は、何に対してだったか。思い出される死に際に対してか、同じ人間に喰われたのだとする話に対してか、あまそうだと口にした黒衣の存在に対してか。 あるいは、その全てだったか]
助けて……助けて、くれ。 誰か……助けて、……
[尽きない悪夢の中にいるような気分だった。誰にも届かないだろう助けを求める言葉を零しながら、男は走る。路地裏から路地裏へと、生前に何度もしたように。壁や建物など、今ならすり抜けられるのだったが、そうはせず。出来ず]
(+85) 2011/10/29(Sat) 02時頃
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[黒衣の声が後ろから聞こえてくる。 怖いんですよね。そうだ、俺は怖い。死んでも、怖い。 助かりたいんですよね。そうだ、俺は助かりたい。助かりたい。 内心で応えながらも、止まろうとはせぬままに走った。 けれど]
……っ、……
[助かるかも、しれませんよ。 そう響いた声を聞いて、足を止めた。 足を止めて、しまった。冷静に考えれば、あの黒衣が助けてくれるわけなどない、と判断しただろうが。強い願望に関わってくる言葉に、反射的に、揺り動かされてしまって]
(+87) 2011/10/29(Sat) 02時半頃
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[助かるかもしれない。本当に、そんな事があるのだろうか。俺は、助かる事が出来るのだろうか。まとまらない思考で考えながら、揺れる瞳で屋根の上の黒衣を見つめた。 ふっと屋根をすり抜けて視界から消える様には、瞬き]
…… ……――!?
[それから間もなくして、突然に、壁から何かが伸びてきた。目を見開く。手だ、と、気が付いた時には、それは男の首を捕らえていた。背筋が震える。揺らぐ指は、その手に触れようとして]
……な、……に、……
[繰り返される声に、暴れ出す衝動が抑制される。 ぽつりと、声が漏れた]
(+89) 2011/10/29(Sat) 02時半頃
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……あ、……あ……
[首を指先でなぞられる。男の体は、瞳は、声は、震えて。体を強張らせたまま、もう一本の手が首に触れるのを感じた]
……お、……俺は…… 俺は、……もう……
[死にたくなんてない。死んで尚死にたくなんて、ない。そう口にする事は簡単な筈だった。だが、喉が詰まったように、言葉が出てこなかった。本当に、この恐怖から、絶望から、悪夢から、開放されるのだろうか。開放、されるのなら。 そんな、泡沫のような思いが浮かんできて]
俺は……
[首を横に振りも、縦に振りも、相手の手を払いも出来ず。 ひ、と、引き攣った吐息のような音が口から漏れた]
(+91) 2011/10/29(Sat) 03時頃
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……、
[左手が体に触れていく。クロスのペンダントの鎖に、顔の輪郭に、揺れる髪に、薄く開かれた乾いたような唇に、ピアスを失った左耳に。ふっと、視界が奪われて]
あ、……
[闇に落ちた世界。かちかちと己の歯が鳴る音が聞こえた。荒い呼吸や鼓動の音が聞こえてくるかのように錯覚した]
……俺、は。…… ……何……だよ、……思い出す、もの……って。 なんて、……
わかんねえ、よ……
[弱々しい、半ば涙混じりのようにも聞こえる声を零す。迷子になり、途方にくれた小さい子供かのように]
(+93) 2011/10/29(Sat) 03時半頃
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……食べられた……とこ、……
[そう繰り返した時には、声の震えは一際増して。首、噛み切られて。指、無くなって。損なった部位を並べていく言葉を聞くと、映像が鮮明に浮かんで、苦痛が半ば反復されて、強く歯を食い縛った。結局下ろされた拳も、握り締められ]
……甘い匂い、なんて…… 俺は、……
[なんで、あいつも、こいつも。俺を、おいしそうだなんて、あまそうだなんて、いうんだ。だから、俺は、あんな羽目に。こんな羽目に。どうして、俺は、こうなった、んだ。 切れ切れの恨みめいた思考が渦巻いて]
……本当に、……思い出さなくなるって…… 怖くなくなるって、……言うのかよ…… 助かるって、……言うのかよ……
[言葉は、独り言のように]
(+95) 2011/10/29(Sat) 03時半頃
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……っ、……あ、……あ……
[視界が開ける。体から手が離れていく。壁に消えていく手が、刹那、見えた。震えの一端のように視線を彷徨わせる。口からは、呻きとも喘ぎともつかない、弱く掠れた声が漏れて]
……お、俺は…… 俺は、……俺は……っ、……
[呟く。ぐるぐると捩れ回る思考を、そのままに]
……っぐ、……ぐえ、 っえ……は、……かは……っ、
[不意に、口元を押さえ、前のめりになった。体中に激痛を、胃の奥に甚だしい吐き気を、喉に熱さを感じて。 えずく男の口から、吐瀉物や胃液が零れ落ちる事はない。代わりに、肉片や内臓の欠片のような得体の知れないグロテスクな物体が、赤黒い血のような大量の液体と共に、幾つも吐き出されて]
……が、……はあ、…… ひ、……あぁ、……ひ……っ、……
(+97) 2011/10/29(Sat) 04時頃
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[吐き出された全ては、床に落ちると間もなく跡形もなく消えていった。男は口元を押さえたまま、よろりと踵を返し]
い……いぃ、……あぁ、……
[呻きながら、蹌踉と何処かへと歩き出した。男の内は黒き思いに、絶望に満ちて。死して尚、気が触れそうだと、思った。もう、触れているのかも、触れかけているのかも、しれないと、思った。死しても開放されない、地獄。 呪いのかけられたお菓子を口にした男の陥る、 それはまさに、*呪いのように*]
(+98) 2011/10/29(Sat) 04時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/10/29(Sat) 04時頃
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