173 【突発RP村】夢の通い路
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[長い間眠っていた気がする。 ずっと、ずっと、このまま朝が来なければいいのに。 そう思って眠った。
枕元で鳴るのは目覚まし時計。
朝が来なければ、なんて考えながら、律儀にセットして眠ったらしい。 けたたましく鳴り続ける目覚ましを、目をこすりながら手探りで乱暴に止める。 起きあがって伸びをする。 怖いくらいにいつも通りの朝。迎えてしまった"あの日"の翌日。 帰ってきてそのまま眠ったため、服には皺が付いてクシャクシャ。 寝癖も酷い。目は寝起き以外の理由でも腫れていた。]
………―――よし。
[ばちんと頬に気合を入れ、ベッドから飛びだす。 ―――"あの人"に伝えなきゃ。 答えなんか出てないけど、会って話さなければ。 服を着替えると、机の上に置いてある赤い花の髪飾りを掴んで部屋を出た]*
(+16) 2014/04/21(Mon) 22時頃
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うーん、絶対に面白いと思ったんだけどなぁ。
[映画の帰り道、隣にいる誰かと話している。 その手に握られたパンフレットには『仮面ドライバー』と書かれていた。 外国の人気特撮ドラマをリメイクした上でアレンジにアレンジを加えたものらしい。 候補に挙げられたいくつかの映画の中から、ピンときたから選んだと言うのに、自分も、隣にいる誰かも、評価はいまいち。]
たぶん、元の方が面白かったんだよ。 不発、よくあるよね、うん。
[なんとなく必死に取り繕った。 絶対面白いはずだった。 間違いなくそうだと、信じていた。]
(+21) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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[隣にいるのは"あの人"。
あの後、起きてから『もう少し待って』と伝えた。 気持ちの整理が付かなくて。 でもどうすればいいかわからなくて。 逃げ出してしまったから、ちゃんと自分の気持ちを素直に説明した。
少し困ったような顔をした彼は、もうすぐ都会に引っ越すのだと笑った。 今までのように頻繁に会えなくなる、だから告げたのだと。
『会えないのはやだ』
口から出たそれは単にわがままだったけれど。 彼はそれだけで十分だって言ってまた笑った。]
(+22) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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それじゃぁねー、ばいばーい!
[用があると言われ、駅に着く前の交差点で別れる。 今日は1人で彼の街に遊びに来ていた。 映画を見る約束で。 電車に揺られて1時間半の街。もう、何度か来ている。 兄からはデートかとからかわれるが、いつも真っ赤になって違うと言う。 …実際は違わなくはないのだけど、恥ずかしいのだ。
髪はまだ短いまま。その方が落ち着くから。 服装も相変わらずのズボン。彼が好きになったのはそのままの"僕"だから。
でも、花の髪飾りに合うように、服の色見を明るくしたりして。 ちょっとだけ、気を使う。 似合うだろうから、って言ってくれた髪飾りはお気に入り。]
(+23) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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[駅へ向かう途中、不思議な感じがして、店の前でふと立ち止まる。]
ひまわり?
[それが店の名前。 時計を確認すると、次の電車まで時間はまだある。 惹かれるように扉を開けた]
(+24) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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[扉を開けると、店内には既に何人かの人が思い思いに時を過ごしていた。 コーヒーを飲む青年>>+26と目が合うと会釈をする
―――今日は、眠くないのかな
ぼんやりとそう思った。 根拠はなく、何故そう思ったのかよくわからない。 だから、口には出さずに。]
(+27) 2014/04/21(Mon) 23時半頃
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