95 File.2:Do you Love me?
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[アイリスの言葉に、真っ直ぐに彼女の涅色を見る。 差し出されたチョコレートの包みを受け取り、カサリと開けた。 甘い匂いが辺りに漂う。ポイとその場で口に入れた。 口の中にじんわりと味が広がり、何かが胸に広がる]
――一人に、しませんから。
[不意に、彼女へと身を寄せようとして、動きを止めた。 自分の行動の「必要性」が判らなかったから、瞬き数度。 結局そのまま彼女に背を向けて、扉へと向かった]
(51) 2012/07/01(Sun) 03時頃
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― 中央近く ―
[扉を開けば、其処は中央のガラスが見える。 此処に来る前はモリスは中央近くのリンダの死体の傍に居たが 今は何処に居るのだろうと、彼の姿を探そうとして]
…――フィリップ、の声?
[通路の向こう開いた扉からフィリップの派手>>41な声が聞こえた。 その部屋に別な人物>>2:318がいる事や既にパティと居ること、 などなど知る由も無いが、ポーチュの名前だけは聞きとる事が出来た。
自分が困った風な、怒ったような、安心したような。 不思議な表情を、浮かべている事には、気付かない]
(52) 2012/07/01(Sun) 03時頃
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[それから、モリスの姿を探して出来るだけ壁を背に。 横歩きに足音無く、進む。
彼が未だリンダの死体の傍に居れば気付かれるかもしれないが 出来るだけ気付かれる前に此方が見着け。
その背から、細い棒を打ちおろす為に**]
(53) 2012/07/01(Sun) 03時頃
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オスカーは、アイリスに話の続きを促した。
2012/07/01(Sun) 13時頃
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―中央―
[部屋から出て、探す姿はひとつ。 だが警戒も勿論怠らず、周囲を注意深く見渡す。
人影が、向こうから見える位置ならこちらからも見え>>80 アイリスへと視線を向けてから、ワンダへと顔を向けなおす]
ワンダ。 ラルフも一緒ですか?
[低い声は小さめに、だが相手には届くだろう大きさ。 距離は取ったままに、不用意に近づく事なく]
(84) 2012/07/01(Sun) 15時頃
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モリスをですか? …オスカー達と同じですね。
[少しきょとんとした顔でワンダを見返し。 小さく、アイリスにだけ聞こえる声音で]
オスカーが話してみます。 相手が来るようなら、ラルフから。 彼も負傷していますから。
[囁く間も、相手から視線を離す事は無く]
(87) 2012/07/01(Sun) 15時半頃
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[ひたり]
[裸足の裏側一歩、音を立てた]
あなた方は現在2人でいますよね。 こちらも2人です。
これは交渉です。 お互いのペア以外が脱落するまで、手を組みませんか。
単純な算数です。 数が多い方が生き残る確率が上がります。
(88) 2012/07/01(Sun) 15時半頃
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それに。
オスカーは現在殺害ターゲットですから 放置しても良いと、思われているかもしれませんが。 殺害される直前にでも、怖くなって自殺しちゃうかもしれませんし。 監視も出来て便利ですよ。
[ね?と、首を傾げる]
(89) 2012/07/01(Sun) 15時半頃
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[ワンダの承諾の言葉を聞いて、やっとアイリスの 前の手を下げる。 ラルフより、という言葉には頭を傾けただけで ]
それは、此方も同じですよ。
[変な動き、については猫のように目を細めて笑って見せた]
(93) 2012/07/01(Sun) 16時頃
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どうでしょうね、 自殺すれば隣のどちらかもしぬのでしょう? えぇと…「寂しい」が無いと思わないとは、 限らないじゃないですか。
[大真面目なかおで添えてから、頷いた]
そうですね、とりあえずモリスを探しましょう。 出来れば彼の武器を奪いたいものです。
(94) 2012/07/01(Sun) 16時頃
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[ぺたり]
[2人に歩み寄る。 細い棒は手から離す事は無く それでも構える事もまた、無く]
短い間ですけれど、よろしくお願いします。
[口の端を上げる、笑みを浮かべた]
(95) 2012/07/01(Sun) 16時頃
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真面目に言っています。
[ワンダが理解出来ぬらしい感情は、オスカーにだって解らない。 だが、その単語をオスカーに告げたのはアイリスだったからか、 何やら胸の裡で名前を識らない感情が湧いて、 むっと、不機嫌そうな顔を一度だけ見せる。
挨拶返されようが返されまいが、 続く言葉に頷いて、辺りを見渡した。 勿論、血の痕はしっかりと残っている]
(100) 2012/07/01(Sun) 16時半頃
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リンダを運んだなら、モリスの部屋か、 アイリスがレティにそうしたようにリンダの部屋か。 怪我を直そうと医務室もあるかもしれませんが、 そちらまで血は繋がっていないようなので前者どちらかでしょう。
リンダの部屋とモリスの部屋を見てみましょう。
[言って、部屋の扉並ぶ方、血の痕の続く方を見る]
(101) 2012/07/01(Sun) 16時半頃
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…太ければ威力は増しますけど、 敏捷性は減りますから、 どちらが良いということは無いと思います。
[ワンダがアイリスの足について感想を述べるのに、 庇っているのかそうでないのか判らない口を挟む]
(105) 2012/07/01(Sun) 17時頃
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…力があれば、便利ですが 当たらなければ宝の持ち腐れじゃないですか。
[口を尖らせてワンダの言葉に返す呟きは子供じみたもの。 否、被験者達は全員、子供のようなものかもしれないが。
が、アイリスがワンダにガラス玉差し出すのに、口を噤む]
(112) 2012/07/01(Sun) 17時半頃
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[ワンダの言葉に、向けた笑みは少しだけ真っ直ぐなもの。 頷いて、足を踏み出して真っ直ぐに歩み出す。
モリスの部屋よりリンダの部屋の方が今の位置から近いから、 必然的にそちらの扉の前で足が止まる。
ドアノブへと、そっと手を伸ばす。 チラと、他の3人を振り返って]
…扉を開けた途端、襲いかかられる可能性もあります。 身を顰めて扉を開け、何もなければ。 オスカーとアイリスは左側から、ワンダとラルフは右側から。 中に入って相手を仕留めます。
いいですか?
[細く硬い棒を握る手に力籠めて、低い小さな声で告げる]
(116) 2012/07/01(Sun) 20時半頃
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攻撃方法は任せます。 確実に殺せればそれでいいです。
[低い声はそのままに言葉を続ける。 自身の手錠は鞄の中のままに、棒だけを握りしめ]
(118) 2012/07/01(Sun) 21時頃
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― リンダの部屋 ―
[バタン]
[素早く開いた扉は、思っていたより力籠っていたらしく 壁に当たって大きな音がした。 それは中でモリスが気絶していても、気づく程の音で]
…――
[そっと、中を覗き見る]
(124) 2012/07/01(Sun) 21時半頃
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…いました。
[覗きこんだ部屋の中、男が身を起こすのが見えた。 小さく、扉の向こうの2人へも声を投げ。 部屋の中に、猫のように足音も無く走り込んだ。
モリスの左側へと、大きく円を描く様にして]
(133) 2012/07/01(Sun) 22時半頃
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[棒をそのまま振り抜く心算だった為、少し拍子抜けして。 ぴたりと足を止め、モリスを見あげた]
…逃がす心算もありませんが、時間稼ぎをさせる心算も在りません。 部屋の外に出る位なら、待ちます。
[少しの間考えて、良いですか?と他にも顔を向ける]
(136) 2012/07/01(Sun) 23時頃
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…罠でも準備してあるんですか?
[モリスの言葉に、少しばかり怪訝な顔をする。 自室に誘う様子に警戒をしない訳は無く]
――――あまり、時間が無いのですけれど。 すぐに済むような事なら、オスカーは構いませんが。
[アイリスもまたレティの死体を運んでいたから、 モリスがリンダの部屋が嫌だというのは気持ちでなく、 なんとなく頭の隅では理解が出来たので、 再び周りへと視線を巡らせた]
(143) 2012/07/01(Sun) 23時頃
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…抵抗したり走り出したら、 その場で殺すだけです。
[アイリスの言葉に、にっこりと。 言葉の内容にそぐわぬ笑みを向けたのは、 彼女へ安心させようとした気遣いですらあり。
手にした細い棒を握る手に籠めた力を、緩めない]
(144) 2012/07/01(Sun) 23時頃
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[何かで>>147、と言われて直ぐに思いつくのは自身の武器だったが]
…この距離ですから、大丈夫でしょう。 移動中に何かあればオスカーが抑えます。
[正直な話、拘束する時間すら惜しいと思っていたから]
(155) 2012/07/01(Sun) 23時半頃
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[モリスの部屋へと、足を進める。 レティの部屋に入った時ももそうだったが、自分の部屋と同じ広さ、 だが違う部屋は不思議な違和感があり、少し頭が重くなる。 出来るだけ部屋の内部は見ぬようにし、モリスの顔だけを見詰めた]
はい、集団で殺しにきました。 あなたを殺したら、また別の人を殺しに行きます。
[最初から、との言葉には、いいえ、と頭を横に振って否定]
(158) 2012/07/01(Sun) 23時半頃
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友情? それがあればテストがクリアできるなら。
[切り掛かって来るかもしれないと、流石に警戒をしていたから。 不意のモリスの攻撃には何とか反応して、 素早く身を後ろへと引くが、白いスモックが大きくメスで切り裂かれた。 腹の部分あたりがぱっくりと切れて肌色が暴かれる]
――自殺しても、かまいませんよ!
[叫ぶように言って、下がった後ろで身を沈めて捻り。 手にした細い棒を、モリスの足元狙って振り抜いた。]
(165) 2012/07/01(Sun) 23時半頃
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[落ちたメスに、視線が縫いつけられてしまった。 一瞬動きが止まり、モリスの手の動きに対応が遅れる]
っく、
[引いても間に合わないと思ったから。 斬り付けようとするモリスの手と丁度真逆から、手を押しつけた。 切れ味良いメスが手の平に真っ直ぐ突き刺さり、 甲の骨と骨の間から、銀がにょっきりと姿を現した]
ぁあああッ…!!
[痛みに高い声が上がる。 が、彼から身を引かなかった理由、落ちたメスへと足を滑らせ。 アイリスの方へと、蹴り飛ばそうとした時、丁度ワンダ>>171の足がそれを遠くへと飛ばしたのを見た]
(173) 2012/07/01(Sun) 23時半頃
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オスカーは、ラルフに話の続きを促した。
2012/07/02(Mon) 00時頃
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…――、っ
[手に一度突き立ったメスが滅茶苦茶に振り回される。 ぶちり、音がして手のどこかの筋を持って行かれたのが判った。
モリスの向こうにラルフとその脇腹にアイリスがぶつかる。 痛みに歪めた顔、身を引くも鋭いメスがまた、服を斬り。 肩を、腕を傷つけて]
、アイリス!
[アイリスが赤を散らしてよろめいたのが見え>>181。 身を地面に這うほど低く沈め、彼女の方へと駆け寄った。 その身の前に、自身の細い身を捻じ込むように]
(184) 2012/07/02(Mon) 00時頃
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[アイリスの前に身を入れた時、モリスの断末魔が響いた。 アイリスを背に庇うようにして彼が地面を暴れるのを見詰める]
…―いえ、オスカーは平気です。 アイリスこそ…怪我を。
[ふると横に頭を振り、だがモリスから視線を外さず。 彼が痙攣してそれを止めるのを見ると、 ゆっくりと歩み寄り彼の脇に屈んだ]
(199) 2012/07/02(Mon) 00時頃
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[生命活動を止めても尚、慣性でどくどくと零れる赤。 その首元へと指を当てると、生温かく粘りのある液体に濡れる。 じっと、瞬きをするのも忘れて見詰める。 見る間に顔色が変わっていくのが判って]
…失った、もの。
[命だと、言った。 暫くの間そうしてから、漸く立ち上がって振り向いた]
(203) 2012/07/02(Mon) 00時半頃
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[手には、彼が最後に暴れた時に手放したメスを拾って。 裂かれてびろんと落ちるスモックも覗く肌も真っ赤に染まるまま ワンダの言葉>>201に、頷いた]
…もう一人。
[殺さないと、と呟いて、アイリスの傍へと歩み戻る。 彼女が立ち上がる為、怪我をしていない方の手を差し出した]
(205) 2012/07/02(Mon) 00時半頃
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[アイリスの涅色に向けるのは、少し驚いた表情を見せる。 ふると頭を横に振って、首を傾けてから手を見下ろす。 握ってみるけれど、小指と薬指がついてこなかった。 一応、ラルフとワンダにはさとられぬよう背中を向けていたけれど、 共に居ればすぐにバレるだろうとも思う]
オスカーは、痛いの嫌いじゃないから大丈夫です。 アイリスは大丈夫じゃないでしょう。
医務室へ行くのは賛成しますが。 誰かいれば、丁度良い。
[と、ラルフの声>>207に振り返り、不思議そうに見た]
…何かありましたか?
(211) 2012/07/02(Mon) 00時半頃
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