88 吸血鬼の城 殲滅篇
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――― 単に飛ばされただけじゃ、 連中も退屈するだろうよ。 おまえたち、行って相手してやれ。
[命じれば、影たちは一礼し、 ふわりと飛んで城のあちこちへと散っていく。
実体が無い"影"は、魔力を帯びた―――あるいは 祝福を受けた武器でしか傷つかず、 命あるものに僅かにでも触れれば、その冷気で力を奪い、 やがては存在すべてを奪って"影"の仲間に引き込む。
ごく弱い闇の眷属だったが、 連中を消耗させる程度には役に立つだろう。 さして期待もしない顔で見送ってから、 もうひとつ、影を喚んだ。]
(12) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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地下聖堂に、薔薇の花を。 なにもないところじゃ、あいつが寂しがるだろうよ。
["娘"の気配が城の地下へ去っていったことは気付いていた。 せめてもの慰めにと、大きな薔薇の花束を いくつも地下聖堂へと運ばせる。
それから、地下へと続く部屋の扉は すべて己の力で固く閉ざした。 地下は、あれの為の場所だ。 無粋な連中が土足で踏み込むことなど、許しはしない。]
(15) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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さて。今宵の獲物を狩りに行くか。 その前に、あの小僧の顔でも見に行ってもいいが。
[討伐隊の連中と対峙していたときから 城の中で動き回っている気配には気付いていた。 "娘"に忠義を尽くしていた男だろうと見当をつけて どうしようかと思案しながら歩き出す。
城門の落とし格子が閉じた音が聞こえた(>>1:259)のも おそらくは、それの仕業だろう。]
(18) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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―――そういや、妙なことを言っていた奴もいたな。 師匠がどうとか……
[長剣を手にした男の言葉(>>9)が記憶に引っかかる。 あの気配は知っている気がする。 いや、知っているのは、武器の気配か? "娘"の血の香を纏った、あの刃―――]
……ち。くだらん。
[嫌な記憶を思い出したような気がして、頭をひとつ振る。]
(23) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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ま、考えても始まらんな。 手近なところから行くか。
[意識を澄ませば、人間共の動きはそれと知れた。 近くにふたつの気配を察知して、唇を歪ませる。
身体を闇へと溶かし込み、 生きた闇そのものとなって、図書室へ、 そして研究室へとじわり流れ込んでいく。]
(35) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
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― 研究室(19) ―
[忍びやかに滑らかに、闇は扉に這う。 隣の部屋にいる人間は、ふたつ。 漏れ聞こえる会話に表面をさざなみ立たせ 笑いの波動を形作る。
――― これは良い。頃合いの獲物がいる。
闇は影へ溶け込み、 二人が移動するならばその後を追って 襲いかかるに相応しい機を待った**]
(39) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
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― 浴室→客室(14) ―
[浴室を通り過ぎ、客室の扉を開ける二人の後を 闇はゆっくりと追いかける。
宴会場へと出ようとするのを確認して 石壁にじわりと染み通り、通り抜けて先回りし、 宴会場の真ん中で、人の形を取った。]
(66) 2012/04/30(Mon) 11時頃
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よう。 生憎と、ここは行き止まりだ。
[声を掛けると同時、腕の一振りで闇色の衝撃波を生み出す。 衝撃波は、戸口の二人を客室へ吹き飛ばすように 荒れ狂い、襲いかかった。]
(67) 2012/04/30(Mon) 11時頃
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― 客室(14) ―
[人間ふたりを吹き飛ばした衝撃波の後を追って 悠然と―――そのくせ歩いていると思えないほど素早く 客室へと踏み込む。
そのとき、背後の扉が開いた音(>>84)に、ちらりと視線を向けた。]
(87) 2012/04/30(Mon) 16時半頃
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おう。 熱いラブコール、ぞくぞくするが 貴様の順番はまだだぜ。
良い子で待ってな。
[飛び来るナイフを腕で受け止める。 と同時に自分を中心に闇を呼び出した。
膨れあがるように広がった闇は 客室全体と、宴会場の一部を真の闇に落としこむ。 灯りが消えたわけではない。 あまりにも深い闇に光が飲み込まれているのだ。]
(88) 2012/04/30(Mon) 16時半頃
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[正面の男が杭のボウガンを構えているのは見えていた。 だが、大したことはないと高をくくっていた。
部屋に闇が満ちると同時、 客室の扉が激しい音を立てて閉ざされる。 鍵の掛かる音が、いくつも連鎖して響いた。
その音に紛れるように、杭が肉を貫く鈍い音がする。]
―――………っ。
[予想外の衝撃に、足が止まる。]
(89) 2012/04/30(Mon) 16時半頃
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聖属性付与か。 ―――舐めたまねを。
[ペーパーナイフの傷は、どこにあったかわからないほどだが、 胸を貫いた杭の傷は、治り始める気配もない。 濃い血の臭いと、投げ捨てられた杭の音が暗闇に混ざった。]
(90) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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― 宴会場(12) ―
[閉ざされた客室の外、闇の中から声が放たれる。]
そこの。
良い子で待ってろ、っつってもどうせ聞かないんだろ。 こいつとでも遊んでな。
[闇の中から這い出してきたのは、漆黒の体毛持つ犬。 身体は先の黒犬よりも大きく、目は熾火のように赤く、 口からは硫黄の臭いする煙が立ちのぼっている。
地獄から抜け出してきた猟犬は、 低い唸りを上げると、レイピアを抜いた男へ向けて 猛然と飛び掛かった。]
(93) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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[闇の中でも視界に不自由は無い。 そも、闇は自分の属性だ。
修道士の動向を視界の端に捉えつつ、 投げ飛ばされた燭台を払うついでに、 左手で何かを掴む形に拳を作った。]
ハッ。 ちっとはか弱いところがないと 可愛げもないからな。
[挑発を笑い飛ばし、左手を大きく振るう。 いつの間にか左手に握られていた、 身長ほどの長さを持つ黒光りする金属の棍が 唸りを上げて、隻眼の男を襲った。]
(105) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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― 宴会場(12) ―
[獲物に噛みつきそこなった犬は 器用に空中で体勢を変え、尾を打ち振って再び跳躍する。
その、無防備になった腹を銀のレイピアで貫かれ、 痛みと怒りの声を上げて横ざまに床へと倒れながら、 苦し紛れのように口から炎を噴き出した。
灼熱の炎が、男を呑みこまんと広がる。]
(106) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[硫黄の煙ただよう口を閉じた犬は 四肢で空を掻いて身を起こし、 涎を垂らしながら低く唸って、獲物の様子を窺う。
じりじりと移動するうちに闇の範囲から外れ、 灯火の元、その黒い毛並みが露わになった。]
(117) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[闇の衣から出たことを気にする様子もなく、 地獄の犬は新たなに出現した獲物に気付いて ひと声、吼える。
ふたりを正面に捉える位置へと移動したあと、 再び息を溜めて口を大きく開いた。
喉の奥から、赤い炎が渦巻き迫り上がる。]
(118) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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― 2F:客室(14) ―
か弱いだろ?
[太い首を小さく傾げ、牙を剥いて嗤ってみせる。 棍を、今度は右手に持ち替え、 吹き飛んだ男へ無造作に近づいて、腹めがけて突き込んだ。
男が握っている刀子のことなど、気にも留めない。]
(119) 2012/04/30(Mon) 18時半頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[炎を吐き終え、口を閉ざした犬を、 今度は逆に魔術師の放つ炎が包み込む。
激しく燃えあがった炎が弱まり消えた後、 なおも立っていた犬は、首を震わせて火の粉の残りを振り払う。 魔術の炎は犬の体毛を焦がしはしたが、 深刻な打撃を与えていないように見える。
腹から血の代わりに火の粉と闇を滴らせながら 犬は手負いの獲物に留めを刺すべく、じわりと近づいた**]
(126) 2012/04/30(Mon) 19時頃
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― 2F:客室(14) ―
片手間じゃねぇよ。 あっちはオレの可愛いペットだ。
[腹を突いた棍に、ひねるようにじわりと力を加えながら 笑って答える。 正確には闇を以て形作った、偽りの命だった。 だが、そこまで教える義理もない。]
なんだ? 口付けでも欲しいか?
[腕を掴む男の手首を左手で捕らえ、 吊り上げるように引きはがした。
滴り落ちる血に、目を細める。]
(128) 2012/04/30(Mon) 19時頃
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[男の身体を引き上げるとともに 懐に収まっていた赤が目について、 視線は剣呑の色を増した。]
……あれの、か。
["娘"が人であったころから身につけていた紅玉の髪飾り。 吸血鬼と噂される(そしてそれが事実である)領主の元へ 娘を送る親が持たせた、せめてもの守りかとも思っていたが、 取り上げることはしなかった。
それが今、この男の手にある。]
(129) 2012/04/30(Mon) 19時頃
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ああ……ますますもって―――
[残忍な衝動に目を輝かせ、ゆっくりと牙を剥いた**]
(130) 2012/04/30(Mon) 19時頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[瀕死の獲物と侮った犬は、無造作に走りより、 魔術師に食らいつこうと牙を剥く。
風魔法が先か、銀の細剣が犬の首筋を貫くのが先か、 或いは、より脅威となる剣の使い手に 犬が反応するのが先か。
緊迫した瞬間を、階下よりの激しい音と炎の赤(>>150)が 引き裂いた。]
(153) 2012/04/30(Mon) 22時半頃
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― 2F:客室(14) ―
[隻眼の男を捻り上げている間にも、 扉の向こうから別の人間の声が聞こえ(>>142) 視界の隅で、修道士が床に這い蹲って なにか掻き集めているのが見える。
大したことでは無いだろうと捨て置いていたら、 耳障りな音のする何かが、天井に投げ上げられた。]
―――…ッちっ。
[聖別されたガラスの細片は、 仄かな光で闇を裂きながら、部屋に降り注ぐ。 それだけでは致命傷にはなり得なかったが、 沸騰する湯を浴びせられた程度の痛手はあった。]
(154) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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……鬱陶しい。
[掴んだ男を頭上にまで差し上げて 即席の傘とする。
僅かに灯りの戻った室内で、 真っ直ぐに修道士を睨みつけ、 にやりと唇の片端を吊り上げた。]
(155) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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おまえは、あとで泣くほど可愛がってから じっくり殺してやる。
―――楽しみにしておけよ。
[言い終えると同時に、身体は粘性の闇へと変じ、 隻眼の男を飲み込んで、ずるりと窓から外へと出て行った。
闇の主がいなくなれば、次第に闇は晴れ、 扉の鍵も解放されるだろう。]
(156) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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ヘクターは、ドナルドを飲み込んだまま、物見塔(27)へと流れ行く。
2012/04/30(Mon) 23時頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[階下から響く音に、闇の犬もまた気を逸らされていた。 無数の風の刃に切り裂かれ、よろめいたところを 銀の刃に貫かれる。
腹と首、そして全身から炎と闇をまき散らしながら、 地獄の犬は数歩離れるように歩き、音を立てて床に倒れた。
だらりと四肢を投げ出して動かなくなるが、 腹だけが僅かに上下している。]
(165) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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[塔へと流れゆく闇が、いっとき、止まる。 それは、地獄の犬が倒れたあと。 二度目の竜牙兵が現れたとき。]
―――…… ……。
[声として聞こえぬ声が、発せられ、 再び、闇は塔の壁をずるりと登っていく。]
(175) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[横倒しに動かなくなっていた犬が、 ひくりと耳を立てる。 数度、もがくような動きを見せた後、 覚束ない足取りで立ち上がり、 身体を引きずるように動き始めた。
背を向け、無防備に歩いている魔術師を一瞥した後、 ずるずると半ば滑り落ちながら階段を下っていく。]
(179) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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[やがて、階下が見える位置まで来ると へたりと身体を伏せて、その場に蹲った。
僅かに残り火を燃やす瞳が、階下の戦いをじっと見つめている。]
(180) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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