70 領土を守る果て
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−噴水広場−(昼前ぐらいにしておきましょう)
[噴水広場の水の色はピンク色のままで、このまま元に戻らないのではないかと思うほどだった。]
ヤニクさん。こんにちわ。 相変わらずうさぎを連れているんですね。
[声をかけられ、挨拶をしかえす>>102。今日のうさぎはこの間の子と一緒なのかな? まだスペースのある彼の隣に腰を降ろし、挨拶がてらうさぎの頭も優しく撫でた。]
(117) 2011/11/19(Sat) 14時半頃
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ローズマリーは、ヤニクはいつも噴水公園でうさぎを撫でているイメージです。
2011/11/19(Sat) 14時半頃
ローズマリーは、ヤニク楽なお仕事ですね←ヤニクに向かって急展開をしてみたい衝動にかられている
2011/11/19(Sat) 15時頃
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ふふ。"うさんぽ"ですか? 初めて聞きました。 ピーターはいないのですね… 少し残念だけど大丈夫ですよ。この子も可愛いですし。
[「何か用」かと聞かれてうさぎを撫でる動きが止まった。]
探してはいませんよ。 少し考え事をしていたのです。
[ヤニクから人参を貰うとそのままラビの口元へ差し出した。ラビは匂いを嗅いだあと、ぽりぽりと音を立てて食べていく。]
(126) 2011/11/19(Sat) 15時半頃
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私、実はこの国の人間ではないのです。
[視線をラビに向けながら、突然話を切り出した。穏やかな表情をしているが、何か決意をした目でヤニクに向かって話を始める。]
私の祖国はここからすぐ近くの国です。 もっとわかりやすく言うと現在、この国を攻めてきている国。 更に名前を告げるならアウスト共和国。
…ヤニクさんってそこの王子ですよね? なぜあなたがここにいるのですか?
(127) 2011/11/19(Sat) 15時半頃
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ローズマリーは、グロリアに抱きついた
2011/11/19(Sat) 15時半頃
ローズマリーは、未だにコリーンの死すら知らない…
2011/11/19(Sat) 15時半頃
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意外とあっさり認めるのですね。 もっと抗うのかと思いました。
[ここにいる理由を言わないことは、想像していることと一緒だろう。]
誰から何を聞くのです? 私はあなたと同じ国の出身者。 ましてやその国の王子となればわからない方がおかしいと思いますけど。
[口調は変わらず答えるが、言葉だけを聞くと敵対心がむき出しで近寄りがたい雰囲気を醸し出しただろう。]
(130) 2011/11/19(Sat) 16時頃
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そうですか? あの時は"気にしなかった"のではなくて、"気づかなかった"のです。 一国の王子が美術館にいるなんて誰も思いませんから。 初めから気が付いていたらそれこそあなたのファンですね。 ヤニクさんは格好いいので一人や二人はいそうですけど。
[ラビを抱かせて貰えるかと質問を投げかけた後に、彼からの質問に静かに答える。]
気になったから。 という返事では物足りないですか?
[恐らくこれでは物足りないだろう。 だけど遇えてこの言葉を選んで彼に投げかける。]
(132) 2011/11/19(Sat) 16時半頃
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ローズマリーは、飴をくれた方、ありがとうございます。
2011/11/19(Sat) 16時半頃
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いないのですか? 格好いいのに勿体ないですね。
[そういえばクワガタムシとは結局会えないままになりそうですね。となぜか思いつつ、ラビを手元まで来るとピーター同様に大人しいうさぎに笑みをこぼした。]
…そうですか。 あなたは私にどうして欲しいのかよくわかりませんが、嘘をつくならもっと上手い嘘をついて頂けるとありがたいのですけど。 それで私が騙されるとでも?
[ラビの頭に口付けをしてちらりとヤニクに視線を向けた。]
(140) 2011/11/19(Sat) 17時頃
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そうなんですか? 振った女性は勿体ないことをしていますね。
残念ですが、私にはあなたの言っていることが信じられません。 サイラスが亡くなったことは知っています。ベネットとは会いました。ひどく落ち込んでいましたね。でもそれは無理もありません。彼らは大変仲が良かったですから…その友人が亡くなれば誰でも落ち込むとは思います。
仮にあなたの言うことが本当でも彼の性格上、私には何も言わないと思います。 彼は優しいってあなたも知っていらっしゃることですよね?言うと思いますか?
[私に話したところで身が危険になるのはわかりきったこと。現に今だって質問攻めだ。 見透かされないように質問を質問で返す。]
(149) 2011/11/19(Sat) 17時半頃
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ローズマリーは、グロリア、怒っちゃ嫌です(涙
2011/11/19(Sat) 18時頃
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そうでしたか。 それはご希望の答えを言えずに申し訳ございません。
……今、この国の状況からしてあなたがここにいるのはあなたのお父様の命令ですか?そうでなければこの地にいないと思いますけど。 そして国の外では戦争が。王は外から。王子は中から攻めるつもりなのかと思っています。勝手な私の推測ですけど。
聞いた後はお恥ずかしながら何も考えてはいません。それでもこの国に迷惑をかけているのは私の祖国であるのは事実。
[そこまで言うと深い溜息をついて、空を見上げてぽつりと小さな声で言う。]
どうしましょうね。
(153) 2011/11/19(Sat) 18時頃
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ローズマリーは、ベネットに抱きついた
2011/11/19(Sat) 18時頃
ローズマリーは、ヤニクえ/////
2011/11/19(Sat) 18時頃
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>>154
褒められてるのでしょうか。 だとしたらそれは光栄ですね。ありがとうございます。 人は時に何も考えずに、行動が先に出てしまうことがあるのです。 今の私はまさにそれですね。
[含み笑いをしながら体勢を変えずに彼の耳へと届くように言い放つ。]
私を殺しますか? 祖国にいる両親だって安否すらわかりません。それにベネットに話しても彼の身に危険が生じるだけです。 私が愛している人を自ら危険な身に誘うわけはありません。話すつもりもないですし、殺すなら私だけを殺しなさい。
[手元のラビは人参を食べ終わって眠たそうにしていた。]
(156) 2011/11/19(Sat) 19時頃
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>>157
私は彼を愛していますから。
[ラビはご主人に撫でられて気持ち良かったのか、そのまま腕の中でゆっくりと呼吸をして目を閉じた。 ベネットのことについては触れず、眠っているであろうラビにおねむですね、と言葉を掛けた。]
私に手伝いって無粋なことを言いますね。 …話だけは聞きましょう。私になにを?
(161) 2011/11/19(Sat) 19時頃
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>>163
愛ですか? そのうちあなたにもわかります。 いつかあなたに愛する人が現れますように。
[飼い主の手が離れたラビはうっすらと目を開けて、ヤニクを見たが再び眠りについえた。]
贈り物が何かわかりませんが、受け取った所で何もしないかもしれません。 それでも送りたいのならどうぞ。
[実行するかしないかは、わからない。 人が死ぬのは嫌だし、戦争なんてもってのほかだ。恐らく受け取っても何もしないだろう。 仮に決意を固めたとして、その贈り物を使用する相手があなたとしても良いですか?]
(165) 2011/11/19(Sat) 20時頃
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>>166
40本も送ったのですか。 よくそんなに持っていましたね。
[ベネットに送ったことよりも本数に驚いた。]
えぇ。もちろんそれは承知ですよ。 ここであなたと話した時点で私の命はあなたに握られているのと一緒ですから。 それ相当の覚悟はあります。
(170) 2011/11/19(Sat) 20時半頃
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[瓶を取り出し見せられる。 睡眠薬だと言われると何かを悟ったかのように挑発的な目をしてヤニクから小瓶を受け取った。]
あの親でこの子ありですね。 あなたたち親子は似てますよ。
[言葉を呟き、それまでラビを見ていたがヤニクの瞳をじっと見つめ、揺らぐ意識のないことを示すかのように一言告げた。]
あの人は殺らせませんから。
(171) 2011/11/19(Sat) 20時半頃
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>>173
[彼は"似ている"と言ったのが気に障ったようだがそんなことは気にしなかった。]
ありがとうございます。
[彼が立ち上がったので腕の中で眠るラビを返そうと、共に立ち上がり手渡そうとした瞬間。]
―――!?
[抱きしめられて固まった。 ベネット以外の男性に抱きしめられるのは初めてで、顔を真っ赤にして言葉が出ない。半ば無言で彼にラビを渡すと立ち去り際の彼の言葉に何も反応することが出来ずに、その場で立ち尽くした。]
(176) 2011/11/19(Sat) 21時頃
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[ヤニクが立ち去った後、力が抜けたようにベンチへ再び腰を掛けた。 深い溜息を吐いたあと、手に握られた青い小瓶を空へと翳す。薄暗くなっているので中身は何がわからないが左右に振るとカラカラと粒が入っているのが聞こえる。]
睡眠薬ですか。 冗談を…
[中身が睡眠薬でないことくらい、わかる。そして自分の明日がないということも。
抱きしめられたのことを思い出すと頬が染まる。小瓶はしばらく見つめたあと、服に仕舞った。]
(177) 2011/11/19(Sat) 21時半頃
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ローズマリーは、もう暗いので一人で歩けません←
2011/11/19(Sat) 21時半頃
ローズマリーは、え…そんな意味では…あうう。
2011/11/19(Sat) 21時半頃
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[小瓶を服に仕舞ったと同時に、遠くで愛しい人が自分を呼ぶ声がした>>178。慌てて返事をしてみせて、小瓶の"贈り物"の話は一切せずにヤニクに会ったということを手短に話す。]
ベネットからは聞いたと言うことは言っていません。 彼も疑うことなく帰ったので大丈夫ですよ。
[と安心させるかのように笑って答えた。 顔が赤いことを心配させてしまったのか、額に彼の手が当たるとひんやりしていて気持ちよかった。理由を聞かれるとおどおどしながらどうしようかと迷ったが、]
えっと… ヤニクさんに抱きしめられてしまいまして…どうしていいかわからず…すみません。
[熱ではないのだけれど、罪悪感でいっぱいの気持ちは嘘をつくのが嫌だったので素直に話して謝った。]
(182) 2011/11/19(Sat) 22時頃
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ローズマリーは、遅くなってしまった回想を投下しようと準備を始めた
2011/11/19(Sat) 22時頃
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─回想・帰り道 >>108>>109>>110ベネット─
[お腹が空いたという彼に笑って見せた。笑って過ごしているけれど、彼にとっては迷惑ではないだろうかと余計な心配をしてしまう。]
では沢山、ご飯を食べてください。 何も食べないのは身体に良くないですから。 って言ってももう遅いですね。
えーっと。太らない程度に食べてく…
[全ての言葉を言い切る前に彼は急に足を止め、言葉を上から被せてきた。 彼より僅かに送れて足を止め、暗い夜道に男女の影が二つその場に留まった。]
はい。 …どうしました?
[躊躇いがちにいう彼に小首を傾げて、先程の話の続きなのかと、僅かに身構え言葉を待った。]
(184) 2011/11/19(Sat) 22時頃
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――――…。
[彼の口から出た単語は、考えていたこととは正反対で急には返事が出来なかった。 変わりに出たのは目から流れる涙だけ。 抱きしめられると腕の中で数回頷き、返事を返す。]
ありがとう…ござい…ます。 傍に…いさせ…てくださ…い…
[その言葉を発することが精一杯だった。 今日は何回、泣いただろう。 彼には泣き虫だって思われちゃったかもしれないけれど、今の涙は昼間の涙と違う意味の涙。]
(185) 2011/11/19(Sat) 22時頃
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[密着された身体が離れると、服に煤が付いていることに気が付いた。涙で濡らした顔にも煤がついているかもしれない。 謝罪をされたら首を横に振って気にしないで、と笑顔で返す。 彼と肩を並べて歩く時、二人で一緒に笑い会う。 先程の彼の申し出を思い出し、彼の腕に手を回して寄り添った。
私は本当にあなたが大好き。]
― 回想終了 ―
(186) 2011/11/19(Sat) 22時頃
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ベネット?
[彼の態度の急変に、ヤニクと出会ったことを言わなければ良かったと後悔をするももう遅い。]
大丈夫ですよ。何も言われてませんから。 だから顔をあげてください。
[祈る格好をしている彼に、慌てて声をかけるも心の中での答えは既に決まっていた。
彼の無事を祈る思いは恐らく叶うことがない。 人を殺せば明日は来るが果たしてそれは自分に出来るのだろうか。]
お願いだから顔をあげてください。 私は大丈夫ですから。ね?
[お願いだから笑顔を見せて。]
(199) 2011/11/19(Sat) 23時頃
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えぇ。本当です。 変なことを言って申し訳ございません。 私は笑っているベネットが好きです。 だから一緒に笑ってください。
[微笑んで見せて、彼にも笑ってくれるように優しく言った。
彼に向かって笑っているが、心の中では自分の言ってる言葉が許せなかった。 これから起こることが彼に取っても、自分にとっても辛い出来事になるのだから。]
少し歩きましょうか?
[地面に膝を着いている彼に立つように促すと、涙が溢れそうな瞳に手を触れた。]
(215) 2011/11/19(Sat) 23時半頃
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ローズマリーは、メアリー、私も会いたかったです。ヤニクと話してて入り込めない雰囲気付くってごめんなさい。
2011/11/19(Sat) 23時半頃
ローズマリーは、ここでヴェスパタインともエンカウントですか?w
2011/11/20(Sun) 00時頃
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[彼に肩を触れられ、心配された。 その気持ちも嬉しくて、優しい彼は自分なんかに勿体なかった。]
人と話すと時間があっという間に経ってしまいますね。 気が付くといつも暗くなってしまっています。
ベネットと一緒にいる時もですよ? 幸せな時間もすぐに経ってしまうのです。
[そう。幸せな時間はあっという間に過ぎてしまう。 そして二人にとって酷な時間が後ろから追いかけるように迫ってくる。 嘘付いてごめんなさい。騙してごめんなさい。本当は無事なんかではありません。私はこれからあなたに辛いことを言い渡します――。]
ゆっくり歩いて帰りますか?
[少しでも長い時間を二人で。]
(230) 2011/11/20(Sun) 00時頃
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― 夜道 ―
[ベネットの問いに素直にうんって言えなかった>>247。 手を取って夜道を歩く。やはり彼の隣にいるのが居心地が良い。 騙していることに心が痛くて口を開いた。]
ねぇ。ベネット。 私はあなたが大好きです。
初めてこうやって手を繋いだ時はソフィアさんが襲われたときの帰りでしたね。 二人で彼女を送ってあなたの家で休ませてもらって… その帰りに手を繋いだ。突然あなたが言い出すからビックリしたのですよ? でもあの時はあなたが来てくれなかったらどうなることかと思いました。
[懐かしむように思いだしながら、あの時のことを話し出す。 光が他の人より少ない私。そこに手を差し伸べてくれたあなたは私に光をくれました。 一人で暗い夜道も歩けない私は、サイラスが亡くなったあの日、あなたが心配で気が付いたら向かっていました。 初めて人に怒りました。初めて人をこんなに愛することが出来ました。]
(249) 2011/11/20(Sun) 00時半頃
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[繋いでいた手を放し、彼の目の前に立ち目を瞑ってキスをせがんだ。 彼はキスをしてくれるだろか。優しい彼のことだからきっとしてくると信じてる。 長い間、唇が重なれば嬉しそうに目を細めてお礼を言った。 そして少しだけ彼から距離を置いて、向き合う位置で彼に言う。]
ヤニクさんと会った時にね、私に協力するように言ってきました。 誰か人を殺せば君は生かしておくよって。
…ベネットと運命を共用したいって言いましたけど、私とあなたで違う所がただ一つ。
私は人を殺していないし、私は人を殺せない。
(251) 2011/11/20(Sun) 00時半頃
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だから私は"自分を殺す"。
そうしたベネットと一緒だから。 人を殺せない私は明日まで生きてたらベネットまで危険な目にあってしまうかもしれないから。 私のせいであなたが死ぬことはないから。
[無理に笑ってみせたけど、声は震えてきたかもしれない。 彼は駆け寄ってくるかもしれない。それでも私はそれを制止するように大声で]
(252) 2011/11/20(Sun) 00時半頃
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来ないで!!!
[来たら決意が揺らいじゃう。 抱きしめられたらその手の温もりから離れたくなくなっちゃう。 私はまたあなたに甘えてしまう。]
結婚してくれって言ってくれてありがとう。 こんな私を愛してくれてありがとう。 沢山の愛をくれてありがとう。
[徐々に瞳から涙が溢れて自分でそれを拭って、呆れてみせた。]
昨日から沢山泣いちゃって私は泣き虫ですね。 こんな私でも良いですか?
[泣き虫だったらやっぱり迷惑をかけちゃうかな。 昨日の昼間は悲しい涙。夜は嬉しい涙。そして今はまた悲しい涙になっちゃった。]
(253) 2011/11/20(Sun) 00時半頃
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ベネットは来世って信じますか?私は信じています。 だから私の最後の我が侭聞いてくれますか?
[もし来世があるのなら、私は再びあなたに会いたい。 あなたと会って愛し合いたい。沢山愛を囁き合いたい。]
来世で生まれ変わったら私を見つけて愛してください。 私もあなたを探します。そして絶対見つけます。 そこで結婚してください。戦争のない平和な国で二人で一緒に暮らしてください。
少しだけ離ればなれになるだけです。
(254) 2011/11/20(Sun) 00時半頃
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[困ったな。涙が止まらない。やっぱりベネットと別れるのは辛い。 意を決して私は服に仕舞った小瓶を取り出し、小指くらいの粒を飲んだ。 喉が急に熱を帯び、息をするのが苦しくなる。]
…はっ……くる…し…
[この"睡眠薬"は良く効いた。速効性とは思わなかったけど。 私は身体を支えることも出来ずにその場に膝をついて倒れ込んだ。 慌てて、駆け寄る彼に抱きかかえられる格好になったかもしれない。]
ついて行くって…言ったのにごめ…んなさ…い。 お願いだから…泣かな…いで。
[言葉を話す度に、息をする度に口の中は鉄の味へと変わっていった。 私は必死で彼の頬に手を伸ばす。]
(255) 2011/11/20(Sun) 00時半頃
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あなたのせいでは…ありませ…ん。 私は後悔もしてないし、出会えて…私は幸せ…でした。
[神様どうかお願いです。彼に責任を負わせないでください。 優しい彼のことだからきっと責任を感じてしまう。 これは自分で決めたこと。声が続かないから言えないけど。 そして生まれ変わったら、二人をまた出会わせてください。 他に何もいりません。我が侭はもう言いません。 戦争のない、平和な世界で巡り合わせてください。]
(256) 2011/11/20(Sun) 00時半頃
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ベネット。
[目も虚ろになってきた。次の言葉が最後かな。]
『愛してる。』
[私は口を動かし必死で言った。それでも声は出てなかったかもしれない。 口の動きでわかるかな。やっぱり彼の腕の中は安心するな。今度も私を選んでください。 そして最後はあなたの腕の中で逝かせてください。愛しいあなたの腕の中で**]
(257) 2011/11/20(Sun) 00時半頃
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