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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 01時頃
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―― 大通り → ハートレイ宅への道 ――
[とん、とん、とん、と石畳の道を歩く。 久しく会っていないアイリスの顔でも見ておこうと思った。 ――只、それだけだった。
ハートレイ宅へ向かう途中、 地に崩れ落ちたアイリスと、その傍に居るサイラスの姿。 帰路につくにしては、明らかに、おかしい。]
……嗚呼
[アイリスは、もう、動かざる存在に、なっていて。 サイラスがその傍にいるのだ。 状況を把握するのは、容易だった]
(1) 2010/07/09(Fri) 01時頃
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[おそらくサイラスはアイリスに気を取られているだろう。 静かに歩み寄るソフィアに気付くだろうか。
その手には細い針があった。]
―――…
[サイラスの背後から、 首の後ろ――頸髄へ、針を、刺す。
神経の密集している頸髄は、こんな細い針でも、 傷つけられれば死に至るものなのだ。]
(3) 2010/07/09(Fri) 01時半頃
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[サイラスは最期に振り向いただろうか、 ソフィアの姿を目に映しただろうか。
微笑む女の姿は魔女の様に見えたかもしれない。]
ごめんなさい。 此れが、私たちの ――慈悲なの。
苦しんで逝って欲しくない。 残された者の悲しみを味わって欲しくない。
だから、……
(4) 2010/07/09(Fri) 01時半頃
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[サイラスの首の後ろから、つ、と微かに血液が零れた程度。 それは綺麗な死だと言い得るのだろうか。 どさりとアイリスに重なるように崩れ落ちる彼を見て]
……アイリスを悲しませないで。 貴方も悲しまないで。
せめて天国で……痴話喧嘩でも何でも、するといいの。
[ふぅわりと陰のある表情で微笑む]
……御機嫌よう。
[病で死んだアイリスと、頸髄の損傷で死んだサイラスと。 場所さえ違えば愛し合っているかのように、 重なり合う二人に、背を向けて歩き出した。]
(5) 2010/07/09(Fri) 01時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 02時頃
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―― 教会 ――
かみさま?
[静かにその場へ訪れると 敬っているとはとても思えない口振りで呼びかける]
いるなら、応えなさいよね。
(16) 2010/07/09(Fri) 02時半頃
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私たちがしていることは正しいのか 否か。
[かみさまなんて偶像だ。 それでも此処に訪れたのは問いたかったからなんだろう。]
命を粗末にしちゃいけません、って そのくらい分かるけど。
じゃあ何故こんな病気が村に蔓延るのかしら?
[しんでいったひとびとをおもう]
なんで……
(17) 2010/07/09(Fri) 02時半頃
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[人々の命を奪ったのは、 病と ――私達だ。]
……。
[神像をゆるりと見上げ、一つ瞬く。]
これが罪ならば、
地獄へ堕ちるかしら。
[こわくなんかない。 どんな痛みも、どんな傷も 流した涙の数に比べれば]
――…
(20) 2010/07/09(Fri) 02時半頃
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わたしに できることは くるしまずに いかせてあげること。
[いつか紡いだ言葉を繰り返す]
こんなときなのに、不謹慎だけど どうか、わらってください。
[わらえない。うまくわらえないよ。]
(21) 2010/07/09(Fri) 02時半頃
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オスカーも…… アイリスも……
[揺れる瞳を、瞑った]
皆――みんな、
[願いはちっぽけかもしれないけれど]
ただ、しあわせになってほしかった。
[それが喩え偽善だろうと]
(22) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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病気なんて、なければ
みんな、わらって
しあわせに、くらして
……
私も、ちゃんと、恋を、したかった。
(23) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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[もう叶わない願い。
死んでしまった人々は、戻らない。
それでも夢見ることは、罪だろうか。
最期だとしても、―――どうか、みんな、*えがおで*]
(24) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 03時頃
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―― 広場 ――
もうすぐ終わるわ。
もうすぐ……
[唄うように紡ぎながら村を歩く。 だいすきな村の一つ一つを目に焼き付けるかのように。]
―――…
[広場で倒れている者がいた。 死病で臥せたのだろうと思う。 もう救いの手も必要ないかと思ったが]
?
[微かに人物が、動いたのを見て、其方へ近寄った]
(42) 2010/07/09(Fri) 15時半頃
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小母様……
[この村に知らない人物など居るだろうか。 いないはずだ。――見知った、女性だった。]
……
[女性が微かに唇を震わせる。 その瞳は既に焦点を捉えていない。 ソフィアの輪郭を見取ったように、呟くのだ]
『こんにちは。 Darf ich mit Ihnen sprechen?(お話をしてもいい?)』
[彼女が紡ぐドイツ語に、どきりとした]
(43) 2010/07/09(Fri) 15時半頃
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[こく、と頷く。 女性はソフィアを、実の娘だと誤認している様子だった。 微笑む女性。 震える手が、ソフィアの頬を撫ぜたいように僅かに持ち上がるが、 力は入らない。 そっと彼女の手に触れ、優しく握った]
『お父さんと話をしたの。貴女のことについて、色んなことを』
…――
[つきん、と胸が苦しい。 お父さん、その響きに、懐かしい思いが過ぎる。]
(44) 2010/07/09(Fri) 16時頃
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『私はもうすぐ死んでしまうわ』
『この村にいる人は全員死んでしまうと言うの』
『だけれど馬車が街へ運んで』
『貴女を助けてくれるから』
[最早時系列も儘ならない様子だが、女性は必死で言葉を振り絞る。 こく、こく、と頷きながら耳を傾けた]
(46) 2010/07/09(Fri) 16時頃
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『お父さんと話したのはね。 貴女がまだ小さな頃のお話。
私の事を初めて、ママと呼んでくれた時の喜びは 今でも忘れられないわ。
私が病気になった時、貴女が花を摘んできてくれた。 とってもとっても嬉しかった。
貴女のいる日常は、幸せに溢れていた――』
[じわり、と、涙が浮かんだ。 母親のことも父親のこともよくは覚えていない。 物心のついた頃には両親とも死んでしまっていたから 母親とはどういうもので、父親とはどういうものか ソフィアにはよく分からない―――]
(47) 2010/07/09(Fri) 16時頃
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[不意に、ごほ、ごほ、と女性は咳き込んで。 薄ら開けた目が落ちていく。 間もない死を迎えようとしていた。
震える唇が最期の音を紡ぐ]
『私達の大切なEine Tochter《娘/あなた》
どうか、幸せになりなさい―――』
[そう、言って、彼女の手からは力が抜けた。 彼女の死を受けて 溢れたのは涙だった。]
(48) 2010/07/09(Fri) 16時頃
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パパ、ママ……
[女性の手を握ったまま蒼穹を仰ぐ。 上を向いた瞳から、ぽろぽろと伝う涙が 頬を滑り、自分と女性の手を濡らす。]
嗚呼―――
[両親が産んでくれた、私。 幼い頃に死んでしまったけれど、 さいごのさいごまで、一身に愛情を捧げてくれた両親。
きっと苦しかっただろうと思う。 ――幼い私を、残して、逝くのは。]
(49) 2010/07/09(Fri) 16時頃
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親不孝な私を、どうか許して下さい。
[私ももうすぐ終わってしまうから。 この村に残ることを選んでしまったから。
両親がこの村に眠っているという理由で、 慈悲を与えたいという理由で、 自ら残るという死を選んだ私は、 きっと両親の願いに副う娘ではないのだと思う。]
(50) 2010/07/09(Fri) 16時頃
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でもね、パパ、ママ。
[お空で見守ってくれる両親に、優しく微笑む]
私は幸せだわ。 大好きな此の村で、終わることが出来るから。 大好きな人と、同じ地に眠ることが出来るから。
―――それだけでも、じゅうぶ、ん……
[震える声。止め処なく溢れる涙。 途切れた言葉。 ほんの一瞬だけ、寂しさの滲んだ表情。]
(51) 2010/07/09(Fri) 16時頃
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私は、誰にも言ったことのない、言葉があるの。
[幼い頃に死んだ両親。 育ててくれたティモシー爺。 大事な友達。 遊びで付き合った人。 誰にも――]
(52) 2010/07/09(Fri) 16時頃
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きっと照れていたのか 伝える機会がなかったのね。
[空を見上げた後、ゆぅらりと視線を巡らせ]
―――Ich liebe es.《愛している、わ》
[拙い、ことば]
ピッパさんも、 パパも、ママも、お祖父ちゃんも、 此の村も、皆―――あいし、て、る。
(53) 2010/07/09(Fri) 16時半頃
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[暫しその視線は、
死んだ女性の手許に向けられて
黙す。
震える。
俯いて、
泣いた。]
(54) 2010/07/09(Fri) 16時半頃
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どうして、
どうして……
伝えたい言葉を見つけたのに、 みんな―――誰も、 いない、の
(55) 2010/07/09(Fri) 16時半頃
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[雲一つないような 抜けるほど晴天の、今が。
世界でたった独りのように思えて。 蒼い空には手が届かなくて。
もうすぐ逝くのだと、しても それまでの残された生が、余りにも残酷で]
――…。
(56) 2010/07/09(Fri) 16時半頃
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[そっと女性から手を離し 立ち上がって、足を踏み出す。]
さよなら、なんて 寂しいこと、言わないでよね…――
[袖で目許を拭って。 未だ。 未だ生きているから。**]
(57) 2010/07/09(Fri) 16時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 16時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 23時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/10(Sat) 00時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/10(Sat) 00時頃
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