176 【traveling〜どちらまで行かれます?】
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ありがとうですの!
[伸ばされた手>>4:202をぎゅっと握れば、寂しさがほんの少し紛れた気がした。 列車の扉が閉まれば、瞳に溜めていた大粒の涙がぽろぽろ零れ落ちてしまう。]
ごめんなさいですのー。やっぱり悲しいですのー。辛いですのー。お別れは寂しいですのー。 ちょっとの間だけですの。ちょっとの間だけ泣かせて欲しいですの!!
[じぇーむすの手を握ったまま、俯きがちに泣きじゃくる。 少女はまだ気付いていない。元々見えなかった瞳。アクアマリンを埋め込むことで取り戻した視力。 それがまた少しずつ見え難くなっていた原因が、己の涙による腐食であることに。 やがて泣き止めば、じぇーむすの手を離して、心配をかけないように笑いかけた。**]
(3) 2014/05/22(Thu) 00時頃
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………?
[泣き止んだ後、瞳を何度も瞬いて、擦ってみた後、首を傾げる。 隣のじぇーむすの顔を見上げ、ようやく自分の身に起こっていることに気付き、小さく息を飲むも、声は出さない。 何度か不自然に瞬いた後、やがて口を開く。]
部屋に戻りたいですの!連れて行って欲しいですの。 私の部屋は、2等賞ですの。
[じぇーむすに自分の列車を伝えて、送り届けてもらう>>34。]
ありがとうですの!またね、ですの。
[ぶんぶんと手を振って、一度自室へと戻った。]
(66) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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― 自室 ―
機械化ハバネックス……。
[車掌のアナウンスに瞳を見開き、硬直する。聞き覚えのある星。 不意に思い出すのはこの列車に乗る前のこと。あまり思いだしたくもなかった記憶。 でも、それを思い出せるのはきっとこの列車での旅が楽しすぎたから。別れは寂しい。寂しいけれど、それでも楽しかった。 今を楽しいと感じられるのも辛い過去が土台にあるからだと思えば、少しだけ愛着もわくというもの。
過去を懐かしむように瞳をそっと閉じた。]
(68) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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嫌ですのー!痛いのはもう嫌ですの!苦いのも嫌ですの!
[少女は生まれつき目が見えなかった。 きっと治るからと、何度となく繰り返される治療。与えられる薬。打たれる注射。 我慢して、我慢して、我慢して、ずっと我慢し続けた。いつか、自分の瞳で見れるようになることを期待していた。 そのための我慢なら、苦ではなかった。でも、いくら我慢しても、改善の兆しすらなかった。 見えない瞳は相変わらず見えないまま。 毎日我慢して、明日に希望を持って、絶望する。いつかを境に少女は全ての治療を拒み始めた。]
治療はもう嫌ですの。 機械化しかないんですの?構わないですの。どうせ治らないんですの。痛いだけですの。 それなら、機械の方がましですの!
[治療を拒み続ける少女に提示されたのは生身の身体を捨て去ることを選択した星のこと。 機械になれば、きっともう痛いと感じなくなる。苦いとも感じなくなる。辛いとも感じなくて済む。 あの頃は毎日が苦痛だった。だから、苦痛から逃れられるなら、それで構わないと思った。]
(69) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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[機械化を希望しようと決めた小女に、ある日もたらされたのは自らの目に宝石を基にした義眼を埋め込むこと。 それは正規の技術ではあったけれども、欠点もむろんあった。 見えるようにはなるかもしれないと告げる技術者に少女の答えは決まっていた。 考えるまでもなかった。失うものは最初から無い。それなら、僅かな希望にかけたかった。]
私の瞳と同じ色がいいですの!それ以外はお任せしますの。
[埋め込まれたのは少女のもとの瞳の色に近いアクアマリンの宝石。 見えるようになった時の感動は言葉にできなかった。そこいら中を駆け回った。 見るもの全てがきらきらして見えた。幸せすぎて、言葉もなく泣いた。]
どうして、出れないんですの?私はもう見えるんですの!ここにはいたくないんですの。
[目が見えるようになったのに、退院できない。 義眼の技術は素晴らしいものだった。反面、見える状態を保つためのメンテナンスにはかなりの時間を要するのが欠点。 この技術が宇宙に広まるように、改良に改良を重ねるために、少女のデータは取り続けられる。 うんざりした。見えるのに、この瞳に映す景色は代わり映えしない。見えるからこそ、辛かった。]
(70) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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『ここから、出たらまた見えなくなるんだよ』
[諭すように技術者に言われても、反発しかなかった。ここを出られないなら、見えても意味が無いと思った。]
見えるのに見えないくらいなら……。 見えなくなっても、構わないんですの!!
[ある日、少女は治療用のアクアマリンの粒を持ち出して、人目を避けて、病室を抜け出した。治療用と言えども宝石、路銀にはなると思ってのこと。 見えているのに、見えていないような今を越えられるなら、例え最後にまた見えなくなっても構わなかった。]
列車のチケットを下さいですの!どこか遠くに行きたいんですの。どこでもいいですの。 色んなものをたっくさん見たいんですの。
[自分の希望を伝えて、売られたチケット。そこには目的地は書いていなかった。 定まった駅に停車しないことが気に入った。これなら、追いつかれたり、先回りされることも無い。 病院に連れ戻されることを何よりも恐れる少女には打ってつけだった。それが少女がこの列車に乗ったきっかけ*]
(71) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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………、ここまでですの。
[どこかで予感があった。目的地は分からない。 でも、色んなものを見たい自分が目的地に着くということは……―――― 取り出した切符には目的地がはっきりと書いてあった。だけど、もうぼんやりとしかそれは見えなかった。 メンテナンスをしなければ、見えなくなると言われていた。そのメンテナンスを拒んだ結果が今。でも、後悔は無かった。]
楽しかったですの。幸せだったですの。
[機械化の星。何故、そこが目的地だったのだろう。 昔は簡単に選べた機械化。見えなくとも、機械ならきっと動ける。動き回れる。]
私、アリスですの!でも、機械になったら、……アリスですの?
[首を傾げるもよく分からない。 ふるふると首を振って、おりるための準備を始める。 少女の荷物はそれほど多くない。それよりも時間をかけたのは手紙を書くこと。]
(80) 2014/05/23(Fri) 00時頃
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― 自室→列車内 ―
お世話になりましたの。
[手紙を書き終わり、荷物をほぼまとめ終えるとぺこりと頭を下げて、自室を出る。]
あっ!!そうそう、おいちゃんにお饅頭渡してないですの! おいちゃーん!おいちゃーん!おいちゃんはどこですのーーーー!
[ジャックからの大切な預かり物であるお饅頭。おいちゃんの姿をしばらく見ていない。 見え難くなりつつある瞳、声を大にしておいちゃんを呼んでみる。]
それに、それに!お歌も聞いていないですのー。 こんなときこそ、お歌ですの。このときのための楽しみに取っておいたんですの!私、好きな食べ物は最後に取っておく派ですの。 セシルさんー!セシルさんー!セシルさんはどこですのーーーーー!
[未だ見知らぬ名前だけは聞いたことがある歌い手らしきセシルの名前も呼んでみる。 目が見え難くなっていようとも、喧しい少女だった。**]
(81) 2014/05/23(Fri) 00時頃
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― 娯楽車両 ―
ここにいるって言ってましたの!待ち伏せですの!
[黍は娯楽車両でセシルに会えると言っていた>>4:17。 周囲を探そうにも顔も知らぬ相手、どう探せばいいのか分からない。]
来ないかなぁ…ですの。
[ちょこんと座って、足をぶらぶら。瞳を何度も瞬くも、視界は相変わらずおぼろげ。]
……ねこさんですの!ねこさんがセシルさんですの?
[娯楽車両の扉が開き、先ずその特徴的な語尾を耳ざとく聞きとめて、立ち上がる。 二人を見つめるも、その姿もはっきりとは見えない。]
違いますの?……わ、わ、勘違いですのー。 セシルさんはこちらの方?ごめんなさいですの。恥かしいですの。
[真っ赤に染まった頬を隠すように両手で包んで、耳をうな垂れた。]
(107) 2014/05/23(Fri) 22時半頃
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ねこさんのお名前はねこさんですの? 私は……、たぶんアリスですの! 二人とも、初めましてですの。
[自己紹介をしつつ、セシルに向き直る。]
楽しいお歌を聞かせて欲しいですの! リクエストした方がいいんですの?ビスケットの歌がいいですの。 お弁当の歌でもいいですの。
センチメンタルな気分ですの。 しんみりどんよりなお歌は今は嫌ですの。 にぎやかがちゃがちゃわしゃわしゃな歌がいいですの。
[矢継ぎ早に話すも、少女のリクエストはおおよそ分かり難いだろう。じぃーっとセシルを見つめる。]
あとね、あとね。お歌歌っているときは、写真撮影は禁止ですの?
(108) 2014/05/23(Fri) 22時半頃
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[写真撮影の許可が得られなければ、無理に撮ろうとはしない。答えを待つ間、試しにファインダー越しにセシルを覗こうとし、眉を寄せる。]
……、そっかぁ。そうですの。
[ピントの合わせ方がよく分からない。写真を撮ってもいいなら、その声だけを頼りにカメラを向けた。 少女がこの列車の中で、最後に映すであろう写真は不自然にピントが合っていないもの。 瞳を閉じて、セシルの歌を聞き入る。]
ぱちぱちですのー!とても素敵でしたの。良い声してますの!
[惜しみない拍手と満面の笑みをセシルに向けて、賛辞の言葉を送る。ポシェットの中から、アクアマリンの粒を取り出して、セシルに渡そうとする。]
あっ……!ご、ごめんなさいですの。落としちゃったですの。
[手を伸ばして、そこに手があると思って、だけど目測を誤り、アクアマリンは床に落ちてしまう。拾おうにもどこにあるのか分からなかった。]
こ、これ。新しいのですの。私、この駅でおりるんですの。 だから、だからね。バイバイですの。
[新しいアクアマリンの粒を差し出して、セシルに別れを告げる頃には、既に猫の姿は無かった。]
(110) 2014/05/23(Fri) 22時半頃
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― 列車内 ―
困りましたのー…。おいちゃんに会えませんの。 お饅頭渡せませんの。どうしましょうですの。
[とぼとぼとおいちゃん探して、列車内をまたうろうろ。 既に目的地に到着しているために、乗客はさらにまばら。 おいちゃんはもしかしたら、車内にいないのかもしれないと不安が過ぎる。]
おいちゃーん!おいちゃーーーん!どこですのーーーー!
[また声を張り上げて、呼んでみた後、しばらく耳をぴくぴくさせて、声が返るのを待つ。]
いませんのー?おいちゃーーーーん!!
[壁に手を沿わせて、一歩一歩を着実に歩く少女の足は遅い。]
車掌さんに迷子の呼び出しアナウンスしてもらった方がいいかもですの。でも、列車にいないかもしれませんの。
[はふっと小さな溜め息を吐いた。]
(113) 2014/05/23(Fri) 22時半頃
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― 少し前:娯楽室 ―
ヴァイオリンケースは目に入らないですの……。 あれ、でも、入るのかな。入るんですの? セシルさんはできるんですの?すごいですの!見てみたいですのー。
[あいにくとヴァイオリンケースは少女の視界には長方形っぽいものとしか映っていない。 目に入るを言葉通りの意味に受け取って、きらきらした瞳を向けてみる。]
ジューク……、ボックス?……長いですのー。ジュースでいいですの。 あ、でも、ちょっと残念感漂いますのー。
[頭文字と末尾だけ取ってみた。短くしすぎた。 ちょっとかっこよくないかもしれないと自分で言いながら、失礼な感想を抱いた。]
くいしんぼじゃないですのーーーー!乙女に失礼ですの。 他にも、アイスクリームの歌も知っていますの!すいかが名産の歌だって知っていますの!
[ぴょこぴょこ耳を動かして、口を尖らせる。他に知っている歌をあげてみるが、ほぼ食べ物だった。 それでも、決してくいしんぼではないと少女は言い張った。]
(118) 2014/05/23(Fri) 23時頃
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[楽しい歌が良いとは言ったが、セシルが歌う歌はなぜか食べ物の歌ばっかりだった。 それでもご機嫌で頭を左右に傾けて、リズムを刻み、聞き入る。]
ドロップスおいしそうですのー! 私の涙もドロップスになるなら、きっと列車内に幸せが埋め尽くされますの。 ね、ね、そのさびのメロディーこうですの?
[ドロップスの歌が気に入った様子で、ふんふんふーん♪とさびのメロディーの確認。 歌詞は覚えていなかった。楽しい時間はあっという間に過ぎる。]
アクアマリンは食べれませんのー!美味しくなかったですの!………って、聞いたんですの。
[ただでさえくいしんぼ認定なのだから、乙女の尊厳を守るために、慌てて人伝に聞いたことにしてみる。 はっきり言えば、無駄な抵抗でしかなかった。]
(125) 2014/05/23(Fri) 23時半頃
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昔、セシルさんがいたら……、私もっと楽しかったかもしれませんの。 また機会があったら、出張して下さいですの。
[一人でいた昔を思い出して、ついっと瞳を細める。もう自分は病院には戻らない。 あの頃、音楽だけが癒しだった。一日中飽きもせずに色んな曲を聴き続けた。 歌も歌えて、お話もできるなら、それはとても素敵なこと。 きっと、この列車になくてはならない存在なのだろうなとそんなことを思う。]
大丈夫ですの!私、ここでおりますの。手持ちはそう必要ないんですの。 ねずみさんが見つけられたなら、ねずみさんにお餞別にあげますの。 ねずみさんにもお会いしたかったですの。
楽しいお時間をありがとうですの。
[ぺこり頭を下げて、おいちゃんを探しに行くために車内をうろうろし始めた。*]
(127) 2014/05/23(Fri) 23時半頃
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[おいちゃんの声が聞こえれば、ぴょこんと耳を立てて、声を頼りにそちらに向かう。 そこがどこであったかはもはや自分には分からなかった。]
おいちゃーん、おいちゃんですの! あわわ、急がなきゃ。私、ここでおりるんですの!これ、ジャックさんからのお土産ですの。 感想送ってあげて下さいですの。
それか、今!今食べて、感想を言うんですのー!! さぁ、さぁ、一口でぺろりとじっくり味わって感想を言うですのー!
[押し売りのような勢いで、お饅頭を押し付け、今すぐ食べろ食べろと急かしてみる。 さて、食べてくれただろうか。食べてくれても、食べてくれなくても、そろそろ時間が近付いている。]
おいちゃんはまだ旅続けますの? それなら、ばいばいですの。おいちゃんとももっと遊びたかったですのー。
[おいちゃんとの別れを惜しんだ後、名残惜しそうに列車をおりる。]
(130) 2014/05/23(Fri) 23時半頃
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[少女の瞳においちゃんがお饅頭を何口で食べたかははっきりと映っていない。 ただ、一口ではないことだけは分かった。]
……随分可愛らしいお口ですの!
って、って、ってぇえええ! 感想それだけですの?ほら、もっと色々あるんですの! 使われている素材についてとか、うわぁああん、もう時間ないですのーー!
おいちゃんがちまちまちょぼちょぼ食べてたってジャックさんには言うんですのー!
[普通の感想に、少女の方が脱力してしまう。しかしこれ以上感想を求める時間は無い。]
礼には及びませんの!またおいちゃんにもお手紙書きますの。 バイバイですのー。
[手をぶんぶんと振って、おいちゃんと別れて、列車をおりる。]
(137) 2014/05/24(Sat) 00時頃
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[列車をおりて、外から列車を見つめる。思い出すのはこの旅のこと。 最初に求めたのは握手。今まで、誰も握り返してはくれなかった。でも、車掌さんは握り返してくれた。それだけでこの列車に乗ってよかったと心底思った。
人の気を惹きたくて引っ張っる服の裾。忙しいからと振り払われるばかり。でも、サミュエルは振り払うことは無かった。それだけで心が満たされた。 自分を見て欲しくてジェスチャーでの自己アピール。誰も見てはくれなかった。でも、ジャックは見てくれて、話しかけてくれた。それだけで幸せだった。
病院にいた時には想像もつかない経験もできた。 色鮮やかな鳥。言葉を交わすことはできなかったけれども、その姿を目にすることができた。今でも瞳を閉じれば、瞼の裏にはっきりと浮かぶ。 ライジのおかげで空を飛ぶことができた。空を飛ぶなんて、長いこと生きたとしてもそう経験できるものではない。瞳が見えて良かったと強く実感した。 誰かと共に楽しむなんて今までしたことがなかった。でも、ヤヘと一緒に空を飛ぶことができて、楽しさは誰かと一緒だと2倍、3倍になるのだと知った。]
(139) 2014/05/24(Sat) 00時頃
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[今まで、抱きしめてくれる人なんてどこにもいなかった。でも、クリスマスは優しく抱きしめてくれた。その温もりにずっと包まれていたいと思った。 泣いても喚いても、誰も足を止めてくれなかった。でも、黍は話しかけてくれた。優しく励ましてくれたことで、どれほど力づけられただろう。 強請ったところで誰も楽しい話などしてくれなかった。笑ってもくれなかった。でも、じぇーむすは楽しい話をしてくれて、不器用ながらも笑ってくれた。
猫さんともお話できた。時間があれば、目がはっきり見えていれば、その耳を引っ張ってみたかった。その語尾を真似てみたかった。 おいちゃんにジャックからのお土産を渡すことができた。誰かと誰かの橋渡しになれるなんて、思いもしなかった。自分の価値が少しあがった気がした。 セシルからは楽しいお歌を教えてもらった。昔と今は違う。でも、今も昔も変わらず好きな歌。大好きな歌。これから目が見えなくなっても、大丈夫。歌が聞こえるなら、自分は頑張れる。
写真を撮ってくれた淑女。お手本にしたいと思った。その所作を真似すれば、自分も素敵なレディーになれるのかもしれない。でももうその所作を見ることは叶わない。]
(140) 2014/05/24(Sat) 00時頃
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幸せですの。幸せでしたの。とっても幸せでしたの。
[ぽつり呟いた言葉。こんなに幸せで良いのだろうかといつも思っていた。これは夢なんじゃないかっていつも思っていた。 でも、触れた感触、耳に聞こえる声が、瞳に映る表情が、夢ではないと思わせてくれた。]
ずっと、ずぅーーーっと、列車に乗ってたかったんですの。 色んなもの、見たかったんですの。
[叶わないと知っていても、それだけを願っていた。寂しくても、悲しくても、一緒に自分もおりたいと思っても、それでもおりられなかった。 だって、まだ見えるから。まだ、見ていたかったから。これが最後だと分かっていたから。 だから、どんなに親しい人がおりようとも、おりようとだけは思わなかった。]
私の旅はこれで終わりですの。 またね!とは言えないんですの。ばいばいですの。ばいばいだから……だからね。
[列車をおりて、しょんぼりと耳をうな垂れる。ぽつり最後に呟いた言葉は誰の耳にも届かなかった。**]
(143) 2014/05/24(Sat) 00時頃
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