44 【game〜ドコカノ町】
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[なんとか上空にたどり着く。爆発のダメージ9が服の袖を破き傷を作っていた。]
……戦わなきゃ、違う、そうじゃなくて……
[くらり、ナユタにもう一度突っ込みたくなる衝動。抑えて、どうにか呪文を唱えた。]
"ビスケットシールド!"
[ようやくのサポートをドナルドに。大きなビスケットが光りながら出現した。]
(0) 2011/02/21(Mon) 01時半頃
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[ドナルドの斧がナユタの腰に入る。ボタンが押されればこちらの勝ち、そう思ったけれどなかなかうまくは行かないようだった。]
"アイスシュガー!!"
[ショコラフォンデュではドナルドまで巻き込んでしまいそうだったから、サポート技で援護する。]
(8) 2011/02/21(Mon) 02時頃
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[楽勝の相手だという予想は外れ、動き方を覚えたナユタは強敵だった。ドナルドの斧を受け流し、全身の武器を振り回す。
先ほどマツムラくんと戦っていたときのように、ドナルドのテンションが変わった。 踏みしめられた大地が揺れた気がして。真っ赤な斧がナユタに吸い込まれる。どさり。あっけなく倒れた。]
勝った……!? やったぁ!
[勢いよく雲から飛び降りて着地する。鸚鵡がもたらした昂揚はしっかりと残っていて、強敵を倒した興奮もある。満面の笑みでドナルドに向かい駆け寄って。
その顔が、凍る。]
え……
[自分に向けられた、真っ赤な瞳。怖い声。 防御だとか、逃げなきゃだとか、そんなことはプレイヤーもレティーシャも考えつかなかった。ただ呆然と、ドナルドの笑顔を見て。顔に近づいてくる斧が、どんどんと大きくなってくるのを見て。
悲鳴も上げぬまま、ドナルドの名も呼べぬまま。ステージの崩壊に巻き込まれて弾き飛ばされた。]
(35) 2011/02/21(Mon) 04時頃
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[落ちた場所は──ゲームセンター。騒々しい音楽が響く中、ダンスゲームのパネルのうえに、呆然と座り込んでいる。**]
(36) 2011/02/21(Mon) 04時頃
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―ゲームセンター・ドコキャノン―
[ロクヨンは裏切りのゲームだ。16人で戦うけれど勝者はひとりだけ。パーティーだって利害の一致がなくなれば即座に解散する。
最初はそのルールで遊んでいた。けれど裏切りのタイミングが下手で、裏切られるのが嫌で、サンゴー……チームバトルに逃げた。]
アシモフくん……。
[ネズミの声。のろのろと視線を向ける。おいで、というように手を伸ばした。]
……ドナさんに捨てられちゃった。うまくできなかったから。だからなんだ。
[ネズミが遠くに居るままならなにもしない。けれどもしもネズミが近寄ってきてくれるなら、抱え上げ、撫でるように両手を添えて。握り潰すように思い切り力を込めるだろう。]
(56) 2011/02/21(Mon) 10時頃
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レティーシャは、中吉[[omikuji]]10
2011/02/21(Mon) 11時頃
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[昔のお話。 父親は、医者だった。母親も、医者だった。 大学病院勤めの二人はいつだって忙しそうで、昼夜を問わず、休みの日だって呼び出されながら働いていた。 そんな彼らを尊敬はしたけれど、その生き方に憧れることは出来なくて。医学部に行く気はないのだと告げた。口論があって、酷いことを言ったのかもしれない。言われたのかもしれない。 気づいたときには母親の手が首に伸びていて、それが絞まることはなかったけれど、どこかひびの入っていた家族は、誰も直す気がなくなって壊れた。 三年立つのに吹っ切れない、甘ったれた自分が嫌になるようなそんな話。
あの時も学んだのだ。そのくせに忘れた自分が馬鹿なのだ。
人は、思い通りに動かない他人なんて、いらない。]
(76) 2011/02/21(Mon) 12時半頃
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[その後家出のように遠い街に進学して、今まで帰省は一回もしていない。会いたいとは思わないし、悪夢に出てくるわけでもない。仕送りはあってもそれ以外はなにもない、互いに世間体のみで繋がった間柄。]
……なのに、なんでかな。ここロクヨンだよ? 裏切られたってドナさんだってどうでもいい筈なのに……!
[ギリギリと歯を食いしばった。涙がこぼれるのは多分怒りのせいだ。握った手に―中にネズミがいても、そうでなくとも―力がこもる。]
大嫌い。ドナさんなんて嫌い。アシモフくんも嫌い。
そんなちっこい身体でよく参加できるよね? 今だってそう、カミジャーに乗っかって寄っかかって……そうやって横からプレゼントかっさらおうとしてるんだ? ズルいよね。 〈流石ネズミって感じやな。にっぶい牛はさしずめドナか?〉 ああ、それだ。いいこと言うねお兄ちゃん、ぴったりだよ。
[くすくす笑いの一人芝居。どうしてこんなに腹が立つのか、そんな疑問は浮かばなかった。]
死んじゃえ。
(81) 2011/02/21(Mon) 13時頃
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レティーシャは、アシモフに噛みつかれ、10のダメージ。そして、17(0..100)x13
2011/02/21(Mon) 18時頃
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痛いっ!
[アシモフに噛みつかれ、指から血が吹き出す。反射的にぶん投げてしまった。]
八つ当たりじゃないよ。嫌いだから攻撃してなにが悪いの。
[嫌いで結構と言われて、泣き出しそうに顔が歪む。こんな表情に対応するマクロは用意してない。
そして、ちょっと待て、おかしいと頭のどこかで誰かが言う。負の感情を露わにするのは得意でないし得策でもないから滅多にないのに。]
"ショコラフォンデュ!!"
[呪文一閃、飛び散るチョコレート。ネズミのサイズなら溺れてしまうくらいの量のそれが発動したころには、ネズミは転移済みで……ねとりとチョコレートの池ができた。]
…………。
[好きな音楽のおかげか、ホームステージ効果か、HPが10回復したけれど。怒りの制御が出来ぬまま腕に爪を立てていればきっとすぐに減ってしまうのだろう**]
(107) 2011/02/21(Mon) 18時半頃
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──現在 ゲームセンター──
[かはこほと咳き込みながら、筐体に背中を預けて回復を待っている。頭上には緑色の泡マーク……毒のアイコン。 天井の低いゲームセンターは、ホームステージではあれど回避主体のレティーシャには不利で。カミジャーの毒をまともにくらって動けずにいた。1をダメージを、三回。]
……裏切るゲームで、裏切ったからって、怒られる筋合い、ないもん……。
[苛々する。すぐにでも追いかけて、あのむかつく仮面を引き外してやりたいと思うけれど、流石に自分がおかしくなっていることに気づいていた。]
……なんでこんなに苛々するんやろ。 アシモフくん、嫌いになるようなこと、あったっけ。 あんなちっこい子、協力プレイ選ぶの当然やん。 でもわかんない。戦って倒したら幸せになれる気がするの。
[騒音の中、一人二役の一人芝居。]
……ドナさんも様子、変だった。
[ぽつりと呟いたとき、ヴェスパタインの声が聞こえてびくりと身体を震わせた。毒回復のアニスシュガーを唱えるにはまだもう少し気力が足りない。]
(214) 2011/02/22(Tue) 01時半頃
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[ヴェスパタインとは協力体制にはなったけれど、パーティを組むには至ってないので。ようやっと心が冷静さを取り戻す。]
……かけるならレティなのかな。ドナさん嫌い。
[口調だけは何時も通り。表情がだいぶ失われた状態で答えた。]
(216) 2011/02/22(Tue) 01時半頃
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