197 獣ノ國
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―本屋前→店内―
[弾かれるように駆け出して、本屋の店先で足を止める。 荒い息で上下する肩を、どうにか落ち着かせようと。 煉瓦の外壁に背中をつけて幾度か、深い呼吸を繰り返し]
――――。
[いつの間にやらずるずると、しゃがみ込んでしまった身体を起こす。
走ったせいで鈍痛が、振り返した脚を軽くなでれば、今朝方の教授とのやり取りが、思い起こされて口元に苦笑い。
そのおかげか、気持ちが切り替わった、もう大丈夫。と、自分に暗示をかけて、ふらりと立ち上がり。]
こんにちは―――
[呼びかけつつ扉を開けば、するりと店内へと滑り込む**。]
(47) 2014/10/05(Sun) 09時半頃
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―本屋・店内―
[店内に足を踏み入れ、そっとポケットの中のメモ帳に触れる。 カサカサとした紙の感触と、あと二つ指先に触れるもの。 一つは硬い四角い紙――これは、ジャニスの名刺。 そしてもう一つは――そこまで考えて、ふと思い立ち、端末を手に取る。
失礼のないように傍、壁に体を向けて。 使い慣れない端末をぎこちなく操作する。]
(59) 2014/10/05(Sun) 11時半頃
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―――――――――――――― 差出人:カリュクス 宛先:ヤニクさん ―――――――――――――― 送れて…ますか? 20xx年 10月2日 ―――――――――――――― さっきはありがとうございました。
えっと、無事に持ち主の方にコートを届けられたので。 連絡させていただきますね。
持ち主さん。用事があったようで、 お話はあまりできなかったのですが。 連絡先は頂くことができました。 獣にはまだ馴染みがないみたいで、 すこし戸惑われてしまいましたが……。
では。 私は本屋さんに寄って帰ります。
(61) 2014/10/05(Sun) 11時半頃
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これでいい…かな。
[未だ慣れない端末操作に右往左往しながら、 何度も文章を打っては消し、を繰り返して。 どうにか出来た文章は。ぎこちないものだったけれど
それでも、お使いを果たしたことだけは、しっかりと伝えたくて。]
送信―――。
[届いて欲しい。と、送信を押す。
口元に、くすりと笑みが浮かんだ。]
(62) 2014/10/05(Sun) 12時頃
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[端末を弄り終え、それをポケットに戻すと、小さく息を吐き出す。 縮こまった背中に、ピリピリとした緊張感が翼まで伝わる。
アルバイトの応募など、今までしたことがない。 たとえ店主が相手が見知った人でも。 その働き先が、馴染みの場所でも。
緊張することには変わらず。 だから、一度深呼吸を―――。
それで緊張が解れるとは、思っていないけれど。 上ずりそうになる声を、少しでも抑えようと。
自分の立ち位置からでは、店内の様子は見て取れないが もし店主がいるならば口頭で。不在ならば、メモを残そう。と慎重に歩みを進めた]
(68) 2014/10/05(Sun) 13時半頃
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カリュクスは、ルーカスという名前には心当たりがないが、蜘蛛はどうしているかと。
2014/10/05(Sun) 14時頃
カリュクスは、錠に説話でも聞いてみようかと思い浮かべ**
2014/10/05(Sun) 14時頃
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―少しして本屋→商店外へ―
[ぺこり、とお辞儀を一つして本屋の扉を開いて外へ。
ぽたり、ぽたりと鈍色の空から透明な滴が滴るのに気が付けば。 困ったように眉根を寄せて、空を見つめた後 今一度、店内を振り返る。]
お邪魔しました。 では、また……書類をもってきますね。
[独りごとにも似た響きの言葉。 店内へと向けたそれに返答はあったのか。なかったのか。
けれども、書面にせよ口頭にせよ。 『アルバイトをしたい』と 伝えたかった要件は果たせれば、どこか満足げな笑みを浮かべて。
水煙の中、歩き出した。 どこへ行こうか。と、悩みながら]
(117) 2014/10/05(Sun) 18時頃
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―商店街→雑貨屋― [雨の中、傘も持たずに商店街を、しばらく歩いていたが。 水分によりずり下がってくるケープと、額に張り付く前髪。 そして何より、湿気で重たく感じる翼。
その不快感に閉口し、間もなく商店の軒下で足を止める。 カフェで休むことも考えたが、この雨が暗くなるまでに止む保証はない。
俗に『鳥目』などと言う言葉があるが、 自分にも当てはまるのか、それすらもまだわからない。 けれども雨の中、ここに居続けるつもりも毛頭なく。]
傘を―――あ、ついでにペンも。
[書類を書くためのペンが、ちょうどインクが切れていた。と気が付いて、行き先として決めたのは雑貨屋。 滅多に足を運ばない場所だけれどここならば傘とペン、両方共が揃うと思い立ち。
雨を避けるように軒先を選んで歩く。 先ほど、ポケットの中で端末が震えた>>91ことには、気が付いていたけれど。 濡れない場所で確認しようと心に決めて。]
(128) 2014/10/05(Sun) 18時半頃
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―雑貨屋の軒下―
[雑貨屋の前につけば、軒下に身を寄せて体の水滴を落とす。
本物の鳥――全身が柔い羽毛に包まれたその生き物なら 身体を振るわせれば、全身の水滴は球になって落ちただろう。 表面に油分を纏った鳥の羽は水をよく弾く。
しかし人間の髪にも、羽織ったケープにも、そんな効果は求められず。 ずぶ濡れ―――濡れ鼠の状態であることには変わりなく。]
タオルがハンカチも買おうかな。
[ポケットの中の端末。 なにか連絡はあったか、仲間から新しい話はあったか。
気にはなるものの、びしょ濡れの手で操作して壊してしまったら。と、思えば。
深呼吸一つ。 お洒落な空間へ続くドアに手をかけた。]
(151) 2014/10/05(Sun) 20時半頃
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―雑貨屋・店内―
[ドアを開いて雑貨屋の中を覗けば、目に入るのは可愛らしい小物や人形、縫いぐるみ。
白、水色、桃色、黄色、薄緑。 パステルカラーに彩られた其処は、心なしか甘い香りまで漂っていて、入った瞬間に夢の世界へと引き摺り込まれそうになる。
可愛らしい小物の数々に、思わず隅に設えた棚からアクセサリーを選びそうになり、用事を果たすことが先。と、苦笑いを浮かべる。
そうして今一番必要な、タオルを探すため店内を歩けば、レジ付近にちらりと赤>>135が目に入り、口元に笑みが浮かぶ。]
はい。 必要なものと、必要になるもの。 それから――ないと、困るものを買いに。
[謎かけめいた答えをして、にこりと笑った。]
(152) 2014/10/05(Sun) 20時半頃
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―回想・先ほど本屋で―
アルバイトをしたいのです。
[勇気を奮い立たせ店主に伝えれば、顔を綻ばせる様子>>149 明るくなった表情に、自分の身体も心も軽くなったような気がして、釣られるように笑顔になる。]
書類ですね。 できるだけ早く、持っていきます。
[渡された紙を真剣に見つめ、大きく頷く。 軽くなった心と、跳ねる心臓。 不安も大きかったけれども、新しいことへの期待も大きくて。]
あ、あの。 これからよろしくお願いします。
[丁寧に畳んだ書類をケープの内側に抱え、大きくお辞儀をする。 その拍子にひらりと白い羽が一枚滑り落ちた。]
(154) 2014/10/05(Sun) 21時頃
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[そして
書類を抱えたまま。 抜け落ちた羽根に気づくことはなく。 雨の中へと、でていった。]*
(156) 2014/10/05(Sun) 21時頃
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[ショップ袋と男>>157の顔、それぞれ順繰りに視線を送る。 なぞかけめいた遊びに乗ってもらえるか。と、どこかわくわくした面持ちで。
そうして、なぞなぞ遊びの賞品が提示されれば、その表情は嬉しそうな笑顔へと替わり。]
外れても、当たってもどちらも素敵ですね。 あ……でも、相手の気に入るプレゼントを選ぶのは、難しいかもしれませんが。
[それでも、外れていても当たっていても。 教えたい―――そう思えば。]
はい。当たったら、精一杯考えますね。
[そう返答をして、頭の中で『綺麗だと思うもの』を考え始め。]
(164) 2014/10/05(Sun) 22時頃
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[程なくして彼が選んだ『答え』には、紅玉色を丸く見開く。]
おしいです―――。 あ、でも……私の持っていた答えより 『正解』に近いかもしれません。
メモ帳が必要な事を忘れていましたから。
[その観察の鋭さには尊敬の念すら抱きながら。 一つ一つゆっくりと、自身が用意した『答え』を口にする。
『答え』であって決して『正解』ではなかった物。]
必要なのは、傘 必要になるのは、ペン。 ないと困るのは――タオル。 ――ですね。
(165) 2014/10/05(Sun) 22時頃
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[雨を避けるのに必要な傘。これから書類を書くのに必要になるペン。 そして、端末を確認するのにないと困るのが――タオル。
組み合わせは多少違っても、『正解』しているのは事実で。 はたして、どちらとして扱えばよい物か――と少し悩んだが。]
私が綺麗だと思うもの。考えないといけませんね。
[本当は、もうさっきから考えていたのだけれど。 最初から負けることを想定してたとは思われたくなくて。 少しだけ悔しそうな表情を浮かべてみせた。]
(166) 2014/10/05(Sun) 22時頃
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カリュクスは、オスカーの名は知らないけれど。その角は濡れていないかと。
2014/10/05(Sun) 22時半頃
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[呟いた言葉>>180と失敗したような笑みに、すーっと目を細める。 『ベタな言葉』といわれるその言葉は、本の中でも確かによく目にするもの。
―――けれども]
ベタと言われるほど多くの人が使った言葉なら。 きっとそれなりの理由は、あるかもしれませんね。
プレゼントはどんな言葉でするよりも確かな 自己紹介みたいな気がしますから。
[あくまでも自分が思うだけ。と、冗談めいて付け加えるも。 物を知らない自分が、そんなことを言ってしまったのは恥ずかしくて。
より一層真剣に、自分が綺麗だと思うものを考えて。]
(198) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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[『正解』とは違う用意した『答え』に、彼の口から紡がれた言葉>>181には。 今度こそ”はずれ”と首を左右に振る。]
手紙ではないですよ。 送る相手も、送ってくれる相手もいないので
[言いながら、ポツリと紅が揺らぎかける。 けれどもそれは一瞬のこと。 当たりか外れか、その悩みの中にうずもれて、じきに消え。]
――――……?
[悔しそうな表情を未だ形作ったままで、言葉の続きを待てば こちらへと伸ばされる指先。
その動きを不思議に思いはしたものの、動こうとは微塵も思わずに。 指先の行方を視界の隅で捉えながら、彼を見つめた。]
(199) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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―回想・少し前雑貨屋の店先で―
[雨を避け、軒先を選んで雑貨屋へと向かう。 先日、教授に不足分を出してもらった赤いサンダルは、 足元の水を防ぐことなど考えて作られていないから。
一歩踏み出すごとに賑やかな音楽を奏でる。 その音が面白いとは、思う余裕がなかったけれども。
雨にぬれれば、ふかふかしていたケープも水を吸って 体の輪郭に合わせるように張り付く。
それ故に、背中の翼の形がはた目から、見て取れるようになるのも 時間の問題。 だからこそ、ばれないように出来る限り体を丸める。
これでばれないとは、毛頭思ってはいなかった。 そのため、急いで、急いで。 周りに目を向ける余裕もなく歩いていた。]
(212) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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[だから、かかった声>>148にも気が付くことはなく。 否。たとえ気が付いたとしても。
先に雑貨屋へ入って行った、赤いフードの青年ではなく。 自らが通う大学の教授が相手では 『逃げる』以外にはできなかっただろうけれど。
そして、かかった声にも 背中へと注がれた視線にも 気が付くことなく、雑貨屋の軒先へと向った
自身が歩いてきた道にはもしかすると 羽根が数枚残されていたかもしれないが。 雨に紛れれば、自らに確かめるすべはなかった。]*
(213) 2014/10/06(Mon) 00時頃
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―雑貨屋にて・ヤニクとの対話の時― [肩を小さく落とす様に、何も言わずに小首を傾げる。 紡がれた言葉>>217には考えるように静かに瞼を閉じて。]
その時の記憶に残るのは、目新しい物の方かもしれませんが。 新しいものは時間がたてば古くなると思うのです。 ―――長いこと生きたわけではないので 的外れかもしれないですけど。
[自分の意見を、言葉を。誰かにはっきりと話すのは久しぶり。と、そんなことを感じながら。]
手袋を―――指を怪我しているようでしたから。
[指先部分に赤が見えたことを思いだせば、そう答え。]
白い手袋。厚手だけれども肌触りが良い物。 しなやかに動く物――― それと……小さなピンブローチとか。 綺麗とは、ほど遠いですね。 私は単純なので。たぶん、それが伝わってしまうかと。
(231) 2014/10/06(Mon) 01時頃
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[絶やさぬ笑み>>218を揺らいだ紅で、ぼんやりと見つめれば。
『文通相手になる子』と言う言葉 その言葉に水泡のように疑問が浮かび上がりかけ。] これからヤニクさんが文通相手になるなら その子は―――送る相手も、送ってくれる相手も出来ますね。
[瞳の揺らぎは収まっていても、落とした言葉にはどこかシンとした響きが込められて。 羨みでも、妬みでもない、悲しみにも似た静かな感情。 その意味も理由も自分では見いだせないまま、少し笑うと。]
――――…。
[頭上に止まった掌の感触と、その大きさを味わうように目を閉じる。 つい先ほどの静かな感情は、仄かに伝わる温度に溶けていくようで。]
空色がいいです。 薄い空の色。冬の晴れた朝のような。
(232) 2014/10/06(Mon) 01時頃
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[夏の空では暑すぎるから。 凍るほどに寒い冬の――澄み切った青空を。
それで雨の滴を拭ったなら。 そんなことを思って伝えた希望に男はどう答えただろうか。
一目見て気に入った色のタオル。 お礼として買ってもらえるのならば素直に受け取って。
違うものを――と言われれば、そちらは断って このタオルを自分で買おう。 そんなことを考えて、レジへと向い。
そして、会計が済むと。]
では―――また。
[なぞなぞに付き合ってくれた相手にお辞儀を一つして 家路へと向かった*]
(238) 2014/10/06(Mon) 01時半頃
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―午後・商店街→路地―
[雑貨屋で買った透明なビニール傘を差しながら、家路へと。
先程の雑貨屋。そこの空調で一旦は乾きかけたケープは、再び湿り始めて体温を奪う。 きっと、下のワンピースまで濡れてしまっているんだろう。と眉を顰めた。
張り付いて身体の線を露わにする衣服に、透明な傘は目隠しの役割を望めず、大通りを避けるように人の少ない路地へと入る。
ふと、今は何時ぐらいかと気になって足を止める。]
―――――……。夕方近くかな。
[薄鼠色の空からは時間帯を推し量ることはできないから、洩らしたそれは当て推量。 けれども、まだ夜にはなっていないことを考えれば、そんなに遠くないはずだ。
正解を確認するついでに、端末をみよう。と、ポケットに手を入れる。 誰かに見咎められやしないかと、素早く辺りを見回せば、少年の姿>>257 端末を操作しているらしいその姿に、ほっと息を吐き―――― 建物の側に寄り、自身も端末を確認しようと視線を落とす。]
(263) 2014/10/06(Mon) 09時頃
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[通信と仲間とのコミュニティ。数刻振りにそれを確認すれば
通信の方には連絡が一つ。 先程、雑貨屋で会った男性からのもの。 受信した時間を見れば、雑貨屋で会う前に届いていたようで。 こちらには、あとで連絡しようと心に決めた。
次いで仲間との会話を覗けば、新しい進展があったようで。 興味津々。返信しようと端末に指を滑らす。]**
(264) 2014/10/06(Mon) 09時半頃
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[端末に視線を注ぎ、指先を液晶に滑らせようと当てたその時、軽口めいた声が掛かり>>307ぴくりと肩が跳ね上がる。 その弾みで傘についていた水滴がポタポタと滑り落ち、跳ね返っては足元を濡らす。
まさか端末の内容を覗かれた―――。じわり、身体を濡らす雨粒が滲むように、瞳に不安が滲みかけたが。]
あ……。 か、傘ですか?
[予想とは違う言葉に、鳩が豆鉄砲をくらったように目を丸く見開いて。
それでも今の自分にとっては願ってもないその申し出には素直に応じて。]
(316) 2014/10/06(Mon) 19時頃
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よろしければ―――私も少し困っていたので。 交換していただけると、嬉しいです。
[人馴れしていないためか、口角を上げる様子には軽薄さよりも、親しみやすさを感じ口元を綻ばせて。
そして、差し出された黒い傘を受け取って、自分の傘を少年に差し出す。]
ありがとう。たすかります。
[もし、傘を返す必要があるならば連絡先を。 そうでなくても、名前くらいは名乗ろう。 そんなことを思いながら、少年の瞳を見つめてお礼の言葉を口にした。]
(317) 2014/10/06(Mon) 19時頃
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[先ほど差していたものよりも、一回り大きな黒い傘。
金色の髪を持つ少年>>322からそれを受け取り、やや後ろ――背中を覆うように持ち替える。
視界も確保でき、縮こまってあるかなくても、後ろを隠すことができる。効果的な構え方。
そうして、ヒトを装うに充分な体制を整えれば、緩やかに顔を上げ。]
では。私も……。 しっかり乾かして、お返ししますね。
[一見して安物と判る透明な傘。 それを買うのに払った数枚のコインは、少しも惜しくなかったけれど。
雑貨屋でのなぞなぞ遊び。 その時間と記憶は留めておきたかった。 だから、連絡先と共に与えられた言葉>>325には、唇に淡い笑みを宿して。]
(339) 2014/10/06(Mon) 21時頃
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[傘を傾けたまま、自身の連絡先もメモ帳に書いて差し出す。
今まで1人しか連絡先の入っていなかった端末。 その中に、この数日で一気に4人もの名前が加わったことに、内心で驚きを感じながら。
『風邪をひかないように』との言葉には大丈夫。と、生真面目に頷いて応え。
この場を離れる様子の相手には、ひらと手を振って、自らも雨の中を歩き出した。*]
(340) 2014/10/06(Mon) 21時頃
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―夜・自室― ―――ただいま。
[独り言とは違う。誰かに話しかけるような、宛先を持った声音。 応えがないのはわかっていても、これは変わることがない。
―――変えることが出来ない。 言葉を発してからしばらく、返る声を待つ癖も。
そして、声が返ってこないことを実感すれば、小さく息を吐き。 真っ暗な家に橙色の灯りを燈す。
何時もと同じ。けれども、いつもとは少し違う帰宅。 判で押したように何も変わらない室内に、真っ黒な傘が一つ。
躯を埋めた穴を連想する黒は、普段の自分は好まない色。 吸い込まれ、空から遠く離されてしまう気がするから。
でも今は、夜空の色にも見えて。 骨組みの輪郭に合わせ、指を這わせながら瞼をとじる。]
(354) 2014/10/06(Mon) 22時半頃
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私の思う綺麗な物。
[それを伝えた時、単純すぎる選択だと自身は思ったが。 他に思い浮かぶものがなかったのも事実で―― だから『気に入った』>>284と返されたとき、内心ではほっと胸を撫で下ろしたのだ。 ばれないように、表情には出さなかったけれど。
そんな回想にふければ、表情は自然と柔らかな物へと変わり
けれども――― 『文通』のことを考えたとき、少し表情は曇る。
自分には断る理由もない。 受け入れてもらえるなら、どんなにか幸せだろうと思う。
でも、その人は彼とだから文通したいのではないか――と。
それでも『君さえ良いのなら』の言葉>>286に頷いてしまったのは きっと自分の我儘と、頭を撫でてくれた優しい手への甘えなのだろう。]
(355) 2014/10/06(Mon) 22時半頃
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ため息交じり、苦笑交じり。 微かな罪悪感も胸に抱えて、やがてあくびを一つ。
黒い傘を視界にとらえたまま、空色のタオルを抱いて。 ベットの隅、膝を抱えて丸まった姿勢で、寝息を立てる。
別れ際、狼が呟いた言葉が蘇り、心にさざ波が立つ。 今日は空の夢を見ない――そんな*気がした*
(356) 2014/10/06(Mon) 22時半頃
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