114 bloody's evil Kingdom
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鳥使い フィリップは、メモを貼った。
tetra 2013/02/25(Mon) 01時頃
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―王城・廊下―
[立ち去るピッパさんに手を振りながら見送っていると、廊下の反対側から歩いてくるのは女王<<標的>>の姿>>@0]
『見つけたよ――』
ああ、そうだね。
[口元に、にやりと笑みが浮かぶ。 我に還った>>7:8のかどうかは定かではないが、走り去るピッパさん>>7:11を止めることはしなかった。 四つの瞳はただ女王を射止めている。 四つは八つ、八つは十六、十六は三十二……。 怨恨は忘れはしないが、彼の者も標的であることは事実だった。 鳥たちの目が、謁見室へ戻る女王に次々と刺さっていく>>@1]
(25) tetra 2013/02/25(Mon) 23時半頃
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[ヒュー――]
[女王の姿が見えなくなると窓を開けて、命令を下した。 窓の桟に足をかけ、身の乗り出した]
ファローッ!
[フィリップの身体を掴んだのは巨大な鷲の足だった。 肩の装具を掴み、フィリップの身体を空高くへと持ち上げていく]
[バサリ――]
[バサリ――]
[城の空は女王の監視体制が戻っていた。 それ故に烏やコリーンへの監視が少なくなり――]
(26) tetra 2013/02/25(Mon) 23時半頃
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あそこ……だな。
[謁見室の窓越しに女王の姿を確認すると、ベルベットの尾羽を一本抜いた。 抗議の視線で睨んでくるが今はそれどころではない。 ベルベットが嘴でそれを突けば、尾羽は一本の矢へと姿を変じる。 矢の色は紅。 矢を番え、狙うは心の臓――]
[弓の弦が引かれ、木のしなる音が鳴る。 鳥たちが教えてくれる情報を元に、誤差を修正していき――]
(27) tetra 2013/02/25(Mon) 23時半頃
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[矢を放った――]
[矢は紅の閃光となり、風を切り裂いていく。 異変が現れたのはその瞬間の事。 女王は何かの魔法陣を描き始め>>@2……。
窓を貫き、紅の閃光が女王へ達そうとしたその瞬間に女王の姿が消えた。 轟音とともに謁見室の床が6メートルに渡って抉れていた。
遅れて入ってきた騎士団と、ドナルド団長を見て――臍を噛んだ]
(28) tetra 2013/02/25(Mon) 23時半頃
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鳥使い フィリップは、メモを貼った。
tetra 2013/02/25(Mon) 23時半頃
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―エピローグ〜フィリップside〜―
[女王を取り逃がしたすぐ後の事だった。 城内の捜索を行わせた鳥からの報告を受けてフィリップの顔に焦りの表情が浮かんだ]
ファローッ! 急げ!
[滑空の勢いを使って窓を突き破り城内の廊下へと入る。 ガラスの破片が腕を軽く裂き、血筋が流れ出た]
(45) tetra 2013/02/26(Tue) 11時頃
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[走る――
走る――
走る――]
(46) tetra 2013/02/26(Tue) 11時頃
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[廊下を駆け抜け目指す先は医務室。 最後の角を曲がった先に見えたのは、ボウガンを中へ放つ騎士の姿だった。 走りながら弓を構えて矢を番える。 足音に騎士はこちらに振り向いたが、遅い。 放たれた矢は狙い違わずに騎士の喉を貫通した。 勢いに任せ騎士の身体を蹴り、医務室の前で停止する。 中に見えたのは紅いシーツの上に横たわるコリーンを襲うズリエルの姿>>40で――]
(47) tetra 2013/02/26(Tue) 11時頃
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ズリ、エルッッ!!
[矢を幾つ受けていたかは確認していなかった。 走り寄り、テンプルに蹴りを放ち自身よりも大柄なズリエルを蹴り飛ばした。 痺れ薬が効いているのか、矢による出血で力が入らないのかは定かではない。 その身体は大した抵抗もなく床に転がり――蹴りに放った足の踵でズリエルの顎を踏み、骨を砕いた。 凡そ顎の形が残ることがない回数を踏みつけた]
(48) tetra 2013/02/26(Tue) 11時頃
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[荒くなった呼吸で、コリーンの姿>>36を視界に入れると一歩、二歩。 のそり、のそりとした足取りで近づいていく。 血に塗れた床に膝をつき、顔を覗きこんで見える瞳には既に光はなく――]
コリーン……――
[力ないその身体を抱き上げた]
(49) tetra 2013/02/26(Tue) 11時頃
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[自分が出来ないと報告したからいけなかったのだろうか。 遠くへ逃がせば良かったのだろうか。 何故、女王に気を取られたのだろうか。 自分のつがいを護れぬ雄に――]
(50) tetra 2013/02/26(Tue) 11時頃
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[コリーンの瞳を閉じる――。 医務室中のシーツや布を全て使い、遺体を丁寧に包み縄を取りつけると窓を開けて音無き口笛で大柄の鷲を10匹程呼ぶとその足に縄を括りつけた]
セプテント領まで運ぶ――。 セリーズが道案内してやってくれ。 まだ陽は高いけど、頑張って――。
[自分もここを離れよう――。 相棒と言ってくれたドナルドさんを、もう相棒を見ることはできない。 自分の相棒は、ベルベットだけ――。 医務室の中に廊下に転がっていた騎士の亡骸を蹴り込むと、扉を閉めた]
(51) tetra 2013/02/26(Tue) 11時頃
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[鳥たちの聲を聞きながら、バルコニーへと向かう。 ソフィアの元へと駆ける足は次第に遅くなっていく。 荒くなった息はまだ整えられておらず、身体中の細胞が酸素を欲していた。 それでも、足を止めることはない。
バルコニーへ辿り着くと空を見上げている少女の姿>>17]
ソフィア――
[名前を呼ぶ声はどことなく寂しそうなもので、走り寄るとそのままソフィアの身体を抱きしめた。 ソフィアは振り返っていただろうか。 華奢な身体を抱きしめる腕に、力がこもる]
ソフィア、俺についてきてほしい。 俺を、助けてくれないか――。
[折れそうな、自由の民の心。 自分の子を宿すソフィアに、そう問いかけた]
(52) tetra 2013/02/26(Tue) 11時頃
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[ソフィアは受け入れてくれただろうか。 例え拒絶されようとも、その身体を抱き上げるとファローを呼んだ。 二人分の体重は重たく浮き上がるのに苦労するもベルベットの直系である鷲は強靭であり、ゆるりとした速度で先行させているセリーズの後を追う。 追手が掛るまでにはまだ時間が掛るだろう――。 それまでに、セプテント領へ入らなくてはならない。
フィリップの瞳に宿るのは、復讐の炎の色と、大切なものがまだ残っていることへの安堵の色だった*]
(53) tetra 2013/02/26(Tue) 11時頃
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―エピローグ〜セプテント共和国〜―
[コリーンの死を知ったその父、セプテント領領主は周辺の領主及び有力な領主とともに故ソラナ王国を離脱した。 娘を暗殺したドナルド団長率いる「ソラナ」との共存はありえず、その団長も上級モンスターだと知れ渡ると離反する領主もそれなりに居ただろう。 セプテント領主を盟主とした一段は、エレティーナとの外交、フォレットとの軍事衝突などを経て共和制へ移行した。 名前は名盟主であったセプテント領から取ってセプテント共和国となった。 大した軍事力を持たないセプテント共和国が如何にして成り立ったのかは歴史の謎とされている。 一節には、鳥たちが味方をした……とも言われているが真相は定かではない]
(55) tetra 2013/02/26(Tue) 11時半頃
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鳥使い フィリップは、メモを貼った。
tetra 2013/02/26(Tue) 11時半頃
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