3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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用務員 バーナバスは、なぜか、ぼんやりしていた。(01)
2010/03/05(Fri) 08時頃
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― 用務室 ―
あれ?いつのまにか、みんないないか。
[そして、グロリアも一度自分の手を取ると、 そのまま、行ってしまう。]
[そのあと、自分の毛深い手をしばらくぼんやり見てた。**]
(49) 2010/03/05(Fri) 09時頃
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― 用務室 ―
[そして、何にも代わりのない用務室にぼんやり、どれくらい座っていただろうか。]
――……ん?あれ?
[窓が明るくなった気がする。 なので、のろのろと窓を覗いた。 目を丸くした。
晴れてたから。]
(66) 2010/03/05(Fri) 11時頃
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― 用務室→一階廊下へ ―
[とりあえず、晴れていることがわかった。 驚いていると、頭に驚いている声が二人ばかり響いてきたか。]
ええと、とにかくどうなってるのか確かめないと。
[部屋から出る時は一瞬怯えたが、あのエロい蔦はない。普通の…いや、廊下の色が微妙に違う。
でも、普通の学校の風景だ。]
(70) 2010/03/05(Fri) 12時頃
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バーナバスさんッ
[ところが出ればすぐに声がかかる。 みれば、誰だろう。大人だから、生徒じゃない……。何だか気の強そうなおばさん……。]
二階の教室の窓が開かない箇所があるらしいんで、授業が始まる前に見に行ってくださいな。頼みましたよ。
空気の入れ替えができないなんて、私には信じられないですからね。
[そして、おばさんは去っていってしまう。持っている教科書は数学だった。]
(71) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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あ?っていうか、ここでも用務員なのか?
[しかし、なぜか身体は反射的に返事をしてしまう。そして、雑巾とバケツを持って、ちゃっちゃっと二階へ。]
(74) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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用務員 バーナバスは、生徒たちにはおはようございます、と言われて手は振りつつ…違和感。
2010/03/05(Fri) 12時半頃
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― 南棟二階 →3−Bへ ―
[そして、二階に上ると、こっちこっちと女子生徒に手招きされる。 向かうと、……]
あれ?教室一個足りなくないか?え?
[そう思いつつ、導かれるのは3−Bの教室。]
――……ほえ
[入れば、そこにはセシル、フィリップ、そしてグロリアの姿が見えるか。]
(78) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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― 3−B ―
いや、窓が開かねぇって言われたんだ。
[フィリップの暇なの?の言葉に、そう返して、とりあえず、は開かないらしい窓に向かう。 窓枠は見たことのあるものだったけど、ずうっと新しかった。
そして、ごそごそと作業をはじめる。
まるで、本来いる用務員のように。]
(85) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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[ふと作業しつつ、ツナギの右ポケットに手を入れる。 そこにガラス球を確認した。 そして、また手を抜いて……]
よし、こんなもんかな、ほら、開いた開いた。
[窓が開閉自由になって、ミニ拍手が起こる。 それにやーやー、と手を振りつつ、置いたバケツを拾い上げた。]
(90) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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2月25日?
[ふと、日付を言う声がして、そっちを一度振り向く。]
そっか、2月25日か……。
[ふと見ると、ケイトが大人しく机に座っている。 まるで別人のように見えたから、最初わからなかった。]
(92) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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[とりあえず、日誌にもあった用具室を探してみることにする。
セシルやフィリップ、グロリアには軽く手を振って、また階下に向かった。 用務室に鍵はあるだろう、きっと。]
→用務室
(98) 2010/03/05(Fri) 13時半頃
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― 南棟一階 ―
[一階に下りると、今度は別の生徒が駆け寄ってくる。]
探しました!正面玄関に蛇がいるんです。追い払って!!
[は?蛇? そう聞き返す間もなく、引っ張られて、玄関まで連れていかれる。 そこには結構なサイズの蛇が…とぐろを巻いていた。………。]
(100) 2010/03/05(Fri) 13時半頃
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― 正面玄関 ―
[蛇はさてどうしたもんかと思っていると、生徒たちはHRの時間なのか、去っていく。 通りすがりの先生も頼みますよ、といなくなった。]
じゃ、追い払うかね。
[玄関にあった箒を手にとって蛇に近寄ると、……唐突にそれは……。]
(112) 2010/03/05(Fri) 14時頃
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[蛇が唐突に飛び掛って足に向かってきたけれど……。]
――……。
(116) 2010/03/05(Fri) 14時頃
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[蛇が足に来たので、よけようとしたけど、瞬時噛まれたような気がする。
で、反射的に引っつかんで、
ぼっきり……。
まるで、狼みたいな手がそれをぐしゃぐしゃにした。]
(117) 2010/03/05(Fri) 14時頃
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[嫌な音をたてて、蛇はゴムのおもちゃみたいになった。両手はとても大きくゴツく、そして、爪が鋭くなっている。]
――……あえ?
[そして、噛まれたと思った足を確かめる。 ツナギの裾をめくる。 出てきたのは剛毛レベルじゃない、毛……]
(121) 2010/03/05(Fri) 14時半頃
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あー
[同時に頭がまたぼんやりした。 これがどういうことなのか。
いや、簡単なことな気もする。
生えてきているのは、ダークブラウンの……
そう、身体は多分、まるで狼男のように……。]
(123) 2010/03/05(Fri) 14時半頃
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用務員 バーナバスは、帽子を取ると、やっぱりそこもふさふさだった[11]
2010/03/05(Fri) 14時半頃
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ああ、いかん、こんなことより、 用具室をさがさんと……。
[そして、ゴムみたいな蛇をそのまま放って、用務室に戻っていく。]
(127) 2010/03/05(Fri) 14時半頃
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用務員 バーナバスは、廊下を狼男が歩いていく…。**
2010/03/05(Fri) 15時頃
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― 用務室 ― [鍵保管庫の位置は変わっていなかった。 そして、そこにはちゃんと用具室の鍵があった。]
――………
[ただ、その前で男はぼんやりしている。 ふと、窓を叩く音がして、振り返る。]
どうした?
[そこには生徒達がにこにこしつつ、飴玉ちょーだーい、とねだってきた。 ふと見ると、でかい飴がつまった瓶がある。]
そしたら、草ちゃんと抜いとけよ?
[そんな台詞が出て、生徒達に飴玉を渡した。
っていうか、これは誰だ?]
(175) 2010/03/05(Fri) 19時頃
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[ちょっと混乱する。 自分だけど、自分じゃない誰かのようだ。
まるで、この学校の用務員のようだ。]
あれ?
[いや、それは正解じゃないか?]
(179) 2010/03/05(Fri) 19時頃
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用務員 バーナバスは、ぼうっとしたまま、用務室に、いる。
2010/03/05(Fri) 19時頃
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― 用務室 ―
はぁ……
[今わかること、 用務室を探すこと、 ケイトを探すこと、 見せろといわれたらビー玉を見せること、
を忘れないこと。]
――……
[ぶつぶつと狼男はそれらを繰り返している。]
(190) 2010/03/05(Fri) 19時半頃
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用務員 バーナバスは、ぼんやりしたあと・・・ぐるる・・・と喉が鳴る。[12]
2010/03/05(Fri) 19時半頃
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――……肉が食いたい。
[ぽつり]
(195) 2010/03/05(Fri) 20時頃
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ってぇ、いかんいかん、探さなくちゃだ。
[そして、立ち上がると、びり…と何かが避ける。 見ると、服が……
服の中で腕が膨れ上がっている。 触ると、硬い硬い、筋肉と皮………そして、剛毛………。]
――……ぐるるる
(200) 2010/03/05(Fri) 20時頃
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[なぜか喉が酷く下品になった。自分で吃驚する。 だけど、それもすぐに忘れた。]
[そして、用具室用具室と繰り返しながら、部屋を出る。 そして、廊下から中庭を見た。そこにはキャロライナとミッシェルの姿があっただろうか。]
(204) 2010/03/05(Fri) 20時頃
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― 南棟一階廊下から中庭を見つつ ―
あー、見覚えある連中だけど、
誰だっけ?
[明らかに症状は進んでいる。]
(210) 2010/03/05(Fri) 20時半頃
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用務員 バーナバスは、理事長の孫 グロリアの顔と声だけは忘れたくない。(02)(
2010/03/05(Fri) 20時半頃
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― 一階廊下→学食 ―
[そして、狼男は、そのままふらふら学食のほうへ移動する。 入ると、恰幅のいい女性が、あら、今日は早いんですね、と笑いかけてくれた。 こんなに毛むくじゃらなのに、いい人だと思った。(向こうからはただの用務員に見えてるなど知らない)]
――……ぐるるる
[そううなっただけなのに、はいよ、と何か定食が出されて、 大人しく座る。
箸を取ろうとしたら、折れたので、そのまま手づかみで食べた。]
(235) 2010/03/05(Fri) 21時半頃
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用務員 バーナバスは、手づかみでべちゃべちゃ汚く食べている。がううううう
2010/03/05(Fri) 21時半頃
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― 学食→畑・北棟方面 ―
[飯を食べたけど、何だか足りなかった。 だけど、恰幅のいい女性からは、ここまで、と追い出される。]
ぐるるるる……
[そのまま、北棟方面を目指してユラリと歩きはじめる。帽子の奥の眼はすっかり赤く、服はところどころ裂け始めている中からでてくるのは、肉食動物のような肉付きの毛深い表面。]
がうううう
[いつのまにか、顔も様変わりをはじめているだろうか。]
(242) 2010/03/05(Fri) 21時半頃
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用務員 バーナバスは、中庭にいる連中には目もくれてない。
2010/03/05(Fri) 21時半頃
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― 畑 ―
[畑につくと、しゃがみこんで植えてある苗を眺めている。 やがて、間引きのような行動を取り始めながら、そのまま縦断していく感じ。]
ぐるるるる ………うううううう
(254) 2010/03/05(Fri) 22時頃
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用務員 バーナバスは、まるで帽子をかぶった狼男そのものだった。
2010/03/05(Fri) 22時半頃
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― 畑 ― >>257
[畑をかき分けながら、 目的を果たそうと、 もう、溶けた頭で、それでも…だったのだけど、 行動はもう、生ける亡霊のようなものだったか。 言葉も出ず、ただ、さまよい始める思考と身体。]
(俺は、誰だっけ……)
[自分がわからなくなった。だけど…… 飛び出してきたその女性のことは、
どこかがまだ覚えていて、
動きが止まる。]
(261) 2010/03/05(Fri) 22時半頃
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―――……んがぁ
[丸い丸い背、帽子の奥の眼は赤く光る。]
(263) 2010/03/05(Fri) 22時半頃
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[恐れもなく近寄ってくる女性に、 触れられた時はぐるると喉が鳴ったけど、
それは、むしろ、威嚇ではなく]
がるるる
[いつのまにかにふさふさと生えていたダークブラウンの尻尾が揺れる。]
(268) 2010/03/05(Fri) 22時半頃
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用務員 バーナバスは、理事長の孫 グロリアにくるるるる・・・
2010/03/05(Fri) 23時頃
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[そして、少し落ち着いただろうか。 眼の色だけがすうっとアッシュグレイに戻る。]
―――………
[そして、撫でてくれるグロリアをじっと見つめて…]
(278) 2010/03/05(Fri) 23時頃
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[でも、何か、不穏なことを言っている口調はわかったかもしれない。>>279>>280]
ぐるるるるる……
[ふと、グロリアから視線を逸らし、ミッシェルに向かって威嚇をはじめた。]
(284) 2010/03/05(Fri) 23時頃
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どこ だ ぁ
[顔も伸びて、狼のそれに変わっていく……。]
(287) 2010/03/05(Fri) 23時頃
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用務員 バーナバスは、身を震わせると、服はまた引きちぎれ……。(01)
2010/03/05(Fri) 23時半頃
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[もう、すっかり獣と化した身体。 グロリアから身を離すと両脚を地面につける。]
ぐるるるるる
[そこにいるのは、もう人じゃなく、大きな、ダークブラウンの毛を持つ、狼。
うなりとともに見える牙…… そして、眼の色も赤く変わっていく……。]
(295) 2010/03/05(Fri) 23時半頃
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[そう、もう獣と化した存在は、 言葉の意味はわからない。
ただ、そのものが自分を、
いや、鬼を……どう思っているのか。
反応に敏感に俊敏に……
獣はミッシェルのほうへ、ゆっくり近づいてくる。]
(299) 2010/03/05(Fri) 23時半頃
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―畑―
[グロリアやセシルの制止もその耳には届いてはいなかった。 ただ、使命を感じて、 己の使命を感じて、牙を剥く。]
[コイツラヲマモル オニダロウガナンダロウガ]
(307) 2010/03/05(Fri) 23時半頃
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[そのとき、ふと、また立ち止まる。 でも、もうその歩みが二足になることはなく…四本の足を持つ生物であることは変わらない。]
ぐるるるるるう、ガァッ
[そして、威嚇 威嚇 威嚇]
[ミッシェルに、オスカーに、マーゴに……。]
[鋭い牙の口をガァアアァッと開けて……。]
(317) 2010/03/06(Sat) 00時頃
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用務員 バーナバスは、服から、ぽろりとガラス球が落ちる・・・
2010/03/06(Sat) 00時頃
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[落ちたガラス球は二個……]
[ひとつは透明な淡いピンク]
[ひとつは、血を固めたような……赤。 曇りガラスのような触感のその中に、黒い星が不気味に広がる。]
(319) 2010/03/06(Sat) 00時頃
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[ふと、ひびく
あおはのぞきみのわりぃこ
いや、ほんとうはべつのことばだったか
いや、関係ない
俺はあいつらをまもるから]
(321) 2010/03/06(Sat) 00時頃
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[そして、また眸が紅く染まっていく……。]
[獣は、もう、人じゃない、から……。]
(325) 2010/03/06(Sat) 00時頃
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ガァアアアアアアゥゥゥゥゥ
[奇数:ミッシェル 偶数:オスカーに向かって、歩きだした。47]
(327) 2010/03/06(Sat) 00時頃
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用務員 バーナバスは、鋭い牙に唾液をたらしながら、うなり声をあげてミッシェルに近寄っていく・・・。
2010/03/06(Sat) 00時頃
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ガァァアアアアアアッ
[ミッシェルの傍までくると、その顔に向かって大きな口を上げて、咆哮をあげた。]
(337) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[赤い眼が、鋭い牙が、低く吼える声が、 きっと、周りには狂った狼にしか見えなかったろう。
鼻によるしわが、もう人間の顔を失った輪郭は、 紅い紅い眼は、
………。]
(342) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[そして、一瞬時間が止まったかのようにも思えたのは、
きっと同時にすべての刃物が己に刺さったから]
(345) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[そして、紅い紅い、あのビー玉のような鮮血が、それぞれから噴出す……。]
(346) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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ギャアアァアアアァアアアッン!!
(352) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[そして、狼はもんどり打って倒れる。]
(353) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[大きな身体から噴出す血の量は、勢いをなくしても流れつづける……。
そのビー玉と同じ色、 同じ色の池がどんどん広がって……
獣の身体を濡らしていく……。]
(356) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[獣は即死はできずに、 血が身体からなくなるショックに
びくびく痙攣した。]
(361) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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[そして、紅かった眼はすうっとまたグレイに戻って……]
(368) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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[最後に泣いてる人を視た。]
(369) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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|
[最後はゆるい表情になっただろうか。]
(376) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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