173 【突発RP村】夢の通い路
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― 現代 ―
久々の母国、か。
[長きに渡るアメリカへの単身赴任。順調な出世コースのステップアップと言われた日々は、辞表と共に過ぎ去っていた。]
まあ、いいんだけどな。
[海外赴任を嫌がっていた妻が部下の男と蒸発し、それを知ったのが緑の紙一枚が国際便で届いた後だった。溜まっていた有給休暇と無断休暇を経て過ごしたこの一ヶ月前後の出来事はあまり思い出したくもないし、実際記憶の限りにない。自宅でレンタルしたビデオを見まくってはBudweiserを喉に流していた事は僅かに覚えている。それが何日か、何週間だったかは判らない。]
いや。
[泣いて喚いて、当り散らして、そんな事がずっと続くと思われていたが、ある日目が覚めると首に覚えのない銀のプレート>>4:33が下がっているのに気づいた時、何かを思い出していた。荒れ果てた自室を見回すと、玄関脇の花瓶に生けた覚えのない花が生けられているのに気づいた時、すべき事を思い出す。]
(12) Elizabeth 2014/04/23(Wed) 01時頃
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あの時もそうだった。 だから――
[探す心算もあったが、何故か身体が一度も行った事のない場所への道を覚えていた。ただ空港を出て、列車に乗って、タクシーを拾って、勝手に動く口、手、それらに委ねたまま、気づけばまるで高層ビルのジャングルに埋もれたかのような小さな喫茶店にたどり着く。]
さて、行きますか。
[手鏡を開き、前髪に櫛を入れなおす。小脇に抱えた花束――ネリネの花の詰まったそれを潰さないように抱え直し、縒れる事のない確りとした足取りで、店に向かう。扉か窓のガラスからは店内の人影は見えただろうか。ドアを手で開けて、一歩踏み出した。]
(13) Elizabeth 2014/04/23(Wed) 01時頃
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また、会ったな。
[それは店主に向けたものか、店内にいた見覚えのある顔に向けたものか、どちらにしろ、ネクタイを締め、スーツの上着を羽織った元ビジネスマンはさらりと笑って、花束を女主人に差し出した。]
伝言だ。
[その花言葉は『また会う日を楽しみに』**]
(14) Elizabeth 2014/04/23(Wed) 01時頃
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