94 眠る村
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[彼女が救われたのか、焔を見詰め続けても判りはしない。 恋人の手を握り返し、続くブローリンの言葉を聞く。 老人とフィリップは何と言ったろうか]
……。
[此方を見遣るブローリンと交わる、男の視線は静。 ブローリンが机に突っ伏せば、手にしたまま冷めた紅茶を飲み干す。 ひどく、苦い味に眉根を寄せ、 カップを置くと食堂を後にしようと、恋人の手をそっと引いた]
(4) 2012/06/19(Tue) 00時頃
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ケヴィンは、ローズマリーからも、引かれる手に。行く先は委ね連れ立ち歩く。
2012/06/19(Tue) 00時頃
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…………すまん。
[辿り着いた井戸の前。 案の定臭かったのかと、しょぼり項垂れシャツを脱ぐ。 いまだ消えぬ背の焔は、終わらぬ証。 恋人の言葉に男は顔をあげ、一度視線を逸らしてから、見詰める]
…、ん。 そう、なら 嬉しい。 体 つらくはないか…
[眼差し微かに柔らんで、 続けた言葉、言い淀むように語尾は弱くなる]
(6) 2012/06/19(Tue) 00時頃
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[痛かったとの言葉に、ばしゃぁと手桶を取り落とす]
…、 そうでなかったら、それはそれで…困る。
[恋人の微笑みからふいと顔を背け、桶を拾い上げた。 頭から水を被り、短い髪を無造作にかき上げ水を拭う。 何度かそうして、上半身を拭けば、ベルトに手をかけた所ではたと恋人を見、近くの茂みへと桶ごと失せた]
腹が、減らないか。
[固く絞ったズボンを宙で叩き、ふと漏らす。 長らく何も口にしていないのを今更のように思い出せば、 わき腹のあたりが切なく空腹を訴える]
(8) 2012/06/19(Tue) 00時半頃
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[宿の壁に返して立てかける長靴。 男は湿るズボンに足を通し、空の桶を手に恋人へと距離を詰める。 素足で踏む草地はひんやりと夜を含み冷たい]
…。
[羽留まらぬ方の頬を撫で髪を後ろへと梳けば、 落とす口付け、女の唇を割り赤濡れた舌を甘噛む]
…食べたら、なくなってしまう。
[恋人を見下ろし、静に言った]
(12) 2012/06/19(Tue) 01時頃
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[淡い笑みは、瞳に映りこむ月より儚く]
――…ああ。
[とさりと、桶が地に落ちる。 絡めた手指、押し殺した吐息。 身じろぐ度に水濡れた地面がくちゃりと音を立てる。
夜風が渡る。柔らかに波打つ女の髪が、 月明かりに青白く浮かぶ肌を*泳ぐ*]
(15) 2012/06/19(Tue) 01時頃
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―― 朝 ――
[井戸の傍で目を覚ます。 今日も恋人の方が先に目を覚ましていたろうか。
俺の心は変わらない。
昨夜、"なのに"の先を紡がない恋人へそう言って、 きつく握り返した男の手は、彼女の体を抱え上げ部屋へと運ぶ]
…、少し、休んでいるといい。 食事の支度と、家に一度戻る。
[ベッドに横たえた恋人の体。 男の指先がしばらく、頭を撫でつ手櫛を通す。 やがて胸元の刺青へとひとつ口付けを残して部屋を出た]
(18) 2012/06/19(Tue) 10時半頃
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[廊下に老人が立っていた>>16 立ち尽くすその背を一度撫でると、 部屋の引き出しからたたまれたシーツを取り出しばさりと広げた]
…。
[重ねた年月にしわがれた老人の手を取り、そっと食堂へと促す。 ひとつのシーツに包まり、寄り添い眠る少年達の姿は、後ろ手に閉めた扉の向こうに消える]
(19) 2012/06/19(Tue) 10時半頃
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[老人を椅子に残し男は一度台所へ消える。 しぃんとした宿には、食事の支度をする微かな物音だけ。
耳もとらず挟んだだけの卵サンド。十字に切れ目の入ったそれをテーブルに置き、並べる湯気立つコーヒーのカップは三つ。
机に突っ伏したままのブローリンの肩を無言で揺すり起こせば、 椅子のひとつを引き、背凭れを前にして跨るように腰を下ろした]
…客人を、おぼえているか。
[言って、ひとくち、腑へと落とす熱いコーヒー。 染みるような溜息を漏らす]
(20) 2012/06/19(Tue) 11時頃
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彼らもどこかで、 こんな風に食事を取っていたかもしれない。
[ぽつり、ぽつりと]
腹が減れば、食事をし。 食事が喉を通らない日もある。
[誰に向けるでもない男の呟きは、飲食に間が空く]
大切な者がいて。 大切に思ってくれる誰かも、いただろう。
泣いたり、笑ったり、怒ったり。
よい事だけが全てではない。 わるい事だけが全てでもない。
(21) 2012/06/19(Tue) 11時半頃
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俺たちと変わらない、ただの、人間だった。
[コトリと、空のカップをテーブルに置く]
(22) 2012/06/19(Tue) 11時半頃
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彼らは、死しても死ねず。
身寄りのない場所で、
誰に悼まれるでもなく 弔いの手もなく
――ゴミのように使い捨てられた。
(23) 2012/06/19(Tue) 11時半頃
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俺はそれを、決して 赦しはしない。
[静かな口調に、怒気を孕ませ。 男は自分の答をおいて、席を立つ。 宿を後にすれば、向かう先は*水車小屋*]
(24) 2012/06/19(Tue) 11時半頃
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―― 宿 ――
[老人がそう言って食堂の扉を開けば>>41 代わり映えのしない服を着替え、 綺麗に髭をそり落とした男がそこにいた]
…、…。
[男の姿は食堂の一枚隔てた壁の向こう。 力なく壁に背をもたせ、 赦さないと揺るぎなく言ったその双眸が、呆然と宙を漂う]
(44) 2012/06/19(Tue) 18時頃
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ケヴィンは、ティモシーの姿が視界に入っても、宙を見詰めたままの視線は動かず。
2012/06/19(Tue) 18時頃
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[老人の哀願にゆっくりと顔を向ける男の焦点は合わず。 繰り返される言葉を耳に、男の脳裏で はじまりの日から、今までの記憶が廻る廻る]
なにを、信じる…
なにを――
[信じている。それらは、成り代わる者だと。 ブローリンが口にした御伽噺など、知ってはいても信じない。 現実は、めでたいところで幕を閉じても続く。
信じていた。刺青を触れ合った時に感じた、恋人の残滓。 クラリッサのように彼女もまた――そう、なのだと]
(48) 2012/06/19(Tue) 18時頃
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[けれど、
" わたしは、わたしなのに "
――けれど、本当に、信じるならば]
――――。
[半開きの扉から、聴こえる声に見開く目>>47]
…、ローズ…
[すれ違い様、老人の肩を撫で落ちる手は力なく 二人の前に姿を現した男の顔色は蒼白に。 戦慄く唇が、恋人の名を呻いた]
おまえは――…
(49) 2012/06/19(Tue) 18時半頃
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ケヴィンは、ローズマリーに話の続きを促した。
2012/06/19(Tue) 18時半頃
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…いやだ。
[揺れる恋人の瞳。長い睫に濡れた跡。 男は目を逸らさず見詰めて、はっきりと口にした]
(51) 2012/06/19(Tue) 19時頃
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おまえの…
[そばに、いると。開きかけた唇から漏れるのは]
――――…
[乾いた、音]
(54) 2012/06/19(Tue) 19時半頃
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[目の前が、暗くなる]
(55) 2012/06/19(Tue) 19時半頃
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[歩み寄ろうとしていた足が、ぐらりとたたらを踏んだ。 息ができない。周りの声も音もやけに遠い。 鼓動だけが、鼓膜を打ち続ける。
ちりちりと黒く狭まる視界に、恋人を見詰める瞳がひどく歪む]
――――…て、やる。
[腹の底から、低く、重く]
(56) 2012/06/19(Tue) 19時半頃
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――――殺してやる。
(57) 2012/06/19(Tue) 19時半頃
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[憎しみに目を滾らせ]
…わかって いたのに
[一歩、ゆっくりと踏み出して喘ぐように呼吸をする。 潰れてしまいそうな喉を、左の手が締め付ける]
胸が――張り裂けそうだ
[また一歩踏み出し、右の手を彼女へと伸べる]
(58) 2012/06/19(Tue) 20時頃
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ああ。
[庇わない。押さえた喉元、握りつぶしてしまいそうだ]
お前を残して、ひとりにはさせない。
[触れる前に拒まれる手を、握り締めて。 それでも男はもう一歩、距離をつめ女の瞳を間近で見詰める]
(61) 2012/06/19(Tue) 20時頃
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…、それでも ――――。
[歪む恋人の唇を見詰め、 免罪符のように紡げず噛み殺す言葉。 女の肩口へ額を落とせば、己の喉と女の手を握る手の力が抜ける]
…、…
なぜだ。
[ぽつりと、落ちる言葉]
(64) 2012/06/19(Tue) 20時半頃
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[恋人の肩に額を乗せたまま男はしばらく押し黙る。 脳裏を巡るうそとほんとうの狭間で、 きつく眉間に寄せた皺は布越し女にも伝わるか。
無理やり吐き出す吐息が熱い。 弛緩した男の手指はそれでも女の手から離れずに]
……、それで、これから、どうする?
[そっと指を絡め、男は顔を上げる]
(68) 2012/06/19(Tue) 21時頃
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…、
[触れる胸元の温かさはなにひとつ変わらず。 背に回される手に、もし、"そう"なら。
聴こえてくるであろう。 聞かされるであろう、恋人の声に眉を顰め――]
――――。
[触れた先から微かに聞こえた"声" 戸惑うような女の瞳を、じっと見詰め返す]
(70) 2012/06/19(Tue) 21時半頃
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[囁く声。 見詰める瞳に瞬くのは男の方。 薄らと空いた唇は、言葉ごと塞がれる。
――――ああ。
約束だから、腑に落ちる嘆息さえも殺して。 すがりつく女の体を、震える手で抱きとめる]
(76) 2012/06/19(Tue) 22時半頃
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ケヴィンは、ローズマリーに話の続きを促した。
2012/06/19(Tue) 23時頃
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[紡がれる言葉。震えを感じる手はいつしか強く力が篭る。 シャツを引かれる強さで、恋人の限界を知る]
…ああ、 よく がんばった。
[恋人の耳元でそっと囁いて。 固く瞑りたくなる目を無理に押し留め、恋人を見詰め瞳は揺れる。 繋いだままの手指。少し窮屈そうに彼女の下がる眉尻を、いつかと同じように指先が撫でる]
(84) 2012/06/19(Tue) 23時半頃
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[瞼に口付けてから一歩引けば、彼女の手は背から離れるだろう]
俺もたいがいだが …おまえも、ばかだ
[そう、耳元へ囁いてから。恋人の手を引き、 男はまっすぐにブローリンを見詰め、数歩後ろへ下がる]
(86) 2012/06/19(Tue) 23時半頃
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嘲笑うなら、聞かせれば良かった。 言わせるのなら、触れさせなければ良かった。
[微かな呟きは、今傍にある恋人にしか聴こえない。 じりじりと背が焼ける ――時が近い。 男の呪いは恋人の願いどおり、まっすぐに彼女へと]
…どうして、俺を殺さなかった。
(93) 2012/06/19(Tue) 23時半頃
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