241 線路上の雪燕
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[点検口の下、器具無しではどうにも開きそうにない入口>>3:102は、櫻子を一旦危険から遠ざけるにはかえって好都合だった。]
うーん、どうしようか。 ネジ回しなんか持ってないしなあ。 無理矢理開けれるものでもなさそうだし。
[そう言った声色は、少しわざとらしすぎただろうか。 そこにすかさずペラジーの提案がやってくる>>3:142。]
そうだね、流石に入れないようじゃあ意味がない。 ラウンジにでも行こうか。一旦状況を整理して、
[そこまで言って一旦、言葉を切った。遠くで微かに聞こえたのは、発砲音>>3:139。]
(18) 2015/12/02(Wed) 01時頃
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……、 ……整理、しようか。
[ちらり、と同じく気づいたらしいペラジー>>6の方に目配せをして、言葉を繰り返す。 少なくとも、櫻子だけは安全な所へ置いた方がいい。 櫻子が渋るようならなんとか宥め、ラウンジへ向かおうと隣の車両へ移った時だっただろうか。
>>#2耳をつんざくような金属音と共に、車内が傾くような感覚に襲われたのは。]
(20) 2015/12/02(Wed) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/12/02(Wed) 01時頃
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[全ての音は、金属同士が擦れ合う不快な音に上書きされ、イアンは壁へと叩きつけられた。]
ッ痛!
[咄嗟のことに何の反応もできないまま、盛大に頭を打って思わず声を上げる。 が、その声もブレーキの音にほとんど掻き消えてしまっただろう。
他の者は、無事だっただろうか。 やがてブレーキ音が止み、しん、と急に静まり返ったころ。
>>0静寂の中聞こえたのは、何ともつかない、獣のような叫び声。 打った頭を上げれば、窓の向こうの満月の下、褪せた金色に輝く麦畑に紛れた、赤茶色の――。
昼間ペラジーと交わした言葉の数々、そして先程までの不審な列車内。
愛犬家の事件、子供、銃声、 噛み痕、傷だらけ、鉄道警察、 銃器、家出少年――――]
(24) 2015/12/02(Wed) 01時半頃
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[――――人狼。]
(25) 2015/12/02(Wed) 01時半頃
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[痛む頭もお構いなしに窓を開け、イアンは上半身を窓から乗り出した。 薄汚れた赤茶色した「それ」は、月夜に照らされた金色の波を一目散に駆けてゆく。]
……ペラジー。
[やっとの思いで喉からひねり出せた言葉は、彼を呼ぶ名前、ただそれだけ。 僅かに震えた手で指した方角に、ペラジーは「それ」の姿を見ただろうか。]**
(26) 2015/12/02(Wed) 01時半頃
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―少し前・サイラスと―
[こちらの挨拶に返してから、彼はしばしの間、こちらを見つめて固まった。>>5
あ、と声に出した所を見るに、今ようやく思い出したところなのだろう。
少し気まずい、と言わんばかりの困った顔つきに、思わず吹き出した。 ]
どうも。 ……ふふ、君、結構面白いね。
[ルーカスが彼に対して、珍しく人の悪い笑みを浮かべた理由もなんとなくわかる。 こういう分かりやすい人間は嫌いじゃない。]
どうか宜しく。
[親しげににこりと笑ってみせれば、彼は笑ってくれただろうか。 もしも引きつった笑いだとしても、それはそれで面白かっただろうが。]**
(34) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/12/02(Wed) 02時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/12/02(Wed) 22時頃
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[――実感というものが、いまいち湧かない。
戦争は今日もどこかで絶えず行われていて、誰かの死によって今日も悲しみはやってくる。 戦争は偏見を生み、そうしてまた、誰かの心を暗く深い谷底へと沈ませる。 不慮の事故や突然の事件は、昨日までの平和を一瞬で壊し、思いも寄らない者に影を落とす。
頭では、分かっているのだ。 その全てが事実としてそこに、確かに存在するということが。 きっとすぐそこで、悲しむ誰かが居るということが。
ただ、書面で見るのみのそれがイアンの心に響くことは一度たりともなく、事件現場を見たところで見えるのは、物的証拠と云う単純な情報記号のみ。 目の前で悲しむ被害者の声に同情する傍ら、淡々と手帳へと書き写す自分が居て。
どこか他人事だから、好奇心などという理念の下で進んでこれたのだろう。]
(90) 2015/12/02(Wed) 22時半頃
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[「人狼なんて、ただの噂に過ぎない。」 数年前、とある辺境の村で惨死死体が発見された事件。 人狼の仕業だという噂に対してそう言う者も、記者仲間の中には居た。
いいや、案外あるんじゃないか。 イアンは笑って言った。 否定は一度たりともしなかった。
ただ、その言葉の中に、「確かに居る」なんて実感も、何処にも存在しなかった。
今、すぐそこの麦畑を走っていったのはきっと、 ……否、紛れもなく。
指差す手は、微かに震えた。
窓の外からやってくる風が、イアンの頬を冷たく撫でる。 風に流れて微かに香るのは、硝煙の香りだ。 先程打った頭が、痛む。 窓の外では誰かが口々に喚く声がして>>#3、それらが赤茶色の影を追いかけていく。]
(91) 2015/12/02(Wed) 22時半頃
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[――彼は今、紛れもないリアリティの中に居る。]
(92) 2015/12/02(Wed) 22時半頃
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[イアンは凍りついていた。 それは、現実として理解したことによる恐怖のせいだったかもしれない。
彼が我に返ったのは、自身が上の空で呼んだ、ペラジーが動き始めたから。>>48
一瞬見えた彼の目に、迷いはなかったように思う。
俺は、どうするべきなんだ? 歩みを進めるペラジーの姿を眺め、思う。 彼は、どうするつもりなんだ? 彼を、一人で行かせていいのか?
昼間の彼の言葉の数々を思い出す。 きっと、彼は何かと決着をつけたがっている。]
(96) 2015/12/02(Wed) 23時頃
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……ペラジー。 俺も行く。
[呼んだ声に、彼は反応しただろうか。
ラウンジへ向かえば、そこには>>35シェリーの姿があって。ペラジーが彼女へ何かを託すのを見届けた>>49たなら、共に乗降口から麦畑の方へと。
現実として実感すれば、好奇心よりも、圧倒的な恐怖心が勝る。 しかし、だからこそ。
……危険を冒すペラジーを、放ってはおけないだろう!]
(98) 2015/12/02(Wed) 23時頃
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― 麦畑 ― [何でもいいから、持ってくればよかった。身を守るような武器だとか、上着だとか、あとは一服用の煙草くらい。
ペラジーは、無言で歩みを進める。 イアンは、それを追う。 辺りからは銃声が響き、ペラジーは歩みを速めた。>>57
どうすれば良いのかは、全く手立てが浮かばない。 ペラジーに何かあったときに、どうするべきなのかも浮かばない。
ただ、彼について行かなければならないという覚悟だけが、其処にある。
怒号、銃声、風に靡いた麦の囁く音、様々な情報が混沌とする中、ペラジーとふと顔を見合わせた>>61後だっただろうか。
>>64巨大な血まみれの狼の姿が、其処に現れたのは。]
(137) 2015/12/03(Thu) 00時頃
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[狼の口は、真っ赤な血に濡れていた。 咄嗟に、ひ、と声にならない声を上げ。 そこから動かないペラジーと狼を、黙って見つめていた。
やがてペラジーは、「それ」へと語りかける。>>78 狼は応えない。答えるはずがない。 ……少年の面影は、最早どこにもなかった。
そこで鳴る銃声と共に、狼は再び闇の中へと姿を隠した。
再び消えた狼に向けて、>>119ペラジーは歌う。きっともう、少年には届きなんてしやしないのに。
……現実は、御伽噺のように呪いが解けてハッピーエンドなんてなるはずないのに。]
(142) 2015/12/03(Thu) 00時頃
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