151 雪に沈む村
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―― 昨日 工房 ―― [まだ、ブランフォート家の爺やお嬢様が工房にくる前。 >>3:89入ってきたドナルドが椅子へと落ち着けば、青年もその隣に腰掛けた。 彼とジリヤ、ウォーレンが話すのを、ミルクティーの入ったカップを傾けながらぴくぴくと耳を動かして聞き入る。煌々と、工房の炉に灯る火種。その種火を作るのだという。>>28>>49 そんな様子は滅多にみられるものではないだろうと、青年は眼を輝かせた。
やがて隻眼の男が、内緒話でもするかのように指を立て。 その指の先に向け、ふっと唇から吐き出された吐息は紅蓮に小さく渦を巻いて、ゆらりと揺らめく。
感嘆の声をもらすジリヤの言葉に>>29、うんうん、と数度頷いて。 今度は、それを受け取ったジリヤの体が、再び淡く光をまとう。 やがてそれもすうっと消え、ウォーレンへと差し出された手のひらの中には小さな炎が、薄く丸いヴェールのようなものに包まれるのが見えた。]
はぁー……すごいにゃー…。
[紅蓮龍と、ドリュアスと。 二人の仕事を目の当たりにして、ほうとため息を一つ。 吐き出したところに、ノックの音が響いたのだった。**]
(4) 2013/11/26(Tue) 07時頃
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―― 教会裏の墓地 ――
帰って、きたら。どんなとこだったか、教えてよ。
[青年が幼い頃に住んでいた春の国も、色とりどりの花が溢れていた。 南にある花畑は、様々な季節の花が一度に咲いているらしい、と聞いたことがある。春の国よりもきっと、見事なのだろう。 褐色のトニーの頬が少し赤くなったのが目に止まれば、悪戯っぽく笑う。]
ははは、照れてるー。
[茶化せばするりと話題を変えられて。]
俺は山の方に行くんだー。 トニー、ここで大丈夫?
[大丈夫そうなら、青年が持っていた荷物を渡して。トニーと別れたろう。**]
(5) 2013/11/26(Tue) 07時半頃
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―― 山の洞窟→教会 ―― [>>12トニーから笑顔を向けられれば、それに応えるように手を振った。 そして別れ、雪道の中を歩く。途中、お屋敷の方へと続く道のところまで来ると、少しだけ足を止めその先を見詰めて、独りごち。]
もう、寝てるかにゃ。
[それから、また歩みを進めて。こちらの方が速いだろうと、獣へと姿を変えて山を登る。 塒にしようと思っていた洞窟は、川から近い位置にある。少し、その川の上流にある滝へと向かう。 滝の裏側にある洞窟の中に足を踏み入れると、いつもはそこに静かに身体を横たえている老龍がいない。>>3:50]
バーニー?あれぇ、いにゃいのかなー。
[呼びかけると反響する自分の声だけが返ってきて、反応はない。 遊んでいたら、たまたま見付けたこの洞窟で、バーナバスと出会ったのはどれぐらい前だったか。縄張りを見回るような調子で、勝手に押しかけてきていた。 もっとも、物忘れが激しいらしく、最初の頃は名前さえ覚えてもらえなかったけれど。>>0:105]
(18) 2013/11/27(Wed) 01時頃
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[そういえば、ここにも最近はこれなかったから、彼が冬をどう過ごすつもりなのかは聞いていない。他の龍族と同じように、冬眠をするものばかりだと思っていたけれど。もしかしたら。]
もう旅にでもでちゃった、とか……?
[しょげたように耳を垂れ、ふるりと一度首をふって、青年が塒にしようと思っていた洞窟へと向かう。]
……よっと、
[荷物をまとめると少し重いけれど、なんとか一度で運べそうだ。背負うようにして、黒い獣の姿のまま、元来た道を駆け下りた。]
(19) 2013/11/27(Wed) 01時頃
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―― 時計塔→教会 ―― [青年は、歩きやすい道までくれば人の姿へと変える。 そうして、村の入口にある時計塔へと先に向かえば、抱えていた荷物を降ろした。>>2:152
教会と同じように、少し古びているこの時計塔。てっぺんに登ったことはあっても、今まで中に入ったことはない。気がする。チャールズがいるようなら、中を探検してみてもいいか尋ねたろう。 それから、何か手伝えることがないか、とも。 いないならば、ひとまず荷物だけ置いて、教会へ一度戻る。]
(24) 2013/11/27(Wed) 01時頃
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―― 教会裏手の墓地 ―― [教会へと戻ってくると、ちらちらと雪が舞う中、墓地に佇んでいる人の姿が見えた。>>4:52 見慣れぬ人。けれど。]
バーニー?
[人の姿は初めてみたかもしれない。 それでも、それがバーナバスだろうとわかるのは、チャールズやドナルドのような匂いがその老人から少し、するからだろう。 普段、お墓参りをしにくる人の邪魔はしないよう、声をかけたりはしないのだけれど。思わず名前を呼びかけてしまった。]
(25) 2013/11/27(Wed) 01時頃
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[>>4:61もし、背負子を背負ったウォーレンともすれ違ったようならば。少しだけ、呼び止めたろう。]
ウォーレン!どっか行くの?
[旅に出るとは思っていなかった。 青年が問いかければ、買い出しだと聞けただろうか。]
これ、本当は昨日、 できたときに渡すつもりだったんだけど……。 忘れてた、ごめん。
[そういって彼に差し出したのは、ここ数日付き合ってもらって、作っていたもののうちの一つ。 彼にはすでに見慣れているだろう真鍮製の丸いチャーム。真ん中には金槌が描かれているから、もしかしたら作っている途中で気づかれていたかもしれないけれど。]
ウォーレンのおかげでできたから。 たくさん手伝ってくれて、ありがと!
[青年は嬉しそうにへへっと笑みを零して、お礼を伝えた。]
(27) 2013/11/27(Wed) 01時頃
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[ウォーレンを見送り、バーナバスとも少し、何か話したかもしれない。 それから、教会の自室へと向かうと、壁際にある小さな本棚から本を一冊取り出して。大事そうにカバンへとしまって、再び外へでる。
朝から歩き回っていたから、少し眠気を孕んだ眼をこすりながら、青年は、次はソフィアの赤い屋根のお店へと向かった。 ノックをしてから扉をくぐれば、そこにはソフィアのお母さんが出迎えてくれたろう。]
こんにちは! あの、ソフィいるかにゃー?
[彼女は戻ってきていたろうか。 戻っていなければ少し、待たせてもらっただろう。]
(29) 2013/11/27(Wed) 01時半頃
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クシャミは、くぁと、あくびを一つ。**
2013/11/27(Wed) 01時半頃
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―― 墓地 ――
クリスじゃにゃーい!
[>>38こちらに気付いたらしいバーナバスが青年の名前を呼ぶが、クしかあっていない。続けていろいろな名前を口にする度おもしろそうに笑いながら違う、おしい!など合いの手を入れて、ようやく正解に辿りつけば軽く拍手を送った。 このやりとりも、老龍と黒猫の間ではよくあることだ。]
うん、バーニーの匂いがしたから!
[すん、と鼻を鳴らして自慢げに腰に手をあてる。]
(40) 2013/11/27(Wed) 12時半頃
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[古びた墓がこちらへ見えるようにか、バーナ バスが位置を少しずらした。近寄って、その墓 石をまじまじと眺める。 雨風にさらされ、風化したのか、そこに刻まれ ていたであろう文字はもはや読むことも出来ない。 静かに語るバーナバスの、目深に被った帽子の下辺りをじいと見つめる。]
そのひとは、人間族だったの? ……バーニーの、大切な人?
[口をついてでるのは、聞くまでもないようなそんな質問。ボロボロになっている墓を撫でるその手も、同じだけ、それ以上に歳を取っている。 自分よりも、相手の方が先にいなくなるとわかっていて、それでも一緒にいるというのは、どんな気持ちなのだろう。]
…バーニー。 寂しい?
[いなくなってからもずっと、こうしてそばにいるほど。 そんなひとを失うというのは、一体どれほど辛いだろうか。 考えるとら自分のことでないというのに、ぎゅうと胸の奥が痛くなった。]
(42) 2013/11/27(Wed) 15時半頃
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―― ソフィアのお店 ―― [店の隅に座らせてもらい、ソフィアの母と訪れるお客さんとのやりとりを眺め。 うつらうつらと眠気に負けそうになっていた頃にまた扉が開き、ようやく目当ての人物が帰ってきた。>>34]
ソフィだー。おかえりー。
[前髪の下の眼をこすりながらソフィアにへらっとした笑みを向ける。]
んーん、ちがう、大丈夫だよ。 無理してにゃーい。
[急激なこの眠気も、ソフィアのいう寒さのせいなのかもしれない。 羽をぱたぱたとさせながら、バタバタと慌ただしくお茶をいれる様子を見ながら、くぁとまたあくびと、伸びをして。]
(43) 2013/11/27(Wed) 18時半頃
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あはは、さすがにここで冬眠はしにゃいさー。
[>>51寒い外から、暖かい屋内で静かにしていたこともあるのだろうし、冬眠の時期が近いのもあるのだろう。言いながらまた眼をこする。声は少しふわふわとした、ねぼけたようなものになりつつあったけれど、謝るソフィアにゆるく首をふる。]
そんなに待ってにゃいよ。 なんか、すっごく眠いだけで……。 俺、ソフィに預けたいものあったんだー。
[彼女がお茶を持ってきてくれた頃合に、カバンからごそごそと本を取り出して、手渡した。]
(54) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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これー。魔法がかかってる本。 ほら、見てみて。
[ジャジャーンと効果音でもつきそうな勢いで、嬉々として一ページ開いてみせる。 それは青年が市場へと出向いた時に、ひと目で気に入って、買ったもの。 いろんな国の風景が描かれているのだけど、特殊な魔法がかけられていて、ページを開くとふわりとその風景がホログラムのように浮き出てくる。 人間族はもちろん、龍族や獣人族、有翼族さまざまな人も描かれていて、その風景の中で小さいその人物たちが、まるで本の中で生活をしているかのように動いているのが見えるだろう。
たまに、アリスやサイラス、他にも、この村の人に似た人がいたりして、その動きを見てつい微笑んでしまうのだけど。何度も読んで少し端が擦り切れているけれど、青年が一番気に入っている本だった。]
一年もほっといて、いたんじゃったりしたらヤだしにゃーって。
[本をたくさん買ったと言っていたから、もしかしたらソフィアももう似たようなものを持っているかもしれない。>>3:37]
(55) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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[パタンと本を閉じて]
ソフィなら、長い冬の暇つぶしで、 読んでくれてもいいよー。 そんかわり、俺が起きるまで、 ちゃーんと手入れしてほしいにゃ。 ソフィに預けるんだからね。
[ソフィアの母に渡すでなく、わざわざ彼女の帰りを待っていたのはそのためだ。浮き出てくるとはいっても、所詮ただの本ではあるのだけれど。この村で、起きて長い一年を過ごさなければならないソフィアが、少しでも楽しくすごせたらいいなぁと思ったのだった。]
はい、これお代。
[ポケットから数枚硬貨を取り出してソフィアに手渡した。]
(56) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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