207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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[――死ぬなよ。
そう言われて、ぽんと肩を叩かれると。さすがに言葉に詰まって]
……そうッスね。
[曖昧に微笑むにとどめた。泣きたかった。 その約束は守れそうもない]
(235) 2014/12/12(Fri) 20時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 20時半頃
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[もう何人の船員を送っただろうか。気がつけば甲板で生き残っている下っ端はごく僅かだった。]
恐怖に溺れる者ばかりか…失望だな。
[血のついたカトラスを拭き取る。]
料理長が生き残っているかは知らんが、 私もそろそろ食事にしようか…
おや、ギリー。どうした?
[気に入りの愛犬がこちらを見ているのに気づき>>231道化は声をかける。それまで硬い表情をしていた道化の口許がほんの少し緩む。]
(236) 2014/12/12(Fri) 20時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 20時半頃
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[ヘクターとの話が終え、戻ってから、騒然とした様子、額に流れる汗。 体格的なものは、相当の努力をすれば補えるものかもしれないが、航海士の仕事は戦闘ではなかった。 ましてや、自船でこんなことが起きるとは思いもしない。 つい後ずさるのは本能で、迫ってくる、それまでの仲間に息をのむ。]
―……!
[だが、逃げるよりも早く、その影は背後から出て、 航海士に迫っていた連中は、>>198船大工のほうを向いた。]
リー……。
[ざわり、連中が船大工に迫っていき、それを驚いたままの目で見つめたとき、 後ろにいた影もどより動き始める。>>225>>226]
ギ…リー……。
(237) 2014/12/12(Fri) 20時半頃
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[ギリーをそれから、呼んだが、彼はもう何も聞こえないよう。 そして、周りは殺戮がはじまり、 飛んでくる刃先、瞬時避けるが前髪がさっと切れ、散った。]
こんな……。
[抜き取ったのは、ダガー。腰の銃のことはすっかり忘れていた。 そして、暴れまくるギリーと、いつのまにかいた船長、その他にもいる連中の戦闘の中、ただ、身を守るだけで精一杯で。]
(238) 2014/12/12(Fri) 20時半頃
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[そこにいる、手練以外の者は息絶えていく。 本当なら、自分のあの中の一人だろう。 だが、ただ、ぼんやりと、返り血のみを浴びるだけで、後ずさり、船のマストに背をつけた。]
(――……最初に呪いの目を持つ魔術師があったのは、狼だった。)
[それは、ギリーからもらった童話の最初の文節。 ふと、同時に浮かび消える。 この凄惨な甲板の様子にフラッシュバックするだけ。
そして、風のないその船には血の匂いが溜まりはじめる。]
(239) 2014/12/12(Fri) 20時半頃
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カシラ 楽する おれ、殺る
[グィンと左右に首を一度振り、船長の足元で息絶えた者を視線で示し。甲板に転がっている瀕死の船員の何人かを見回しながら、言った。自発的な申し出など、この10年でも片手で数え足りる程しかしてこなかった男にしては珍しい事。
船長の口元に乗る表情に返す男の眼差しは、いつもと変わらない色と温度を乗せていた。]
(240) 2014/12/12(Fri) 20時半頃
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―第二甲板―
………………。
[戻ってきたら、死体を運ぶどころの騒ぎじゃなかった。 すごく増えてた。>>229 いちいち下まで運べるか畜生。弔う暇もありゃしない。 あちこちから騒ぐ声が聞こえ、 荒れるとは思ったが早速嵐が吹き荒れている。]
ああ。あーあー。 せめてここで暴れんな、って……
[血の飛んでいる料理にげんなりとした顔になる。]
(241) 2014/12/12(Fri) 21時頃
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─ 第二甲板 ─
[階段を降りる背に、船長とミナカを愚弄する声が聞こえてきた。 あの船医は道化の愛人だったのかとか、部屋で一晩中鳴いていたから、牢の悲鳴が聞こえなかったんだろうとか。 他にも、誰がああだこうだと、疑念があるなら直接聞けばいいだろうに、何故それらをしないのか。以前より不思議だとは思っていた。 それらに自分の名も混ざったので、立ち止まり、振り返ると、その瞬間に会話が止まった。 たいして興味はなかったので、そのまま第二甲板へおりて行くと、丁度、料理人が銃をぶっぱなした>>229ところだった。]
……料理が火薬臭くなる。
[料理に散った下っ端の血より、皿のそばに落ちた薬莢が気になった。]
(242) 2014/12/12(Fri) 21時頃
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船を、早く、動かさないと……。
[呟いた言葉はそれ、誰かきくものはあったか。 だが、遺体をそのままにしておくわけにはいかない。 この日差し、暑さの中であればそれらが腐り始め、異臭とともにまた新たな呪いを撒くのは定かである。]
――……海に…。
[次には、唇噛み締めると、遺体を引きずっては、海に落としていく。]
(243) 2014/12/12(Fri) 21時頃
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[もしかしたら、まだ息があるものもあったかもしれない。 けれど、なにより、船を守らなければならない、と航海士は思う。 血も死体も、慣れていないわけじゃない。
ただ己の仕事ではなかっただけだ。
でも、少しだけ、分かってきている。 それでは、この事態は、どうにもできないのだと。]
人狼……か。
[さっきヘクターに言われた言葉も思い出して。 既にこの事態は人狼の仕業から超えているのを知りながら、 航海士は血で汚れたシャツで額の汗を拭った。]
(244) 2014/12/12(Fri) 21時頃
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セシルは、船長がとギリーの様子をチラリみたが、次には踵を返して、自室に戻っていく。
2014/12/12(Fri) 21時頃
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そうか私の為に働いていてくれるか。 嬉しいね。なら殺りなさい。
それから。
[子供に言い聞かせるようにゆっくりと愛犬に命令を重ねる。>>240]
そこの航海士殿を守ってあげなさい。 航海士がいなければ風が吹き始めた時に困る。
[海に死体を捨てている航海士自身>>243のことは一瞥するだけで、道化は手伝おうともしないが。]
(245) 2014/12/12(Fri) 21時頃
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俺わるくなあいよおぉ、お!
[>>241>>243頭を割った死体の腕を掴んだまま、自身も血を零しながら。 聞こえた二つの苦情に、血をまき散らしながら答える。
今日は酔いが酷くて、まっすぐ立つのも難しい。 ふらつきごつりと壁に頭をぶつけた]
仕事がんばったでしょお、ちゃあんと、ちゃあんとお。 ヒヒッ、キヒヒッ、ヒッ
[一旦笑い出すとうまく止められない。 腹を抱えて笑い転げつつも、料理を指さす。
多分、血と鼠の尻尾を退ければ食べられる]
(246) 2014/12/12(Fri) 21時頃
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― 第三甲板・乗組員室1 ―
[彼の部屋は1号室だ。 それは階段への行き来がしやすいことと、船長室にも近いこと。 もちろん、中は小さなベッド以外は、大きな机。地図が広げられ、書籍や、航路地図も本棚から溢れている。 敵船を襲ったとき、それらを奪ってくるのはもはや習慣だった。 そして、それらも参考にしながら、また自らの地図もつくりあげていく。]
――……人狼。 海の人狼伝説なんて、あったっけか。
[ギリーからもらった『天王星の魔術師』の童話はベッドに放り、本棚を漁っていく。]
(247) 2014/12/12(Fri) 21時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 21時頃
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― 第二甲板 ―
……え。
[死体運びを終えると、死体がさらに増えていた>>229。 ホレーショーとともに絶句していると>>241。 ニコラスの絶叫が響いた>>246]
……ニコ。
[ニコラスにずかずかと歩み寄り。 自らが血に汚れる事も厭わず、ニコラスから死体をはがした]
もう。やめて。
[酩酊する彼を見る度に、心が苦しくなる。 変わってしまった彼と、どう接すれば良いか分からなくて。 でもどうせ自分は死ぬのだ。最後くらい、素直になればいいと思った]
(248) 2014/12/12(Fri) 21時頃
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[命じられて早速、転がっていた船員の虫の息を潰した。 死ぬ間際まで「アイツが」「人狼だ」「死にたくねぇ」などと鳴くものも在ったが、そのどの声に対しても男はウ゛ゥ゛と唸る他は何も返さなかった。]
セシル 大事
[新たな“命令”も、確かに聞き入れる。
血に汚れた成で屍体を海に還すセシルを見て、ムグと固く唇を結んだ。甲板を離れたセシルを追おうかとも思ったが、まずは甲板の掃除が先だと、この場に残り怪我人に引導を渡して回る。*]
(249) 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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[皿の横の転がっていた薬莢は、つまんで放り捨てた。 誰かに当たったかもしれないが、知ったことではない。
ニコラスがふらつく>>246たびに、床が血で汚れてゆく。 相変わらず耳障りな笑い声に、不快な眼差しを向け、息を吐き、再び皿に向き直れば、ネズミの尻尾が覗いていた。]
食料が足りないのか?
[嫌味ではなく、純粋に、食材が足りなかったからネズミを使ったのだろうという意味で言ったのだが、さてどう聞こえたか。 そういえば今日の料理は、いつもより少ない。
かと言って遠慮することもなく、トングを持つと、いつも自分が食べている程度の量を、皿に取った。 その中にネズミの尻尾が混ざっていようが、血が飛んでいようが、気になどしない。]
(250) 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 21時半頃
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[そうこうしているうち、道化が甲板上へと登って来て自ら手をかけ始める。 命に従い兵を屠るギリアン>>240と、ダガー片手に奮闘するセシル。>>238 そうこうしているうちにやがて甲板に居る者の殆どが息絶えてしまった。]
……ひっでえザマだな。
[もう仲間殺しとかそんな次元じゃない。ただの惨劇だ。 何にせよこのまま腐敗臭の中で過ごすのは御免なので 遺体を海に放り込むセシル>>243>>244に横から手を貸し、後始末を手伝った。]
(251) 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 21時半頃
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ふあ。
[>>248手から死体が離れて、ぼやりと不思議を表した顔をする。 急に空いた手を、ゆるゆる握ったり開いたりしてから。 酔ってぐらつく頭と視界で、名前を呼ばれたことを認識して。 だが、なにをやめろと言われてるのか。 思い当らず、ごきりと首を傾げた。
酔った頭は、いつも通り毎日楽しくて幸せな歪んだ夢を見ている]
たー、りてー、るっ! 足りてるゥ。
[>>250足が立たないため、ぺたりと床に座ってヴェラの疑問符へ答えた。 全員分の食材はまだある。人が減ったのだから、予想してるよりも持つかもしれない。 ネズミは、その辺うろついてたから捕まえたら尻尾だけ手元に残った。 から、入れただけだ。
遠慮なく食べてるヴェラを、へらへら笑いながら眺めて。 やっぱり毒が欲しいなあ、とか思った]
(252) 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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[一部はニコラスが、けれどまだ武器を携えたままのモンドの姿も見えた。>>216
上がってくる途中で、最後の方の話が聞こえていて。]
……言いてえこと、なぁ。 せめて飯食ってからにしたかった、ってぇくらいか?
[言いながら、鞘からサーベルを抜く。]
この辺にしとかねえ?
[引っ込めるならそれでいいが、相手は手練れだ。 手加減して命をギリギリのところで奪わない…等という真似は、かえって難しい。]
(253) 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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― 第三甲板・乗組員室1 ―
[海の人狼、それは、やはりつながりが薄く感じたが、 そういえば、前、絶望号が幽霊船のように見えた無人の船に着岸したとき、廃墟と化した船の中、埃のかむった航海日誌があったこと思い出す。
その船が何が原因で、無人となって彷徨っていたのか。 あの時、すぐに確かめはしなかったが、今、その日誌の表紙を開く。]
(254) 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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[やがて大方の片づけを終え。 セシルが部屋に戻っていく>>247のを見送って。 自分もごきりと肩を鳴らした]
ったく手間かけさせやがって。 この程度でくたばっててくれりゃいいんだけどよ。 "人狼"とやらが。
[ぼそりと呟いた声は近くに居たギリアンや道化に届いたろうか。 自分も腹に何か入れようと階段を降り、第二甲板へと]
(255) 2014/12/12(Fri) 21時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 21時半頃
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[そのうち、掃除を終えたギリーがその姿をさがすなら、 いや、その他の者でも、 1号室自室にいることは検討がつくだろう。]
舵も、ジェレミー、ホレーショーに…。フランクは、どうだろう? って、 あ……。
[そう考えてから、彼らが無事かどうかを思えば、不安にやや項垂れる。 もちろん、航海士として、舵取り候補を、というのもあるけれど。]
――……。*
(256) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 22時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 22時頃
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…人狼か。
[>>255ヘクターの呟きに反応して道化は独り言のように呟く。]
狼は、自らが簡単に命を奪えるからこそ、 簡単に滅んでしまわないように 一度仲間と認めた者は大切にするそうだ。
……私達は狼以下だな。
[道化の表情に感情は乗っていない。]
(257) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 22時頃
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そうか、まだあるのか。
[足りている>>252なら問題はない。 仮に足りなくても、自身の取り分を減らすなどという殊勝な真似などしないのだが、元々食べる量はそう多くはないのだから、文句を言われる筋合いもないところ。
ただ、当然のようにいちゃもんをつける奴はいる。 いつもより少ない料理をいつもと同じく取ったからと、図体だけはでかい下っ端が、早速突っかかってきた。]
ニコラスは足りているといったぞ。
[何の問題があるのかと問い返したところで、聞き分けてくれそうにない。 まだ船に乗って一年の新入りのくせにとか、暗殺者など正面からの戦いでは何も出来ないだろうとか、折角これから食事をしようというのに、煩くて仕方ない。]
「大体貴様は副船長の─── !!!!!!!」
[あまりにうるさかったので、黙らせようと、喉笛にフォークを突き刺したのだが、逆に更に煩い悲鳴が響く羽目になった。 これは失敗だ。]
(258) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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……すまない。
[騒がせた、と、この喧騒を厭っているらしいホレーショーやグレッグに詫びる。 喉を押さえてのたうつ、騒がしい下っ端は、目玉から脳に爪を突き刺し、責任をもって黙らせておこう。
言いかけていたらしい言葉を聞き損ねたが、まあ、どうせ大したことではないだろう。
昨夜のリーとの会話や、今朝欠伸を繰り返しながらヘクターの後についてきた姿、加えて船長と船医の疑惑の関係のせいで、下っ端に下衆の勘ぐりが発生しているらしいことなど知る由もない。]
(259) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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― 第二甲板 ― [「さぁ掃除を」と幾人かの仲間殺しを処刑していると、 落ち着き払った声を耳が拾った。>>253 こちらにはサーベルの切先が向いている。]
こいつぁ失礼した。 飯な、飯。 俺も腹ぁ減っててよぉ、目ぇ回しそうだ。
ニコラスー食いもんくれやぁ。
[構えを解きつつそう言うと、サーベルを納めながら まだまともそうなホレーショーの方へと近付いた。 厨房の惨事はまだ見えていない。
近付いてみると、 ホレーショーの背中に黒く染みが出来ているように見えて。]
あん?背中ぁ、怪我でもしたのかい?
(260) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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副船長、の?
[>>258その単語に、モンドとホレーショーのやりとりを虚ろに眺めていた目が、僅かながら正気の色を取り戻した。 くらくらぼやぼやの視界でそちらへ行こうとしたが、足が立たないから床に転がった]
ふくせんちょーがぁ、どーしたんだよおおお。
[悲鳴にかき消されないように声を張り上げ、疑問符ひとつ。 だがその言葉を最後まできく前に、ヴェラの手によって黙らされていて>>259 どろんと濁った眼をヴェラに向けて、なんだったのかと視線で尋ねる。
返事が返ってくるとは期待していない]
うにゃん……。
[びちゃりと血が跳ねて、折角新しくしたシャツが汚れた]
(261) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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[独り言のような呟きに返ってきたのは、 やはり独り言のような道化の皮肉めいた言葉だった。>>257 返答があるとは思わなかったので少し驚く。 朝礼の不本意極まりないと言った道化の声色からして、 彼は人狼の存在など一蹴していると思っていたからだ。]
意外だな。アンタがそんな風に言うとは。 普段オカルトめいたモンなんざ馬鹿馬鹿しいってな態度を取るだろう。 てっきり、人狼なんて存在はハナから認めていねェのかと。
[この船長が自分にも立ち入らせない船底の宝物庫に、 率先して曰くつきの宝を集めているという噂は時々聞く。 あくまで噂の類だが。]
(262) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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[モンドがサーベルを納めたのを見れば、こちらもサーベルを鞘へと仕舞う。内心で安堵の溜息をつく。>>260]
ん、背中ぁ? ああ……さっきそこで死んだ奴、船長命令で下まで運んだから、そん時にでもついたか。死体は牢にでも転がしとけ、ってな。
[新しい血だまりがまだ、床に残っているか。]
でもこれじゃ、追いつかん…… 生き残ってる奴を数えた方が早そうだ。
[死体を数えるのを途中で諦めた。]
(263) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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―――ハッ、 さしずめ俺たちはケダモノ以下、か。 かもしれねぇな。
[何ら感情の乗らない道化の言葉に少し間をあけて、 自嘲めいた笑みを浮かべやはり独り言のようにそう応える。 狼以下だろうが何だろうが命は惜しい。人間様のプライドなんて糞くらえだ。]
それとも、………… いや
[その先の言葉は、流石に船長の前で口にするのは憚られた。 口を噤み、肩を竦めて階段を降りる。
―――ひょっとしたら、元々最初から 仲間として認め合ってなどいなかったのかもしれないぜ。 何て。*]
(264) 2014/12/12(Fri) 22時頃
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