295 突然キャラソンを歌い出す村3
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[戸高曰く。 明日は、やっと笑えるらしい。]
(142) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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お前はほんとに、バカだなあ。
[六合が、少しずつ紡いだ言葉に答える。 上手く笑えたかはわからない。 つらいことを話してくれたと思う。 僕だったら耐えられたかなんて、そんなことは全然想像もできない。]
(143) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時頃
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一人で歩けねえなら支える。 走れねえなら待ってるよ。 オレたちチームだろ?
[そんなこと、六合のプライドが許すだろうか。 でも、僕は六合に、"それ"にも勝って欲しいんだ。 六合のバスケが好きだって気持ちは、 そんなことで折れないって信じてるから。
僕たちは、ただ"バスケの上手い選手"と チームだったわけじゃない。 六合攻芸こそが、僕たちの大切なチームメイトだから。
握った手をそのまま、六合の胸に落とす。 お前の在り処はここだって。 お前がどうなったって、それは変わらないんだって。]
(144) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時頃
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諦めんな!
オレたちがついてる!! 皆がお前を助けようとしてんだ!! それだけは絶対忘れんな!!
[あふれてくる涙は、拭っても拭っても止まりそうにない。
六合がバスケに飽きたとか言い出すまで。 僕の目指したバスケットボールを愛した男を、 逃してやる気はないんだ。]
(145) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時頃
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―――……
[戸高は、何もできなくなってしまった攻芸を、それでも支えるというのである。 痛くて苦しくてしんどくて泣けてきたことは、ここのところ何度だってあったけれど、こんなにも、あったかさが胸を擽るのは、最後にしたバスケの日ぶりだ。
攻芸には、上手い選手という自負があった。 華々しいなにもかもを全て失って、誰かに甘える他ないスタートとなる。
それでも。 側に皆ついている。足を踏み出していいという。 諦めるのは、勝手だという。]
……、おれは、じゃあ…… まだ、がんばってて、いい?
[と、かすれた涙声で訊いた。 *ノックの音。病室の扉がひらく音がする。*]
(146) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[六合の質問にびっくりしすぎて涙が引っ込んだ。]
何言ってんだよ、お前。 そんなの、いいに決まってんだろ!
[僕は握った手の片方を離して、 いつかみたいに六合の頭を撫でた。**]
(147) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時頃
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─ その後/神森病院 ─
[金城が見舞いに攻芸の病室を訪れ、その症状にいたく心をいため、彼を思い歌ったのはどんな歌だったろう。
歌詞は物語の主人公をつとめた皆々様の胸にそれぞれ留めおくとして、ともかく、奇跡はおきた。
八家本 五十四という神様嫌いは、きっと奇跡なんて考慮していなかった。 ここに起きたのは、ひとつの奇跡の物語だ。]
(148) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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─ その後/神森市、海辺 ─
[車椅子が押されている。 海ではかもめが鳴いている。
六合攻芸は、戸高基をはじめとするバスケ部のチームメンバーと、宇津木とグロリアのお節介により、その後も絶対に『諦めなかった。』
六合攻芸は、六合という家に生まれた子。ヴァンパイアハンターだ。吸血鬼になってなお強大な嫌悪を押し殺して戦う吸血鬼の天敵。殺すというシンプルな結果を得るために、なりふり構わぬバーサーカー。
最強の怪異に挑むため、精神鍛錬によって嫌悪も痛みも苦しみも全て鈍らせて、今際の際まで気絶すら拒み戦い続ける者すら『死にたい、痛い、苦しい』と音を上げる苦痛の『その先』を、八家本 五十四が想像していたかどうかは、まだ攻芸の知るところではない。]
(149) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[攻芸の肉体はたしかに銀弾に蝕まれていた。されど生きていた。驚くことに徐々に吸血鬼をやめた肉体が症状を受け入れ始めて、こうして外に出られるほどに徐々に落ち着いてきているのである。
勿論、人の子達の努力と支えだけでは成し得なかったことだろう。神森の新たな神候補、金城グロリアが神の奇跡を授けたからこそだ。
今や攻芸は日を浴びることすらできる。 攻芸は車椅子の上、黒色の目を陽に焼かれることもなく、まっさおな海を見ていた。]
(150) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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─ その後/神森市、海辺 ─
[今日はよく晴れてる。太陽と潮風が気持ちいい。 僕は車椅子を押している。 そこに座ってるのは六合だ。]
きれーだなー海ー。
(151) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[六合はだだっ広い海を見て、 車椅子を押されながら何を思っただろう。
バスケが大好きで、元ヴァンパイアハンターで、 友達の吸血鬼を殺して、自分も吸血鬼になって、 銀の銃弾で焼かれて、そして人間に戻って入院生活して、 ぐろりんの歌で奇跡的ん回復して……
……そんな嘘みたいな経緯を経て今は太陽の下に居る。 (吸血鬼だった頃は太陽の下にも出られなかったらしい。 本当にそういうのあったんだなあ、と僕はのんきに感心した。)
──こんなめちゃくちゃな経緯も、 言葉にしてしまえば簡単だけど、 人生全部が変わっちゃうようなことが 連続で起こったわけで。
それでも六合はずっと諦めなかった。 僕の後輩で、目標で、大切なチームメイトで、希望だ。]
(152) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時頃
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もうすぐ着くからな〜。
[目的地が近づくにつれ、僕は待ちきれずに六合の車椅子を押して、駆け出す。 外出許可を取って、僕が連れ出した場所。 それはもちろん…]
(153) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時頃
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じゃーーーーん!! ドヤドヤドヤー!!!!
[海辺のバーベキュー場、広場を挟んでその奥に ひっそりと佇むのはバスケットゴールだ。]
穴場だと思うんだよね〜。 ここなら邪魔されずに練習できっかなと思ってさ。
[荷物からバスケットボールを取り出して六合の方へとパスをする。]
やろーぜ! バスケ!
(154) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[ばし、と小気味いい音をたてて、攻芸はボールを受け取った。これが出来るよう熱心にリハビリをした。
攻芸はボールをお腹のあたりに抱えて、持ってきた薬を数種ぽいぽいと慣れた様子で飲みこんだ。 さて、その薬が邪道院のお膝もとの神森病院が提供しているものか、はたまた八家本が編み出した怪しげな新薬か、それとも六合の扱う後先考えないヤベー即効性痛み止めや増強剤かは不明だ。 薬を飲み干してから、攻芸は車椅子を立ち上がった。
二つの脚は、まだ少し震えている。 眩暈がしそうだ。 けれど、戸高のほうを真っ直ぐに向いた。 まずは、まだ動きの鈍い片手で、たどたどしく受け取ったボールを弾ませる。]
気持ちいい場所だ。 怒られないし……丁度いい。 戸高先輩、よく見つけたな?
(155) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時頃
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[六合のリアクションに満足した僕はフン、と鼻を鳴らす。]
ネットで色々調べたんだよね〜。 マップアプリでちまちまとさ〜? 何個か候補あったんだけど 実際来てみたらここが一番かなって。
[僕も六合の方をまっすぐと見る。 たどたどしく弾むボールに、 遠慮なく期待の視線を浴びせながら。]
(156) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[なにせまだ、バスケの練習は戸高との内緒なのだ。 説明をしてくれる戸高に「そうだったのか」と頷いて、一歩近づき、コートに足を踏み入れる。そこに声援はない。 かわりにあるのは、太陽の眩しさと、潮風。 攻芸は深呼吸した。]
じゃあ。やろう、先輩!
[攻芸は足元を一度たしかめる。 大丈夫。動く。そうできるように、これまで戸高達に支えてもらいながら頑張ってきたのだ。
攻芸はドリブルをしながら駆けだした。 本調子じゃない脚が、うまく力を入れられずに少しよろつく。手元がうまくボールを操れていない。眼前には戸高。簡単にボールがとられてしまいそうだ。……だからこそ、しなければいけない戦略もあるのだろう。 覚えることはまだ多い。
攻芸は今、この体の不自由さに未来を感じてわくわくしていた。なに、勿論空元気というやつだ。 最初はそれでいい、ということにした。 けれど、遠い遠い限界のなか、努力のたびに少し丁度よくなってもいる。それを身をもって体験している。 全ては攻芸の周りの、戸高をはじめとした、まぶしい人たちのおかげであり――……]
(157) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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♪
これで最後 孤独のbuzzer beater 「がんばれ」まだ手を差し伸べてくれてる 空っぽの俺の手をとる
胸の奥から零れる これでおしまい 喉の奥から零れる いつかばいばい 99.99いっぱいの絶望 まだ背を押してくれる?
24秒のカウントダウン 怖いのは何かはじめることじゃなく なにも始めないことだった
ここがstartline 周回分の遅れ 一人ならperiod 未来を示してsuperstar つれていってよ もう一度あの眺めを
(158) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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one-sided game 二度と立てないと思う? EASY2 諦めたほうがいいかな? 走り出した足 とめなくていいかな? またいつか目蓋の裏の声援の最中 行ってみたいと望んでいたいんだ
ねえ一生の一番 一番最後何する? 迷わないなんて自分でも思わなかった 投げたボールが手を離れたら 何も考える必要はないんだ ただ証明 延長 limitはきめない
♪
(159) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[地べたを蹴ろうと力をこめた。 抜けた力を奮い立たせ、以前のしなやかさを目指して跳ぶ。 ジャンプした足元には、濃い影が出来ている。
手をボールが離れる。 戸高に聞いた受け売りの受け売りだが、ボールが手から離れたら、そのボールに対してできることはない。 だから、もうなんにも考える必要はないのだそうだ。
六合攻芸は、ただ無心にいまバスケを楽しんでいる。 橙の球がゴールめがけて青空を横切っていく。]
(160) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[六合が放ったボールは、僕の指先を掠めて弧を描いて行く。 真っ直ぐリングの中に吸い込まれていったそのボールは、軽快な音だけを立てて、僕の腕に帰ってきた。 ただそれだけのこと。 以前の六合と比べたら、ボールの軌道だって身のこなしだって、全然元通りになんてなってない。でも六合は、今の六合だけのバスケをしている。]
おっ…お……
お前ほんとにけが人かよ!? いきなり決まるかぁ?!フツー!!!
(161) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[ボールを投げたあと、膝がかくんと折れた。 地べたに手もついて、ボールの行方を戸高の声で知る。]
うそ…… ……入った……? はは。
[攻芸も意外そうだった。呆けて笑っていた。 最初の一手にしては、随分幸先のよい一手。 そういえば自分の名は「こううん」という。 この国でその音は、幸運とも書く。]
まぐれ。ホントに。
[攻芸は満足そうに目を細め、微笑んだ。 よろよろ立ち上がって手の砂を払う。]
(162) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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やっべーーー! お前それオレの運気分けてやったやつだからな。 感謝しろ?!
[僕は笑いながら地面に足で引いたお手製ラインまで 駆け戻って、ボールを撞く。
次は僕の番だ。 六合はディフェンスにまわり、僕の前に立ちはだかる。 六合のへろへろディフェンスを抜けて、ゴールを見る。
…入る気がしねえ!!!]
くそっ
[六合が僕にシュートを打つ隙を与えない! そうだよ、こういうバスケするんだよこいつ!
──でも、体格なら僕のほうが有利だ!]
(163) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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押されて泣くなよ!
[自然と、口角が上がる。 六合が動く。考えてることがわかる。 次の僕の動きも、もう読まれてるってわかる。 だから僕はその先へ、一歩先へ! 考えろ!直感《経験》に頼れ!動け!
…ああ!ほら、先回りだ! なんて楽しいんだろう。幸せなんだろう。 視界に映るもの全部に、その一瞬に全力を注げるこの時間を僕はどれだけ愛していたか! 六合もそうだといい。 だから、遠慮なんてするわけない。 僕はゴリ押しで六合にぶつかっていって、そのまま振り切ってレイアップだ!
でもきっともう次はこの手も通じないんだろうな! ああ、じゃあその次はどうしようか!]
(164) higesorry 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[次は戸高から。攻芸はディフェンスにまわり、彼のシュートの邪魔をする。]
さぼりのツケだと思う。
[なんて笑うのだが、ひとつ動くだけで息があがってしまいそうだ。以前ならもっと高く跳べた。戸高の動きについていくのが、容易だった。 それを出来ない今は考える。 戸高は以前どうしていたろう。――ほらな、先回りだ!
ここにきて、ゴリ押しで戸高が前に駆け出す。戸高の口角が自信にあふれて持ち上がる。攻芸も短くなった犬歯をみせてわらった。食らいつこうとするも――よろけていた。ゴールは間近。戸高の自然なレイアップ。]
――、……
[こけていた攻芸は、地べたで小さく乱れた息を整えながら、ネットを抜けて落ちて転がるボールを見る。]
(165) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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あぁ〜……、……… ………悔しい。
[喪失感。 ……だけではなかったからこそ、泣けてきそうだ。 攻芸という少年は、常に最強の吸血鬼を追いかけて、仲間と共に食らいついていけるよう育てられた。 少し相手は違うけれど、また、そうなれるだろうか。
最後だと覚悟したものが、もう一度遊べるようになった。 出来ている。それがすごく嬉しい。 その気持ちが、転んだからだをすぐに起こす。]
(166) gekonra 2019/05/12(Sun) 05時半頃
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[相手との体格差は約4センチ。 自分の体調は万全ではない。 じゃあ、次はどうしようか?**]
(167) gekonra 2019/05/12(Sun) 06時頃
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うるっせーー!お互い様だろそれは!
[図星を突かれて、笑う。
久しぶりに、 本当に久しぶりに全力で、六合とバスケをした。
僕は嬉しくて、嬉しくて、楽しくて。 瞬間瞬間が、すべての試合が愛おしくて。]
(168) higesorry 2019/05/12(Sun) 06時頃
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[──毎日成長していくのは、六合だけじゃない。 僕だってそうだ。
大好きなバスケと一緒に、僕らは強くなっていく。
明日も、明後日も。 歩みを止めずに未来へ進んでいく。*]
(169) higesorry 2019/05/12(Sun) 06時頃
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[──……余談だけど、六合が駆け出したとき。 足元に影を落としたとき。 ボールが弧を描いたとき。 太陽が眩しくて、あんまりシュートがきれいで。 …嬉しくて。
鼻の奥がツンとしたのは僕だけの*秘密だ*。]
(170) higesorry 2019/05/12(Sun) 06時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
higesorry 2019/05/12(Sun) 06時頃
心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
gekonra 2019/05/12(Sun) 06時頃
タカモトは、号泣
higesorry 2019/05/12(Sun) 06時半頃
ジリヤは、灰が300近く……伸び……
wallace 2019/05/12(Sun) 07時頃
タカモトは、りりあちゃんおはよ〜〜
higesorry 2019/05/12(Sun) 07時頃
クシャミは、デビューしてでめちゃくちゃわろてるwwwwwwwwwwwwwwwww
taru 2019/05/12(Sun) 07時頃
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『7時………… 7時…………』
(171) fuku 2019/05/12(Sun) 07時頃
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