215 【誰歓】エンドローグ
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― 洗面所 ―
……っ。
[割れた額を洗面台ですすぐ。 思いのほか沁みて、痛みに顔を歪めた。 赤黒い水が、排水溝に渦を作りながら吸い込まれていく。 白く磨かれた洗面台と、血の赤いコントラストがグロテスクで。 思わず吐き気がして口を押さえた。
すすがなきゃ。 汚い。 すすがなきゃ。
赤い。血だ。血、血、血……]
(121) 2015/02/08(Sun) 21時半頃
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……しっかりしろよ。俺。
[ぱしん、と頬を叩く]
とりあえず、薬箱でも探すか。 合宿所なんだし、それくらいあるだろ。
[手で胸を押さえて、息を整えて。 廊下へ出ようとするだろう**]
(122) 2015/02/08(Sun) 21時半頃
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……ごめんね。
[口に出した謝罪は、神田との約束を破ることに対して。 ごめんね、ともうひとつ、心の中で須藤に謝る。 そうして、寧斗を見上げた。]
……あのね。 薬物依存。
[きっぱりと、告げる。 自分と神田が見た須藤の姿。>>20>>69 そして、薬を今神田が所持していること。 もしかすると、薬への飢えから、彼が暴れる可能性もあるかもしれないこと。 言葉は相変わらずどこか拙かったかもしれないけれど、ぽつぽつと、零すように話す。
話ながらも、須藤の姿を探すように視線を前方に向ける。 ──洗面所>>82>>84は、もうさほど遠くない場所に見えていた*]
(@26) 2015/02/08(Sun) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/08(Sun) 21時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/08(Sun) 21時半頃
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……共通点、
[確かに、彼を顔を合わせてすぐに自分が言ったことだ。思い出す。 静かに震えたその声>>110に、ぎゅうと心臓が絞られるようだった。 反射的に責めた。嘘だと気付いてしまった。
けれど、そんな、悲しい声をあげさせてまで解明するべきことだったのか。
それを考えるたびに、視界がチカチカと瞬く。 気付かないままでいた方が、良かったんじゃないか、って。]
わたし、今更ですけど、思うんです ここを利用したとか、来たことがあるとか、そんなちっぽけなことじゃなくて、 なんか、もっと根っこのところに、何かがあったんじゃないかって
(123) 2015/02/08(Sun) 21時半頃
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……だから、別に、合宿所使ってたとか、使ってなかったとか、はっきりさせなくてもいいのかなって ――あのね、さっきも少し言った話、本当に、いるらしいですよ 急に意識を失って、また急に目を覚ましたり、……帰ってこなかったり 目を覚ました人が言うんですって、「帰りたいと思ったから、帰って来れたんだ」って そういう、不思議なことが、現実に起こってるんだって
[本当に本当だって確証はないですけど、と小さい声で付け足したのは、 その情報源が、胡散臭いネットの片隅だったからだ。 そういった場所で得た知識を振りかざすことが如何に恥ずかしいか、くらいは弁えている。]
そう考えると、ここに来たことがあるか、なんて、ちっぽけなことで、 選別のひとつの条件、とかそんなもんで、 今更白黒つけなくてもいいかなー、なんて思いません?
[暗に、言わなくて良い、と。 手元に視線を落としたまま、早口気味にそう言って、一旦息を吸う。]
(124) 2015/02/08(Sun) 21時半頃
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――ああ、楽しい話がしたいなあ わたし、なんか、どうでも良かったんですよ 死んでもいいかなーとか、どんどん、死んだ方がマシかなーって、沈んでいって
……そういう話になるかもしれないですよ 重い空気も吹き飛ばせるくらい、カレーはおいしくしとかないと
[会話を重ねていれば、直に良い香りが漂う頃だろうか。 呼びに行く、と言ったネイさんの帰りが遅いことに、薄々疑問を覚え始める。]
(125) 2015/02/08(Sun) 22時頃
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[もっと根っこのところ。瑛美は、共通点があるとしたらそこではないかと言った。>>123 続けて瑛美の口から語られた、突然意識を失った人たちの都市伝説に目を見開いた。それは、カレーの準備をし始めた頃に話していた仮説と、奇妙に一致する。>>45 >>48 あるいは、その話を知っていたからこそ、瑛美は意識だけが連れていかれる、という発想を持ったのかもしれない。]
もしかしたら僕たちの体は、まだ家で眠ったままかも知れない……って、ことですか? [口に出してみると、この異常な現象を説明するには、随分としっくり来るものに思えた。しかし、と千秋は考える。]
「帰りたいと思ったから、帰って来れた」んだとしたら、僕たちとはまた少し、違う種類の話、なのかもしれないですけど。
[出口を探すと言いながら、結局一度も扉にも窓にも触れることをせず、こんなところでカレーを作っている千秋ならばともかくとして。]
窓を破ろうとしてまで帰ろうとした瑛美さんが、まだ帰れてないわけですし。
(126) 2015/02/08(Sun) 22時頃
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[そうだ、ここは居心地が良い。ずいぶんと自分たちに甘い場所だと、瑛美も言っていた。>>32]
僕は、その。帰らなくても良いんじゃないかって、どこかで思ってたんですよ。無理して関西弁で喋る、みたいな、そういう毎日に。
[すっかりと、ただの敬語で喋っていた千秋の呟きは、瑛美の言葉>>125 とほとんど同時だった。 どこか、冗談めかしたように。でも、間違いなく本音の響きが含まれていた。けれど、楽しい話がしたいと瑛美が言ったから、そこに触れることはできなくて。]
じゃあ、美味しいカレーにします。食べてるだけで、楽しくなるような。
[千秋は、自分の料理の腕がそこまで良いとは思っていない。本当に、一人暮らしの男子高校生、以上のものではない。だから、これもきっと『嘘』に分類されるのだろう。けれど、なぜだか、行動を縛る鎖が増えたとは、思わなかった。]
そう……それこそ、このカレーが食べられるなら、ここから帰りたくない、って思っちゃうようなのを。
(127) 2015/02/08(Sun) 22時半頃
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― 洗面所 ―
……ん。
[洗面所の扉に手をかけた、その時。 廊下から数人の足音と、話し声>>@25>>118>>120。 思わず耳を扉に当てると。そっと外の様子を窺った]
……っ。
[聞こえてきたのは。 薬物依存。飢え。暴れる。……いずれも物騒な単語たち>>@26。 もしかしなくても]
俺のことだよな。
[おいおい。俺は指名手配犯かよ。 乾いた笑いを浮かべて、その場にへたり込んだ。 情けなくて、胸が痛くて、俯いて。 このまま彼女たちが通り過ぎるのを隠れ待とうと――]
(128) 2015/02/08(Sun) 22時半頃
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……ばかやろ。
[ぱしん、と頬を叩いて立ち上がる]
いくらなんでも、格好悪すぎだろ俺。
[がらり、と扉を開けて。 廊下へと一歩を踏み出した]
えーと。お取り込み中の所、悪いけど。
[おずおずと。バツが悪そうに]
もしかしなくても。俺の話してるよな。
(129) 2015/02/08(Sun) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/02/08(Sun) 22時半頃
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[意を決したように告げられた>>@26のは、全くもって予想外の言葉だった。 え、と間抜けな声が漏れる。2人を見遣るが、どうやら冗談などではないらしい。彼女らの表情は真剣そのものだ]
そっか。 それは……困ったね。
[気の利いた言葉が出てこない。困ったように指で顎を掻いた。
薬物依存だなんて、遥か昔、授業で聞いたきりの拙い知識しかない。 それでも、その症状が厄介らしい程度の知識はあった。 成程、抱いていた疑問にも、彼女らの様子にも合点がいく。気が気でないのだろう]
(130) 2015/02/08(Sun) 22時半頃
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[不意にかけられた声>>129には、弾かれたように振り向いた。 そこにいたのは今まさに話題に上がっていた少年だった。 仮面の下で息を呑む。それを悟られないように、彼に向かって頷いて見せただろう]
ご名答。 彼女たちが君を心配していてね、皆で探してたんだよ。
[自分からはそれだけを告げて、隣にいる少女らを横目で見た。 殆ど初めて言葉を交わした自分より、ある程度気心の知れた彼女らと話す方が良いだろう。そう思った。 自分が動くとするなら、何かを問われた時か、“万が一”の出来事があった時位か*]
(131) 2015/02/08(Sun) 22時半頃
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家か、病院かもしれないけど 時間の経ち方とかも、同じかわからないですし
[もうそうだとしたら、気付いていて欲しいなあ、と場違いにも思った。 引きこもりがちとは言え、食事も摂らず、お手洗いに立つ様子もなければ、気付いてくれると思いたいのだけれど。
もっとも、そういう話だと決まったわけでもない、と言おうとしたところで、 先手を打たれ>>126黙りこむ。その後続いた言葉に、赤面して。]
や、あれは、ただ、試しておきたくて なんか、定番じゃないですか 窓割るとか、扉蹴破るとか、ほら
[そんな理由で無茶をさせてしまったよなあと、ネイさんのことを思いつつ。]
ううん、でも、帰りたかったのかなあ、ずっと ここ、優しいけれど、怖くて なんにもないから
(132) 2015/02/08(Sun) 22時半頃
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[言葉にしてみたら、少しすとんと落ちるものがあったように思う。 怖い、という言葉は、それなりにこの気持ちに当てはまっているような気がして。]
ムリして、って
[そろそろだろうか。食器棚から、人数分のお皿を取り出す。 クスクスと笑う。]
関西の人に聞かれたら、怒られますね 言葉って、自己紹介なのに 寂しいですよ、それは
[なんてことは無い風に言ったけれど、最後の言葉は本心。 さみしい人だ。自分本体が、いろんなものに覆い隠されてしまっていて。
大振りのスプーンを探し出す。 人数分に少し足りなくて、取っ手のデザインがバラバラになってしまった。 チグハグな自分たちと同じようなものかもしれない。]
(133) 2015/02/08(Sun) 23時頃
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[あおいの口からどんな説明がされるのか気がかりで、そちらばかり気にかけていた。 不意に寧斗からの返答に、彼へと視線を戻す。
心配かと。>>120
……ああ、そうか。 心配だったのかと、そこでようやく自覚して、俯き。 同意を示すように、一つ。こくりと頷いた。
足音だけが響く廊下に、ぽつりとあおいの声が聞こえて。>>@26 再び彼女へと目を遣れば、彼女の口から紡がれた言葉に押し黙り、再び視線は下方へと落ちた。 その姿は、あおいの言葉が真実であることを、寧斗へ肯定を示していたようなものだろう。
長く隠し通すことは出来ないとは理解していた。 だが、自身の不甲斐なさを痛感してしまう。
遠くで、水の音がする──。>>121]
(134) 2015/02/08(Sun) 23時頃
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[そして、]
それは、
[ここから帰りたくなくなるくらいにおいしいやつ。 そんな言葉に、思わず笑って、それなのになんだか泣き出しそうだった。]
それは、困っちゃいますね 縁起でもないなあ
[ああ、楽しいのだ。 何気ない会話だとか、当たり前のように、生身の人間とこうして何かをしていることが。 いつぶりなんだろう。ずっと、競技を挟んでしか人と向き合うこともなくて。 でも、あの頃は良かった。楽しかった。それなのに、全部投げ出しちゃって、斜に構えて。]
(135) 2015/02/08(Sun) 23時頃
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[話しながらぐんぐんと先頭を行けば、唐突に眼前の洗面所の扉が音を立てて開く。 びっくりして思わず立ち止まる。 なんてことはなく、探し人があっさりとそこに立っていた。>>129]
……、
[咄嗟に言葉を探せずに、じっと須藤を見つめる。 神田の言葉通り、額に傷跡があるのが見て取れた。 寧斗の言葉で、は、と我に返る。>>131]
……うん。 須藤さんを、探してた。
[「俺の話」と言ったからには、会話も聞かれていたのだろう。 ……知られたい話ではなかったはずだ。そこは承知の上で、それでも、と寧斗に話したのだけれど。]
勝手に話して、ごめんなさい。
[まずは謝罪をひとつ。神田が何かを話すようなら、そのまま黙って一歩身を引いただろう*]
(@27) 2015/02/08(Sun) 23時頃
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……縁起でもないなあ、 もう充分、なっちゃってますよ、困るなあ
[縁起でもない「もしも」を持ちだしたのは自分なのに。 目頭が熱い。
でも、いくら楽しくても、楽しいことを見つけても、もう取り返しなんてつかないのだ。 自分のしたことは消えない。どう足掻いたって、もう消せるものでもないし。 これからずっと、ばかな青い自分を背負っていくしかないのだ。 元いた世界に帰れたとして、向き合い続けるしかないのだ。 それが恐ろしくて、毎日を終えるのが怖くて、逃げ出したかったのだ。
……ああ、でも。それでも良いかなあ、こんなに楽しいなら。 色んな人と、色んな話がしたいなあ。 こんなに空っぽな場所でも楽しいんだもんなあ。 わたし、帰りたいのか。……帰りたいなあ。
ヤバイな、と思ったときには、鼻をツンと抜けるものがあって、 部長は泣き虫、と笑われたことを思い出す。仕方ないじゃないか、止められないんだもの。]
(136) 2015/02/08(Sun) 23時頃
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[じわり、と滲み出した涙を、ごしごしと服の裾で拭って。 口をへの字に曲げて歯を食いしばりながら、 もし、視線を感じたなら、しどろもどろに弁解する。]
やだ、ごめんなさい、すみません、なんでもなくて ああ、もう、なんでだろう、すみません
[何か決壊したように、涙が溢れる。 メイクなんて知らないし、遠慮なく目元を擦ってやった。 さっきと立場が真逆じゃないか、とは思った。 やだな、カッコ悪いじゃん。年上なのに。先輩なのに。]
(137) 2015/02/08(Sun) 23時頃
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[あおいの説明が終わろうとする頃、不意に扉の開く音がする。>>129 その音に顔を上げれば、扉の向こうから現れたのは探していた当人で。]
たっ……、…
[呼び掛けた名前は息が詰まり、駆け寄ろうとした足が鈍る。 それでも、一歩。彼へと足は向かったか。 まずは顔色を、それから額の傷を確かめるように。
寧斗やあおいがそれぞれ言葉を口にすれば、様子を見て。>>131>>@27 彼らの言葉が途切れれば、太一へと向かって話し出す。*]
怪我。 大丈夫……?
(138) 2015/02/08(Sun) 23時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/02/08(Sun) 23時頃
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[どうでも良かったのだと、頑張るのが嫌になったのだと語っていた瑛美は、しかし、この場所が優しいことが怖くて、帰りたかったのだと言った。>>132 それは思いの変化なのか、ただ瑛美が迷っているのか、千秋には分からない。分からないけれど、自分に厳しい人なのだなと、そう感想を持った。 だからだろうか、瑛美と共にテーブルに皿を並べながら聞いた言葉が、すとんと胸に落ちた。]
『寂しいですよ、それは』>>133
[自分を都合のいい設定で装って、友人たちと楽しげに笑いながら、少しずつ心に積もっていった重苦しさに名前をつけたなら、きっとそういう言葉になるのだろう。 千秋自身だけでなく、それを千秋だと思っている、友人たちにとっても、きっと。]
(139) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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……心配、俺を。
[思いがけない言葉>>131に、ぽつりと。 俺は心配されるような人間じゃない。 歩みは、ぴたりと止まって。 日向の謝罪>>@27には、無理矢理に笑顔を浮かべてみせた]
まあ、なんというか。 事実だし。言い返す言葉もないし。
[日向に近付いて。頭をぽんぽんと撫でた。 気にする必要はないよ、と。 目の前の道化師に、微かな緊張があるのも察して]
別に“今すぐ”は暴れりゃしませんよ。 安心してください。
[肩をすくめてみせた]
(140) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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ええと、なんというか。その。
[そこではじめて、瑞希に向き直って。 緊張した面持ちで。バツが悪そうに]
……瑞希ちゃん、さっきはごめん。
[震える声で。頭を下げるだろう。 ええと昔もこんなふうに頭を下げたことがあったような。 あの日は蝉の声がうるさくて>>83]
……怪我は。大丈夫。
[瑞希の言葉>>138に、掠れた声で返した。 なんで君はそんなに優しいんだよ。なんで。 いっそのこと。俺を責めてくれた方が楽なのに*]
(141) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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そう、ですね。帰ったら……帰れたら。
[友人たちに、どれから明かして行けばいいだろう。あまりにも数が多すぎる千秋の設定は、一つ一つ説明していたら日が暮れてしまう。とにもかくにも、まずは謝罪からだろうか。 そんなことを考えていた千秋の耳に、困るなあ、と瑛美の呟きが届いた。>>136 その声がどこか湿っぽさを帯びていることに気づいて、視線を向けると、瑛美の目にじわじわと溜まっていく涙があった。]
えっ、あの、ごめんなさい。僕なにか悪いこと言って……ああ!>>127 違います。帰れないとか帰さないとか、そういうのじゃなくて!
[千秋はしどろもどろになって言葉を並べた。長い間設定という薄皮を隔てて物事に臨んでいた千秋は、泣かれる、という経験に疎い。]
その、保証はできないけど帰れます。きっと、僕らは。
[まったく慰めにならない言葉ばかりが浮かんで、千秋はおろおろした。自分は冗談ひとつまともに言えない、人付き合いの下手くそな人間だったのだ。]
(142) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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[>>138 須藤に一歩近づく神田を横目に、ふと寧斗に向かって告げた言葉>>@23を思い返す。
どうにも出来ない。どうしたらいいのか分からない。 ──だから、助けてほしい。 随分と長い間、それを口にしなかった。
あの時、助けてほしいと強く望んだ。与えられた場所が此処だった。>>@17 けれど、そうして与えられた場所で今も尚、どうしたら良かったんだろうと問いは度々胸に上って何処か苦しい。>>@19 その度に、戻れないのだからと思えば息苦しさの波は引いてゆくけれど。 ……それは救いじゃなくて、諦めだ。
何だってしたら良かったな、と今更のように思う。 話せないなら、文字にすら綴ることも出来ないのなら、泣き喚いてやれば良かった。]
(@28) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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『ボクに出来る事なら、なんだって。』
[神田と自分が助けを求めた時の、寧斗の頼もしい声を思い出す。>>116 そっと寧斗の側に寄って、つんつん、と彼の華やかな衣装を引く。 こっそりと、小さな声で礼を告げた*]
ついてきてくれて、ありがとう。
(@29) 2015/02/09(Mon) 00時頃
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[ さてはて、戻った先に特に人気は無く。 聞き違えだったのかもしれないと、男は左耳を小指で穿った。 そろそろ三十路も視界に入る頃合。 制服の一団にオジサンと評されるのも不思議ではない。
――そりゃあ数年前と比べたら。 比べちゃあ、いけねェか。
音にはならない声をガムと一緒に飲み下して。 今しがた登ったばかりの階段を見詰めた。
…登って、降りて、また登ったけれど。 もう一度降りる気にはさすがになれずに、 からりんと下駄を鳴らして階段から離れる。
その際に独特な刺激臭が薄く鼻についたような気がして、 >>127匂いの元を辿ってみようと試みたけれど、叶わなかった。
それでも、何かを作っているのならそれはきっと、 台所なのだろうと料理に縁のない男でも思い至った。]
(143) 2015/02/09(Mon) 00時頃
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[ この合宿所の台所は何処だっけ。 二階でないことはきっと確かなこと。
首を捻り、矢張り降りようかなんて思うけれど、 思案の間に足は勝手に段差を踏んでいた。
――きゅるり。と一緒に内臓が音を立てて。 そういえばこういうの、なんて言うんだっけ。…空腹?
料理をするのも食べるにも然程興味のない男であったから、 常の食事といえば最低限の栄養分だけという体だった。 けれど、匂いがすれば惹かれるのは生物の性である。]
(144) 2015/02/09(Mon) 00時頃
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[ 階段はそう長くもなし。 一足飛びに降りて、廊下を伝う。 さてはて、一方通行では無い廊下のこと。 何処かへ曲がる折に、話し声が聞こえたような。 それともそれも気のせい森の精の仕業だったっけ。
からころと歯を鳴らす間隔も短く、 それでも、匂いがより一層濃くなったと感じはしたけれど、 その大元は分からずに、男はスキップ染みた足で歩く。
――…そうして、ホールの少し前。 匂いを探し当てるよりも先に、 固く扉の閉まる玄関口へと辿り着いていた。]
(145) 2015/02/09(Mon) 00時頃
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[──こうして、皆に紛れ込んだ理由に、今更思い至る。 ただ単純に、話をしてみたかった。それだけだ。 突き刺さる視線、凍りつく喉に、冷たくなる手足。 思い出したくもないあの日々のそもそもの始まりは、ほんのささやかな憧れだったのだから。>>@14
嘘を吐いたつもりなんてなかったといくら言ったって、誤魔化しを重ねていることに変わりはない。 ……事態が、いったん落ち着けば。 今頃千秋たちが用意してくれているであろうカレーでも食べながら、自分に話せるところまで全部話せるだろうか。
それが、来るべき彼らの選択にどのような影響を与えるかは分からない。 何も影響しないかもしれないし、或いは何かしら思うところがあるかもしれない。 だけど、ここは。
ここは、優しくて、──そして、何もない場所だ。*]
(@30) 2015/02/09(Mon) 00時頃
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