239 名探偵の館
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キルロイおにーさんの推理は終わったんだね。聞き逃した。
[さっき独り言でぶつぶつつぶやいてたアレだったのかー、と勘違いしている]
で……ナナオおねーさん……。 妄想は自由だけど。 もしそれでぼくを犯人って言うなら、パルックさんが誤解してぼくを殺そうとして自爆しただけなんじゃないかな──しいて言うなら事故死か。 というか、ぼくのやった一番悪いことって、パルックさんの目の前に姿を見せたこと?
[>>108 笑顔のままだけれど、一瞬だけ感情の抜けたような冷たい目をした。けれど、すぐさま、それは苦笑いに変わる]
出会ったら死ぬっていう、ドッペルゲンガーみたいな。 もしそうだとしたら、ぼくはむしろ、アルフレッドさんのドッペルゲンガーだったのかもしれないね。 死んじゃったのはパルックさんだったけど。
(115) 2015/10/29(Thu) 22時頃
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[それから──]
メルヤさん、エントランスホールへ参りましょうか。
あなたが見たものがなんだったのか、わたくしは答えを持ちませんが、少なくとも、今は人の気配のある場所へ行けば、あなたを捉えている名状しがたき恐怖からあなたは解放されるかもしれない。
ね?
[メルヤを人のいる場所へと誘導する。]
(116) 2015/10/29(Thu) 22時頃
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(ナナオおねーさんの推理は、相手を攻撃しないね)
[陸の孤島とか密室とか、閉鎖空間で殺人犯に出会った時、これ見よがしに真犯人を見つけたらどうなるか? 『あいつは危険人物だ』と殺される確率が上がる。 非常に危険である。 真犯人を見つけたら、速やかに『犯人にとって生きていた方が都合が良い人物』と思われるように動いた方が生存確率が上がるのだ。 真犯人を指摘するのは、絶対的にこちらの火力が上な時か、真犯人が居なくなった後にすべきだ。 これは、ちょっとしたサバイバル知識である]
(おねーさんも、わざとそうしてるのかな?)
(117) 2015/10/29(Thu) 22時頃
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んー。 ぼくはみんなの言っていることが事実かどうかまで調べてない。
[>>112 メルヤのほうを向くと肩を竦めてみせた。
(司法当局もたまに間違えるしね)
笑みを消し、少しだけ真面目な顔をする]
メルヤさんにしか見えないものがあったよね? それと同じように、みんな、自分にしか見えないものがあるんじゃない? ぼくも、すべての手の内をさらしている訳じゃない。 自分の中での真実が明らかになったほうが幸せなら、推理すればいいし、 違うなら何も考えなくていいと思う。
[食堂のことを思い出させるかもしれないな、と思いつつ、敢えてそう言った]
(118) 2015/10/29(Thu) 22時半頃
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[メルヤが落ち着いてひとりでもいられるようになった頃、オーレリアはそっと館の外へと向かった。 単独行動は控えるべきなのだが、それ以上に、推理を披露する若い探偵達の邪魔になってはいけない。
森閑とした外の空気を吸って、ひとり考える。]
たしかに──。 誰の推理をとってみても論拠がはっきりしていて矛盾がない。 見事です。
なのに──。 違和感が拭えない。
何か見落としている気がします。
(119) 2015/10/29(Thu) 22時半頃
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──礼拝堂──
[目指す礼拝堂は館の裏手の、朝には日の光が一番に当たる場所にあった。 オーレリアは中に入ると、祭壇の前に跪き手を組んだ。
そのまましばらくは、無言で一心に神に祈りを捧げるかのような時が流れ──]
(120) 2015/10/29(Thu) 22時半頃
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[>>116オーレリアに連れられて、エントランスホールに戻ってきたのが数十分前になる。確かにひとりではない、という事実が安心感をもたらし、今は少し落ち着いていた。]
あ、や……えと、どれが真実かとか、間違ってるとか、そういうことが言いたいんじゃないんだ。
[真面目な顔──というより、探偵の顔をしていると思った。ジョージ>>118に言葉を返し]
『どれ』で死んだかはあんまり重要じゃないの、かも。
(121) 2015/10/29(Thu) 22時半頃
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[どれほど時が経過したのか、ゆっくりと目を開けたオーレリアの視界に、一枚のカードが映った。]
これは、まさか……。
[細い指先がそれを慎重に拾い上げる。]
…………やっぱり。
間違いないですね。 まさかここにこれがあるとは思いませんでした。
しかしこれなら。いえ、これでこそ、か。 やっと違和感の原因が──足りなかった欠片がわかりました。
(122) 2015/10/29(Thu) 22時半頃
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[少し時間は遡る。 ホールから食堂まで歩きつつ考え、結論は出た。欲しいものも見つかった。
しかし、と彼は独り言ちた。
これが答えなのは間違いない。 だが、このトリックならば誰でも犯行が可能な上、こんなにも無理のある方法を選ぶ必要はなかったのではないか、と。
犯行に使われた道具にしても、この中では最もそれらしい、というだけの理由に思える。 それではなぜ犯人を……と、そこまで考え、彼はその先を考えるのを止めた。彼は小さくかぶりを振る。
その視線の先には――どこか怯えたような表情のメルヤがいた。傍らにはオーレリアの姿]
(123) 2015/10/29(Thu) 22時半頃
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[本来ならば、犯人を名指しして推理を披露する場面だ。 探偵ならばそうするだろう。しかし――彼はその横を通り過ぎ、食堂へ向かった。 振り向くと、彼女たちはホールに向かったようだった。
今、彼女を糾弾する必要はない。それに、動機を追うにつれ、見えてしまった理由もあった。
何より、オーレリアに介護されているようにも見えたメルヤに向き合いたくなかったのだろう。
全てを暴き、完全に事件を解決する探偵でなければ、向き合えない。今の彼はそう思っていた]
犯人は……メルヤさん、あなただ。
[メルヤ達が居なくなった食堂で、まるで誰かが見ているかのように、彼は語り始めた。それが必要な事のように]
(124) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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メルヤさん。 あなたはこの館に入ってからすぐ、エントランスホールの『ある仕掛け』に気が付いた。
そして、その仕掛けを利用するトラップをその場で組み上げ、食堂に向かった。
[こつ、こつと革靴の音が響く。 人差し指が額に当てられ、小刻みに揺れている]
あなたの様子、初めて見た時から妙だと思っていました。それでしばらく注目していたんですが――。
あれは、そう。オーレリアさんの言葉です。『容疑者』という言葉にあなたは一際大きな反応を示しました。
何かのボロでも出したのかと思ったけれど、そうではなかった。 あの反応は、日常的にその言葉を恐れている者の反応です。
あなたは名探偵かもしれない。しかし同時に、何らかの容疑者……追われている身でもあるのではないですか?
(125) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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……まあ、その真偽はここで証明する手立てはありません。 事実は過剰な反応を示した事だけです。
しかし、僕はその情報を、もう一つのメルヤさんの『大きな反応』と関連付けました。
思い出してください。あの時、食堂で、あなたがした過剰な反応――。
[ガタン、と音が鳴る。彼は椅子を動かし、その音を鳴らしていた]
丁度こんなような音がして、あなたは立ち上がりました。
案外、大きな音ですね。そしてその時、その音に紛れるように……小さく……『かちりという音』がしました。
よほど集中していなければ聞こえないような音です。メルヤさんのリアクションも合わさって、ほぼ完全に消え失せていたでしょう。
(126) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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さて、ではその音は何の音なのか?
僕は初め、ホールの仕掛けを作動させるもの……そのためのスイッチか何かかと考えました。 しかし、館に来て直ぐにそれほど直接的な手段を手に入れていたとは考えにくい。
だから、手持ちの道具を作動させる、比較的簡単なものでしょう。
これを食事中に作動させることでメルヤさんはアリバイを手に入れ、何食わぬ顔で事件現場に赴いた。
[そこで一度言葉を切り、彼は懐から一発のひしゃげた銃弾を取り出した。 見る者が見れば、それは5.56mm口径の物だとすぐに分かるだろう]
跳弾したんでしょうかね。 エントランスホールの入り口付近…その柱に埋まっていましたよ。丁度猫の手の届かないあたりに、ね。
そう……メルヤさんが作動させたのは、【遠隔操作でサプレッサー付きのM16自動小銃のトリガーを引くためのスイッチ】です。
残念ながら小銃は見つかりませんでしたが……結論はこうです。
(127) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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スイッチが押された瞬間、前もって安全装置が解除され、固定されていた小銃のトリガーが引かれた。
そして放たれた銃弾は、ホールに仕掛けられた『罠』を作動させる。
恐らく、スイッチを押してからある一定の重さを感知して発動するタイプの仕掛けでしょう。 ……そして、結果的に仕掛けは時間差で発動した。
一方パルック氏は仕掛けに気付かず、ホールを移動しようとする。 その時、仕掛けが作動し……。
天井の一角が、パルック氏目掛けて落ちてきた。パルック氏は天井に押しつぶされ、即死したんです。 つまり……彼はその時に【圧死】した。
ホールの天井にはシャンデリアがあり、植物や……一見して刃物のようにも見える装飾がされています。 彼の死体が一目見て圧死とは思えないほどに傷付いているのはそのためでしょう。
[彼はパルックを悼むように目を閉じる。小さく十字を切り、目を開けて帽子を取る]
(128) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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……これで、証明終了です。
一つ、動機だけは明らかにしていませんが、何もかも暴くのが良いという訳ではない。 それが『不幸な事故』かもしれないと思えば、尚更です。
さて、僕の推理はこれで終わりです。ひとまずは、ですが。
[そう言って、彼は誰にともなく一礼する。足早に食堂を離れ、エントランスホールのほうへ向かった]
こんな所かな。後は……他の『名探偵』をじっくり見させてもらおう。
[彼は人目から逃げるようにしてそう呟き、柱の影にそっと佇んだ]
(129) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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[考えながら、少しずつ語る。ゆっくりと。]
『どれか』が確実に仕留めたかも知れないし、『どれ』も致命傷には至らなかったかも知れないし……『どれか』で死んだあと、違う『どれか』でまた死んだかも。
……死を死で上書きするのって無理かな?
とにかく、パルックさん……達は、色んな殺意に曝された。 それに気付くのって、どんな気分なんだろう。『どれか』で死ななかったとしても……きっと怖くて怖くて、苦しくて、最後には……。
(130) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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私なら……耐えられないだろうな。
[先程の夜の怪物を思い出す。あれだって怖くて仕方がなかったのだ、ともすれば発狂していたかもしれない、あるいはそのまま、死ぬかもしれない──恐怖で。]
(131) 2015/10/29(Thu) 23時頃
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ジョージは、首をかしげて、メルヤの言葉に耳を傾けている。
2015/10/29(Thu) 23時頃
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パルックさんを殺そうとしたひとが『何故そうしたのか』は分かんないけど。重要なのは、誰かに殺されそうになった──結局殺されたんだろう、けど、そこなんじゃないかな。
名探偵が集まることで……犬が棒に当たるみたいに誰かが死ぬ、局所的に死ぬような目に合わされる。 ば、ばかみたいだな、なんか。でも、そういうことだったんじゃないかなって……。
だけど、これって不確実で、もしかしたら探偵なんて一人も来ないかもしれないし、誰も殺そうとしないかもしれない。
……ほんとは、別に、今日じゃなくてもよかったんだきっと。パルックさんが死ぬのは。
(132) 2015/10/29(Thu) 23時半頃
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だから……名探偵が来ても来なくても、『ここ』にパルックさんがいれば良かったんだ。こんなとこにいたら、いずれ……。
[さっき食堂で見たものを思い出す。声が震える。]
……私達が来るより先に……
パルックさんと、ここにいたのは……。
(133) 2015/10/29(Thu) 23時半頃
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メルヤは、セレストを見つめた。
2015/10/30(Fri) 00時頃
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──エントランスホール──
[ほぼ全員が己の推理を終え、意見を交わし合っていた頃だろうか。 今更のように遅れて現れたオーレリアは、遺体の傍らに膝をつき、死者に語りかけるように口を開いた。]
啓示が下りました。 あなたの語れぬ真実は、わたくしが語りましょう。
まず──これをご覧ください。
[オーレリアの手中から鋭い閃光が飛ぶ。 閃光はホールの絨毯の上に落ちると一際強く輝くようなオーラを放った(ように見えただろう)。
それは銀の飾り文字でSeven Tools of the Thiefと描かれた一枚のカードだった。 デュエリスト達の間では最早伝説となったトラップカード。]
(134) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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[──盗賊の七つ道具《Seven Tools of the Thief》]
(135) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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……これはとあるカードゲームのカードのひとつ。 Seven Tools of the Thiefというカードです。
[ゆったりとした調子で、オーレリアは語る。]
相手のトラップカードが発動した際、自分のライフを一定数支払って相手のトラップカードを無効にすることが出来ます。 このゲームにおいてトラップは切り札に等しい。それを無効にしてしまえるこのカードは強力無比。もちろん、対価は非常に大きいですが……ほぼ決まりかけた勝負を覆すことが出来るのは、このカードだけと言っても過言ではありません。 そのあまりの効果に公式の大会では第二回目にしてすでに使用禁止にされたほど。
その後は新たに生産されることもなかった幻のカードであるのに加えて、様々な手段で回収が進み、今ではこれを持っているのは第一回公式大会チャンピオンに輝いたプレイヤーだけなのです。
(136) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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……そう。 もうおわかりですね。
それがパルックさん。 人狼館でシェフをしていたこの方は、若き頃に人狼戯王というカードデュエル大会の初代優勝者でした。
パルックさんの部屋には黄金のカードトロフィーが置いてありました。 目立たない場所ですが、磨きぬかれて曇りひとつないそれは、彼が今でもチャンピオンの誇りを失っていないことを示しています。
恐らく……いえ、確実に、彼は今でも訓練を続けていたでしょう。 きっとパルックさんの部屋のパソコンを調べればPC版人狼戯王の戦績が見れますよ。 何十年にも及ぶ練磨は彼を高みへと押し上げ、同時にその自尊心も、遥か天高く聳えたバベルの塔のごとくであった。
けれど実は、ここにもう一人の戦士がいました。
(137) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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探偵として呼び集められた中に、その類まれなる頭脳をデュエルの世界でも発揮し、昨年の大会で彗星のごとく優勝を攫った若きデュエリストが混じっていた。 館の主がそれを知って招待したのか、ただの偶然かはわかりません。 けれど、運命は彼らを引き合わせた。
────そして悲劇は起きました。
(138) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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この写真をご覧ください。
[オーレリアは一枚の写真を見せる。 腕に装着したカードデッキにカードをセットし、映像はVR(ヴァーチャルリアリティ)で直接網膜に映すタイプの最新の通信デュエル機器だ。]
これを用いて、往年のチャンピオンと若き超新星の苛烈な戦いは幕を開けた。
(139) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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そもそも、おかしいじゃないか。
名探偵を招待した、セレストの言う『主』はどこにいるんだよ、何で出てこないんだ?
『ここ』って一体どこなの?
……どうやって『ここ』まで来たのか、どの道を通って、何を見て、ここにやってきたのかよく覚えていない、いや、全く思い出せないのは何故なんだよ……!
(140) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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礼拝堂で見つけたSeven Tools of the Thiefには、この庭にしか咲かない薔薇の香りが染み付いていました。
……ここにも、ほら。
[オーレリアの指が、パルックの髪に絡まった小さな赤い花びらを拾い上げる。]
おそらく、戦いの場所は薔薇の香りに包まれた中庭。 美しく整えられた夜の庭が、世紀の戦いの舞台に変わった。
[ほんの束の間、オーレリアの瞳は、その時の光景を思い浮かべるように遠くを見た。]
薔薇の舞台は彼──初代の王に甘い香りとともに敗北を届けました。 彼は誇りを折られた。
デュエリスト同士の戦いはあまりに苛烈。 衝撃に、パルックさんの心臓は耐えられず、鼓動を止めた──。
(141) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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盗賊王の七つ道具はすべてを見、そして語ります。 カードデッキで行われたデュエルの情報は、ネットを介して人狼遊戯を経営するNINJIN社のデータバンクにすべて記録されています。
先ほど、パルックさんの対戦相手を調べるようわたくしの執事に頼みました。 ……シントシン社の調査力をもってすれば、すぐに結果は届けられるでしょう。
[そう言うのとほぼ時を同じくして、オーレリアの携帯に着信があった。]
わたくしです。
……ええ。そう、ですか。
(142) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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ジョージは、目を丸くした。
2015/10/30(Fri) 00時頃
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[通話を終えたオーレリアは顔を上げて一人の少女を見た。]
あなただったのですね、ナナオさん。
────いいえ。 デュエル会の超新星、ヘルズエンジェル ナナオさん。
(143) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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ジョージは、眼鏡を拭いて掛けなおす。
2015/10/30(Fri) 00時頃
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ナナオさんに殺意があったのかはわかりません。 いえ。 きっと二人共、純粋に闘士として力をぶつけあっただけでしょう。
これは殺人事件ではありません。 頂点同士のぶつかり合いによって、起こるべくして起きてしまった悲しい事故……。
(144) 2015/10/30(Fri) 00時頃
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