3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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長老の孫 マーゴは、メモを貼った。
utatane 2010/03/10(Wed) 20時半頃
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[夜明けの後、いつ、意識が途切れたのかは覚えていない。 けれど、いつからか、周囲には何もなくて。
ぼんやりとした、虚空。 ただ、そこにゆらゆらと漂っていた──のだけれど]
『……もう、平気、ね?』
[不意に聞こえた声が、空間に波紋を広げる]
……ホリー……?
[名を呼ぶ。 波紋が広がり、姿が見えた。 自分よりも髪の長い、自分に良く似た姿。 二年前に、崖の下の虚空に消えた、半身]
(75) tasuku 2010/03/10(Wed) 20時半頃
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『あたし、もう、行くよ』
行くって……どこへ?
『そんなの、聞かないとわかんないの? ちょっと考えればわかるでしょ?』
[疑問に返されるのは、軽口めいた言葉。 あの頃と変わらない、やり取り。 止まったままの時間を、象徴するよな]
……んな事、言われても。
[言われなきゃわからない。 何となく察しはついていたけれど、そう、返した。 半身は、あーあ、と大げさなため息をひとつ、つく]
(76) tasuku 2010/03/10(Wed) 20時半頃
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『……あたしが、行くべき所。 もう、大丈夫でしょ、あたしがいなくても? だから、行くわ』
行くべき、場所……。
[繰り返す言葉に、そ、と笑って。 半身は、くるり、とその場で一回転する。 長く伸ばした髪が、ふわり、揺れた]
『ホントは、もっと早くいかなきゃいけなかったんだけど、ずっとあんたの中にいたし。 でも、そろそろ行かないと、ね』
……そりゃ、そうだけど。
[それは、それが、自然なのに。 当たり前の事なのに、何故か。 少しだけ、つらいような、くるしいような。 言葉で表せなくて、それ以上、言えなくて。 そんな様子に、半身は、少しだけ困ったように、でも、凄く、綺麗に、わらった]
(77) tasuku 2010/03/10(Wed) 20時半頃
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『そんな顔、しないの! ……ね、わらって。 あたし、最期にみたの、あんたのボケ顔だったのがずっと気になってたんだから』
……それ、誰のせいだよ。 大体、お前が……。
『細かい事、蒸し返さない!』
……だから、人の話聞けってのに……あーあ、もう。
[はあ、と。零れ落ちるのは、盛大なため息。 それから。 立てた手と手を重ね合わせて。 わらった]
(78) tasuku 2010/03/10(Wed) 20時半頃
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[鏡合わせの笑み。
いつからか、距離があいて。
こんな風に笑いあう事は、なくなって。
さいごは、泣き顔の、鏡合わせだったな、と。
ふと、思い出した]
(79) tasuku 2010/03/10(Wed) 20時半頃
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『……行くね』
……ん。
[しばらく、そうやってわらってから。 そっと、押し出すように、手を離す。 ふわり、半身の姿が浮かび上がって。 上の方に広がる光にとけていくのを、見届けた後。
意識はまた、闇に落ちて──]
[──次に開いた目が捉えたのは、光]
(80) tasuku 2010/03/10(Wed) 20時半頃
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─総合病院・一室─
……あれ?
[零れ落ちる、こえ。 瞬きをして、視界をはっきりさせたなら、目に入ったのはどこか憔悴したような両親の顔]
……とーさん、かーさん……? オレ……どしたん、だっ、け……?
[こんな顔を見たのは、二年ぶりだな、なんて。 そんな事を考えながら、問いかける。 返されたのは、地震と、事故の話で──]
(……地震、事故) (それじゃ、あれ……は?) (……夢?)
(81) tasuku 2010/03/10(Wed) 20時半頃
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[残る記憶と現実の差異。 ぼんやりとした意識がそれに導いた仮説。 けれど]
(……ちがう) (……夢、じゃ、ない)
[すぐに、それは否定する。 夢じゃない、という、確信。 それは、医師と話してくる、と両親が出て行った後に目に入ったもの──焔を抱いた、緑色のビー玉によって導かれる]
……いかなきゃ。
[探しに、見つけに、逢いに。 やりたい事は、たくさんあるけれど、今は。
少しだけ、隙間が開いたような気がするココロを鎮めたいから、目を閉じた**]
(82) tasuku 2010/03/10(Wed) 20時半頃
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演劇部 オスカーは、メモを貼った。
tasuku 2010/03/10(Wed) 20時半頃
化学教師 スティーブンは、ですがまだ帰れないのです**
waterfall 2010/03/10(Wed) 21時頃
飼育委員 フィリップは、化学教師 スティーブンにおつかれさま! 帰ってきたらを楽しみにしている。
mikoto 2010/03/10(Wed) 21時頃
長老の孫 マーゴは、化学教師 スティーブン、兄さん、気をつけて、帰ってきてね。ドキドキしながら待ってる!
utatane 2010/03/10(Wed) 21時頃
問題児 ドナルドは、イチゴジャムパンに襲われている。
mitsurou 2010/03/10(Wed) 21時頃
奏者 セシルは、ただいまといおうとしたらイチゴジャムパン見えて噴いた
azuma 2010/03/10(Wed) 21時頃
演劇部 オスカーは、戻ってきた人たちお帰りと言いつつ、本ログを頑張って読んでいる。
tasuku 2010/03/10(Wed) 21時頃
美術部 ミッシェルは、食べ物は大切にね、とにこやかに眺めている。
ミニ 2010/03/10(Wed) 21時半頃
問題児 ドナルドは、長老の孫 マーゴ>>-994 でもざっとしか読めてねぇぜ?プロロも途中也。
mitsurou 2010/03/10(Wed) 21時半頃
奏者 セシルは、そう。それに延長もまだ1回のこtt
azuma 2010/03/10(Wed) 22時頃
格闘技同好会 へクターは、美術部 ミッシェルに、無魂屍を電話でユリシーズ兄貴に聞いてみるか?
VIVIO 2010/03/10(Wed) 22時頃
問題児 ドナルドは、飼育委員 フィリップ>>-1030 ちょwwwwwwwwww腹がwwwwwwwwwwランダ神め
mitsurou 2010/03/10(Wed) 22時頃
風紀委員 ディーンは、飼育委員 フィリップすげえ。
ふらぅ 2010/03/10(Wed) 22時半頃
美術部 ミッシェルは、姫が不思議そうなので即位用に((狼血族))風の冠を手渡した、さあどうぞ。
ミニ 2010/03/10(Wed) 22時半頃
用務員 バーナバスは、同じのが出たのでもうやめよう。
nostal-GB 2010/03/10(Wed) 22時半頃
風紀委員 ディーンは、飼育委員 フィリップすげえ。
ふらぅ 2010/03/10(Wed) 22時半頃
奏者 セシルは、おもわず赤で突っ込んでしまった。
azuma 2010/03/10(Wed) 22時半頃
演劇部 オスカーは、ランダ神wwwwww遊んでるなwwwww
tasuku 2010/03/10(Wed) 22時半頃
用務員 バーナバスは、理事長の孫 グロリアをどさがばーーーーぐぅ
nostal-GB 2010/03/10(Wed) 22時半頃
飼育委員 フィリップは、心は首無し騎士!(言った)
mikoto 2010/03/10(Wed) 22時半頃
理事長の孫 グロリアは、どさがばられた、あふん。でも寝られちゃった…?しょっく。
sen-jyu 2010/03/10(Wed) 22時半頃
問題児 ドナルドは、ラルフは一体本当は何者なのだと、思った。
mitsurou 2010/03/10(Wed) 22時半頃
奏者 セシルは、延長、ありがとう。めいっぱい、あそぶ。
azuma 2010/03/10(Wed) 22時半頃
美術部 ミッシェルは、先生は、逆襲に寝こみを襲いに行けば良いと思うよ
ミニ 2010/03/10(Wed) 22時半頃
用務員 バーナバスは、roleの出目が酷い
nostal-GB 2010/03/10(Wed) 22時半頃
格闘技同好会 へクターは、死ななかったら<<格闘技同好会 へクター>>に惹かれたかもな。
VIVIO 2010/03/10(Wed) 22時半頃
飼育委員 フィリップは、美術部 ミッシェルにふいた。謎の転職すぎる。
mikoto 2010/03/10(Wed) 22時半頃
問題児 ドナルドは、ちょwwww色々酷いwwwww腹がいてぇ。笑いすぎて
mitsurou 2010/03/10(Wed) 22時半頃
美術部 ミッシェルは、OKラ神こと委員長、ちょっと屋上で話そうか
ミニ 2010/03/10(Wed) 22時半頃
格闘技同好会 へクターは、ヒドイナルシストだ。死んでよかった。
VIVIO 2010/03/10(Wed) 22時半頃
奏者 セシルは、弟子に弟子入りしてどうするwwww
azuma 2010/03/10(Wed) 22時半頃
奏者 セシルは、問題児 ドナルドの服の端をつかんでひっぱっておいた
azuma 2010/03/10(Wed) 22時半頃
文芸部 ケイトは、格闘技同好会 へクターのナルシスト把握したわ…
wallace 2010/03/10(Wed) 22時半頃
演劇部 オスカーは、サイモンに弟子入りてwwwwww
tasuku 2010/03/10(Wed) 22時半頃
美術部 ミッシェルは、マネージャー ピッパに いまは あらぶる ラ神の カオス だ
ミニ 2010/03/10(Wed) 23時頃
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−?− [闇の中。移ろう。 こえ が 聴こえた。
>>33闇 に呑まれ また 光 に溶け消えたから、 聴こえるのか。 闇の中 音もなく 、そうっと 閑(しず)かに 静かに 近付いて。]
み ぃ つ け た 。
(83) mikoto 2010/03/10(Wed) 23時頃
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いきもの係 キャロライナは、マネージャー ピッパにこの村のランダ神はとことんだねぇ。
ひびの 2010/03/10(Wed) 23時頃
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[いつかのように、少女に 声を掛けた。 けれど その瞳に闇は、なく 浮かべるのは、少し困ったような笑み。]
…… 泣いてるの?
[さみしい、と 闇からの声が 聴こえていた。]
ひとりは、さみしい、よね。つらいよね。 君と僕の感じる孤独は違うものかもしれないけど。
[彼が欲しいと、言っていた。 自分は自分で彼にはなれないし、 彼女の望むものを与えられるとも思えないけれど。]
でも、さ。 ここにひとりで居ても、さみしいままだ。
[だから。]
(84) mikoto 2010/03/10(Wed) 23時頃
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―― 行こう、一緒に。
[相手の言葉も聞かずに、少女の手を握る。 そして腕を引くように、歩き始める。
ひとりじゃないよ と、その手を確り繋いで。
あたたかくて やさしい 光の中へ。]*
(85) mikoto 2010/03/10(Wed) 23時頃
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長老の孫 マーゴは、理事長の孫 グロリアがまた泣くんだろうな、と思いつつ、フィリップのエピロルに拍手した。救済EDだね!
utatane 2010/03/10(Wed) 23時頃
演劇部 オスカーは、飼育委員 フィリップに拍手拍手。いいなあ、こういうの好きだなぁ。
tasuku 2010/03/10(Wed) 23時頃
問題児 ドナルドは、メモを貼った。
mitsurou 2010/03/10(Wed) 23時頃
美術部 ミッシェルは、沈む子につづいてずぶずぶり、霧の良いところまで読んできます**
ミニ 2010/03/10(Wed) 23時頃
飼育委員 フィリップは、演劇部 オスカーが可愛いので、とりあえず撫でた。撫でてからマーゴにぽいした。
mikoto 2010/03/10(Wed) 23時頃
長老の孫 マーゴは、飼育委員 フィリップに、オスカーをぽいされて、奪取した。むぎゅうした。
utatane 2010/03/10(Wed) 23時頃
飼育委員 フィリップは、問題児 ドナルドに怪訝そう。
mikoto 2010/03/10(Wed) 23時半頃
理事長の孫 グロリアは、長老の孫 マーゴをはりせんで殴りたかった
sen-jyu 2010/03/10(Wed) 23時半頃
生徒会執行部 ラルフは、カレンダーを見て「21日になるまで無理かも…」
rinne 2010/03/10(Wed) 23時半頃
長老の孫 マーゴは、理事長の孫 グロリアを、上目遣いでじっと見つめた。先生、殴るの?(じーーー
utatane 2010/03/10(Wed) 23時半頃
文芸部 ケイトは、マネージャー ピッパにおいでおいでした
wallace 2010/03/11(Thu) 00時頃
マネージャー ピッパは、風紀委員 ディーンとケイトの手を握って zzzzz
LittleCrown 2010/03/11(Thu) 00時頃
問題児 ドナルドは、寝る人はおやすみ!良い夢を……。
mitsurou 2010/03/11(Thu) 00時頃
奏者 セシルは、おやすみ、眠る人、よいゆめを。
azuma 2010/03/11(Thu) 00時頃
マネージャー ピッパは、悪夢にうなされて眉間にしわわわわがあ
LittleCrown 2010/03/11(Thu) 00時頃
理事長の孫 グロリアは、マネージャー ピッパがあくむに…しっかり!
sen-jyu 2010/03/11(Thu) 00時頃
問題児 ドナルドは、あ、わんこが増えた(ヘクターを温かい目で見た
mitsurou 2010/03/11(Thu) 00時頃
奏者 セシルは、首輪に、瞬いた。
azuma 2010/03/11(Thu) 00時半頃
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――???――
[もう誰かが闇に堕ちないように もう誰かを悲しませることのないように
想いは全て闇の中に沈めようと 虚ろな身体に抱えたままでいようと
――そう決めたから 求める想いを我慢しなければいけないから
昏い昏い闇の中、虚ろな少女は寂しさに耐え 一人ぼっちで膝を抱える
それでも――寂しくて 誰かに傍にいてほしくて 暖かい手で触れてほしくて]
(86) ひびの 2010/03/11(Thu) 00時半頃
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――さみしいよ。
[ぽつりと闇の中に嘆きを落とせば 闇色の瞳からぽろぽろと涙が零れる。
紡がれた嘆きは闇の中に掻き消えて 虚ろな少女の声に応えるものはないはずなのに
――それなのに]
「み ぃ つ け た」
[誰かの声が聞こえた]
(87) ひびの 2010/03/11(Thu) 00時半頃
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[声のする方に顔を上げれば、「…… 泣いてるの?」と、少し困ったような笑顔で少年が語りかける]
……さみしいよ……ひとりはいやだよ。 ひとりはつらいよ。
……でも、私はもう、戻れないから――
[もう闇の晴れた青碧の瞳に、戸惑いながらも応えれば]
「―― 行こう、一緒に」
[少年の手が手を取り 虚ろな少女を立ち上がらせる
握られた手を闇色の瞳で呆然と眺め]
(88) ひびの 2010/03/11(Thu) 00時半頃
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――……リッター君……? ……私は、どこにも行けないんだよ。 どこにも……いちゃいけないんだよ。
[弱々しく、握られた手を解こうとすれば 少年の手はぎゅっと、力強いほどに虚ろな少女の手を握り締める
その手は求める人の、あの人の手ではなかったけれど それでも、暖かくて、優しくて――それは虚ろな少女が一番ほしかったもので]
(89) ひびの 2010/03/11(Thu) 00時半頃
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問題児 ドナルドは、なんか酷いの挟んだ、すまんキャロルorz
mitsurou 2010/03/11(Thu) 00時半頃
奏者 セシルは、お帰り、先生。マーゴはお休み。そうか、愛か…
azuma 2010/03/11(Thu) 00時半頃
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「ひとりじゃないよ」
[紡がれた言葉に子供のように、ただ泣きながら頷いて 確りと繋がれた手を頼りに闇の中を歩いていけば
遠くには、あたたかい、ひかりが見えて]
リッター君……。あのね。
[名を呼ばれて少年が振り返れば、きっと気付くだろう まだ涙の残る少女の瞳はもう闇色ではないことに]
……やっぱ、いいや。……行こう。
[少女は小さく首を振り、少年に笑顔を向けると 手を確りと握り返し、共に歩き出した――ひかりへ向かって**]
(90) ひびの 2010/03/11(Thu) 00時半頃
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長老の孫 マーゴは、キャロごめんね!兄さん、お帰り!そして、オスカーの側にいって*コテリ*
utatane 2010/03/11(Thu) 00時半頃
いきもの係 キャロライナは、問題児 ドナルドに気にすんないと笑った笑った。
ひびの 2010/03/11(Thu) 00時半頃
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─ 病室 ─ [何日眠り続けていたのかは分からない。 ここはあまりに静かで、心電計の刻む規則正しいリズムと点滴の雫が落ちる音。それだけが僅かなズレを持って、追い越したり追い付いたりしていたような気がする。
あぁ、遠くが騒がしいな。一言注意しにいかないと。 そんなふうに思った喧騒が、次第にこちらへと近づいてきて。
目を開けたときに最初に見えるのは、きっと泣きだす数秒前の表情。 最初にかける声はきっと、廊下を走るなという小言になってしまいそうだ。]
(91) ふらぅ 2010/03/11(Thu) 01時頃
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風紀委員 ディーンは、そうそう、A玉正解。
ふらぅ 2010/03/11(Thu) 01時頃
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[>>90名前を呼ばれて、振り向く。 目端に、光るものが。そして、少女の瞳にも、光が宿っていた。
少女は、言葉のその先は続けない。 けれど、言葉以上に、手を握り返してくる感触と
向けられた、笑顔――
ずっと 沢山の人を、哀しませて傷つけただけだと思った、けれど。 よかった、 と 笑顔を、返した。]
―― ……ありがとう。
[彼女には、何のことか解らなくても。]
うん、行こう。
[向けられた笑顔。 もし今度があるなら 今度は、 それを護れたらいい、と *願いながら*]
(92) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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長老の孫 マーゴは、奏者 セシル>>-1219の兄さんは、ビリーでいいじゃないか、HAHAHA☆と*寝言*
utatane 2010/03/11(Thu) 01時頃
奏者 セシルは、人種が違いすぎてそれだと多分俺が養子か何か…
azuma 2010/03/11(Thu) 01時頃
問題児 ドナルドは、リロードしなかったことを悔いた。よし、おやすみノシ**
mitsurou 2010/03/11(Thu) 01時頃
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−いつかの 放課後− [それはどこかの小学校、放課後、終了の鐘が鳴る。 授業参観だったのか、大勢の親子が校舎から出て来た。
そんな中、褪せた金髪の少年が、校舎から飛び出したかと思うと くるっと振り向き。 そこに居た髭を生やした男を、きっと睨みつける。]
だーかーらっ 何でそーなンだよ、ばかオヤジ!! ばーか! ばーかっ!!
[悪態を吐くと、ぐいいっと、口の端に両手の人差し指を突っ込み。 それを左右に思いっきり開いた。 その後、右眼下瞼を人差し指で引き下げてから舌を出すと、同年代の他の子の所へぱたぱたと駆けて行く。 そんな彼の背を、両親はどんな顔で見守っていただろうか。]
(93) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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まったく、あのばかオヤジー。 いもーとだってばかって言うくらいなんだぜ。 なんでかーさんベタぼれなのかな… …
[公園で、同じ級の子と遊びながら溜息を吐く。 そうぼやきながらも、顔は笑っている。 何だかんだ好きだし、両親が参観に来てくれるのは嬉しいし。]
うん かーさん美人でしょ! ぼくのかみの毛はかーさんにだって。 かーさんほどキレイじゃないのは、あのばかオヤジのいでんしのせいだ。
[そう言えば、と 思い出したように一人が彼の母親を褒める。 少年は嬉しそうに、返す。どうやらどちらかといえば、母親っ子らしいが。 悪態を吐くのは、少年なりの裏返しの様でもある。]
それよりさー、こんどの日よ
…… え?
(94) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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[話し始めた少年の言葉が止まり、辺りに視線を巡らせる。 周りの友人たちはどうしたの、と首を傾げて。]
―― ……いや、今 声
[聞こえなかった? と、尋ねても皆首を横に振る。 少年は首を捻りながら、耳を澄ます。]
やっぱり、聞こえる。
[言うと少年は、探してくる、と皆の傍を離れて。 近付くのは公園の端に在った、半球体の複合遊具。]
(95) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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[その遊具の空洞の闇の中、少女が一人。]
……泣いて、たの?
[言ってから。 あれ、と、首を傾げる。
こんなこと、前にもあったような。
既視感を覚えた。 余談だが、何年後かに忘れたいような既視感を覚えるのは 今の少年は、まだ、知らないこと。]
どうしたの? 迷子? 一人で、さみしいの?
[それなら、と。 少年は少女に手を伸ばす。]
(96) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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みんな で いっしょに あそぼ?
(97) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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[そう笑って。 少女の手を掴むと、闇の中から光の下へ。 少女を連れて皆の元へ戻る。
白 い光の、蒼穹 の 下。 逞しい 大地 の上。碧 茂る 木々 に囲まれ。 桜 色の花びら舞う公園。近所から淡い 薔薇 の馨り。
子供たちはあどけない笑い声を響かせながら、遊ぶ。
やがて空は 赤 紫 に変わり、落陽は 赤 に包まれ 橙 に染まり、 黄昏時へ。 子供たちは親が迎えに来て、それぞれの家路へと辿り。
そして 闇が下りる。]
(98) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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[けれど少年は、闇が下りても もう闇に染まることはない。]
(99) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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[闇が下りれば 明かりが燈る。 家々に、街に、
暖かな父が、 優しい母が、 可愛い妹が、
待つ 光 燈る 家が。 帰る場所がある。]
(100) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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[そして、闇が下りても。 明けない夜はない。
やがて闇は明け方 濃紺 に変わり、薄紫 の夜明けが訪れ。 夜明け を受けた雲や家々が 山吹色 に輝き。
海は 空は 碧 から、蒼 へ と――。]
(101) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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[ほら、
世界はこんなにも綺麗で。 世界はこんなにも沢山の*輝きで溢れているのだから*]
(102) mikoto 2010/03/11(Thu) 01時頃
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風紀委員 ディーンは、黒いビキニタイプの海パンを見ながら、眉間のシワを深くした。
ふらぅ 2010/03/11(Thu) 01時頃
華道部 メアリーは、ランダム神を崇めた
oranje 2010/03/11(Thu) 01時半頃
風紀委員 ディーンは、奏者 セシルはいてない。でぃーおぼえた。
ふらぅ 2010/03/11(Thu) 01時半頃
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[確りと握られた手に、いつかのことを思い出し 少女は小さく首を振り、そして思う
今はまだ、悲しくて辛くて、苦しいけれど
時が経って、この想いが過去のものになる日が訪れたなら いつかどこかで、また二人と出会うことができたなら
傷つけて、ごめんね――そう、セシルに伝えよう 大好きだったよ――そう、ドナルドに伝えよう
そして、二人に祝福を送ろう 精一杯の――翳りのない笑顔を添えて**]
(103) ひびの 2010/03/11(Thu) 01時半頃
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