144 ロマンチックメイカー
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セシル。 あなたに迂闊に近づくわけには、いかないの。
[彼が近づけば、一歩下がって拒絶を示した。 ただ猟銃で脅すような行動は取らない。]
そのタガーを床に、落として。 こっちに蹴って渡しなさい。
[できるでしょう、と警戒の色を滲ませ 彼に指示するように告げる]
(@5) 2013/09/22(Sun) 23時頃
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思い出を護る為さ。
[深くは語らないし、語れない。 ジェニファーの言葉には少し不服げな表情だが タガーを床に落として]
……俺はあんたみたいな 人間が嫌いでね。
[カッ、と蹴ったタガーはオスカーの足元へ 滑っていくだろう。]
……君だって護る番だ。 大切なものがあるのなら、大切な人がいるのなら 誰かに奪われる前に、な。
(82) 2013/09/22(Sun) 23時頃
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[パルックを殺したのは己だと告げられ、 ヨーランダの心に悲しみが灯る。 頭を撫でてくれたのは、 落ち着くようにと助言してくれたのは、]
私を騙すためだったの…?
[悲しい。苦しい。辛い。でも、]
[これで、この理不尽な世界から解放される]
[そのための犠牲ならば…と、 保身を正当化して、彼女は愛を数えた]
203個目の愛は、きっと犠牲の向こうに。 私とあなたの幸せは背反事象。 どちらかを得るために、どちらかは……
[視線は、床を滑るダガーに沿って]
(83) 2013/09/22(Sun) 23時半頃
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[オスカーが彼に問いかけ、ジェニファーが何かを指示するのを、黙って聞いた。 そして、だいぶ落ち着いたのか一つの疑問を投げる]
……セシル。
その服の、血は…どうして、新しいの?
[少し途切れ途切れに、それでもしっかりと。 目にまだ怯えを映したまま彼を見つめた]
…怪我を、してはいない? もしその血が怪我をしたからなら、すぐに…手当を……
[絶対に違う選択肢を、願うように口にした。]
(84) 2013/09/22(Sun) 23時半頃
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………思い出。
[セシルへと投げた問いは、曖昧な反響を返した 思い出を護るため。その言葉を聞いた途端、頭がぐらりと揺れた。 自身にも憶えがあることであったから]
(85) 2013/09/22(Sun) 23時半頃
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敏いな、君たちは。
[新しい血だと言われ、小さく笑うと]
証拠隠滅のためじゃないか? パルックが死んだ時間に触れた血液がついていれば それは明らかに犯行を証明する。
その血液を隠滅するのに新しい血液を 浴びてしまえばいいわけじゃないか。
[実際のところは知らん、とあくまでも他人事。 だが、身の安否をするカリュクスには ほんの少しだけ、優しい色を灯した瞳が揺れた]
……俺は怪我はしていない。 ……大丈夫だ。
(86) 2013/09/22(Sun) 23時半頃
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君は、何を…… …。 [再び問いかけようとしたところで、足下にダガーが滑ってきた。…無論、パルックの血のついたものだ 護る番だ、と言われ暫しそのダガーを見詰めるが、頭を振る これはもう、命題を果たされたものだ――今でも彼の、所有物だ]
ああ、わかっている。 …けれど、これじゃない [足でダガーを踏み、反動で跳ね上げて空中で柄を掴む。それを、床を滑らすようにジェニファーの元へと投げた カリュクスは血に怯えている。それに警察だと言う彼女が持っていた方が、問題は起こりにくいだろう――多少、癪ではあるが]
…ぼくが命題をあたえるものは、これだ
[そう言って持っていた銃を、挑発するようにセシルへと向けて、告げた 横から怪我をしているのでは、とカリュクスの声が聞こえる もしそうであって、人間であるのなら――そう考えると、照準が揺れた]
(87) 2013/09/22(Sun) 23時半頃
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……それじゃ、まるで…
[自分が犯人だと、言っているようなものだ。 そう紡ごうとして、けれど言葉は宙に溶けて消える。 血を見続けるのはやはり無理があるのか、目線を下にやって。]
…そう。 ……それなら、…いいの。
[けがをしていないという返事に、安心したようにそう返した。優しい色を灯した瞳を、ちらりと見やる。
―本当に彼がやったのだろうか?
そんな疑問が横切るけれど、今一番疑わしいのが彼であることは、変わりようのない事実。]
――…っ。
[苦しげな声を少し零して、オスカーの手を強く握りしめた。殺したくない。けれど、そうせざるを得ない。 いくら大人ぶっていても、所詮はまだ子供。 乗り切れると信じていた現実は、無情にも自分を押し潰そうとしてくるのだ。]
(88) 2013/09/22(Sun) 23時半頃
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[ジェニファーのもとへ滑るタガーを視線で追い、 それからオスカーへ視線を戻す。]
俺がなぜ、武装を解除したかわかるか? そもそも、武装など必要ないからだ。
……、この場で君たちを 皆殺しにすることもできるんだ。
[嘘をつく。嘘を重ねる。嘘は罪を犯す。 そう、己は既に、何の罪も無い人間ではない。
―――欺瞞に満ちた、詐欺師なのだから。]
(89) 2013/09/23(Mon) 00時頃
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[床を伝って投げられたタガーを受け止める。 死の香りが刻まれたタガー。]
――…。
[余計な口出しはしなかった。 ただ、状況を見届けるだけ。 視線はオスカーが握る銃へ。
これがどのような変化を齎すのだろうか**]
(@6) 2013/09/23(Mon) 00時頃
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――――。 君は、自ら"終わりたかった"とでも、言うつもりか?
[セシルが紡ぐ言葉は、何処か他人事のようだった。彼はかつて、命が惜しくないと言っていた ――何故、このような事をしたのか。その理由は、彼の瞳の奥底に沈んでいて見通す事ができない
カリュクスが、手を強く握るのを感じる そこから彼女の葛藤が、見て取れる]
[照準は彼に合わせつつ――自問自答する
ひとを殺すかもしれない。あのときの、あいつのように もしも人のふりをした狼なれば――この銃の…否、弾丸の、意味を果たせる
銀の弾丸。 それは、人狼という化け物に有効な武器とされてきた。
――――――伝承では]
(90) 2013/09/23(Mon) 00時頃
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[この場で皆殺しにすることができる、と彼が言う 変わらず、挑発の色を纏って]
…最後にもう一つ、聞きたい ――何故ここで、狼の姿にならない?
[答えは、おそらく返らなかっただろう]
(91) 2013/09/23(Mon) 00時頃
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[ソファーに融けた少女は虚ろな目で様子をみていた 少しだけ距離のあるこの位置からは、皆のひとつの絶望を眺める感情と、彼に対する慰みの感情も見えた]
あ…
[頬がぬれるかんしょく 6年前、とうに枯れたと思っていたもの]
(なみだ…)
(92) 2013/09/23(Mon) 00時頃
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[その涙を少女はすぐに拭った]
・・・人殺し・・・
(93) 2013/09/23(Mon) 00時頃
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[皆殺しにできる と、言われれば 怯えが先に立つ]
(やはり、貴方は…)
[無意識に足を後ろに動かし、距離をとる]
(私はまだ、死にたくないの) (だから…っ)
[罪悪感など、ない。 あるのは恐怖と保身のみ]
(94) 2013/09/23(Mon) 00時頃
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