197 獣ノ國
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
ー早朝・庭ー
[
サァーーー サアアー
風が吹く その度に
ヒラリ
ハラリ
木の葉が 空を舞う]
(59) 2014/10/01(Wed) 07時頃
|
|
風が、強い……。
[乱れてしまった髪を手櫛で整えてぼやく。
その間にも、開いた本の頁は風によって次々と捲られていき、序盤だったものが中盤、そして終盤へと差し掛かり。
『パタン』
硬い音を立て閉まる。
『朝の読書の時間は終わり』と、見えない手で告げられたように。]
はぁ……。 新しい本、買いに行こうかな。
[行きつけの本屋。 そのドアを開く時に聞こえる、カランというベルの音を思い浮かべれば、新刊が出ているかもという淡い期待も頭を擡げてきて]
(60) 2014/10/01(Wed) 07時頃
|
|
本屋さん…か。
[そう声を出し木陰から立ち上がる。
先程まで読んでいた本。その薄水色の表紙を撫でれば、何度も暗記するほどに読み込んだ為か、角のところは大分削れて毛羽立っていて。 まるでこの本の主人公である小鳥の羽毛の様。
新刊を買うついでにもう一冊、同じものを購入しておこうか。と、息を軽く吐き。]
(61) 2014/10/01(Wed) 07時頃
|
|
行ってくるね。
[誰に向けられたものでもないその声は、強いて言うならば表紙の鳥に向けられたもの。
カラリと窓を開きヒンヤリとした床に本を置けば、戸締りもすることなくそのまま庭から外へと。 白いワンピースの裾を揺らし*歩き出した。*]
(62) 2014/10/01(Wed) 07時頃
|
|
――商店街――
……――あー…。
[ 陽もやや昇って、人通りも若干増えた街中で小さく、呻く。確かにあてもなく歩いてきたわけだった、が。戻る道の見当を見失い始めたのを感じる。地図は読めるものの、もとより方向には疎い。
活気づいた店並びからは、己が立つ場所が恐らく商店街であろうと推測できた。商店街のどこ、とは知れない。 惚けたように建物の壁へと背中を投げ出せば、>>29 声が微かに耳に入る。]
『……何か楽しい事は……』
[ 僅かに離れた距離と喧噪で、殆どかき消された言葉にそれでもぴくりと反応した。続いてため息を零す仕草には、改めてそちらを見やる。 ショーウインドウに映る顔の造りは端正で、その姿立ち居振る舞いに僅かに既視感を覚えた。 それでも、その場はそれ以上には考えを巡らせないままに、店を眺める相手へと声を掛ける。]
――ねえ、お兄さんも迷子?
[ 迷子、と言うには年齢が高いだろうか。些か外れた自省を抱きながら首を傾げる。失礼、という考えは毛頭なく。ただ興味を惹かれるままに反応を待った。
声に気付かれなければ、暫くして体を建物から放しその場を立ち去り、街の地図を探しに行っただろう**]
(63) 2014/10/01(Wed) 07時頃
|
|
― 自宅・縁側 ―
[ ぱちん、 ]
[遠野にては山中の不思議なる家をマヨヒガといふ。
マヨヒガに行き当たりたる者は、 必ずその家の内の什器家畜何にてもあれ 持ち出でて来べきものなり。
その人に授けんがためにかかる家をば見するなり。
女が無慾にて何物をも盗み来ざりしがゆゑに、 この椀みづから流れて来たりしなるべしといへり。]
[ ぱちん、ぱちん ]
(64) 2014/10/01(Wed) 07時半頃
|
|
[ 、ぱちん ]
サンキュー、ちょっち深爪気味な気はするがまぁいいや。
[切り落とされる足爪が庭へ落ちてゆく。 綺麗に總て揃えられたら、あとは身軽だった。
下男に礼を告げ、下がらせた。 両足を地へ近くし、下駄に足を突っ込んで土の上を踏んだ。
欠伸を噛み殺し、庭の紅葉の朱色に眼を細めさせて。 着流しだけでは寒いからと呼び止められ、羽織に袖を通す。 そうか、確かに今日はすこし肌寒い。]
(65) 2014/10/01(Wed) 07時半頃
|
|
休講の間は書物もすすむかなァ 漁るもん漁ってのんびりして来っから、飯の支度はいいぜ。
[盗めしものは、―――富だけ為らば。 富以外は盗めるものではないのかも知れない。
筆記具とノートを手荷物の中に突っ込んだら支度は畢り。
色彩を背にし、庭を通り抜けてゆく からころと楽しげな下駄の音が、街道に響いた**]
(66) 2014/10/01(Wed) 07時半頃
|
抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/01(Wed) 07時半頃
|
「大学へ散歩なんて、随分勉強熱心だと思われそうです…あ、すみません。」
僕は彼女の言葉に笑いました。苦笑にも似たそれで笑みを浮かべ、でもそれも悪くない考えだとひとりごちたのです。ほぼほぼ義務的に足を向けていた其処に、そんな理由を付けて訪ねるなんて。彼女にとっては何てことないジョークの一環、もしくは会話のネタのひとつ、なのかもしれない、だけど、どこか肩の力が抜けた気もしました。 端麗な顔を笑みにゆがませた彼女から差し出されたハンカチはおずおずと片手で受け取ります。その差中にチラリと伺い見たのは言う迄もなく。「熱中症ではないと思うんですが…、多分久し振りに誰かと話したので、緊張してるのかも。」僕は胸の内を素直に吐露してみせました。会話を機するのは他に、少し変わったあの友人>>44だけなのだから。
(67) 2014/10/01(Wed) 08時頃
|
|
「スザンナ、…よろしくお願いしますね。」
へらり。また僕は笑いました。 体調を気に掛けてくれている言葉には、頭を振りはしてみますが、「…そんなに酷いようなら、今日はおとなしく家で休んでみます」と。あの家に戻るのは気が引けるし、正直言って乗り気ではないけど。体調を崩して数日篭るよりはましだと思いました。
「ハンカチ、今度洗ってお返ししても…?」
僕は彼女のハンカチを四つ折りにしながら尋ねました。代わりになるだろうか、疑問はありますが、自分の鞄の中からイルカ柄のタオルを差し出し、恰も返す迄はそれを使ってくれと言うかのやうに。
彼女が甘んじてそれを受け取るか、はたまた帰る僕を見送ってくれたのならば、僕は商店街から外れ来た道を戻ることでしょう。 ――新しくできた友人に、どこか温かみを感じて頬に紅を差し、それでも頬を綻ばせながら。
(68) 2014/10/01(Wed) 08時頃
|
測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/10/01(Wed) 08時頃
|
>>56 オスカー [すれ違った、制服の少年。 この時間は学び舎へと行っている時間ではなかろうか。 そんな疑問を持つも、恐らく遅刻だろうと勝手に思うことにして、触れずにそっとしておいた。 相手の様子を見て。
何かを探しているのだろうか。
そう思えば、立ち止まり。 ざらり、とまた草履が擦れる音を立てながら近づいて。 声を掛ける。]
どうかしたのか。何か、探し物か?少年。
[こてりと頸を傾げながら、片手をもう片手の方の袖に入れ問う。]
(69) 2014/10/01(Wed) 08時半頃
|
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/10/01(Wed) 08時半頃
|
[聞こえてきた問いかけ>>63が、まさか自分へのものとは思わない。 子供に知り合いは居ないし、第一この歳で誰が迷子に間違えられると思うだろうか。少なくともジャニスは、自分が迷子だと思われているだなんて、微塵も考える事は無い。
けれど視界の隅に映った、ショーウインドウの越しに此方を見る少年に気付けば、裾の長いコートを翻えしてそちらを向く。 中々可愛らしい少年だ。ジャニスの彼に対する第一印象は、そんな所だった]
……迷子? それってアタシの事?
[声音には、苛立たしげなものを滲ませる。子供相手に大人げない、という思考は、ジャニスには無かった。 衝動のまま、目の前の少年の頬を抓ろうとする。勿少年がそれを避ければ、追ってまでしようとはしなかっただろう。 避けられたなら、憎々しげに一つ、鼻を鳴らすくらいはしたかもしれないが]
(70) 2014/10/01(Wed) 09時頃
|
|
――"も"っていう事は、アンタ迷子なの。
[はたと我に返れば、ジャニスは確認する様に問いかけた。少年が傾げたのを倣う様に首を傾ける。 迷子ではないとはいえ、ジャニスだって此処らに詳しいわけではない。 彼が迷子だとして、案内するのは難しいだろう。一緒に地図を探すくらいの事は、してやれるけれど]
だったら、地図でも一緒に探してやりましょうか?
[……どうせ、暇だし。 ぼんやりそんな事を考えれば、ほんの微かに微笑む。そうして、少年の答えを待っただろう]
(71) 2014/10/01(Wed) 09時頃
|
|
― 公園 ―
[――去る自分の罪悪感>>44を押し退けて、足を制したのは一体何か。確かに不審者だと見られていたらと考えると、恐ろしくて恐ろしくて愉しくて口元が弧を描いてしまう程では在るけれど、学生はそんな保身を棒に振り、朝から子守唄を奏でる彼を、目を凝らせば頬に紅葉を咲かして居る彼>>26を真面に視界に入れました。]
…頬、大丈夫ですか?
[一歩一歩着実に距離を縮め、掛けた声は震えているようにも。そんな自分の不甲斐なさやら、コミュニケーション能力の欠乏とやらに頭痛を目眩を感じ得ながら、道中買った冷えたペットボトルを差し出しました。濡れたハンカチを差し出すなんて、そんな洒落たことも女子力…なんていうのも到底無く。冷たいそれは自分の手の中を濡らして行きます。」
(72) 2014/10/01(Wed) 09時半頃
|
|
…あ、あげます。
[自分の性格か、それとも彼のものなのか。どこか威圧感に似たものは、若しかしたら見ず知らずの彼に、「自分の知らない人」に恐怖を抱いて居るのかもしれないと、震える唇は震える声を、その振動は指先にまで及びました。まるで放り投げたくなるような衝動を堪えボトルがその手におとなしく渡ることを望みますが――然し拒絶されたのなら? 学生はその結論に酷く逃げ出したくなる衝動を抑えました。]
…朝から子守唄なんて、…疲れてるんですね?
[こくり。唾は喉を通りました。澄まし顔を見せて入るけれどら内心は滝汗に見舞われ。渡した飲物は好き嫌い別れる葡萄味の炭酸飲料。それが彼の口に合うかなどは特には考えず、目前の紅葉のあからみを消そうとそのことだけに一心。口先は余談を捧げ。幾度か瞬きを繰り返しては、消えぬ紅葉に同情さえ覚えました。恋人と喧嘩したんだろうなあ、浮気でもしたのかな。客観的楽観視さえ浮かべた感想は言葉に代わることはないけれど。**]
(73) 2014/10/01(Wed) 09時半頃
|
|
とん、とんとん。
―――――――――――――― 差出人:ティソ 宛先:まーちゃん>>73 ―――――――――――――― 聞いて! 20xx年10月1日 9:30 ―――――――――――――― 新しく友達が出来ました✌︎早起きは三文の得って本当ですね! これから帰って寝る予定です。 ――――――――――――――
(74) 2014/10/01(Wed) 09時半頃
|
測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/10/01(Wed) 10時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/10/01(Wed) 11時頃
|
[ コートをはたりと翻らせて、呼びかけた相手がこちらを向いた>>70のには満足げに口角を上げる。ショーウインドウ越しでは窺えなかった輪郭が、ようやくはっきりと視界に映った。 その整った縁取りに、先ほどの感覚が今度は大きく首を擡げる。どこかで、と記憶を辿る意識は、聞き返される苛立った声色に逸らされた。]
そうだよ。お兄さ……、――ッて
[ 肯定を口に出しかけて、こちらへ伸ばされた指をただ見つめていれば――頬を抓られる。大げさに痛がるまでもない力加減に、痛みではなく殆ど驚きの為に声が出た。
回らない呂律で何ふんの、と軽くその手を払おうとする。それすら避けれられれば、苛立ち紛れにやや剣呑じみた視線で見上げるくらいはするだろう。]
(75) 2014/10/01(Wed) 11時頃
|
|
、そう。
[ 小首を傾げる僅かな仕草すら様になっている、と思うのは彼の容姿のせいか。 迷子なの。と続けて問われた>>71のには素直に首肯する。 ――自業自得以外の何ものでもないが。蛇足は口内に含む事にする。]
……――、優しいね。
[ 一緒に探そうか、という提案には寸間呆気に取られて、敬う形も作らないまま声を漏らす。 子供の揶揄いとも思わず真剣に相手にしてもらえるとはあまり、予想していなかった。勿論断る理由もなければ、ありがたく頷く。 ……そうして僅かに和らいだ相手の表情にはただ押し黙って、やはり既視感を刺激されながら。]
……あー。ところでお兄サン、俺とどっかで会った事ない?
[ 地図を探すべく、寄りかかる建物から静かに身体を離しつつ。先ほどの彼の対応は顔見知りにするそれでは無かったな、とは思ったが。首を曲げては斜に相手を眺める。
顔と方向と料理メニュー記憶に関しては特にネジが外れている自覚があれば、下手な軟派文句じみた問いを投げた。]
(76) 2014/10/01(Wed) 11時頃
|
|
[意識は男がベンチに腰掛けてから少し後まで遡る。
この公園には少し入った先に二人はゆうに座れる長机が一つ、二つ。 そのうちの一つはここより更に奥へ足を進めた先にある噴水へと繋がっている。
音は正確に拾うことを困難とすれど、遠目からでも噴水の姿を眺めることは可能な場所。 覗く柔らかな陽射しに反射して光る水飛沫は見るものを和ませる。
常ならば男もその景色を楽しんでいたのだが、目蓋は伏せられたまま。けれども口角は上がり笑みを象ってはいた。
口遊む姿は他人にどのような印象を抱かせるのだろうか。 だが今はどうでもいい。俯き赤頭巾を被った青年は、小鳥の囀りを耳にしながら歌を紡ぐ>>41]
(77) 2014/10/01(Wed) 11時半頃
|
|
[問いかけに揺れる言葉。 答える声は聞こえない。 ただ木々が時折葉音を奏でるだけ。
穏やかな日常。繰り返される頁の音読、暗記。 姿は見えずとも、鼓膜を叩く軽やかな聲に頬の痛みを忘れてにんまりと猫の貌。それは突然ピリオドを迎えてしまったが>>43]
――例えば白雪姫のように、真っ赤な林檎を差し出されたら?
――例えばシンデレラのように、片方の靴を忘れていってしまったら?
――例えば赤ずきんのように、たくさんの花畑を見つけてしまったのなら?
[つま先と踵が奏でるリズムに合わせて先程小鳥が紡いでいた唄を、やはり何処か外れた音階で男も口遊む。
けれど男は気にした様子もなく、頤を上げて首を傾げてみせた。]
(78) 2014/10/01(Wed) 11時半頃
|
|
――君、花は嫌い?
[差し出されたペットボトルを素直に受け取ろうと腕を伸ばしつつ、微かに揺れる指先を男は見つける。]
(怖がっているのかな?ならどうして声をかけたんだろう?)
そうだね。疲れているのかもしれないね。
[口元は笑みをたたえたまま動かせることはしなかった。 一見柔和に見えるであろうそれを彼女へと向けながら男は、鼻唄混じりに組んでいた両足を交互に変える。]
だから楽しいコトを考えているんだ。何かワクワクすることが起こらないかなってね!
(79) 2014/10/01(Wed) 11時半頃
|
|
君はさ、どんな御伽噺が好き?
[決してフードを脱ぐことなく、立ち上がった男は口元を曲げさせる。]
――真っ赤な薔薇園も小石の軌跡もないここだけど、…綺麗な花は咲いてるよ?
[冗談混じりに指差す先は紅葉の痕。 葡萄色>>72に視線を向けながらクスクスと零れる笑いは絶えることはない。]
さあ、名も知らない君。君はこれなら何処へ行くんだい? 迷子なら送って行ってあげようか? 手を引いて泉の向こうまで届けてあげるよ?
(80) 2014/10/01(Wed) 11時半頃
|
|
何かねお礼をしたいんだけど、生憎と甘いお菓子もなければ、お見上げによさそうな花束もないんだ。残念。
だからね、名前を教えてくれないかい?
覚えている間にきっと、君を探してみるよ。
[多分。蛇足は音になる前に吐息として青い空へと。 並んでいたかのように見えた小石>>51がいつの間にか乱れていたけれど、男は饒舌に語り続けた。 何処か演技かかった声で、何処か態とらしく。何処か楽しげに。]
僕の名前はヤニク。ちょうど新しい物語を探している矢先に君が来た。このおかしな体験に感謝を。
[十字を切る素振りを見せながら男は白々しく紡いでいく。 時折瞳を細めては、唸ってみせたけど。]
…花は綺麗なものに限るね。棘があるのは好まないよ。
[赤く腫れた頬に乗る手形に片手を伸ばしながら男は笑う。 そして同意を求めるように一歩彼女へとつま先を向けた。]
(81) 2014/10/01(Wed) 11時半頃
|
|
[随分たくさん質問をしてくるのね。そんな言葉は口内でもごついだけで言葉に成ることはありませんでした。矢継ぎ早に紡がれ続ける数々は耳を貫いてはその度に愉快そうだと何処か温度差の感じる感想を抱かせる。 軈てボトルが受け取られたのならば>>79、その手は失礼だと言われるほどに手早く下げました。]
あなたは、チェシャ猫みたいな人なのね。
[それは何気無く洩れた一言でありました。初対面と言うこともあるかもしれない、飄々として掴み所の無い質は目まぐるしく愉快に染まりころころ笑い。しかしその笑みは貼り付けた偽物感溢れるものだから、どこか違和感。それでも納得してしまうほどにきれいな、笑み。 学生の名前が彼の云う「たのしみ」になるかは分からない。それでも繰り返されるこの日常から足を引くチャンスなのかもしれないと、学生は震える唇を一度噛み締め、立ち上がる彼をおずおずと見上げては、その口元を見詰めました。まるで目を合わせてますと云うように――]
(82) 2014/10/01(Wed) 12時半頃
|
|
…僕、…わ、わたしはマユミ。 苗字はいる?いらないわよね。要らないわ。 ――だって御伽噺には名前があれば充分だから!
チェシャ猫さんは、ヤニクって云うの。ふーん。
ねえチェシャ猫さん、とろけるほどに、あまあいお菓子も、小屋の形をしたお菓子も、毒を含んだ林檎も、私は要らない。要らないわ。 泉の向こうへの渡り船、まだ早いわ。はやすぎる。 キレイなお花は好きだけど、私に似合う花も見つからないの。 ねえチェシャ猫さん、チェシャ猫さん。 愉しいことがあったなら、私に教えて、約束ね。
[返しの言葉は同じく矢継ぎ早に。名前を聞けども受け入れず。ただ自分が認めた彼の呼び名を紡ぎます。視線を合わせぬ怒涛の紬歌は格好が付かないと嗤われるだろうか。それもないな、と学生は一度頭を横に凪ぎました。ふわりと黒髪は揺れます。揺れた髪は風に揺蕩い遊びます。 目前に十字を切る彼には、その唸り声にはただただ目を細め彼を見定め。神に祈るなんて、随分陳腐な信仰をお持ちなのね。嘲笑う声は、嘲笑に似た微笑みは、彼にはどう写ったのでしょう。]
(83) 2014/10/01(Wed) 12時半頃
|
|
キレイな花は好きだけど、枯れてしまうから寂しいわ。 だったらキレイで長生きもする、造花のがずっとずっと「美しい。」 それなら棘が生えていても、無闇に指先を傷付けることはないでしょう?
[近付く猫にジリ、少し踵をズラしはしたけれど。学生は小首を傾げ、肩に髪を掛けながら、目元を弛めて見せました。]**
(84) 2014/10/01(Wed) 12時半頃
|
|
[呂律の回らない口調>>75で返されれば、ふ、と小さく吹き出す。 振り払われるままに手を退かし、満足したとばかりに軽く謝罪の一つでもしただろう。
相手の首肯には、呆れからくるため息を吐いた。そもそも目の前の少年だって、迷子になるには少し薹が立っている様に見えたから]
……ただの暇つぶしよ。 自分の為にやってんだから、アンタは気にしなくていいわ。
[優しい>>76というその言葉に、一瞬怪訝そうな表情をすれば、相手の呆気に取られた様子なんか気付く間も無く、ぷいと顔を背けた。 容姿や芝居の事であれば、尊大に肯いて受け入れる事が出来る。けれど事性格に関しては、悪く言われる方が多い為に、褒められるのは苦手だ]
(85) 2014/10/01(Wed) 12時半頃
|
|
……ふ。 なぁに、その歳でナンパ?
[新たな問いかけには、ジャニスは眉を寄せ小馬鹿にする様に言った。 勿論、少年にそんなつもりなんて無いと、分かってはいる。けれどあんまりな問いかけ方に、揶揄わずにはいられなかったのだ。 ころころと笑って、少年の傾けられた頭を撫でようと手を伸ばす。許されたなら、その金糸をゆるりと撫でてみせただろう。 そうして顔を近付けて、密やかに言葉を紡ぐ]
アンタ、劇とか興味ある? ほら、ロミオとジュリエットとか、レ・ミゼラブルとか。
[言うなりジャニスは、たん!と足を踏み出して、ぴしりと背筋を伸ばした。少し距離を取り、視線は少年から空中へ。胸元に手を当てれば、空を見上げ、悲壮な表情を作り出す。 愛しい人を思い浮かべる様に、その目に涙すら浮かべながら、譫言めいて言葉を落とす]
(86) 2014/10/01(Wed) 12時半頃
|
|
"ああ、ロミオ様!あなたはどうしてロミオ様でいらっしゃるの?"
[台詞を言い切れば、表情を一変させる。にこりと微笑み、小さくお辞儀を。 そうして、どう?とでも言う様に首を傾げた。暗に褒めろ、とそう言っているのだけれど、目の前の少年に、それが伝わるかどうか]
……こんな風に、アタシは舞台に立っているから、それで見た事があるんじゃないかしら。 時々チラシなんかにも、写真を使ってもらっているみたいだし。 それにアタシ、結構有名人なのよ。
[ジャニスにとって、舞台で演じる事と、往来で演じる事にそう差異は無い。自分が役を演じるその場こそが、舞台だと思っているからだ。 けれど目の前の少年が、同じ認識をしていないだろう事は分かっていた。だからほんの少しだけ、窺う様な視線を向けただろうか。 ――勿論、自信満々なその表情に、変わりはなかったが]
それで、ナンパ男クン? アタシはジャニス。アンタの名前は何ていうの?
[揶揄いのままに問いかけて、ジャニスは目を細めた]
(87) 2014/10/01(Wed) 12時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る