222 【完全RP】湖畔の村【誰歓】
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―朝・酒場― [薬屋からそのまま仕事場の酒場へ。 暗い店内に入ると徐ろに掃除を始める。 普段やらない所まで丁寧に。
粗方終わると、ぐるっと店内を見渡す。 色々あった仕事場。 嬉しい事、悲しいこと、悔しいこと。 本当に色々な想い出でいっぱいだ]
お世話になりました。
[ステージを撫でる。 何百、何千と踊った舞台。文字通り血と汗と涙が染み付いている。もう、このステージに登ることは無い]
よし。
[もう一度だけ振り返って店内を見れば、想いを断ち切るように歩き出す。
行こう。最後の舞台へ]
(26) 2015/04/24(Fri) 20時半頃
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―処刑場―
………
[ゆっくりと目を開けた。耳から手を離す。
そうして、処刑場を見上げる。
連れてこられたヒューの姿。今まさに、首が括られようとしている。
逃げると決めた。だから、まっすぐに彼を見る。
首に縄がかかったその瞬間。]
(+31) 2015/04/24(Fri) 21時半頃
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………っ…!
[あのとき、頭に乗っけられた手。いつもなら払うのにそれを受け入れたのは、なんでだ?
じくじく、何かが痛い。息ができないのは、今、自分で服を掴んでいるから。
気持ちが悪いのは、息ができないから。]
(+32) 2015/04/24(Fri) 21時半頃
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……っ!!
[ぎりっと、ヒューを睨みつける。]
……何が幸せだ!!
ふっざけんなぁあああ!!!
[そう叫んで、彼に最後になる、声を]
(+33) 2015/04/24(Fri) 21時半頃
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――……ヒュー……っ!!
いちいち、気持ちわりぃんだよ!!てめぇは!!
(+34) 2015/04/24(Fri) 21時半頃
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[いままでの会話と同じような、そんな台詞。
ただ、最初出会った時と違うのは、
覚える気のなかった名前をいつの間にか覚えていたこと**]
(+35) 2015/04/24(Fri) 21時半頃
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―処刑場:ヒューの処刑後―
[目を閉じている間、処刑場から人が自分の横を通り抜けて、はけていくのが分かる。
手を離して、ゆっくりと目をあける。
もう誰もいない処刑場。あるのは、ゆらゆらと揺れるヒューの死体だけ。
それを見上げて、睨みつける。]
……ばっかじゃねぇの。
[それはヒューにいったのか、自分に言ったのか。]
(+36) 2015/04/24(Fri) 21時半頃
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[そうして、振りかえれば、こちらを見ている男と目が合う。
手には花を持って。
メアリーと初めて会った日。双方の口の悪さもあって、いきなり喧嘩になったのだったか。
確か、その時、一度会っている。]
(+37) 2015/04/24(Fri) 21時半頃
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あんた、あいつの……
[そう言えば、向こうは頭を下げ、手に持った花を渡してきたか。
真っ白な花が二本、血のように真っ赤な花が一本。
そして、もう一つ。花はなく、途中でへし折られた茎。
彼は、メアリーの力のことを教えてくれただろうか。
教えられなくとも、へし折られた茎が彼の死んだときを意味しているのは分かった。]
(+38) 2015/04/24(Fri) 21時半頃
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……どいつもこいつも……っ!
[ヒューもメアリーも、人狼と向き合って。一人で立ち向かって、
そして、死んでいった。]
………くそ…っ!
[感情が追いつく前に、メアリーの父親の手から花を受け取って、]
………っ!!
[その場を走り去る。今は逃げて、前を向かなければ、歩けない**]
(+39) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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―ケーキ屋―
[ばたんっ!と家の扉をあければ、]
「ダイミ……!!!??あんた、無事で…!! って、何よその怪我…!!」
「!!!やだ、すぐに手当て…!!って、ダイちゃん!!」
[姉たちの声を無視して、工房へと向かう。]
「……多分、"逃げて"るの。だから、そっとしてあげて。」
[そういう母の声が後ろから、聞こえて、]
……なんで分かんだよ…
[そう零して、工房へと]
(+40) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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[工房で、一気にケーキを作る。
ふわりと花開くようなモンブラン。そこに止まる二羽の蝶。
木の実で作るライオン。一人ぼっちで、何かに吠えている。
名前のないスズランのケーキ。
公募箱に入った、いろんな名前。
全部、ひっくり返して、
適当に掴んだ名前はピュアブリス。
それを、ケーキの前に、乱暴に置く。それがレティーシャが「二人」で考えた名前だなんて知らずに。]
(+41) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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………
[はぁ、はぁ、と、荒い息。
ぶんぶんと、頭を振って、しゃがみ込む。
すべてが終わるまでは、逃げると決めたのだ。
なのに。]
(+42) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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─ 現在:処刑の朝 ─ [友人と彼女の最後の笑顔。故郷の人たち。 ダイミと初めて会った時の事とケーキが死ぬほど美味かった事。 ノーリーンに、仕事をくれると言って貰えた事。 フランにめちゃくちゃ美味い飯を作ってもらった事。 メアリーという女に「しっかり休め」と言ってもらえた事。 サイラスに、丁寧に手当して貰った事。 ヤニクと久々に酒を飲み交わした事。 レティーシャの歌を聴いた事。 マーゴという会ったことない女の名前を投票箱に入れた事 チャルに、母親の様に撫でられた事。 そして、ダイミの最後に垣間見た表情。
それを全部思い出していれば、いつの間にか朝になっていた。
恐らく今日、自分は処刑される。 不思議と恐怖も、憤慨もしていなかった。
心にあるのは、 自分がやっと前に進んでいる感覚と、後ろめたい後悔だけ。しかも、その後悔は消して苦しいものではない。理不尽にも嬉しいと、本気で嬉しいと思う自分が居た。]
(+43) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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[その時、扉前に複数の足音。来た、と悟る。錠が外され、扉が乱暴に開かれた。
バタバタと足音を立てて、村の男衆が入ってくれば、ヒューの腕を持ち上げ、己の力だけでは立てないと見ると、男衆はヒューの両側から担ぐようにして、再度持ち上げる。 ヒューは、抵抗する事もせず、ただただ爺を見ていた。爺は、一瞬怯む。]
ちゃんと見てろよ。 てめぇらが人狼と疑いを掛けた男……
…ヒュー・アモルの最期をっ!!
[爺は、一瞬怯み]
「…連れてけっ」
[そうして、その狭い部屋を出た。]
(+44) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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─ 処刑場 ─ [男は、処刑台へと運ばれる。 暴れる様子はない。そこには何人か見に来ている村人たち。ヤニクやダイミの姿はあっただろうか。 フランの姿も見えた>>15目が合ったら、飯ありがとな、という意味を込めて、小さく笑っただろう。
規定の場所に到着して、首に縄を掛けられた。]
(少し前の俺なら…マジビビって、暴れてたな)
[自嘲気味に笑って。その瞬間が来る。]
(+45) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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―自室:夜―
[ベッドの上で、寝そべって、耳を塞いで、
へし折れた茎もそのままに無造作に花瓶に入れた、メアリーの花。それを見る。]
……なんで、今なんだよ。おっせぇよ。ばか…
[そう零して、]
終わったら、逃げねぇから…
…今は…逃げさせろっつーの…
[ごちゃごちゃとする思考。
耳を塞ぐ手に力をいれて、きつくきつく目を閉じる。
それを止めてくれた声も、もう聞こえない。]
(+46) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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―広場― [やっておきた事は粗方終えた。 人狼である彼女は、その自由をくれた。
誰かと話す資格はもう無いから。話すこと以外で感謝を。
心残りがあるとすれば、ヤニクに何も伝えられなかったこと。 そして髪飾りを手放すことも出来なかった。
最後に髪飾りを身につけると]
いいよ、もう、いいよ。
(27) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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…もう、そっちに言ったも言いよな…?
[友人や、その彼女、フーゴ、故郷の皆。それに、チャルにだって会えるかもしらない。もし会えたら、謝らないと。殺してごめん、と。想像の中のチャルは笑っている。なんと都合の良い想像だろうか。]
[視界に移る世界。男が見える世界が、聞こえる声たちが、男の全てだ。]
(+47) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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[ダイミ届くだろうか。ダイミの心へ。]
ダイミ、…またな!
(+48) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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[男は、これから旧友達に会いに行くかのように笑って逝った*]
(+49) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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[処刑に立ち会うことは、今までなかったの。 周囲の人の、負の感情を含んだ熱狂には…少し、震えるよ。
でも、逃げたくないって思ったから。ダイミ君の後ろにだけど、いるの。縄に首を括られる、その姿を見つめるよ。
叫ばれる言葉に>>+33、服の裾をギュッとしようとするの。勿論、本当に出来ていないから、残念。
もう何も、出来ることは無いと思うけれど…向かい合わなきゃって、思ったの。]
(+50) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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[メアリー君のお父さんの姿が、後ろに見えたの。直ぐに気がついたのは、私が幽霊だからなのかな?
差し出される花。その意味は私には、完全に分かることは無かったの。でも、説明は聞くことが出来たかな?
悔しそうな顔で、花を受け取るダイミ君。そうして、走り去るものだから。]
待って…!
[そう言うけれど、勿論待ってくれる訳がないの。私は、いないのだから。ちょっと悲しさを覚えながらだけど、頑張って追いかけるの。]
(+51) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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[主導がフランから帰ってくる]
踊りましょ。フラン。
[広場の真中で踊りだす。楽団が奏でる音楽も、お客の歓声も無い中で、狂ったように踊りまわる。
周りの視線も気にせずに踊りあげれば、荒い息のまま]
私が人狼よ!
[高らかに宣言した]
(28) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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―― 処刑場 ――
あぁ…………
[喉からこぼれた音は、やはりそうかという色が強かった。吊るされていたのはほんの数日前、自分が手当てをした男。 人狼に襲われながらも生き延びた、心に傷を持つ旅人。
ああ、どうして。 こんな簡単なことに気づけなかった。
この怪我で、あんなにたくさんの人を、殺せるものか。 人狼の肉体がどうなっているのか、知らないけれど、少なくとも傷は共有しているだろうから。
霧が晴れていなかったのは、彼が人狼じゃなかったからか、それともまだ仲間が残っているからか。
確かめるすべがない青年には、ただその場に立ち尽くし、悔恨の情でいっぱいになるほか、なかった。]
(29) 2015/04/24(Fri) 22時頃
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─ 少し前 ─ [ダイミが見えた>>+31やっぱりまだどこか苦しそうで>>+32]
俺のせいか?
[なんて、平気で自意識過剰だと言われそうな事を思う。
悲痛な叫びが聞こえれば>>+33声のする方へ顔を向ける。ダイミが自分に向かって怒っている。
聞こえてきた言葉が>>+34、今までの会話の様な台詞なのに。更に、名前を呼ばれれば、嬉しくて思わす笑い声が漏れた。]
(+52) 2015/04/24(Fri) 22時半頃
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―― 道中 ―― [手向けるための花を買いに、『パライソ』に向かう途中、レティーシャとダイミも人狼に襲われたことを知る。
自分の知っている人間が、次々と亡くなっていく。 己の作った蘇生薬は、一個だけ。 魔女の使える奇跡も、一回だけ。
途方もない無力感が青年を襲った。 自分の判断は、間違っていたんじゃないか。 禁忌を冒してまで、生物の、命の法則を捻じ曲げてまで、己の欲望を満たして良かったのだろうか。
そういえば。 意識の戻ったマーゴはどこへ行ったのだろう。 村からは出られないことは把握済みだから、きっとこの村の中に……恐らくはあの屋敷に…居るのだろうけれど。
彼女も。 逃げ出したのでは?]
(30) 2015/04/24(Fri) 22時半頃
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…ははっ!初めて名前呼んだなっ。
何でだろうな、そんな風に言われて嬉しいだなんて。 やっぱり、お前の言う通り俺は変態なのかもな。
[とダイミへ、溢れる気持ちを贈った*]
(+53) 2015/04/24(Fri) 22時半頃
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―朝:処刑場―
[ふらり、処刑場を訪れた。 今日は誰を殺すのだろう。皆、消えていなくなるまで続けるのだろうか?絞首台に自分の躯はすでになく、縄はつまらなそうに揺れている。 やがて引き出されてきた男を見ると、一つ瞬いた。
大人しく縄をかけられ、笑った彼。 こときれる間際に、嬉しそうに、切なげに。 少し離れたところからそれをじっと見つめていた]
(+54) 2015/04/24(Fri) 22時半頃
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[どれくらい、そうしていただろうか、]
……?
[何か、物音が聞こえた気がする。
そしてしばらくすれば、ノックの音。]
………は?なんで、あんた……
……つーか、何、勝手に…
[言葉が止まる。彼女が手に持っているケーキ。
紅く紅く染まった「ピュアブリス」。
それが、何故か、レティーシャの姿と重なって…瞬きもできず、目が離せない。]
(+55) 2015/04/24(Fri) 22時半頃
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