151 雪に沈む村
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[裏庭まで探しに来た彼女を労って、中で御茶にしようと誘う。素直に頷いたその髪に、肩に、きらきらと纏い付く氷の欠片。雪は一時間ほど前に止んでいた筈。──もしかして、待っていたんだろうか。微かに過った感情を隅に押しやって、手袋を外す。
『──エリサ、雪が。』
確か、あの時もそう言った。髪についた雪を払ってやると、彼女は困ったような怒ったような顔でちょっとそっぽを向いていたけれど。少しして、言った。 チャールズ、手が。手が冷たい。
白い華奢なその手が、ゆっくりとした動作で手袋を外した右手を取る。両手でそっと包み込んで、温めてくれる。此方を見ずに少し目を伏せて、胸の前で両の手を合わせているその姿は、まるで祈りを捧げているようで。
(────ああ、なんて、)
きれいなひとだろう。 そう思ったのを、はっきりと覚えている。今も。]
(+13) 2013/11/27(Wed) 19時頃
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[温かな手から指先にじんとした熱が移る。 温まったら、離れていってしまうだろうか。その考えに気付かぬふりができない位には、それが惜しい気がして。 君の手が、冷えてしまうよ。 そう口にして、彼女の左手を握った。少し驚いたようなエリサに何時ものように笑い掛け、握った手ごと、自分の外套の右ポケットに入れる。
『……エリサ。少し、散歩をしよう。』
慌てたような彼女にくすくすと笑って。ポケットの中で右手と左手を繋いだまま、人の居ない裏庭を歩いた。 話題はどれも他愛のないものでも、歩く間話が尽きることは無く、これから長い冬を一人で越す事を思えば何とも幸福な時間だった。──エリサは時折、何か言いたそうに此方を見上げ。口を噤んだ彼女のその想いを、聞く機会はもう失われてしまったけれど。]
(──あの日から、君は何も変わってなどいないよ)
[目の前で、両手を合わせたエリサを見る。 病を患った身体は痩せ、ふわふわとしていた羊毛も薄くなってしまっても。何一つ、損なわれてなどいない。
深い息を吐いて、チャールズはゆっくりと椅子から立ち上がった。 彼の一度きりの懺悔を、「彼女に」届ける為に。]
(+14) 2013/11/27(Wed) 20時頃
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[>>36きゅう、と胸が痛んだ。もう隠しようがない。 トニーが躊躇する様子が、見ずとも伝わってきた。 口をぱくぱくさせるが、言葉が出てこない]
……っ。
[またか、とカルヴィンは思った。 自分はこんなことを幾度となく。それこそ数百年も繰り返してきたじゃないか。 いくら“普通”であろうとしても、自分は異質なのだ。 こうして正体を明かす度に、自分を見る人の目は変わってしまうのは仕方のないことだ。
認めろ。認めろ。 これは茶番をしてきた罰だ。
いずれはトニーだって。大人になって自分から離れていく。 それが少し早まっただけではないか]
(44) 2013/11/27(Wed) 21時半頃
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[気付くと、トニーに連れられて彼の小屋にやって来ていた。 確かに、あの姿を外で晒し続けるのは良くない。 椅子に座って。それでも顔面の左半分を手で押さえて。 カルヴィンは俯き、黙り込んでいた]
あの、さ。
[トニーの顔をまともに見ることが、できない]
――び、びっくりしたよな。
[無理に笑って見せる]
驚かせちゃって、ごめん。 怖いよな。気持ち悪いよな。 だ、大丈夫だから。もうすぐ俺、冬眠するからさ。いなくなるから。 ちょっと魔力が尽きちゃって。だから。
[たどたどしい口調で。言葉が溢れてくる]
(45) 2013/11/27(Wed) 21時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/27(Wed) 22時頃
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>>44 …いなく…なる…?
[小屋に入り、カルヴィンを椅子に座らせた後は、「見ないで」という言葉を思い出し、彼に背を向け、窓の外の降り積もる雪をただ見つめていた。
長い沈黙の後、カルヴィンが話し始め、ようやくふり返る。]
いなくなるって、どういうことだよ!? 冬眠て、眠るだけなんじゃ… 冬が終われば、また会えるんじゃねーの?
[カルヴィンの過去や思惑など、知る由もない。 トニーがまず反応したのは「いなくなる」という言葉だった。
「魔力が尽きた」「いなくなる」
混乱しているトニーは断片的に言葉を拾い、 カルヴィンが「魔力が尽きて死んでしまう」 そんな風に解釈してしまった。]
(46) 2013/11/27(Wed) 22時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/27(Wed) 22時頃
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[立ち上がって、椅子に座る彼女の前に片膝を付く。ちょうど、姫君に傅く騎士のように。 見上げると彼女はきょとんとしたかもしれない。そんな表情にも、笑みを零すだけだが。
そうして、僅かな──本当に僅かな逡巡の後、チャールズは手を伸ばして、胸の前で組まれたエリサの手を取った。あの日雪の庭で彼女がしてくれたように、白く華奢なその手を大切に大切に両の手で包み込む。]
……思ったよりも、簡単な事だったのですね。
[こんなにも。思わず落とした言葉には自嘲が滲んだかもしれない。こんな簡単なことに、十年も自分は。
握った手は、彼女の膝の上。目を伏せ、額を寄せる。手の中のぬくもりは矢張り変わってはいない。そっと名前を呼んだ。エリサ。]
(+15) 2013/11/27(Wed) 22時半頃
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……私のこの身は、君には想像もつかないほどの血と怨嗟で穢れています。 肉体も既に現世の人間ではなく、人でも龍でもない以上、子を成すことも出来ない。 女神に捧げた剣も疾うに棄てました。 足を失い、死にすら見放され、散々他人の命を奪っておきながら、のうのうと生きている私に。 ……誰かの手を取る資格など、もう無いと。ずっとそう思っていました。今でも、それは変わりません。 私は何も持ってはいない。 この延々と続く生以外には何も──大切と思う人に、あげられるものが、ない。
[吐き出すように苦しげな声音は、彼女にとってみれば初めて聞くものだっただろう。我が身の業を思えば、他人に弱音を言う事など出来はしなかった。 長い生の中、大切なものは何も残らなかった。そう、この心臓すら。確かな鼓動を刻んでいるのに、自分のものでは無いのだ。これは、彼の鼓動。半身である彼の、命。ああ、でも。]
……共に歩むことも、寄り添うことも出来ない。 この心臓も、唯一人に捧げてしまったけれど。──それでも、私の魂は、何時でも君と共に在る。君と、君の愛する子供たちと、この村を見守ってゆく。ずっと。
(+16) 2013/11/27(Wed) 22時半頃
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『いなくなるって、どういうことだよ!?』>>46
……ふぁ!?
[トニーのあまりの剣幕に圧倒されて、カルヴィンは目を白黒させた]
いなくなる、っていうのは言葉の綾で。そのだなあ……!
[たどたどしい口調はそのままだったが、段々といつもの調子に戻ってきて。 おかしい。すこぶるおかしい。なんで自分はこんなに“普通に”喋れているのだろう]
『冬が終われば、また会えるんじゃねーの?』>>46
[トニーの言葉に。びくりと肩を震わせる。 わんわんと、その言葉が頭の中で反響する。 ――また、会える?会ってくれる? 聞き間違いではないのか。期待してもよいのか。 いや、その期待を。本当の自分を受け入れてくれるだろうと淡い希望を、何度打ち砕かれたことだろう]
(47) 2013/11/27(Wed) 22時半頃
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また、俺と会いたい。って。 トニーはそう思ってくれるのか。
[カルヴィンの右目が、まっすぐトニーを射抜いた]
こんな俺でも。また会って、一緒に遊んでくれるのか。
[左手を顔面から下ろす。 人間のそれとは違う、爬虫類のような龍の左目が。トニーをギョロリと睨んだ]
怖く……ないのか。
[それはいつになく、真面目な口調]
(48) 2013/11/27(Wed) 22時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/11/27(Wed) 23時頃
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だから、安心して生きて──大丈夫ですよ、エリサ。
[顔をあげ、彼女を見詰めて、告げる。
人が本当に死ぬときは、忘れられた時だ。そういったのは誰だったか。 だからこそ彼は、今この瞬間も何一つ見落としはしない。彼女の生も、そしてベビーカーの中の、彼女の生きた証も。 ひとつ残らず掬い上げて生きていく。この村と共に、いつかこの生が尽きるまで。
目頭がじんと熱い。もしかしたら自分は泣きたいのかもしれない。 ぼんやりと思う。涙は出ないけれど──未だ自分の手の内にあるぬくもりが酷く心地よくて。
再びその手に額を寄せ、目を伏せて静かに、──彼女が何か言うまで、降り続く雪がステンドグラスを撫で落ちていく音を聞いていた。]**
(+17) 2013/11/27(Wed) 23時頃
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>>48 怖い…?
[顔面から下ろされた左手の手袋からちらりと鱗がのぞいた。 そして、露わになったカルヴィン顔の左側は鱗でびっしりと覆われ、トニーを見る眼は、人間の眼とは似ても似つかないものに代わっていた。 それを見たトニーの反応は…]
(49) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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あっはっは!なんか変な感じだな。 そんな絵、なかったっけ?
[なぜか笑いだす。 左は爬虫類、右は人間。 接ぎ合わせたようなその顔は、いつかどこかで見た、有名画家の絵を彷彿とさせたのだ。 巨匠と言われる画家の作品だが、トニーにはその良さが未だにわからない。
突然笑いだしたトニーに、カルヴィンはどんな反応をしただろうか。 いずれにしても、容姿を気にしている相手にはふさわしくない振舞いだ。 ひとしきり笑った後、そのことに思い至り、トニーも真面目な顔になる。]
(50) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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そう? ……眠そうだね…ここで冬眠はじめないでよ、もう……。
[風邪ひくよー、とちらちら、クシャミの方を気にしながらお茶をこさえます。 確かにもう明日明後日にでも冬籠りに入ってもおかしくありませんし、クシャミが女の子に用事があるなら早く済ませたいでしょうが。眠そうな様子を見ると、雪合戦の約束とは別かな? と女の子は考えてみます。]
ごめん、そんなに待ってた?……はい、これ。
[お茶を差し出しながら彼の顔を覗き込んで様子を伺ってみます。]
(51) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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あ、わりい… そりゃ…まあ、ちょっとびっくりはしたけどさ…
オレ、カルヴィンが龍なの知ってるし。 クシャミにいちゃんに耳やしっぽがあったり、ソフィアねえちゃんに羽が生えてたり、そんな感じだろ?
それにさ、カルヴィン、オレの肌の色が違うからって、気にしなかったじゃねーか。
[村には様々な種族がいるが、トニーのような褐色の肌は珍しい。 おそらく、トニーの実の両親は、この村の人間族とは人種が違うのだろう。 差別はない村だが、子供特有の残酷さで、肌の色をからかわれたり、奇異の目で見られたこともあった。 しかし、そんな中でも、カルヴィンだけは、普通に接してくれた。]
だから、別に。
[関係ない。 トニーにとっては、どんな姿をしていようが、何年生きていようが、カルヴィンはカルヴィンで、 それ以上でも、それ以下でもない。]
(52) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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[そして、真面目な顔をやめ、いつもの悪戯っぽい笑みを向け付け加える。]
カルヴィン、本当はどんな格好してるんだ? 本当は、もっとかっこいいんだろ?
(53) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/27(Wed) 23時半頃
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あはは、さすがにここで冬眠はしにゃいさー。
[>>51寒い外から、暖かい屋内で静かにしていたこともあるのだろうし、冬眠の時期が近いのもあるのだろう。言いながらまた眼をこする。声は少しふわふわとした、ねぼけたようなものになりつつあったけれど、謝るソフィアにゆるく首をふる。]
そんなに待ってにゃいよ。 なんか、すっごく眠いだけで……。 俺、ソフィに預けたいものあったんだー。
[彼女がお茶を持ってきてくれた頃合に、カバンからごそごそと本を取り出して、手渡した。]
(54) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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これー。魔法がかかってる本。 ほら、見てみて。
[ジャジャーンと効果音でもつきそうな勢いで、嬉々として一ページ開いてみせる。 それは青年が市場へと出向いた時に、ひと目で気に入って、買ったもの。 いろんな国の風景が描かれているのだけど、特殊な魔法がかけられていて、ページを開くとふわりとその風景がホログラムのように浮き出てくる。 人間族はもちろん、龍族や獣人族、有翼族さまざまな人も描かれていて、その風景の中で小さいその人物たちが、まるで本の中で生活をしているかのように動いているのが見えるだろう。
たまに、アリスやサイラス、他にも、この村の人に似た人がいたりして、その動きを見てつい微笑んでしまうのだけど。何度も読んで少し端が擦り切れているけれど、青年が一番気に入っている本だった。]
一年もほっといて、いたんじゃったりしたらヤだしにゃーって。
[本をたくさん買ったと言っていたから、もしかしたらソフィアももう似たようなものを持っているかもしれない。>>3:37]
(55) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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[パタンと本を閉じて]
ソフィなら、長い冬の暇つぶしで、 読んでくれてもいいよー。 そんかわり、俺が起きるまで、 ちゃーんと手入れしてほしいにゃ。 ソフィに預けるんだからね。
[ソフィアの母に渡すでなく、わざわざ彼女の帰りを待っていたのはそのためだ。浮き出てくるとはいっても、所詮ただの本ではあるのだけれど。この村で、起きて長い一年を過ごさなければならないソフィアが、少しでも楽しくすごせたらいいなぁと思ったのだった。]
はい、これお代。
[ポケットから数枚硬貨を取り出してソフィアに手渡した。]
(56) 2013/11/27(Wed) 23時半頃
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>>50 な……、ななな!?
[突然笑い出したトニーを見て、カルヴィンは口をあんぐりと開けてしまう。 同時にトニーの“いつも通り”の振る舞いに、彼の意図をなんとなく察する。 なんだか真剣に悩んでいた自分が馬鹿らしくなってしまって]
へ、変とか言うな! 俺だってそんなの分かってるんだから!
[顔を真っ赤にして、子供らしく口をぶーぶーと尖らせた。 よし。大丈夫。いつも通りの“カルヴィン”だ]
(57) 2013/11/28(Thu) 00時頃
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[続くトニーの言葉>>52には、口をもごもごさせる。 本当は嬉しくて。嬉しくて。泣きだしそうになってしまったが。 ――そんなのは、“カルヴィン”らしくはないではないか]
もう、やーめた。やーめた。
[あっけらかん、と言い放つ]
秘密とかそういうの。めんどくさくなった。
[トニーの御要望>>53に、にひひと笑い返して]
見てろよ。本当の俺はかっけーんだからな!!
(58) 2013/11/28(Thu) 00時頃
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[小屋の外に出ると、すうと息を吸った。 人の前で元の姿に戻るなど、いつぶりだろうか。 緊張で震えた左腕を、右手で抑える。 大丈夫。トニーなら受け入れてくれる]
……せーの。
[掛け声とともに、全身に身に纏っていた魔力を解き放つ。 辺りは一瞬、まばゆい光のベールに包まれ――それが晴れると、巨大な緑色の翼龍が羽を広げた状態で蹲っていた]
俺の家に、来るか?乗せてやるよ。
[くいっ、と軽く髭を動かして、背中に乗るようトニーに促す]
(59) 2013/11/28(Thu) 00時頃
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(―――……何を言っているの! 約束したでしょ。メーと貴方は友達だって。 どんなに不細工でも。どんなに不格好でも。
友達よ。だから……、 ――……勇気なんて要らない。 ありのままの。……貴方で。 そう、……弱いところも情けないところも。
全部、見せてきなさい。)
[>>*0 眠りのなか、不安げに囁かれる”永遠の子供”の声に。”不思議の国の住人”は、背中を押そうと。
その声は、今は届かなくとも。通じている。 縁が。届けてくれる。]
(+18) 2013/11/28(Thu) 00時頃
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へ、あ、預けたいもの? わ、これ……。
[彼の用件を聞けば、得心と驚きの入り混じった顔をします。取りだされた本を見れば、その表情はパッと輝いたでしょう。]
[本の中には、いえ外でしょうか。見知らぬ景色が、たくさんの人が、全てが生きているように魔法がかけられています。人間も、有翼族も、どんな種族も。
まるでこの村のように、みんな一緒に生きていました。]
これを、私に……預けてくれるの?
[見たことのないそれに心を奪われ、半ばぼーっとした表情のままクシャミに問いかけます。こんな素敵な本、持っていないどころか見たこともありませんでした。]
(60) 2013/11/28(Thu) 00時半頃
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[そして続けて青年から告げられた言葉は。
女の子にとってはとても、とても大きな信頼の言葉に思えました。]
(61) 2013/11/28(Thu) 00時半頃
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>>58 「本当の俺はかっけーんだからな!!」
[そう言うなり、小屋から飛び出したカルヴィンを追って外に出る。 そして、辺りを包んだまばゆい光に眩んだ目を、再び開けると、そこには]
おおー!!かっけーじゃねーか。 カルヴィンのくせに!
[緑色の巨大な身体に、大きな翼。 初めて見る、“龍”のカルヴィンの姿。 トニーの知る子供の姿とは似ても似つかないが、背中に乗れと促してくるその声は、まさしくカルヴィンのもので。]
え、いいのか?
[龍を見ること自体、これが初めてだというのに、その背中に乗れるなんて。 ただただ興奮するばかりだ。 しかし、何よりも、嬉しかったのは、ようやく、カルヴィンが本当の姿を見せてくれたこと、そして、家に連れて行ってくれること。 トニーは迷わず、背中に跳び乗った。]
(62) 2013/11/28(Thu) 00時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2013/11/28(Thu) 00時半頃
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……はい……。 では、…では、こちら、……冬の、間、しっかり責任を持って、お預かり、します……!
[預かった本を大事そうに、大事そうに抱きかかえます。]
一日だって忘れないよ……、毎日、毎日、ちゃんと……!
[冬の間に、自分はこの本開くのだろう、と女の子は思います。あまり開いてると逆に女の子がこの本を痛めてしまいそうですが。
きっとこの本には、冬の間会えない事が詰まっているのでしょう。 旅に出たトニーが見て回っているのと同じ景色も、 冬眠したアリスの見ている夢も、 父親も、]
(63) 2013/11/28(Thu) 00時半頃
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[この村の人も
さっき開いた時にちらっと見えた気がした
暖かな日差しの下、柔らかい葉の木の上で昼寝をしている
どこかで見たような黒い猫耳の青年も、きっとまた。]
(64) 2013/11/28(Thu) 00時半頃
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お釣りは春でいいかな? 必要経費の計上があるからさ……。
[寂しい気持ちはごまかすに限ります。 お釣りは……春、溶け残りの雪玉でいいかな、と。]**
(65) 2013/11/28(Thu) 00時半頃
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―夜―
いや、別にそんなはしゃいじゃいないってば……
[熱で寝込みました。
寒くなってきた事やら、冬支度の準備やらでバタバタしていたこともあったのか、なかなか気づかなかったために少し悪化したようでした。 道理でここ数日、『やたらとつまらないミスを連発していた』訳だ、と母親は呆れた顔をします。それくらい自分で気付きなさいと言いたげです。実際言ってきました。女の子は返す言葉がありません。]
大人しくしてるって……うん、おやすみ……。
[布団に入りこみ、母親を納得させて出て行かせます。しばらくすると小さな明かりをつけて布団から顔を出します。]
(66) 2013/11/28(Thu) 00時半頃
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よいしょ……っと。
[机に置いてある箱を持ってきます。ふたには綺麗なそう装飾が施された、赤と黄色と、あと名前の知らない形容しがたい何かの色で作られています。
女の子がゆっくりとふたをあけると、中から次第に小さなメロディーが流れてきます。
旅立つ直前、父親が自分に預けていったオルゴール。今まで十年、一日たりとも手入れを欠かしたことはありませんでした。]
(67) 2013/11/28(Thu) 00時半頃
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