43 朱隠し
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 17時頃
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[頬を伝った涙>>+17に驚く。 一平太の告げる理由を聞けば、困ったように、それでも嬉しそうに微笑んで、その頬を繋いでない手の指先でそうと拭った]
[共に居る時間は穏やかで、暖かく。 自宅へと辿り付くのも、ゆるやかな速度だったはずなのに、あっという間。
歩く途中に、握った一平太の手の込めた力を、きゅっと握り返す。 一平太がここに居るのだと感じさせてくれる感触が嬉しい]
(+23) 2011/02/17(Thu) 17時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 17時半頃
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[男の暮らす家、 作業場は足の踏み場も無いほどだけれど。 あちこちに紙やら糸やらと置いたままになっているものの、それ以外は大して散らかる風でもなく]
[男の作ったものは、全て仕舞われている。 見た目には少々寂しげでもあったか]
(+24) 2011/02/17(Thu) 17時半頃
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[この場合の「少し」がどの程度なのかは、各々の想像に任せるとして。 結局は、藤之助に身を委ねてしまうが、それは厭だと思わない……寧ろ心地良いとさえ思ってしまう]
……ッは。
………?
[ふと湯面を見れば、ゆらゆらと漂う鳥の羽根が6枚。 褐色のそれは、そういえば、藤之助とともに朝……いや、昼を迎えた時にも、布団の上に落ちていた。 枕か掛け布団に詰められていたものが零れ出て、身体に付いていたのだろうか]
(+25) 2011/02/17(Thu) 17時半頃
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[一平太に家の中を見せ、最後に庭へと出て。 男は柘榴の花を眺めながら問いかけた]
なあ、一平太。 この里はお前から見て、どうだった? うまくやっていけそうか。
[自分が連れてきたのだからと、 そこにあったのは使命感のようなものだったのかもしれない]
(+26) 2011/02/17(Thu) 18時頃
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[湯にいる間、幸いにも、他に誰も現れなかった。 いやもしかしたら、淫蕩に耽っていて、他者の気配に気付けなかっただけかもしれないが]
[さて。 湯から上がったところで、華月斎の家が此処から近い事を聞かされるが。 しかし、華月斎とは誰だろう。 藤之助に問いかけると、どうも、篝火の前で言葉を交わした人物>>0:197のようだ。 彼もアヤカシだったのかと、今更知った]
……ん? ならば華月斎は、藤之助が私を連れてきたように、誰か人間を浚……連れて帰ってきたということか?
[一体、どのような人間を連れてきたのだろう。 自分のように自ら望んだ人間なのか、それとも無理矢理なのか……やはり、そこが気に掛かる]
(+27) 2011/02/17(Thu) 18時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 18時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 18時頃
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[アヤカシの村がどのようなものか見当もつかなかったが、 華月斎に案内されていくうちにいい所だと思うようになっていた。
華月斎にうまくやれそうかと聞かれ]
えぇ、すごくいいところですね。
うまくやっていけそうです。
[一平太は*微笑んだ*]
(+28) 2011/02/17(Thu) 18時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 18時頃
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――境内――
[昨日、子供達が供物台に備えた雪ダルマや雪うさぎは、 小さな小枝と笹の葉が、 かろうじて、元の形を認識させている。]
祭が終わる頃には溶けているか――。
[陽射しを受ければさらに淡くなりゆく雪の供物。]
でも、いいものだ。
[淡く消え去るものだとしても、 とても愛おしいように感じる。]
(34) 2011/02/17(Thu) 18時半頃
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餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 18時半頃
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[柘榴の花から、一平太へと視線を向け、 見えた微笑に安堵の息を吐いた]
そう謂えば…… 藤乃助は先にこちらに帰っているのだったな。 挨拶に行ってみるのもいいかもしれない。
ああ、しかしその前に飯にでもしようか。
[気付けば、夕餉の頃合か。 男はずっと独りで生きてきたのもあり、台所に立つと手際良く準備をはじめた]
(+29) 2011/02/17(Thu) 19時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 19時頃
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[コツ、コツ、と小さな音を立てながら近づく人影。 何かを探しているのか地面を見ながら歩いており、ようやく其れを見つけると、何とかしゃがみこんで拾う。]
……。
[勝丸の姿は、まだその辺りにあっただろうか。その姿が目に入ったなら、赤い風車を帯に挿しながら会釈する。]
(35) 2011/02/17(Thu) 20時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 20時頃
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[>>35 帯に赤い風車を差した男から会釈されると そちらの方向に身体を向けた。]
この小さな雪だるまや雪うさぎが溶ける頃には――。 祭も終わりそうだな。
そうなれば、春の季節だ。
[朗らかな表情で、 そう言葉を紡ぎながら挨拶を返して。]
(36) 2011/02/17(Thu) 20時頃
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[コツ、コツ、と供物台に近づくと雪うさぎを見て。]
ああ…大分、溶けてしまいましたね。可愛らしかったのに。 場所や方法が違えば、もっと保ったのかな。
[少し残念そうに呟いた。]
そうですね。祭りも、じきに終わり。 山の神様達も、山にお帰りになってしまうのですね…。
[勝丸もそうだとは気付かぬまま口にする。]
春か…。暖かくなるのは有り難いですね。
家の中に居ると、春の訪れの数々をつい見逃してしまいますが…今年は、もう少し外にも注意を払おうかな。
[それほど乗り気ではなさそうな声で、そんな事を言った。]
(37) 2011/02/17(Thu) 20時半頃
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―境内―
……あ。よう会うなあ。やほーい。
[風車を持った明之進に向かって、同じ色の風車を手に持った飴師が近づいていく。雪が溶け、祭りが終わるという話題が耳に入り]
ん?一緒におるのは…ここらで見かけた事ない子やね。 こんにちはあ。どっから来たん?
そやねえ、寒いのんは辛いから春はありがた……ありゃ。 供え物台、びしょびしょになっとるなあ。
[勝丸と明之進に声をかけた後。台の上を見て、苦笑した]
(38) 2011/02/17(Thu) 20時半頃
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子供達が供えたものだからな。
でも、溶けるのがいいんだ。 [残念そうに呟く声に、 慈しむように溶けゆく雪の造形を見て。] 明之進は、祭が名残惜しいような感じだぞ。
まだ、春になって欲しくないか?
それとも――。 噂を信じて、山の神と語らい触れあいたいかのか? [どこか乗り気の無さそうな言葉に。 じっと見返して。]
(39) 2011/02/17(Thu) 20時半頃
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― 供物台の傍 ― [ヒトの目には触れぬよう、姿を消したまま。 木の幹に、そう、と寄り掛かった。]
(40) 2011/02/17(Thu) 20時半頃
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此処から離れたもう少し山間の里からだ。 オレの住んでいる場所では祭はそうないからな。
明之進とは前もこの供物台で出会ったんだ。
其の時には十二支の供え物の事を話したな。 オレはいい出来だと褒めたんだが、謙遜された。
二人は知り合いか?
[どこからの声にからりと、答える。 名を問われれば、勝丸と答えるだろう。]
(41) 2011/02/17(Thu) 20時半頃
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そかそか。よう来たなあ。 もうすぐ終わってまうけど、お祭り楽しんでいきなあ。
うん、十二支のお人形さん、可愛いよな。 俺ん時も謙遜されたよ。
[勝丸からの返事に、細い目をさらに細めてにこにこ。>>41]
あははー。 兄ちゃんらなあ、実は、山の神さんらとお喋りした仲間やねんでー? すごいやろ。信じる?
[得意げに勝丸に言う。…まさかそのうちの一人だとは、やっぱり夢にも思っていないのだった]
俺は飴屋さんの定吉言うねん。坊の名前は?
[そして勝丸の名前を知った]
(42) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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溶けるのがいい……そう、ですか? まあ、それが風情ではありますけど。
[感じ方の違いか、などと思いつつ。]
…………名残、惜しい… そうです、ね。確かに。 祭りの間──…楽しかった。
[ここ数年間の自分の事を思い返せば、とても楽しかったと言える。今更ながらそれに気付いた。 祖母が、今年はいやに祭りを楽しめと自分に奨めていたけれど、本人より先にそれに気付いていたからかもしれない。]
(43) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 21時頃
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…あ、定吉さん。
[やってきた定吉に気付くと、会釈する。]
この村の方ではなかったんですか。 案外、そういう方も多いのかな…。
定吉さんとは…ええ、そんな感じ…ですかね。
[得意げに言う定吉の様子に、くすりと笑う。]
(44) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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この祭の間にか?
中には気まぐれに人を攫ったりすると謂うぞ。 僥倖だったな。
オレは里の子達とよく遊んでいたが――。 山の神とは会わなかったぞ。
[屈託なく笑う。 定吉と名乗りあいながら。
まさか、定吉が前に攫われたとは知らない。 久しくこのアヤカシの里から離れていたので。]
(45) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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[また、春が来るか。] [冬を通り越して。] [秋を置き去りにして。] [――もう何十、何百、そうしたか判らぬ。]
(46) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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[散らばる羽根には露天風呂ゆえにあまり気に留めず、耽り。 湯にのぼせない程度には抑えただろうが、それなりに盛り上がったとして。髪を結いなおして着替えると朝に華月斎が戻ってきた事を感じ、尋ねてみようと思うことを伝える。
土産は何がよいだろう、酒は自分が飲みたいから持ってゆくとして]
ああ、一緒に来たようだな。 土産は何がよいだろう?華月斎は何が好きだったか知らんなあ。
[一平太を知っているかどうかがわからないため誰とは名前を言わず、適当に物色してゆく]
(+30) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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[藤之助とともに春とも冬ともつかないような景色を眺めながら、ゆっくりと歩いてゆくと、一軒の民家が見えてきた。 夕餉の仕度をしているのか、白い煙が窓から空へと上がってゆく。
そういえば、此方へ来てからまだ一度も食事をしていない。 なのに、何故腹が減らぬのだろう……と考えたら、なぜか腹が減ってきた気がした。 アヤカシの身は、まだ勝手が分からない]
(+31) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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[感じ方の違いなのかも知れない。
長い時を生きる間に見るのは短い人の子の死。 でも、短いからこそ人は輝いて見える時がある。 儚くて愛しく感じる事がある。
それを雪の造作物に垣間見たとは言わなかったけど。]
ああ、楽しかったぞ。
沢山遊べたからな。
オレは祭は終わったら里から出て行くが、 いろいろな人と出会えたからな。
もちろん、オマエ達ともだ。 [にぃ、と笑みを浮かべる。 人の子と出会え遊べた事に想いを馳せて。]
(47) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 21時頃
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[土産には、酒とツマミになりそうな乾物、ついでに甘いものとつい多めに選んでしまった。 もう一つおまけを持つと結構な量のようだが……気にしない]
(+32) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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うん、結構あちこちから人来るよー。 朧さん言う人もそうやったし、後は華月斎さんも…
[明之進に答えかけ、あ、後者は人ではなかったなあ、と心の中で呟いたりする>>44]
おや。勝坊は信じるんやね。 「うそやー」って言われるかと思たわ。ええ子やな。
[勝丸と笑いあって>>45]
アヤカシ言うても、そんな簡単に人さらったりせんのと違うかな? …多分。恐らく。きっと。
でも勝坊も、みんなで一緒に遊んでるとええよ。一人で夜出歩いたりは危ないで。ええ子やから山の神様に気に入られるかもしれへんし。
[自分の経験が経験だったので、若干自信がない言い方になるが。子どもにするような注意を勝丸へ]
(48) 2011/02/17(Thu) 21時頃
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勝丸は、明之進と定吉の顔を交互にみた。
2011/02/17(Thu) 21時頃
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――…信じなくなったら。 消えてしまうかもしれないからな。
[遥か遠くの雪深い山々を見詰めて。]
何時もは里の子達と遊んでいるぞ。 もう、みんな友達だ。
[注意の言葉には]
夜でも、――。 境内には人がそこらに居るからな。
いい人なら、オマエもいい人だぞ。 出会ったばかりの子の心配をするんだから、な。
[くすり微笑んだ。 暫くはそんな会話を二人とし続けただろう――**]
(49) 2011/02/17(Thu) 21時半頃
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[持ち物を半分引き受け、華月斎の家へ向かう]
酒か……。 それにこれは、なんだ?
[おまけに持ったもうひとつが何なのか、少々気になるところ]
(+33) 2011/02/17(Thu) 21時半頃
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祭りの後はいつも寂しいなあ。 ぎょうさんおった人も、山の神様も帰っていく。 …楽しかったんやったら、また来年もおいでな。 俺が飴ちゃん作ってるとこ見せたるしな。
[楽しかったと言われれば、柔らかく笑んだ>>47]
(50) 2011/02/17(Thu) 21時半頃
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[気まぐれに人を攫うという話には少し考えて。]
あまり、そういう感じではありませんでしたが… そういう方もいらっしゃるかもしれませんね。
…勝丸さんは、お気をつけ下さい。
[定吉の話に頷きながら。]
(51) 2011/02/17(Thu) 21時半頃
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大人として子ども心配するんは当然やあ。 でも、俺もいい人やったら、気ぃつけなあかんなー…って、一回さらわれかけとったやん、俺。
[何でもないことのように笑ってから、ふと境内の裏を見やるように、社を見つめた>>49]
……本当はどうやったんやろな。 どうも、記憶が曖昧ではっきりせん。……思い出したいなあ。
(52) 2011/02/17(Thu) 21時半頃
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