276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[濡れた髪にオスカーの指が分け入る。髪紐が髪を擦って外れる。引っ張られる微かな痛みさえも苦痛ではなく。 頬へと移る手の平のなめらかさが、くすぐったくもあたたかい。 見上げた先の笑顔を、二つの瞳を、泣きそうに揺らぐ目で見詰めた。]
今の僕のことも、ずっと、見てくれてたんです、ね。
[過去の綺麗さ、今の眩しさ。そのどちらもの肯定。>>45 美しいポートレイトにも似た、自信を与えるもの。 安堵とも嬉しさともよべるものが、緩んだ笑みという形であらわれた]
(54) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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[――のに。
「幼い頃の僕」に拘るが故の長髪が、マークの肩と共に撥ねた。オスカーが触れた頬にも、幼さ残した丸みが未だにある。]
どういう、意味。
[固まった笑みのまま、茫然と目の前のひと>>46を見上げた。 そのまま重ねられる問い>>47は、ああ、まるで、望めば願いを叶えてくれる悪魔のようで]
僕が、欲しいのは。
[今を誇る為のものか。失った筈の姿形か。手に入らない筈の永遠か。それとも――]
(55) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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[紅茶は血の匂いをうやむやにしたが、完全には掻き消してくれなかった。その緋色に引きずられるように、紅色の記憶がぶり返す。 それは未だ遠くから、けれどじわりと刺して締め上げる荊のように>>38、「欲しいもの」を認めろとばかりに鼓動を早めた。
そんな、耐えられる筈の衝動に火をつけたのは、唇に触れる指先の甘美さ]
――いらない。
[指に敷かれたままの唇が音を紡ぐ。 そして、どん、とオスカーを突き飛ばそうとする形で、マークは両腕を前に伸ばした。]
いらない。いらない。いらない。 僕は欲しくなんて、ない、……っ、
[もうその顔に笑みは無い。荒く熱っぽい息を吐きながら、]
(56) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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フェルゼなんて、欲しくない!!
[涙混じりの、扉の外>>30にも聞こえるほどの怒声**]
(57) 2018/05/21(Mon) 14時頃
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メアリーは、イアンがいる中庭にまでは、流石にこの怒声は届かないだろう。
2018/05/21(Mon) 14時頃
イアンは、メアリーの声は、当然届くことはなく
2018/05/21(Mon) 14時頃
メアリーは、オスカーがどんな顔をするかも気にせずに、泣きながら吠えた。**
2018/05/21(Mon) 14時頃
ユージンは、イアンの声や顔に少し驚いた顔をして。
2018/05/21(Mon) 15時半頃
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[>>0もしも、心が聞こえていたなら。 もしも、この口が動いたなら。 どんな言葉を返したろう。
苦痛を伴う行為をされ、辱められた。 否、くちづけを求め衣服を脱がされただけでも怒りと恐怖で拒絶するものも少なくないというのに、笑み浮かべ眠っているのだから、奇異に映ってもおかしくない。
ただ、それでもこの身は、満たされていた。]
(+2) 2018/05/21(Mon) 19時頃
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[手を伸ばしたかった。求められたかった。 欲望のままに貪り、けれど甘やかに寄り添いたかった。
だからこれでいいのだと。 これが、いいのだと。 言ったのかもしれない。 言わずに笑い誤魔化すだけだったかもしれない。
揺るがないのは、モリス・レーヴェンは甘美な幸福の中にいたことだけだ。 それがたとえ、薔薇の魅せる夢だったとしても*]
(+3) 2018/05/21(Mon) 19時頃
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[ そこにあったのは、珍しすぎるほどの焦燥(>>49>>50)。 余裕のある、大人びた、生徒会長の顔はなかった。
最初の頃は(>>0:253)そんな顔を見ていたかもしれないが 幾らか経てば(>>1:19>>2:213)やがて違う反応が増えた。
視線には気付いていた。 隣にいるときも(>>48)、そうでないときも(>>0:282)。 雨の降る日に佇む傘のない時を、可憐な眠り姫のいない時を 見計らっていたのも、───気付いてた。
それに、傲れていたのかもしれない。 ]
(58) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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ずっと生きろってなに謂ってんの。 大丈夫、俺はいるよ、ここに。
[ 咄嗟に出た声は、きっと本心から来るのだろう。 小さな瞳は薔薇を映すのではなく。 今は、目の前で必死になるいっちゃんを映している。 ]
あんな風に。 あー、……───モリス?
[ 今まで此処に居た癖に、知ったような言葉を溢す。 緩やかにフラッシュバックするのは、ずっとみていた二人の姿。 ]
(59) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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[ おかしいな、上手く────笑えない。 ]
(60) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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なんかね。すげー、むしゃくしゃしてさ。 いっちゃんは素直になれる相手、見付けたんだろ? 嬉しいことだと思ってたんだけど。 違うのかもしれん。
ねぇ、いっちゃん。
[ 離れた身体を追いかけるみたいに、隠せない傷だらけの手が動いた。 中に戻ろうと、心配する身体を掴まえて。 弱い力で、払われたらすぐに離してしまうような力で
一人の男を抱き寄せる。 ]*
(61) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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いっちゃんは、 俺のこと好きなんだと思ってた。
(62) 2018/05/21(Mon) 19時半頃
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[あの時、中庭にいたのは ただ話をするモリスと、欲を抱いた俺。
彼はそんなつもりじゃ無かったけれど、 「汚れ」が何なのか知ってしまって、迫られて 望まない行為を受け入れた。 弱い部分を知って、認め合う。 本当はそういうつもりだったのだと思っている。 俺にとってはそういう認識だった。 怯えたのは、後輩に欲を向ける最低な男だと知られたような気がしたから。
でも、少し俺はズレていたような 知ったような言葉>>59に予感があって。 掴みきれない不安が、形になる────]
(63) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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なんで君がそんな風になる必要が、
[知られたのならば、軽蔑した筈だ 相変わらず自分が見えるものだけを信じていた。
その行動に驚き、弱い力にあっさり引き寄せられる 過剰なくらいに反応し、跳ねた身体は
次の一言を聞いて、硬直する。]
(64) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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[心臓が止まるような、錯覚。
こいしいひとの腕の中で全てに気づいた。>>62
気づかなかったのは、 傷つけたのは、 何もしなかったのは、 表面だけを見ていたのは、──全部、俺。]
(65) 2018/05/21(Mon) 21時頃
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[ああ、そうか。 傷を舐め合うみたいに求めるのは 自分を受け止めようとしてくれる人に欲を向けるのは ────普通じゃない。
“あいしてる”なんて言われたことが無いから 「イアン」と優しく呼んでくれる人がいないから すっかり忘れてしまっていた。
××するのも、想いを秘め続けるのも 元から資格すら持っていなかった。]
(66) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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っ、 は……
────はははは!!
[ 笑う男から漂う香りが変質する ]
(67) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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ケヴィンは、イアンの見えざる顔を思う。
2018/05/21(Mon) 21時半頃
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……そうだよ。 俺は君なんてどうでもいい、君に恋なんてしていない。
[蔦が首を絞め上げる 棘が全身を串刺しにする。 薔薇の花が嗤っている、錯覚。]
でも、勘違いしているところもあるなぁ。
(68) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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俺とモリスが両思いだって、思ってない? モリスは女の子が好きだし、 俺も誰のことだって、好きにならない。
あいつは被害者だよ。 そんなつもりは無かったのに、俺に犯された。
[俺の下で苦痛に耐えたあの子の為にそれだけは訂正する モリスは、隣に来てくれたがこんな男をあいしてはいない。]
俺は、男なら誰だっていいんだ。 そういうことが出来ればいい、そういうことにしか興味がない。 ……ね、気づかなかったでしょ。
(69) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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まあ、騙されていたのは事実だよね。
今度はさあ、もっと周りを見なよ 俺が来なけなれば、時間が空くし?
君のこと、ちゃんと気づいてくれて 傷つけずに守ってくれる奴がさ……絶対いるだろ。
[笑っているだけの彼が変わって 付けられた傷を誰かに見せれたのなら。 きっと、手が伸びてくる。 ……俺にどこかの誰かがそうしたみたいに。 俺との記憶は全部悪いものとして 腐り落ちて、流れてしまえばいい。]
(70) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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さようなら、俺のヴェリー。
[ずっと欲しかったものを払った穢れは立ち上がり
最後まで酷いことをされた被害者を置いて 振り返りもせずに歩いていく。
これはきっと最善の別れではないだろう。 もっと傷つけないやり方があったのだろう。 今まで間違え続けていた奴には、正答は見つけられなかった。]*
(71) 2018/05/21(Mon) 21時半頃
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―東屋―
───。
[去っていくフェルゼの背を追いかけはしなかった。 少し、なんだか疲れた気持ちになってピアノの椅子に腰かける。 腹が減っていると、神経がささくれくれやすいと聞いたことがあるのを何気なく思い出して食べ始めるのはもうすっかり冷えてしまったレーズンパン。 暖かい時のほうが勿論うまいけれど、冷えてもあの先輩の作るパンは旨い]
(72) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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[言いたいこと>>173なら山ほどあった。 今更どうやって自由になれ>>174というんだろう。 短いとは言わないけど長くもないこの人生の半分以上は母親の感情に沿って生きてきたのに。 そんな風に>>175謝られたら、自分がどうしていいのかわからなくなる。
別に、奪われたなんて思っちゃいなかった。 父親がいないことがさみしいと思ったこともある。 母親をあんな風にした感情を怖いと思ったこともあった。 音楽を、演奏家になるのをやめようと思ったのも自分の意思だ。 彼に謝られるべきことなんて、何一つない]
(73) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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[だから、思うのだ。 何が、君なら大丈夫>>56なのか。 オスカーの言う事なんてやっぱりあてにならないと思う。 黙々と、パンを口に運びながら考える。 反芻して、考えて、それから]
(74) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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…。 …俺が、間違えただけか。
[最後の欠片を食べながら、気付く。 優しくしてやれ>>54と言われたのに、できなかった。
それだけのこと。 何で出来なかったんだろう。 ささくれだった、この気持ちをどう表現したらあっていたのか]
(75) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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[解らない。 解らないけど、疲れたときに腹が満たされたら、体が欲しがるのは睡眠欲だけっていうのは解っている*]
(76) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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── 廊下 ──
[流れる雫は床に落ちていくだけ。
鈍い動きで移動していくのは 啜り泣くような声と、弱い弱い薔薇の香り]*
(77) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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ベネットは、イアンにこの感情の事を相談したら教えてもらえるだろうかと、寝入りに思う
2018/05/21(Mon) 22時頃
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[眠るモリスには、誰の声も届かない。 届かないけれど、突然の笑い声>>67に驚いたかのように、夢の淵がふるえる。
夢の中、手回しのオルゴールがゆっくりと回るように、辿々しいメロディが流れた。]
(+4) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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ベネットは、ユージンが卒業する前に向日葵の種をもらえるかと、満たされた食い意地ものぞく。
2018/05/21(Mon) 22時頃
フェルゼは、ふと、思い出すのは友人の顔。
2018/05/21(Mon) 22時頃
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[ …薔薇の香りには、ずいぶんと慣れたものだけれど、 慣れるは、 慣れるで 弊害もあり
──── 堕ち行くような、 死に行くような 変質した其れさえ、鼻先で感じ取れ、
全く違う、暴力的な其れに、 脳味噌ごと揺らされるようだった。 ひたひたと何処かを目指した足取りは、 段々とおもく おもく、 ]
(78) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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フェルゼは、それすらも、また眉を下げて黙り込んだ。
2018/05/21(Mon) 22時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2018/05/21(Mon) 22時頃
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[
Sento un affetto Pien di desir, Ch'ora è diletto, Ch'ora è martir.
Gelo e poi sento L'alma avvampar, E in un momento Torno a gelar.
]
(+5) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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[
Voi che sapete Che cosa è amor, Donne vedete S'io l'ho nel cor.
]
(+6) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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