3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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― 購買部 ―
あ〜……――― はいはい。
[仕方ないと返ってきて、はいはいと諦めたように言うのもいつもの会話だ。小さく肩を竦めて、鞄を拾い上げ、なんとなくキャロライナに近寄る。
―――……花の匂いが強くなった気がした。
まだ、キャロライナの違和には気がつかない。 メアリーとセシルとの会話で、セシルについていた返り血がディーンの物だと知った。 保健室を出るセシルの背を、無言で見送る。
サイモンは、まだこの場に在っただろうか。]
(484) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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奏者 セシルは、聞こえてきた声に、表情を険しくし、空を睨んだ。
2010/02/27(Sat) 22時半頃
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―屋上―
出来れば一生味わいたくない気分だけどね。 ……ごめん、ちょっと思い出し怖がりだよ。
[刃物が血を流させたもう一つの事件を思い出して、 一瞬身構えてしまったのだ。]
じゃ、お互いさっきのは大きい独り言で。
[やっと少しだけまた笑う]
……そっか、ピッパも。 これで3人、か。
[もうひとり居る事をまだ知らずに]
(485) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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……ま、こういうのは結局自分で決める問題だからね。 遅かれ早かれ、結論は出すよ。
[無意識に左の傷をなぞる。 音楽室で姿を見た気はしたが、 結局あの部屋には立ち入っていないのだ。]
(486) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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>>474
そうか……なら、少し、安心しやした。
[まだ、ケイトがグロリアの中にいるとは知るわけもなく、その言葉をまんま信じている。]
――……?
[そのあとだろうか。またケイトの声が響く……。>>#15>>#16]
――……ここから………?
(487) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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………五月蝿い。
[途端、また頭の中に響く強い声。 彼女の声は嫌いだ。雑音の中で一際強い。 ざらりざらりと、何故だか不快を誘う]
[片手でスケッチブックを抱き込むと、強く奥歯を噛んで低く唸った]
はっ、かくれんぼか。殺し合いよりナンボかマシだ。
(488) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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風紀委員 ディーンは、夢うつつに聞こえた声にうなされる。眉間のシワはまた深く。
2010/02/27(Sat) 22時半頃
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……それもそれで、危なくないか?
[単独行動は譲れない、というヘクター>>480に、突っ込みを入れる。 舌打ちする様子には、ほんの少し首を傾げて]
ん、大丈夫ならいいんだけど。 なんか、気持ち的にもまいりやすくなってるっぽいし、みんな。 頼れる相手には、頼ってもいいと思うぜ。
[マーゴ>>481には、こんな言葉を返す。 お手洗いに行く、というなら、さすがについていく、とはいえないわけで。 引き止める言葉は、出てこなかった]
(489) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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演劇部 オスカーは、聞こえてきた声に、はっとしたように周囲を見回した。
2010/02/27(Sat) 22時半頃
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[ どぷり とグロリアの内で沈み込むような音 ]
[ 肉体は 自由に動くけれど ] [ 憎悪の感情 ][ 鮮明に感じて ]
[少女が命じればそれには、抗えない]
(@67) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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−図書室−
うん、明るい所だと結構……。
[>>472手を当てられた赤みを差した頬に視線を移し。]
え。何で、って。いや、さっき一緒にいるのを見掛けて。 今は、居ないからさ。や。まあ、今の僕に口を挟む権利はないんだけど。
まあ、違うなら、それで。 ……誰でも、いいんだけど、さ。
[そう言って目を伏せるように手元のアルバムに視線を落とす。]
もう少し自分を大事にしなよ。女の子なんだから、さ。 ……出来るだけ殴られないように段取り踏みなよ。
[そんな段取りを踏んだ所で納得出来るものでもないだろうが。 それでも誤解を受けてる姿を見ると、そう思う。]
(490) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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―屋上―
本当、笑えない困りごとばっかりだ。 ……向こうのステージ、か。
[思えば相手は何でも用意できるのだ。 此方のできる事などたかが知れて、しかもその準備もしなかった。]
あれじゃ、負けて当たり前か。
[やっとひとつ区切りがついた気がする]
得意分野、ねえ。
[>>#15、>>#16 が耳に届いたのはそんな頃か。]
へえ、ちゃんと話を聞き入れてくださった訳か。
[そんな事は端から期待しては居ない、 どうせ気紛れか最初からその予定だったかだ。]
(491) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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―→保健室― [>>482 キャロライナの言葉には複雑な表情を浮かべる。]
……――無事…どうだかな。
[ドアにかけた指先は、 また少し、鈍く上手く動かない気がした。 怪我の所為だろうか。]
…俺に近づくな。…多分、おかしくなってる。
[念を押すように一度そう謂うと、 今度こそ購買部を後にする。 異形の群れをすり抜けて、保健室の扉を開く。
奇妙に、空気が澄んでいた。]
(492) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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[何が。 その言葉から伝わるモノに、ぴりりと喉元が痛む。]
だって、だって辛いでしょ!? だから、だから――!
[上手く言葉がまとまらず、意味もなく叫ぶ。 怖くないわけがない、それでも彼は大好きなクラスメイトで 反発するように、彼の元へ駆けた。]
……っ……ごめん……
[近づいたところで自分に出来ることは何もない。 手を伸ばし、セシルの背中に僅かに触れるだけが精一杯だった。]
(493) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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……今の、声。
[ぐしゃり、と。前髪をかき上げつつ、額に左手を当てる]
何なんだよ、もう……本気で、『遊んでる』ってワケ?
[呟きにこもるのは、苛立ち]
いい加減に、しろっての……。
(494) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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……そう 言われるとなんだか複雑だなぁ。
[おかしい、と、その言葉に苦笑する。 自分も変人視されてる部分もありなんとも言えず。 それに――]
ん、そう。覚えててくれた?
[>>476鸚鵡が甘える姿と、それを撫でる姿を目を細めて見る。]
ふ。 最初、名前似てるねって、話してたっけ。 パメラが僕の名前を覚えないのはピッパの所為なのかな。
『アソボ?』
[鸚鵡は甲高い声で、 哂い声の主と 同じ言葉を出した。]
(495) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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譲れないでは、ありません。 ヘクター、嫌われているというのは、どうでしょうね。
あれは、あなたでなくともよかったと、思うのですが。
[一人になりたいといった感じのヘクターを見る。 一人に、させるわけにも行かない。けれど、意志は強そうだった]
……せめて、オスカーと下へ一緒に行ってください。
[最大の、譲歩]
マーゴ? ……では、途中まで一緒に行きます。 女性が他にいればよいのですけどね。
[そう言ってマーゴの後からついていく]
(496) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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−図書室− [鸚鵡が その言葉を発したすぐ後。 >>#15>>#16何処からか聞こえてきた少女の哂う声。]
―― ……ッ。 何言って、ん、だ。
[首を振る。その勢いに鸚鵡が机の上に移動して。 真っ直ぐに見上げて来るその鳥の瞳から視線を逸らした。]
あそぶ なんてレベルじゃ、……。
[言葉を続けられずに、唇を噛み締めた。]
(497) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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>>#15>>#16 糞ったれ!! 俺達をコケにしあがって!!
[右手拳を左掌に叩きつける]
次はお前を捕まえて、全員元の生活に戻す。
[それは自分を振るただせる言葉]
>>489 ヤツは俺に対して、特に腹を立ててるらしいからな。 俺は他を巻き込みたくないぜ。 しょうがないぜ。
[オスカーのツッコミに、オスカーの声のする方にいつもの笑顔を向ける]
(498) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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―保健室― [――救急箱を適当にあさりながら、 ふとその手を止めて、肩に爪を立てた。 >>493詫びながら、触れられた背が痛むようだ。]
…… いみが わからない。
[眉を寄せ、唇を噛んだ。 明るいところで見れば、傷の周りは 赤く腫れているようだった。]
…っ…、
[消毒液の蓋を、開けて。その蓋は指先から滑り落ちた。 眼を見開き、指先をじっと見た。 それもつかの間、綿を使って消毒を済ませ、 包帯をぐるぐると巻きつける。 ベッドで寝ている人物のほうは、見ないようにしながら。]
(499) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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……
かくれんぼ?
…… あそぶ?
……ふざけてる。
[包帯を巻いた手を、ぎり、と握り締めた。]
(500) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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[ケイトの声が聞こえると >>#15 >>#16びくりとしてあたりを見渡した フィリップが動くと パメラが翼をバタバタとはためかせ机に赤い翼が散る]
(ぞわりまた肌がざわめく)
あの 笑い…
(501) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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[ケイトの声が響き渡ると、周りの雑音もがやがやと大きくなる]
―――っ
[ぎゅっと両手に力を込めて。 声の波が落ち着くまで、ミッシェルに返事は出来ない]
[ノイズに慣れるのは、少し時間の経った後。 相手があまり音に沈んでいない様子に、ごめん、と目で謝って]
結論がどうあれ、気をつけてな。 俺は、いつかあんたが描いてるところを描いてみたい。
[ぽん、と持ったスケッチブックと腰の画材を示して見せる]
考えて見たが、俺にはこれしかないね。得意分野。 もう一つの方は封じられてどこにもいけないし。 協調性なんてきっと母親の胎内に捨ててきた。
(502) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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― 購買部 ―
煙草は吸ってねぇよ。 つーか、なんだ?いっちょ前に香水でもつけたんかぃ?
[キャロライナに近寄りながら、応える。 狭い隻眼の視界に、セシルに駆け寄るメアリーが映る。
なるほど、王子様?などと思いながら、キャロライナの前で足をとめた。 おそらく両手の刺青よりも、コンタクトを嵌め直していないのなら、異相の方に先に気がつくか。そうであるなら、少し魅入られたように相手の双眸を見詰めるか。
―――……そうする間に、ケイトの声が聴こえた。]
(503) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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用務員 バーナバスは、理事長の孫 グロリアの様子をみている。
2010/02/27(Sat) 22時半頃
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……なんか、怒らせるような事でもしたワケ。
[特に腹を立てている、というヘクター>>498に、更に突っ込みひとつ追加]
巻き込みたくないもなんも、ここに閉じ込められた時点で全員巻き込まれてるようなもんじゃないか?
[そう、言いながらも。 向けられる笑顔が、微妙に自分から逸れているような気がして、首を傾げる]
……もしかして、どっか、調子、悪い?
(504) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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[>>487 嘘をついた呵責に少し縮こまる]
いえ、ご迷惑をおかけしたようで、申し訳ありません。 あの、私……
[なにをしたのか、それを聞くのは躊躇ってしまって。 思わず周囲を見回せば、音楽室にいたはずが変わり映えのない普通教室だったので、首をひねる]
あなたは、その…大丈夫でしたか? 随分苦しそうにしてらしと思うんですけれど…。
[>>@67 泥の中にとけこんでいく、くろ その滴がぴちゃりと何かに跳ねた]
(505) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
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[ケイト>>#15>>#16の声をきいたのは、 音楽室を出てしばらく歩いていた頃か?]
鬼…?かくれんぼ…?
帰してあげるって本当に?
そういえば、ビー玉の色がどうのって…
[立ち止まって、ポケットのビー玉を取り出して、そっと見つめる。 色のビー玉をしげしげと眺める。]
(506) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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>>504 気のせいじゃね。 お前ちょっと疲れてるんだよ。
[動揺が出ている下手な嘘が廊下に響く]
(507) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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[ヘクターが音楽室を出て行くのを見ると、オスカーへと声をかけた]
彼と共に下へ。 私についてきても構いませんが、頼りになる、とは言いがたいですので 好きなほうを選びなさい。
[頭の中に、響く音。本来耳から聞こえるはずの音は、殆ど聞こえない。代わりに、異形の者たちが立てる音だけが、脳に直接入り込んでくる。 一度足を止めて、壁に手をついた]
(508) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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[カタカタと手が震えだした。片手で押さえようとするが机が小刻みに揺れる
自分の中の何かがまた首をもたげてくるのがわかる]
…っ!!
[頭の中が白くぼやけて]
(509) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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>>505
ああ
ええ
大丈夫です。
[いいや、まだ]
[渇くけど……。]
[あえて、自らの傷を手で掴む。]
――……ッ
[そして、呻きとともに、流れた血を拭って、顔を拭く振りをした舐めた。]
(510) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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……馬鹿みたい
[きっと虚空を見据える。 響いた>>#15 >>#16声に、ぐっと唇をかみ締める。 セシルの去った方向を見たまま、繰り返す。]
本当、馬鹿だよ…… なにが、鬼ごっこだよ!
[呟いた声音は掠れていて、あっという間に霧散した。]
(511) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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―屋上―
本当、牧歌的な遊びだけにしてほしいね。
[何かを堪える様子を不安そうに見て]
ん、こっちは聞こえてないからさ。 そっちの辛さも分かれてないと思う。 こっちこそ、ごめん。
[分かりたくても、分かろうとしても。]
無事に帰れたら、またここで描いてると思う。 ……こんなんになってもやっぱり3年通った学校だから。
観覧料は取らないから、好きなだけ見てけば良いさ。
[得意分野を聞けば噴出しそうに]
確かに、放浪のたびは当面お預けだね。
(512) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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