297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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[ もういいかい まあだだよ もういいかい もういいよ ]
(10) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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あぁ――…、…
[ 小さく声が漏れる。もう、そこには誰も居ないけれど。]
みいつけた、…
[ しゃがみ込んで、少しの間紫陽花を見つめる。]*
(11) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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[縋るように抱きすくめた身体は、細くて、小さくて。 もうほんの少し、力を込めたら折れてしまいそうに、錯覚する。 一呼吸ののち、漸く腕の力を緩めた>>3。]
なぁ。 みぃんな、みんな。 渡ってしもたら、しあわせになれるんかなぁ。
[時忘れの呪に阻まれ、どこへ行くこともどこから来ることもできぬ村として。 ただ、飢えることも、死ぬこともなく、ひたすらに。 泥濘とした時を、過ごすような。
そうしたら、誰も、寂しい思いをせずに、良いのではないだろうか。 そんな考えは、きっとヒトの抱くようなそれではなく、だからこそ、理解が得られないかもしれない。でも。 魂を分かち合ったようなこの子なら、理解してくれるのではないか。 そんな、期待を込めて。]
(12) 2019/07/13(Sat) 16時頃
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わたし、おねぇちゃん、やから。
(13) 2019/07/13(Sat) 16時頃
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[ぽつり、と呟く。
まるでそれに抗議するかのように、藤の香りが、鼻をつく。
それは、わたしにとっては、息苦しくなるような、体も頭も重たくなるような。
そんな、いやぁな匂いだった。]
(14) 2019/07/13(Sat) 16時頃
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渡る――?
……ああ。 消えとるんやなくて、別のどこかへ行ったんか。
[なるほどと、頷いて]
まあ……渡った先がいいとこなら、そうかもなあ。
暑くも寒くもなくて、病気もせんで。 美味しいものたくさんあって、お金にも困らんで。
そんな極楽みたいなとこなら、 なんもでけへん朝みたいなんには、けっこう幸せかもしらんね。
[ただ、と]
(15) 2019/07/13(Sat) 18時半頃
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――でも、みんながってわけには、きっといかんよ。
だって、たとえばやけど。 ひとりをふたりが好いたなら、片方しか幸せになれへんし。
[全員が幸せだなんてことは、きっと無理だ。だけれど]
せやけど、ゆうちゃんがそうしたいならな。朝は手伝うわ。
[言って、くすりと]
約束したもんなぁ――帰ったら、ゆうちゃんのお手伝いするて。
[漂う藤の香には気付かず、姉の腕のなかで微笑みを浮かべていた*]
(16) 2019/07/13(Sat) 18時半頃
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ええんです。もう…(>>+16)
[それは芙蓉の祖父の声だっただろう(>>+13)。 彼のやさしい声に触れて、少女の心は痛んだ。両親の消息を聞き(>>+14)、少女は自嘲気味な笑みを漏らす。こんな娘に誰が会いたかろうか。娘はどのような顔で会えばいいのか。そうだ。わからなくて良いのだ。少女の心は痛む。けれど少女は偽る。]
沼太郎はん… おじいちゃん…だいじょうぶやから。 もうすぐ、こんな悪い夢は終わります…心配せんで……
(+17) 2019/07/13(Sat) 19時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2019/07/13(Sat) 19時半頃
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─山中・社へ向かう前─
変な風にひっぱられんようにな。
…沼じいは、どんな状況でも芙蓉はんが 幸せになれそうな方を選ぶやろうから。
[>>4 神隠しにあった祖父と孫、という関係性は雷門とたえだけではなく、沼太郎と芙蓉にも半分あてはまってしまう。 異変の続く中、その共通点が随分と不吉に思える。
沼太郎が何を幸せと考えているか。 神隠しの条件が何かもわからなかったが。 悪いものに呼ばれないように、と気遣ったつもり。]
(17) 2019/07/13(Sat) 20時頃
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……? 優しい神様? 神隠しすんのにか?
[定吉の価値観ではあまり理解できない内容。 驚いたように芙蓉を見て、首を振った。]
いや、まぁ、見方を変えて考えるのは大事やな。 芙蓉はんからはそうも見える要素があるっちゅうことで…
[>>5 なぜそう思えたのか。 一度社に視線を向け、藤の香りがしたのはその直後だったので。 緊急の行動を優先し、その場を離れてしまったのだった。**]
(18) 2019/07/13(Sat) 20時頃
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─山の社前─
朧!おるんか朧!!! 今、すごい藤の匂いがこっちまで───
うわっ。なんや!ここ!!
[進むとすぐに、古い社の古い鳥居が見えてくる。>>4:74 藪になっているはずの道端に、生前と並ぶのは 硝子と見間違うような紫陽花達。 まるで人工の生垣のように光を弾き不規則な煌きを見せていた。**]
(19) 2019/07/13(Sat) 20時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/13(Sat) 20時頃
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――、……、ん。
[姉の腕のなか、姉の匂いに包まれていた、けれど]
……何の匂いや?
[すん、と。鼻をひくつかせ]
これは……藤、かな? ああ、藤いうたら、藤屋の兄さんとか……、
ちょいと怖いけど、悪い人やあらへんよね。 いま、無事なんかは、判らへんけど。
[幾らか記憶にかかることがあったので、名前を出してみたけれど]
(20) 2019/07/13(Sat) 22時頃
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――ゆうちゃん?
なんや……調子、ようないんか?
[それが、藤の匂いがしてからとまでは、判らねど(>>14)]
(21) 2019/07/13(Sat) 23時半頃
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なんや、甘い匂い……?
[ふるりと、首を振って]
……水、汲んでこよか? お水飲んで、顔洗ったら、きっとようなるよ。
[姉の様子を心配して、そう、問うた]
(22) 2019/07/13(Sat) 23時半頃
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―亀の自宅―
[紫陽花の花が、道からはみ出て雪のようにさえ見える。 そういえば、雪の結晶も小さな花のように見えたな、と、余りに現実離れした光景の中思う。]
……雪みたいやのに、 かじかむ寒さやないのは、不思議やな……
[呟きながら、そっと本棚に手を伸ばす。]
(23) 2019/07/14(Sun) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/14(Sun) 00時半頃
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─社境内─
うわぁ…神社の中にまで、わんさか出てきよる。 うげっ…手水にもかい。
[一礼して鳥居をくぐり進んでいくが、道の端にも透明の紫陽花。 なるべく触れないよう、慎重に進んでいったが、 手水舎の水の中にも紫陽花が漂っていたのには、 さすがに妙な声をあげてしまった。>>4:86]
なんかこう、毒とか染みてたら嫌やな…
[急いではいたが、不気味そうに指先で柄杓を摘み、 湧き水で漱いでから手と口を清める。 幸い、水は普通に水のようで 紫陽花のような妙な苦味も感じなかった。]
(24) 2019/07/14(Sun) 01時頃
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朧ー!おるかー!? 他にも、誰かおらんかー?
[静まり返った境内。朧らしき気配は見当たらない。 本尊が祀られているであろう社本体に対峙し 参拝の慣例に従って二礼二拍手。 どう見ても信心深くはない方だが、 参拝の礼儀が伝わっている以上、慣習は守る。]
…社の神さま。 もし、この紫陽花が村に祟ろうとする何かで。 社の神様とは違う何かが関っとるんやったら。 村におる皆を…隠されてるのも無事なんやったら 助けてやってほしい。頼むわ!
[深く一礼し、周辺の気配を確認したのだった。**]
(25) 2019/07/14(Sun) 01時頃
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みんなが、しあわせは……
[難しい。>>16 そうなんやろか。 みんな、みんな、かわいい妹、弟なんに。 その全てのしあわせは、願えないんやろか。
嗚呼けれど、この妹は、この健気な妹は… そんな無謀と言いながら、手伝ってくれると。
それなのに、藤の香りが邪魔をする>>20
藤は魔除け。 魔のつもりはなくとも、藤には魔と判断されているのやもしれぬ、思いながらも口にはせず。]
(26) 2019/07/14(Sun) 11時頃
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そうや、なぁ。 いんや、あさちゃんは、 おねぇちゃんと一緒におらにゃ、あかんよ。
[腕を解けば代わりにその小さな手を握りしめ。>>22]
ちょっと、出かけよか。
[にこり笑って示すのは、お山の方だった。 藤の気配は、其方からする。 近づきたくはないが、無視もできぬほどの敵意を向けられるのだから…]
(27) 2019/07/14(Sun) 11時頃
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[あさちゃんを伴い、手を貸しつつ、向かうはお山の社だ。 藤の香が、強くなる。
ここに、朧さんおるんやろか、と。 渡り終えた数が増えたせいで、正確には渡りが把握しきれておらず、誤認する。 しかしそこにいたのは、予想していたのとは異なる姿で。 その声が聞こえ>>25、一歩踏み出す。]
(28) 2019/07/14(Sun) 11時頃
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神さまなんて、 なぁんもしてくれんよ。 なぁんも。
[流行病を助けたのも、干ばつに雨を降らせたのも、飢饉に耐える植物を与えたのも、みぃんな。 嫁の願いを聞いた、神様。 わたしの、力。]
紫陽花なんて、必要もないのに食うから 腹壊すんや。 必要に応じて、与えられたもんを。
[言葉に混ざる棘は、無意識だった。**]
(29) 2019/07/14(Sun) 11時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/14(Sun) 11時頃
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―亀の自宅―
“朝は20で……この騒ぎの元は、4かもしれん。”かぁ…。 ……なぞなぞ、なぞなぞなんかな……?
[朝は20、いつか本の話をしたときに 似たことを、謂ったような気がしてぱらぱらとページをめくる。 ある程度は難しい漢字も読めるようにとは、死んだ祖母の教育方針だったのだ。]
……ひいろの、…、 ……、つむぎ……、…………、
[朝は30、騒ぎの原因は、と、少女の声を思い出し、思い出し。]
(30) 2019/07/14(Sun) 18時頃
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[姉の助けがあるとはいえ、慣れぬ山道はいささか以上に辛く。 社に到着したころには、肩で息をするくらいであったけれども。
一緒にいると約束したし、一緒におらんとあかんと、姉も言ったから。 どうにかこうにか、ここまで――紫陽花に包まれた社まで、辿り着いた]
――いまの声は、……飴司の兄さんか。
[前に踏み出す姉>>28に、訊ねる]
……どないするの?
[姉が社に来た目的がなんなのかも、判らないけれど]
(31) 2019/07/14(Sun) 18時半頃
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……ま、多分、そうなんやろな。 朝かて、身体強くなれって、何度祈ったか判らんし……、
[姉の言葉に、応じるでもなく、呟いて]
…………?
[定吉が紫陽花を味見したことがある、という話は聞いたが。 今ここで口に出すには、なんだか脈絡のないように思えた。 食べられた紫陽花の恨みとか、そういうものだろうか?
小首を傾げながら、姉がどうするつもりなのかと、様子を窺う*]
(32) 2019/07/14(Sun) 18時半頃
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双子 朝顔は、メモを貼った。
2019/07/14(Sun) 19時頃
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─社─
────!??
[社に向けて手を合わせ、振り返ろうとした時。 風が舞い、首筋がちりりと総毛立つような異質な気配を感じる。
続いたのは気配にそぐわない可憐な声。]
夕ちゃんに朝ちゃん…?
[そこに居たのは雷門の家で別れた双子の姉妹。>>29>>32
地にしっかりと足をつけて立つのが姉、 ふわりとやや不安定ぎみに立つのが妹 立ち振る舞いで区別をつけていた為、 普段なら迷ったりはしないのだが。]
(33) 2019/07/14(Sun) 19時半頃
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あっちが朝ちゃんやから、こっちは夕ちゃん…でええんか。 …いや、それ以外ないんやけど…
……二人ともどうしたんや。 ここまで上がってきたって、何か、あったんか?
[声をかけてきたのがどちらか。珍しく判断に窮する。 辛うじて、寄添っている方を朝顔を判断し、 声をかけたきた方が消去法で夕顔だと認識する。]
(34) 2019/07/14(Sun) 19時半頃
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紫陽花なぁ。 さすがにここらのは食べてへんよ。 何が起こるかわからんもんやし。
もしかして、下で芙蓉はんにでも聞いた? せやな…神頼みしてる暇があったら、 ちゃんと探さなあかんな。
(35) 2019/07/14(Sun) 19時半頃
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──朧が。どこに、おるんかを。
[夕顔の言葉を、神頼みで弱気になったと思われたと理解し、苦笑。 自分たちと同じ山道を上がってきたなら、残った芙蓉に 沼太郎と朧の失踪も聞いたのかもしれないと思っての発言だった。*]
(36) 2019/07/14(Sun) 19時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2019/07/14(Sun) 19時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/14(Sun) 20時半頃
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[――ゆうちゃんは、どうするつもりなのだろう。
怪訝に思いながら、定吉の言葉にともかく応じる]
――何かあったんかって、何いうてるんよ。 人が消えたりしてるんに、何かあったも何もないやろ。
[尋ねる定吉>>34に、とうに何かあっただろうと、誤魔化して。 もっとも、どうしてこの社まで上がってきたのか、姉の意図は知らないけれど]
(37) 2019/07/14(Sun) 21時頃
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朧、いうと……藤屋の兄さんか。
[これまた、どうしてここ>>36で名前が出るのだろう? 首を傾げつつ、ともかく、姉から離れないよう、その歩に合わせて進んで]
ちょいと前に会うたけど……、 ……なんや、藤屋の兄さんが、これの原因なん?
[そう、定吉に訊ねる。 彼を探すという話だけ聞けば、そういう反応でいいはず。 姉が原因と知っている今では、自然にできたかどうか、判らないけど]
(38) 2019/07/14(Sun) 21時頃
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