3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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――校長室――
[黒い花が、ついに少女の幼い顔にも大輪の花を咲かせていたことを立ち去るピッパは気付いただろうか]
あはは、は。そっか、そういうことなんだ。
["蒼" は砕け、少女の口から虚ろな笑いが零れる。 小柄な身体はふらりふらりと揺れながら校長室を後にした]
(23) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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−3年B組− [>>13俯いていると、言葉の続きではなく呻くような声が。 思わず顔を上げて駆け寄った。]
ジェレミー君?!
[身を小さくして硬く縮こまる彼の傍によると、その肩に手を伸ばして。 一度、止める。見えたのは闇に侵蝕されていく右腕。 眉を寄せて唇を噛むと、意を決したように両手を伸ばして。 彼の肩を左手で強く掴み、右手で、その背を撫ぜ続けた。]**
(24) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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―伝説の木・付近―
なにかしら?行きましょう。
[>>15 聞こえた彼の叫び、ラルフ。 なんでここで生徒会長君の名前?と首をひねったりしつつ、 かけて、セシルの声を聞く]
(25) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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>>19
[セシルのうろたえた感じに、グロリアと瞬間顔を合わせただろうか。 そして、急いでセシルとドナルドの元に行った。]
ドナルド?どうした?大丈夫か?
[蹲った背中をセシルの代わりに軽く叩いた。]
(26) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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うん、そうだよ…ケイトおねえちゃん。
[闇の中に居る少女へと頷いて。]
次のお友達は、どの子が欲しい? [花いちもんめの歌のように、どの子が欲しい?あのこじゃわからん。]
(27) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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[ディーンの言葉。
暗い双眸は、その手をじっと見た。
――そして]
私は、半分ほど染まっていますけどね?
[それでも、連れて行くという思いだけは変わらない。だから今は。
その誘いに乗る事に、した]
行って、みましょうか。 ただし、私はあなた方の声は何も聞こえませんので、好きなさせてもらいますが。 ケイトには、嫌われていますから。
(28) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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[むしろ…痛みを抱きしめて、今は痛みにすがって歩く]
ケイトの声は無視してすこしでも遠くにと離れるように
(29) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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[ ごぽりごぼりと 泥沼に沈みこむように ] [ 闇は ラルフの身体に くろを染み込ませながら ]
[ ラルフの肉体を 完全に 飲み込んだ ]
(@2) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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― 木の下 ―
[ぜっぜっ、と浅い息を繰り返す。]
嗚呼、だいじょう、ぶ、だ。 それよりも、ラルフが、闇に呑まれた……―――
[その表現は果たして正しいのかどうか。 首に赤。あの表情の意味は……―――。 左眼を眇めて、校舎の方を視る、名残のようなものを感じるのは。]
屋上、か?
[バーナバスに背を軽く叩かれながら、セシルに、バーナバスに、グロリアに、呟き伝えた。 右眼で泣きそうなセシルを捉えると、強がるように唇の端をあげて見せる。
―――……やはり、構えずに知るというのは負担が大きいなと、思いながら。]
(30) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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手荒になっても、恨まないで下さいよ?先生。
…けど、いいんですか? 貴方に悔いは無くとも、悲しむ方は沢山居るでしょうに。
(31) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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[黒い花がふらふらと闇の中を歩めば 赤い羽を持つ蝶たちが花の匂いに誘われて 一羽また一羽とどこからか現れ、少女と道行を共にする。
異相からはらはらと零れる涙は 黒い花びらになって ふわりと宙に舞い上がる
そうして虚ろな笑みを湛えたまま、少女は昏い闇の中へと消えた**]
―― →???――
(32) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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― 木の下 ―
[バーナバスが、ドナルドの背を撫ぜるのを見遣る。]
……――ラルフ、が…飲まれた…
[呟き、視線の先、見上げる。 屋上――が。 唇の端を上げるのが見えると]
――… 莫迦 め
[泣きそうな顔のまま、怒ったように、 そんなことを謂った。 強がりは、見えているからか。]
(33) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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…ドナルド君、
[>>16 傍らで手を付くセシル、 ああ、触れられないのだ、と思う。
そして自分にも感じた >>@2 やみ がどこかで蠢く気配。]
……ぁ、……
[>>30 ラルフが闇にそれは聞けば納得はするものの。 どうしてそれがわかるのか、少し怪訝の色は浮かぶ。]
――屋上で、何かあったの?
(34) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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たくさん? ……少なくともここには、一人しか心当たりがありませんが。
悔いはもうありません。 戻れないのですから、いくだけです。
(35) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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― 伝説の木 ― >>30
ラルフが飲まれた?屋上?
[そして、屋上を見る…が、南棟のほうだろう。ここからはちゃんと確認はできない。]
………というか、そういうのがわかるのか?ドナルド。 ………難儀だな。
[死が見えるなんて…… しかし、傍らの心配そうなセシルの姿には、表情は緩んだ。 心許せる相手……なのだろう。
まぁ、男同士で接吻する仲はどうか、などはあるかもしれないが、
ドナルドの予想通り、気にしない用務員であった。]
(36) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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あら、スティ先生乗り気なんですねぇ
[スティーブンス>>28の答えに高らかに声を紡ぎ いつかのようにぴょんと1回、その場で跳ねる。 その喉に赤い痣はもう存在せず、制服のリボンが揺れていて]
(37) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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[ あのこが ほしい ]
[ 木の下で 遊んでいたね ] [ ビー玉ころがして あそんだね ]
( クスクス )
[ あのこが ほしい ]
(@3) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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それに。
この身はもう、身体としての機能を成さない。 ただ、見えるというだけだ。
[透けた体。もう、指先まで]
(38) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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そうだね…。
[あの頃遊んだ僕らは四人。]
最後の一人も、なかまにいれなきゃね。
(39) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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貴女は、元気になったようですね。 ……そちらに行ったからですか。
[メアリーを見る。少し、寂しそうだった]
(40) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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― 木の下 ―
―――……莫迦は、今更だぜ。
[泣きそうな顔、怒ったような顔、右眼でみてやはり微笑む。]
はっきり何が、あったかはわからねぇけど。 多分、屋上で、首を切られたのか? ―――……なんか、酷く切ない顔してた。
行ってみりゃ、もっとはっきりなんか残ってるかもしれねぇ。
[担任の疑問と、用務員の労わる様な声を聴いた後、分かる範囲のことを伝える。既にラルフの遺体は闇に飲まれたとは知らず。 けれど、ミッシェルが様子を闇に飲まれる前の様子を視ているなら……―――。]
行くにしても、俺は、ちっと、休憩していいっすかね。 多分、ヘクター視た時も、少し休んだら治ったんで。
[樹に背を預けて、自分のことは心配するなと唇の端を持ち上げた**]
(41) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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けれど、先生の言葉は…まだ届いていますよ。 俺たちにも、みんなにも。
化学の時間だけでも、貴方の生徒だったことを誇りに思います。 けれど…貴方は優しすぎた。 欲しいものへ手を伸ばせと言われるのに、貴方の手からはすり抜けて行く。
(42) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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――ラルフ君。 止めなさい、って言ったのに。
[確かに彼は何かをする気だった。 けれど。 伝えられた事実の余りの呆気なさに、拍子抜けしている。 ああ、でも彼らが引き込まれるだって、あんなに呆気なかった。 闇に対して人はなんて脆くてやわいのだろう。]
屋上…ディーン君に会いにいったのかしらね。 少し前に用務員室で話をしたばかりだったのに。
[抱えた日誌の写し、彼が見つけた資料の一つ。 こんなものも形見というのだろうか]
(43) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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ええ、すっかり元気ですよ。 ディーさんが連れてってくれましたから。 ……ねぇ。
[ディーンの肩に触れ、にこ、と屈託なく微笑んでみせる。 寂しそうな表情>>40にはもう、気がつかない。]
(44) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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さあ。届いて欲しい人には、届かないようですよ。 現に、届かなかった。
それが後悔といえば後悔ですが。 優しいのでしょうか。 優しくは、ないと思います。
私はただ、自分勝手なだけだ。 でも、そう言っていただけるのでしたら、教えた甲斐があったと言うものです。
欲しいものは、もういらない。 私は、欲しいといわなかった。 だから、自業自得です。
(45) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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この せんせ、とあそぶのは
嫌だけどね
[ 闇の中で ディーンの傍で ] [ 少女の気配が ] [ 浮かんでは きえた ]
(@4) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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>>41 そうか、屋上か。見に行ってみたほうがいいか?
[ドナが休みたいと木に凭れるのを見て、セシルはきっと一緒にいるだろうか。]
で、セシルと先生はどうする? というか、ドナルドも休むならここじゃなく、もっと落ち着ける場所が……と、そういえば、ここには異形がないな。
[ということはここが一番落ち着けるところなのだろうか?]
ああ、ラルフ、用務室にいましたな。
[そして、グロリアのラルフに対する呆気ないという言葉には眉を垂らした。]
(46) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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問題児 ドナルドは、理事長の孫 グロリアの抱えた資料を訝しげに見る。内容は教えてもらえるだろうか**
2010/03/04(Thu) 02時頃
問題児 ドナルドは、動けと言われれば、皆についていく心算**
2010/03/04(Thu) 02時頃
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[寄り添う気配と目を見合わせて笑う。 巻き込んでしまった罪悪感が、ほんの少し胸に痛いけれど。]
…傷つけたくないと願うのは、優しさなのでしょうか? 臆病なのでしょうか?
自分が傷つきたくないから、そんな言い訳なのでしょうか?
…先生、わからなくなってしまいましたよ。
(47) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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ケイトは、嫌い?
…先生に、何かされた? [表情の変化に不思議そうに。 何かトラウマに触れることでもあったのだろうか?]
(48) 2010/03/04(Thu) 02時頃
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[ケイトの声が響く]
あなたは、嫌でしょうね。 私をとても嫌っていたようですから。
……傷つけたくないと思うのは、優しさでしょう。 ですが、相手にもよるかと思いますよ。
自分が傷ついても構わない。 けれど相手を傷つけたくはない。
だから、一人になろうとする。
[浮かぶ顔]
(49) 2010/03/04(Thu) 02時半頃
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