241 線路上の雪燕
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[イアンは扉を開き、そっと廊下を覗き込んだ。 二等車両は、今のところは静まり返っている。物音は少し遠く、一等車両の方向からのようだ。 誰かが酔いつぶれて暴れているだけなら良いのだが、それが有り得る三等車両ではなく、一等車両。
幸い、手洗い場は一等車両側にある>>1:#1。 一旦手洗い場へ入って、一等車両側へ耳を澄ませば、やがてはっきりとした声が聞こえた。>>16櫻子の声だ。
また、彼女はくだらない因縁をつけられているのだろうか。 しかも今度は、鉄道警察に。 夕方の彼女の萎縮した姿を思い出し、割って入ろうか、と考えた瞬間。]
「……え、違うのです? 家出少年?」
[家出少年、との言葉に、>>10夕方仲間に流したデマの存在が重なって、思わずどきりとしてしまう。
電話口の彼には、「スクープになるぞ」と流し込んだはずだ。 その言外に含む意味は、「タネを掴むまでは、どうかご内密に」。
偶然の一致か、それともどこかで漏れたのか? いずれにせよ言えることは、ただひとつ。]
(24) 2015/12/01(Tue) 03時半頃
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[……ただの家出少年の捜索に、こんな夜更けに鉄道警察が介入することなんて、そうそう無いに決まっている。
彼の好奇心は、マッチ棒より火がつき易い。 怪しいと思えば、後先考えずにすぐに頭を突っ込みたがる。
やがて、足音が二等車両の方へ近づき、手洗い場から遠ざかれば、一等車両へ向かう。 途中で車掌や鉄道警察の者に何か言われるようならば、寝ぼけて間違えましたと誤魔化せばいい。 少なくとも櫻子は起きていて、鉄道警察の話を聞いているのだ。
一等車両へ入った時、天井から何かが動く音が聞こえた。>>1 イアンは訝しむ。上には、一体何が?
櫻子や、他の誰かがイアンの姿に気づいたならば、窓から列車の上を覗かせてくれ、と頼んだだろう。]**
(25) 2015/12/01(Tue) 03時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/12/01(Tue) 03時半頃
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ええ。実はそうなの。 夜はちょっぴり怖いわ。 ――ああでも、もうお済ませになったならその、
〔最後は小声で、済ませたなら付き合わせるのも悪い、 といいかけた。
けれどベッドの上から立ち上がったルーカスが、 少々、といったものだから、
――本当は気を使ってそういってくれたのかもしれない と危惧しつつも、 恐る恐るエスコートの為に差し出された掌を見た。>>14
畏れ多い、とは思ったものの、 「お手を」と言われ、そっと彼の手をとりついていく。〕
……何かありましたか?
(26) 2015/12/01(Tue) 07時半頃
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〔ご友人でもいらっしゃるのかしら。と声をあげたのは、 彼が或る部屋で立ち止まったから。 覗くのを咎めることもないが、 彼が諦めるならそのままついて行っただろう。
既に夕食を食べ終えた人が多いのか、 食堂は混雑していなかった。 シェリーは、ルーカスにありがとう、と告げながらも、 砕けた口調に、まあ、とくすくす笑った。
けれどシェリーは予想だにしていなかった。 男性の前で食事を頼む事の気恥ずかしさを。
逡巡し結局頼んだのは 一杯の紅茶と無難なサンドイッチであった。 ルーカスもまた食事を摂り始めたのは幸いであった。〕
(27) 2015/12/01(Tue) 07時半頃
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汽車を使ってスウェルグに行くのは初めてだから、 いろんな発見があって面白いの。 駅に楽器を弾く人がいたり、 ……あとね、すっごく大柄な女の人も見たわ。
夢中になりすぎてニズでは雪燕まで走ることになったわ。 ルーカスさんも、何か面白いもの見た?
〔そんな事をざっくばらんに話す様子は、 まるで家族と話しているようだが―― シェリーは生まれてこの方家族以外の男性と食事を摂る、 なんてことが初めてだから、それは仕方のない事だった。
ちなみに、 大柄の女の正体が目の前に居る事は 一ミリも気づいていない。〕
ルーカスさんは、どうしてスウェルグを目指しているの?
〔そんな風に尋ねることもあっただろう。**〕
(28) 2015/12/01(Tue) 07時半頃
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[段々と小声になっていく少女へ微笑み。 大丈夫ですよ。と優しい声音で囁きては、手を取って。そして食堂車へ向かっただろう。立ち止まった個室前。何かありましたか。という問にはいいえ。とだけ首を振り。少し気になっただけですよと。
食堂車に向かえば、二人空いた席に付き。 くすくす笑うその姿には砕けた口調ながら貴公子然とした笑みを浮かべ。対応していたが、紅茶とサンドイッチを見れば、遠慮せずとも。とき恥ずかしさに気づかない顔で綴りながらも、自分もそれと同じものを頼んだだろう。]
そうだったのですね。 初めての旅はきっと格別なのでしょう。 ……楽器を弾く人々、大道芸の方々だろうか。 大柄な、それは目につくでしょうね。
走った?それはお怪我などなかったでしょうか? ふふっ……実はお恥ずかしい話なんですけど。 僕はニズに着いた頃には、眠ってしまっていて。
[ざっくばらんに話す少女に相槌を打っていく。 彼女が生まれてから家族以外の男性と食事を摂った事もないともしらず。大柄な女性の話には、何処かの席に座っているのでしょうか。としれっとした顔を浮かべ。気づかれない事に内心、よしっと自慢げで]
(29) 2015/12/01(Tue) 08時半頃
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僕ですか?……本来なら家族旅行の予定だったのですが。僕以外が風邪を引きましてね。せめて、向こうの便りだけでも欲しいと我がままを言った妹の願いを叶えるためにです。
[旅の目的はそう答え。彼女にも、どうして。と問いかけては、食事を終えるまで穏やかな談笑を続ければ、彼女を二等車両まで送っていくだろう*]
(30) 2015/12/01(Tue) 08時半頃
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―現在―
[深夜。外がやけに騒がしく。 男は身なりを整えてから、そとドアを開けた。]
家出少年?
[それはいったい。と櫻子の姿を見つけ。首傾げては、さてどうするかと思案顔で。**]
(31) 2015/12/01(Tue) 08時半頃
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……ええ、決して。家出した少年を匿ってなどいませんわ。 わたくしの部屋の中? どうぞお好きに見てくださいまし。
[鉄道警察とそんなやり取りをしていれば。 近くの扉が開きルーカスが顔を見せた>>31だろうか]
あら、ルーカス様。 申し訳ございません。起こしてしまいましたか?
[はしたない声を出してしまっただろうか、と。 今更ながらに気付き、顔を赤くしてしまう]
警察の方々が、家出した少年を探しているらしいですわ。 無事に見つかると良いのですけれど。
[ルーカス様はお見かけになりませんでしたか、と。 小さく笑いかけるだろうか]
(32) 2015/12/01(Tue) 09時半頃
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[ふと、食堂車の中でのペラジーの話>>17>>18を思い出した。 聞き慣れぬ地名の数々。異国情緒溢れる街の様子。 櫻子でさえ、その旅の話に好奇心と冒険心をくすぐられたのだ。
8歳前後の少年>>#2―――。 もしかしたら家を飛び出して冒険に出たくなったのかしら。 なんて、見当違いのことを考える。
人の好いお嬢様は。 本心から家出少年に見つかってほしいと願うのだ。
―――ただ、と。 鉄道警察の男の瞳を見ると、櫻子は違和感を覚えるのだ。 ただの家出少年を探しているにしては。 その瞳はあまりにもピリピリしてはしないか、と]
(33) 2015/12/01(Tue) 09時半頃
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……まあ、イアンまで。
[やがて一等車両にイアンが姿を見せれば>>25。 そんなに大きな声を出してしまったかしら、と。益々落ち込む]
天井に、なにかおありなのですか?
[訝しむようなイアンの視線に、首を傾げるだろうか。 窓から列車の上を覗かせてくれと警察に頼む姿に]
まあ、8歳の少年がそんな危ないところに隠れますの?
[率直な疑問が口をついて出るだろう**]
(34) 2015/12/01(Tue) 09時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/12/01(Tue) 09時半頃
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― 一等車両・コンパートメント ―
[ 幼い少年が、ニズ駅ではおとなの腰ほどの高さのフェンスを軽々と飛び越えていた違和感に気づいた>>2:164ものの、睡魔には勝てない。 毛布を被ったペラジーは、そのまま眠りに落ちていた。]
(35) 2015/12/01(Tue) 13時頃
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― 回想・半年前 ―
[ 駆け込んだ村の集会所にはひとつの広間しかなかった。 視界を遮るものは、建物を支える数本の柱だけ。]
殿下! 殿下はどちらに!?
[ 床に倒れた赤いものの正体を認識した瞬間の、]
(36) 2015/12/01(Tue) 13時頃
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[ 絶望。
………一生忘れられないだろう。
それはペラジーが、世の中のあるとあらゆるものを初めて呪った瞬間でもあった。]*
(37) 2015/12/01(Tue) 13時頃
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[ ラシード王子は我慢強い性格だった。 そうでなければ、運命に立ち向かえなかったのかもしれない。
罪なくして国を追われた王子という運命に。]
(38) 2015/12/01(Tue) 14時半頃
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[ 物語ならば、強大な力を持った魔法使いなり魔女なり妖精なりが現れて、王子に助力を申し出ただろう。 そして、難なく王座を奪還し、王子を城へいざなっただろう。
夢物語だ。 現実ははるかに冷たく、厳しい。
ラシード王子の人生の結末は、焦がれた故国アイラに近づくこともできないままの、 無念の死、 だったのだから。]*
(39) 2015/12/01(Tue) 14時半頃
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[ ペラジーには、首筋をすっぱり切られた王子の遺体に取りすがって泣いた記憶しかない。 村長や自警団の者が何か説明していたようだが、耳には入らなかった。
断片的におぼえているのは、 村長や自警団の者だけではなく、 宿の者も、いや、村の誰に聞いても、
これは人狼の仕業だと
口を揃えたこと。]
(40) 2015/12/01(Tue) 15時頃
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[ 人狼!
ペラジーは顔を歪めて否定した。 怒りをぶつけた。 人狼なんて、おとぎ話の中にしか存在しない。 あなたたちは、そんなものに罪をなすりつけるのか、と。
しかし、村の者は誰もが、大真面目な顔で繰り返すのだ。
集会所に集められたのは人狼の容疑者であり、夜じゅう集会所を外から見張っていた自警団のうちの数名も同じ傷を残して殺されている、と。
集められた中で、遺体になっていないのは2名だけ。 つまりは、その2名が人狼で、この惨劇をもたらしたのだろう、と………。]
(41) 2015/12/01(Tue) 15時頃
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[ ペラジーにはわからなかった。
村の者が嘘をついているのか、 人狼の存在を信じているだけなのか、
それとも、本当に人狼がいて、王子をその手にかけたのか。
………わかっているのは、ただひとつ。 ラシード王子の命は失われ、2度と戻らない、ということ。]
(42) 2015/12/01(Tue) 15時頃
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[ アイラへ戻りたいと切望していた王子の願いを、乳兄弟であり、腹心の従者でもあった自分が引き継ぐべきか、 否か、
ずいぶん迷った。 悩んだ。
王子のいない国に自分だけが戻って何になるだろうとも思う。 生まれ故郷かもしれないが、ペラジーにとってのアイラは、母に聞かされた昔話の舞台でしかない。]
(43) 2015/12/01(Tue) 15時頃
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[ だから、決心がつかなかった。 半年もの間。
この夜行列車『雪燕』に乗ることを決めたのは、暖かな南海沿いの都市スウェルグの観光ポスターを見たせいだ。
そこには、丸く黄色い実をつけたレモンの木があった………。]*
(44) 2015/12/01(Tue) 15時頃
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― 一等車両・コンパートメント ―
[ 近くで何かが揺れる感覚に、ペラジーは起こされた。 隣のコンパートメントだろうか?
寝返りを打とうとして気づいた。 音がしない。 揺れていない。]
停車している………?
[ ペラジーはベッドから出て窓の外を眺める。 駅ではないようだ。 満月>>1なので、深夜にしては比較的明るい。
車両の先でランタンの光がぽつぽつと揺れている>>#0のが見えた。]
(45) 2015/12/01(Tue) 15時半頃
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[ ペラジーはいぶかり、窓を開けて身を乗り出した。
車掌室のある辺りだろうか? ランタンの光の移動を追うと、複数の人間がこの列車に乗り込んでいる>>#0ように見えた。]
なぜ………?
[ 胸騒ぎに、ペラジーは慌てて着替え始める。 列車はふたたび動き出し、すぐにスピードを上げてトンネルへ入った。>>#0]
(46) 2015/12/01(Tue) 15時半頃
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[ トンネルが終わった。>>#1 コンパートメントの扉を開けて廊下へ出ようとしたペラジーは、勢い良く開けられた扉>>#0の音に驚き、足を止める。 そっと廊下を窺うと、数名の男たちの影が確認できた。
きびきびした動きは訓練された兵士か、官憲のそれだろう。
隊長とおぼしき男の声>>#2がわずかに聞こえ、ペラジーはドアノブを握りしめる。 「外套」と「8歳程度の少年」だけで、特定するには充分だった。]*
(47) 2015/12/01(Tue) 16時頃
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[ 車掌室の床のどさりという音>>#2は、廊下を駆ける>>15男たちの落ち着きの無い足音>>1にまぎれて聞こえなかっただろうか。
隣の部屋でも誰かが窓を開けた>>1ようだ。 自分と同じく、停車や足音に起こされたのだろうかとペラジーは思う。 当の少年とは気づかずに。
すぐに廊下の向こうからサクラコの、 「鉄道警察の方ですの?」 「わ、わたくしは。切符泥棒じゃありませんわ」 「……え、違うのです? 家出少年?」>>16 という声がして、ペラジーはそちらに意識を向けた。]
(48) 2015/12/01(Tue) 17時頃
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[ サクラコと鉄道警察隊のやりとりは続く。 「家出した少年を匿ってなどいませんわ」>>32 上品ながらも、憤慨の混じった彼女の声は意外と大きい。
ニズ出発後の車掌の態度が思い出された。 ペラジーは廊下へ出ようとする。
が、見かねたのはペラジーだけではなかったらしく、 「あら、ルーカス様」>>32 サクラコは少し慌てたふうに謝罪していた。
ルーカスも起きてきた>>31ようだ。]
(49) 2015/12/01(Tue) 17時頃
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[ サクラコの声は、その細身の外見に反してよく通る。
ラジオの実況中継さながら、 「……まあ、イアンまで」>>34 という声に、コンパートメントから出ていないペラジーにも、誰がやってきたかわかった。
イアンは天井を気にしているらしい。 「まあ、8歳の少年がそんな危ないところに隠れますの?」>>34 というサクラコの声で、
ペラジーははっと気づいて窓へ駆け寄った。 開けて、外へ身を乗り出す。 満月>>1の下、誰の姿も見えなかったが、隣室の窓は開けられたまま。]
ま、さか………?
[ 信じられない思いで、ひとつの可能性を脳裏に浮かべた。]**
(50) 2015/12/01(Tue) 17時頃
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[雪燕が切り裂き進む風が外套をバタバタとはためかせる。 窓から登り上がった人影は前方から噴出する蒸気に晒された。 それは吹き飛ばされぬ様に四つん這いになり、 ず、ず、と擦れる音を車両の屋根上に上げながら、 風に逆らって後方に進んでいくのだった]
(51) 2015/12/01(Tue) 17時頃
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[深夜。 目が覚めて居たのは、妹を考えていたからだった。 これからどうするか先は決まっているのに、彼女に会ったときが分からない。こうして悩むのは、あの異国の少女の瞳があまりに似通っているからだろう。
だから、一度雪燕が止まった事にも気づいていた。窓の外に見えた何かに少し身なりと身支度の準備を整えだす。まさか、バレたか。いや、自分など…路上の小石にもなれないはず。―――>>#0
行動を起こそうか。と思った矢先。 トンネルにより辺りは暗さを増し、足を止めた。 待つべきだ、そう思ったのはまた静寂のリズムが続いた為、何かがあれば逃げだす準備だけは用意して]
(52) 2015/12/01(Tue) 17時頃
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[廊下が騒がしくなった頃、扉を開ければ其処に櫻子と知らぬ人物が居ただろう。部屋の中。という言葉に僅か眉を顰めたのは、自分が渡した二枚の切符の行方故]
いや、…妹の事を考えていたら、眠れなくて 起きて居たんですよ。 だからそんな心配をしないでください。
[顔を赤くする彼女に正直口をはさみ>>32。 気にしないでくれと頭を振り、微笑みを浮かべ]
家出少年が?
[それにしては、仰々しい。 男たちは鉄道警察だと話している。だが、…信じられないな。何を探している。か、推測と憶測を重ね。 ふと過るのはぶつかったあの少年の事。 小さな笑みには、いや。と横に首をふっていれば 違和感を覚えているのは自分だけではないか。>>33と。櫻子を見る。大丈夫ですよ。と微笑みと共に声をかけ。]
(53) 2015/12/01(Tue) 17時頃
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