114 bloody's evil Kingdom
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[伸ばした手がその触手に触れる。途端、異形の化け物が硬直した。 数秒の間の後、力が抜けたように床に落ちる触手と、おとなしくなった肉塊]
えっと……
[ばつの悪そうな顔をして、ちらりとミナカタを見る。 明らかに自分が何かをしたことは、分かってしまっただろう。
混乱の末に、いつも通りの笑顔を貼り付ける。 混乱も動揺も笑顔の下に押し込めて]
…………ちがう、よ
[何が]
[じりと後ずさる。顔は変わらず笑顔のまま]
(283) 2013/02/17(Sun) 18時半頃
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[笑顔は固まったまま、ふるふると首を横にふる。 沈黙が部屋に転がった。 ややあって、伸ばされた手に硬直]
……殴る? 怒んないでよ。
[おずおずと訊いたのは、前の雇用主に仔猫で遊んでいるとこを見られた時を思い出して。 その力を二度と使うなと、理由も分からず怒鳴られたのを覚えている。 痛いのは嫌いだから、出来れば怒んないでほしい。
怯えたように肉塊を見るミナカタに、きょとんと小首を傾げる。 彼が聞いた音は、自分の耳には聞こえなかった。 微かな音だったからというよりも、聞く資格がなかったのかもしれない。
ただ、こちらから一瞬意識が逸れたとき、軽く手を伸ばす。 こちらを再度ミナカタが向けば、半端に手を伸ばしたまま再び硬直]
……ちがうよ
(291) 2013/02/17(Sun) 19時頃
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イアンは、ソフィアに話の続きを促した。
2013/02/17(Sun) 19時半頃
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[手を警戒なく取られ、きょとんとする。 何をやったのか何をするのか分からない相手の手をそんなにあっさり取っていいのだろうか。 現に、自分はいま彼を加害するかどうか迷ってるというのに。
それから、頭を撫でられる温かさにくすぐったくて笑った]
……あれ、
[手が離れ、嫌そうに視線をさっきのやつに向けるので自分もそちらをみる。 まるで何かの夢だったように、グロテスクな肉塊は消えていた。
先程触手を触った手を見てみる。 僅かに粘液が付着していたから、目の前の白衣で拭った]
(308) 2013/02/17(Sun) 20時頃
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[>>314問われれば頷く。 音もなく消えたそれは、さてどこに行ったのか。 魔力を流し込んだから呼べばくるかもしれないが、試す気にはなれない]
いたいっ
[ごちんと頭に落とされた衝撃に、涙目で頭を押さえた。 背後から首でも絞めようかと思いながら、無言で片付けの様子を見た後、ふとミナカタの背中に彫られた赤い鳥を見る]
何かの細工物みたい。かっこいい。
[へらりと笑った顔は、少し幼い。
少しして、入ってきた女性にきょとんと目を向けながら、ケーキに手を伸ばした]
(320) 2013/02/17(Sun) 20時半頃
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イアンは、許可をもらう前にケーキを抱え込んでいた。
2013/02/17(Sun) 20時半頃
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昨日のパーティーにいたよね?美人だから覚えてる。
[>>323顔を見られれば、息を吐くようにそんなことを口走った。 大した度胸というよりも、怖いことにさらされたことのない籠の鳥のような明るさ。
先程までのことなどなかったように振る舞う彼は、やはり少し歪みが目立つ。 普段通りの生活なら気にならない程度の歪みは、しかし無視できるほどではなく]
(327) 2013/02/17(Sun) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/02/17(Sun) 21時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2013/02/17(Sun) 21時半頃
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じゃ、いま覚えてくれたね。
[>>333つれない対応に、酷く楽しげに笑う。 たかがアルコールで随分と渋るな、なんてやり取りをみて思うのは、彼女の評判を知らない故に。
ケーキを食べて手についたジャムをぺろりと舐める。 冷めたミルクを飲むと、砂糖で味付けされていて少し頬が緩んだ]
おいしかった。ありがとミーナ先生
[なんて、人前で女のような呼称を口走ったりして]
(337) 2013/02/17(Sun) 21時半頃
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ぬるいよ?
[>>339当たり前じゃないかとばかりに、首を傾げる相手に首を傾げ返す。
書類の山を示されれば、はあいといいこの返事。 そうしながら、先程のことはチクる気はないのかなと探るような視線を向けていたが]
ふっ、あははっ
[>>342つれない対応は予想通りだったが、その後は予想外すぎた。 ころころ笑い、立ち上がる]
じゃ、俺部屋に戻るね。ばいばいミーナちゃん。 あ、紅薔薇の君もまたね!
[けたけた]
(345) 2013/02/17(Sun) 22時頃
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イアンは、部屋に戻ると、倒れ込むようにベッドに**
2013/02/17(Sun) 23時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2013/02/17(Sun) 23時頃
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―城内―
[朝、医務室の扉を開けようとした手がぴたりと止まる。 中から聞こえてくる、艶かしい声にふむふむと頷いた。 ミーナ先生も男なんだなあ。おっさんだけど。 甘い菓子と褒めてくれる相手がお預けなのは寂しいけど、早めに来ちゃった自分が悪い。 小声でごゆっくりと呟いて、そろそろと退散した。
さて、ならどうしよう。 んー、と唸って外を散歩していた時に見つけたのは、瀕死のコウモリ]
わ、可愛い。
[排水路に入り損ねたそれを、子猫を抱くような顔で拾い上げた。 力なくぴくぴくと僅かに動くそれを、しばらく眺めて、魔力を流し込む]
起きて?飛んでみてよ。
[地面に衝突し、死を待つばかりだったそれは指示に従おうと羽を広げる。 数センチ飛んで、すぐに落ちたが]
(531) 2013/02/18(Mon) 17時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/02/18(Mon) 17時半頃
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[つまんないなあ、と言いたげにそれを見て、ふと上を見る。 途端、ぱっと顔が輝いた]
フクロウだ。
[朝だからか、眠たげなそれをみて、少し考えた後、 地面でもがく先程のコウモリを拾い上げてぽおんと放った。 フクロウの目の前に落ちたそれに指示をすると、力ない動きでフクロウに体当たりを繰り返す。 鬱陶しかったのか、ぱっとそれを屠るフクロウに、ぱちぱちと拍手。
遊びを終えると、またふらりと散歩を続行。 何か愉しいことはないかと思う頭は、いつもよりも随分と欲望に忠実だ]
(535) 2013/02/18(Mon) 17時半頃
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[>>550ふと視線を感じて、上を見上げてみる。 見覚えのある白衣を見て、ぱっと喜色を浮かべた。 割となついてはいる。子供が犬をおもちゃにするくらいの気持ちで]
ミーナ先生やっほー。 今朝はゆっくりできた?
[へらーっと手を振って、また散歩に戻ろうと]
(553) 2013/02/18(Mon) 19時半頃
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なんか、女連れ込んでたじゃん。 楽しめたかなって。
[改めて今朝のことを思い出すと、なんだか今更もやっとしてきた。 自分が行ったのに構ってくれなかったことに、少し拗ねたような気持ちになる]
(俺を優先してくれないと嫌、とか どうせ、ガキですよ)
……楽しめた?
[へらり、笑って背を向けた。 何か言いたそうな困り顔は気付いていたけど、わざわざ声をかけたりしない。 向こうから声をかけるなら、立ち止まるけど。 多分、助けたりもしない]
(ガキだからいーよね?)
(555) 2013/02/18(Mon) 20時頃
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イアンは、ミナカタの悲鳴を背中に聞きながらお散歩再開
2013/02/18(Mon) 20時半頃
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[中庭でどう考えてもミナカタの悲鳴が聞こえてた位置なのに、振り返りもせず去っていって
さあて、何をしようかなあと城の中に。 ふと、何やら獲物を探すようなスライムを遠くに見かけたが、あれってひんやりしているのかなあ、と思っただけだった]
あ。えーと、白百合の魔法使いちゃん!
[しばらく歩いていれば、見覚えのある姿を見かけてへらりと笑う。 名前は知らないから、花の呼称を口にして]
(617) 2013/02/18(Mon) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/02/18(Mon) 23時半頃
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今日はねー、先生が構ってくれないからお散歩中! でも城の中じゃあんまり目新しいこともないねー。ちょっと珍しい動物は見れたけど。 あ、でもこうして綺麗な花を見れたのは嬉しいな。見飽きないよねー、綺麗なものは。
[>>624笑顔のまま答えて、魔法使いちゃんは?とばかりに首を傾げる。 ちょっと珍しいでひとくくりにされたスライムとフクロウは、本人(?)たちが聞いたら気を悪くするかもしれない]
(630) 2013/02/19(Tue) 00時頃
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