218 The wonderful world
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/03/18(Wed) 00時半頃
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仲間呼べるのか……とっととけりつけたいな。
[流石に何匹も呼ばれていると、辛い。 同種のノイズだけならまだしも、別のノイズまで現れてくると、厄介なことこの上ない。
増えたのを含めて3羽の鴉が急降下してくる。 その動きは、さっき見たのと大体同じだ。工夫はしてあっても、飛び込み方は変わらないのは普通の生物と同じ。
確かに速いが、直線的に近い動き。 それなら、さっきと同じ方法で迎撃が可能だ。 そして肝心のタイミングも、さっき見た。 つまり。]
(181) 2015/03/18(Wed) 01時頃
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獲れる。
[2羽の鴉が堕ちるのを見届ければ、残り1羽を狙う。 ただ、その標的は自分ではなかった。]
リンネッ……!
[狙うのは向こうだと判断したのか、こちらには飛んでこなかった。それに合わせて動こうとすれば、リンネを守ることは出来ず。]
……逃すかよ。
[それでも逃げるルートがわかっていれば、そこに先回りして浮かび上がる瞬間を捕まえればいい。 この数日間で、それに対応できる動きくらいは身につけた。
ごくあっさりと掴み取り、引き裂いただろうか。 それとも、抵抗を見せただろうか。 とにかく、絶命するのを見届ければ様子を確認しようと振り向くだろう。]
(182) 2015/03/18(Wed) 01時頃
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[そして振り向く時に気づいた、二人の姿。>>164、>>170 向こうにも少しばかり鴉がいるらしい。]
近くにまだいるかもしれねぇな。 あのサイ……殴れると思うか?
[リンネに一応聞いてみる。 いざというとき、あのサイと一番戦いやすいのは誰か……吟味しておきたかった。 確実に自分以外が安全になるため、自分が戦っておきたかったというのもあるが、力技でサイに勝てるか? 流石に分からなかった。]
(183) 2015/03/18(Wed) 01時頃
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ツノなー。 へし折るのは無理にしても、何とか挟めれば……。
まぁ無難なのは、削ることか。
[皮膚がそんなに硬いってことも多分ないだろう。 武器も、角と重量のある身体であることは間違いない。 いくつか考えつくことはあるが……それが安全。
そう構えていると、サイが動き出す。>>187]
(190) 2015/03/18(Wed) 02時頃
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迎撃するか……それか、逃げるか? 多分、無理に相手する必要はないぜ。
[あまり逃げる気はなかったが。 それこそ、これがどこまでも追ってくるようなら、他の参加者が危なくなる可能性も高い。]
(191) 2015/03/18(Wed) 02時頃
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オッケィ。片付けてやるぜ。
[しかし、サイなんて殆ど聞いたこともなければ、見たことなんて全くと言っていいほどにない。 突進してくるのを、リンネとは逆方向に跳んで避ける。 が、その時に引っ掻くように顎で傷を与えた。 ダメージにはならないだろう、小さなもの。]
こっち来いよ。能無しめ。
[僅かな傷を与えての、挑発。 人間的思考がある方が引っかかりやすいが、直接傷を与えられたと分かれば、こちらへ来る公算は高いと踏んだ。]
(197) 2015/03/18(Wed) 03時頃
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[狙い通りか、サイはこちらへ突っ込んでくる。]
さぁ、どうするかね……!
[直線上だし、何より自分も巻き込まれる可能性が高い以上、援護はあまり望めない。 それでも、多分接近戦で一番有利なのは、自分だ。]
まずは、これでどうだ!?
[考えた末の行動は、受け流す。 真正面からサイの攻撃を避けながら防ぎ、そのまま後方へ突っ走らせる。これが成功すれば、考えようはある。 同時に角に顎で触り、硬度を確かめておく。が、2。 1.角は堅く、挟み込もうとすればこちらが折れるだろう。 2.角があまりにも堅く、受け流しを失敗してまともに右腕を持って行かれた。]
(198) 2015/03/18(Wed) 03時頃
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うっ、お!?
[予想以上に硬かった。 思いっきり挟み込もうとした右顎は弾かれ、回避行動が上手く間に合わなかった。 腕の先は無残にも千切れて霧散していった。]
ひ、肘じゃなくてよかった……。 っつかなんだあれ、めっちゃかてぇぞ……。
[逃げるように移動するが、後50cm下がれば壁にぶつかるだろうというところで、止まる。 リンネの方へ目を向ければ、残っている左腕で静止の合図を送る。が、それは気づいてもらえただろうか。]
(199) 2015/03/18(Wed) 03時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/03/18(Wed) 03時頃
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[戦闘状態をとかずとも、待ってくれるリンネに安堵する。 目を向け直した前方には助走をつけるサイ。
倒す方法はいくつかある。 1つはカニのように、真正面からあれ以上の力をぶつける。 1つは鳥などのように、側面から急所を叩き切る。
しかしサイの助走と角の硬度に勝る衝撃はこの身では難しい。 同時に、皮膚の厚さは鳥などとは比べ物にならないだろう。 側面からの攻撃も現実的ではない。
じゃあどうするか? サイは既に走り始め、確実に近づいてきている。]
(201) 2015/03/18(Wed) 03時半頃
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ギリギリだ……ギリギリまで待て……。
[ゆっくりと後ろに下がりながらサイの接近を待つ。 1m……50cm……10cm!]
っうおらあああああああ!
[人間は叫ぶと、通常よりも力を発揮できるらしい。 死に物狂いでやるには、それくらいの力が必要だろう。
目前に迫ったサイの顎を思いっきり下から殴る。 そしてその肉に顎を食い込ませ、固定した。 しかしそれだけでは大したダメージにならないだろう。 だからそのまま……。
背負い投げるように、壁へ、サイの頭を思いっきり叩き込んだ。]
(202) 2015/03/18(Wed) 03時半頃
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[叩き込んだことでも、あまりダメージは見えない。 それほど強靭な体へ追撃しても、ほぼ無意味だろう。 だが、サイは角が壁へ思いっきり刺さったようで、手のないサイでは上手く抜くことが出来ずに、苦しみだした。
それを見れば、顎で固定していた肉を引き裂いた。 そのまま壁を蹴ってサイから離れると、リンネの方へ叫ぶ。]
やってくれっ! 今しかねぇ!
[倒れこんだまま、腕を震わせる。 リンネの様子を見るに、自分まで攻撃に動かないほうがいいと判断した。……恐らく、今の状態だと自分ではろくにダメージも与えられないとも思った。]
(203) 2015/03/18(Wed) 03時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/03/18(Wed) 04時頃
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ははっ、天才か。 戦闘の天才、悪くないな。
[残念ながら、ここでしか役に立たない才能だろう。 ルールで縛られたスポーツや、一人で行う創作活動にはなんの意味も持たない。
それでも、これはきっと、父さんや母さんの知恵と知識。 そして、リンネがくれた、集中力。 そういったものの集大成として使えている才能。]
それってさ。 絆の力っていうと、かっこよくねぇか?
[小さな呟きが漏れる。]
(208) 2015/03/18(Wed) 04時半頃
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[まだこれからなのだろう。 鴉もいるし、他のノイズも来るかもしれない。 それでも、体は上手く動かなかった。]
……わりぃ、後任せたわ。 ちょっと、休ませてくれ。
[全身が物凄く痛い。 サイにぶつけた左腕なんか、今すぐにでもバラバラになりそうだ。
……もういいだろ。 いたいし、だるいし、腹は減るし。 それなりに美味いもんくって、布団で寝たい……。 もう十分、頑張ったろ。
そんなことを思いながら、意識を落とした。**]
(209) 2015/03/18(Wed) 04時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/03/18(Wed) 04時半頃
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