3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[ケイトがグロリアに溶け込んだように、見えた。 見えた…が、一瞬すぎて、
よく、わからない。]
先生?
[あまりのことに、理性が打ち勝ち、息をつきながらも起き上がってグロリアを見る。]
(351) 2010/02/27(Sat) 18時頃
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─南棟階段─
そもそもの始まりからしておかしい、って言うと。 身も蓋もないか。
[いつもと変わらなかったはずの世界は、一体どこに行ったのか。 そんな事を考えながら、音楽室を見る。 中の様子は伝わらない、けれど]
……何か、嫌な感じがする。 とにかく、中、行ってみるか?
[問いかけながら。 ポケットの中。 ちり。 そんな感じで、熱が走るような、心地がした]
(352) 2010/02/27(Sat) 18時頃
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…あの子、ここにいるの。 私の に…
みんな逃げて は や く ……
[体は意志の力では、指一本動かすことができない。 言葉は最後まで紡げただろうか、ただ少女が哂う]
……かくれん ぼ… ?
[内なる声はそう、告げた]
(353) 2010/02/27(Sat) 18時頃
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『あの子は、もういない。』
『どこか別の場所に言ったわ。』
の間違いでしょ?…せんせ。
[少女は哂ってグロリアを緋色の瞳で見つめ囁く]
(@52) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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─南棟階段─
違いないね。
[どこまでもふざけたお話だ。 室内の気配を知るすべは自分には無い。 空気も雰囲気も足を止める要因ではあるが……]
この先には行かないように言われてるんだ。
[まだあの人が居るのなら、なおさら。]
……でも、気になるし覗くだけなら。
[いきなり入ったらダメだよ、と念を押して、]
(354) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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>>353 [グロリアの傍らに駆け寄る]
先生、あいつが中にいるのか? すまん、無力な俺のせいでそんな目に。
[奥歯を強く噛みしめた]
(355) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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" いつもどおりに うごける はずだよ "
[命令みたいに 囁いて] [クスクス] [ 哂う ]
" でも "
(@53) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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マネージャー ピッパは、{1}×{2}年間分の卒業名簿を見つけた
2010/02/27(Sat) 18時半頃
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[ちらりと傍らのヘクターを見て][ にたぁりと、わらう ]
" 彼が 憎くて 仕方なくなるの "
[ どろりとした 冷たい闇が ]
" 理由なんてなくても "
[ グロリアの 内に広がる ]
(@54) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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……、
[緋色が囁く、かくれんぼ、その意味 を理解する。]
…あ、ごめんなさい。もう大丈夫。 少し、混乱してしまって。
あの子は、もういない。 どこか別の場所に、行ったわ……
[抗いがたい緋色のせいか、ほほえみまで、浮かべて。 うごける、その言葉で体の硬直は、ほどけた]
(356) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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・・・んー。この2年間分のしか並べてないんだ 少なくてもこの2年間の間に女子生徒が死んだなんて事件があったらあたしでも覚えてるわ…
[溜息をつくと古い卒業生名簿を探し始めた**]
(357) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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─ →音楽室前─
中でなんか起きてるなら、そんな悠長に構えてらんないけどな。
[覗くだけ、というミッシェルの言葉。 念押しにも、わかったよ、と頷いて、扉の方へ]
……結構、集まってる?
[扉の前に立てば、中にいる者の声は聞こえてくるから、小さく呟いて。 ほんの少し、開いた扉から中を覗き込んだ]
(358) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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" そして、 やがて 殺したくなるわ "
" 女の色香で騙してから "
" コロシテよ "
[ クスクスクスクス ] [ 少女は 内で 外で 哂う ]
[ けれど 聞こえるのは たった 1人 だけ ]
[ わらう わらう、愉しそうに ]
(@55) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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文芸部 ケイトは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 18時半頃
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[グロリアの口から出た言葉。 そして翻した言葉。
所在の消えたケイトという少女。 今まで聞こえていた声すらも聞こえず]
アトラナート先生。 ……なぜ、別の場所に行ったとわかるのですか。 あなたが、そんな特殊能力をお持ちとは、思えませんが。
……。
[じっと、グロリアの目を見た。傍らにいるヘクターは変わりない。 バーナバスも、普段の様子に戻ったように見える]
ケイトという少女は、ずいぶんと――のようで。
[切れた言葉は、声にはせず]
(359) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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――保健室――
[泣きはらしたせいで瞼が腫れ、鏡に映る顔は酷いものだった。 右目の涙は止まったが、未だに左目から涙が流れ続けているのはきっとアレのせい]
……もう、隠したって意味はないよね。
[黒い花さえ受け入れてくれる友人がいるのだ、だったら、これだって――。 意を決して眼球に指を伸ばし、鳶色のカラーコンタクトを外す。
鏡に映る右の瞳は少し薄い鳶色。 そして、左の瞳は――澄みわたる空のような蒼い色]
(360) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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……っ
[どろのような闇、 つめたくて つめたくて。 薄氷の色はヘクターに向けられた]
……どうして。
[その姿が だれかに かさなって。 静かに歩みを向ければ、白くつめたい指先を、そっとその胸に這わせた]
(361) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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さてっと、
[ミッシェルの忠告に従い、冷蔵庫から氷を出しベッドに腰掛て瞼を冷やす。 もしその場に誰かがいて異相を気にすれば「生まれつきなんだ」と何でもないことのように答えるだろう]
(でも、不思議だよね――このビー玉の色って……)
[ポケットの中のビー玉の感触を確かめる。 ビー玉の中で静かに揺れるその色は――]
(362) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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―南棟階段→音楽室―
ん……まあ、そうだよね。
[何かが起こってからでは遅いのだから。 覗き込む姿を後ろから心配そうに見守って]
え、じゃあもう。
[大丈夫なのかもしれない。 話したい事も聞きたい事もいくつもある。 そんな淡い希望が叶う事は――無い。]
ヘクター、バーナバスさん、まだ居る?
[声は室内に届くだろうか。]
(363) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 18時半頃
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>>361 先生?
[視線と這わされた指先に戸惑いの声を上げる そして2・3歩後ずさり]
(364) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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[>>359 ヘクターに触れた指をつ、と離して]
スティーブン先生、もう、大丈夫 わかるんです、あの子、“ここ”にはいないって…… 何もご心配いりませんから…
[溢れる。 溢れるのは憎悪、愛しいから憎むしかない 衝動。 女は激情をひそやかに化粧の下に隠して、微笑んだ]
ヘクター君も一緒なら、ここにいても大丈夫ですよね? 早くマーゴさんを安全なところへ……
[あふれる、あふれる、血沼のような憎悪に、瞳は濡れる]
(365) 2010/02/27(Sat) 18時半頃
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[ クスクスクスクス ]
ああ、心地いい な。
[ グロリアの内なる もの、 に ]
みんなも早く… こっちに来れば いいのに。
ね、せんせ。
もっと あたしを たのしませて。
(@56) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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─音楽室─
[覗き込んだ室内の様子。 きょと、と瞬いた]
ん、わかんない、けど……。 先生たちと、マーゴもいて……あれ?
[大丈夫なのかな、という言葉は出てこなかった。 何か、異様な気配を感じるから]
……先生……バーニィ、さん? 何か、あったの?
[ミッシェルが呼びかける声に重ねるように、そっと、声をかけてみた]
(366) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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[扉の向こうから、聞こえる声。振り向かずに、声だけで]
こちらは、大丈夫です。 あなた方は早く下に。後で、私たちも参ります。
[平静を装い、外へ声を投げる]
ヘクター、アトラナート先生から、離れなさい。
[声は弱めてヘクターに告げた。 瞳の色が、普段の彼女とは違う。少なくとも、先ほどまでの彼女とは。
マーゴを後ろにかばいながら、ちらとバーナバスを見る]
バーナバス、"あなたは"大丈夫ですか。
[呑まれてはいないかと、目を向けた]
(367) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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……ヘクター君、そんな風に逃げるなんて。 先生のこと嫌いなの?
[>>364 後ずさるその手を指を絡めるようにして、捕まえて]
ね、ここで先生と一緒にいてくれるわよね?
[濡れた瞳で艶やかに微笑めば、 すがるように胸に頬を寄せて抱きついた]
(368) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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>>367
お、俺は……
[スティーブンに聴かれて、口ごもる。 無事、なんだろうか………。
そして、もう何事もないかのようなグロリアを見る。その傍らのヘクターは…?]
(369) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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演劇部 オスカーは、化学教師 スティーブンの声に、でも、という感じでそちらを見やる。
2010/02/27(Sat) 19時頃
用務員 バーナバスは、オスカーやミッシェルがいるのにはやっと気がついた。
2010/02/27(Sat) 19時頃
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―音楽室前―
ん、スティーブンス先生も居るなら。
[それにしては声が硬が何時もの事だろうか。]
あ、すごい遅くなったけど一応包帯。 持ってきたからそれだけ置いとくよ。
[オスカーが入るようならそれを止める事はせず、 ……それでも篭絡しようと艶かしく擦り寄る姿に眼を見張った**]
(370) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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─音楽室─
……でも、なんか。
[大丈夫だ、というスティーブンの声>>367。 しかし、グロリアの様子には、なんと言うか、違和感がついてくる]
物凄く、大丈夫に、見えないんです、けどっ……。
[とはいえ、状況が掴みきれていないから。 何をどうすればいいのか、というのが出てこない]
(371) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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いや。 血が吸いたいくらいならかまいませんよ。 セシル・シェリーがそうだったように、あなたもなのでしょう。 バーナバス、あなたが誰かの血を吸ったところで、吸われたものが怪我をして、あなたがまずい血を飲むだけです。 けれど、アトラナート先生は、今――。
[ヘクターへと抱きつく様子に、厳しい目を向ける]
そんな状態のあなたを、ここに残していけるはずもないでしょう。
[視線は、グロリアではなくおそらく中にいるだろう、ケイトへ向けて。 いらだつように、*息を吐く*]
(372) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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−回想−
……。 何、言ってるの。化け物なんて、居ない。
いや、ほらあの、『闘う男倶楽部』とか言う何だっけ? カバディだったっけ……とかやってるって言う、あのデカい人なら化け物って言葉は、似合うけど。
[>>95顔を上げて尋ねるキャロライナの言葉に否定を返す。足掻く様に。 今の、この状況を。今の自分の置かれた場所を。否定したくて。]
ん。
[>>238少女が呼んだ彼女の姓が結びつかなくて。数拍遅れて、けれど肯定とも否定とも取れない返し。 そして二人の行動を勘違いをした少女が手を振って背を向けると慌ててその後を追った。]
ちょ、ちょっとちょっと。コールリッジさん? いくらなんでも、こんな――……暗い学校で女のコ一人には出来ないよ。
(373) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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[異形の闊歩する校舎は、視界に映る。 それでも、まだ、まだ、足掻いて見えない振りをする。 少女からやや遅れて、彼女の後ろを歩く。]
……どうして女って、一方的な子が多いんだろ。
[前を行く少女には聞こえたかどうかの小さな声でぼやく。 尋ねられても「なんでもない」と返した。]
(374) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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[今はどこを歩いているのか。そこに女性の悲鳴が届く。 >>251ミッシェルの声だと言うキャロライナに頷いて南棟へと向かう。 そして、>>252立ち去る見知った黒髪の少女――飼育小屋の近くの畑を大事そうにしていた――の後姿と、見えたミッシェルの怪我に驚く。]
マーゴ……さん? え、何、どうし ミッシェルさん、大丈夫……じゃないよね、とにかく止血しない、と。
[保健室はどっちだったか、通い慣れた校舎が別の世界に見えた。 >>272そこに、化け物と、また言ったキャロライナの言葉に、眉根が寄る。 口が開く、も、声を出すのに幾ばくか掛かる。]
……だから、
(375) 2010/02/27(Sat) 19時頃
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