233 逢魔時の喫茶店
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え゛。
[唐突な質問に、妙な声が出た。>>118]
ちょ……ちょっと、苦手……ですかねえ。 怖い物見たさでつい、ホラー映画とかお化け屋敷とか、見てしまうんですけども。
[だから悪夢を見るのだ。>>1:171 しかし、夜に付き合って、とかこんな質問をしてくるということは、もしや]
……あっ、肝試し?肝試しですか? だ、大丈夫ですよ!手、思い切り握るかもしれませんが!
[やっぱりなかったことに…と言われると嫌なので、必死に食い下がる。]
(121) 2015/08/11(Tue) 01時頃
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[体温を手放した指は その後は、飲み乾かしたグラスに触れた。
すこし冷えて、体温が逃げる。]
はは、 それを見るのが、おれの日課だねえ。
[片や駆け、片や寝ている、何時かの光景。 思い出して、笑み声を漏らしてから
唇が固まった。黙って、しまった>>+173
腕を、布を引く指先に 押し付けられた額から、体温を受け取って。 否応にも縮まることのない寿命の差を思い出して。]
……… リツ、
[名前を、絞り出して、それから、]
(+176) 2015/08/11(Tue) 01時頃
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……え。
[予想よりダメな方の反応>>121に、ちらりと不安がよぎった。 大丈夫だろうか。……大丈夫、だと思いたい。常連の一部は、もう何度か顔を合わせているだろうし。]
肝試し、じゃない。 でも……秘密、な。
[肝試しは、あることないこと――大抵、ないこと――を怖がらずに行動できるか、というようなもの、のはずだ。 これからの話は100%"あること"だから、ある意味それよりたちが悪い。 試すも何も、それが現実、だ。だから、その日まで――秘密。]
(122) 2015/08/11(Tue) 01時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/08/11(Tue) 01時頃
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[あの日――深夜の呼び出しにより始まった、>>1:*2 社員同士の戯れを披露する際はやや自慢げだったかもしれない。
誰も、彼も。 かけがえのない、仲間だから。
社員旅行についてはまだ未達成だが、>>+162 相談だけでもじゅうぶん楽しかったので笑顔で頷く。
トレイルが非番の日に、別の旅行計画が 持ち上がるのだがそれはまた後日のこと。>>48]
(+177) 2015/08/11(Tue) 01時頃
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[それからいくらかブローリンや他の客や店員と言葉を交わしたか。 しばらく立って窓の外の様子を見ていくらか日が傾いてきているのを確認すると。]
さて、それじゃ僕はこの辺りでお暇しようかな。 また今度もよろしく。 それからホレーショ―にお大事に、って伝えてもらえるかな? 会うようだったらでいいから。
[近くにカウンターで何やら約束を取り付けたらしい二人、彼らがこれからどうするのか、肝心のことまで言うのか、興味は尽きないがそれをおくびにも出さずに席を立つ。 もう少し見ていたい気もするけど、野暮はやめておこう。
だからそう挨拶をすると今日の会計を済ませ、ついでに体調不良らしい店主への言伝を頼み、トワイライトをあとにする。 少し買い出しをして、一度帰って開店まで寝ようと。**]
(123) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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あんた、いま、そういうのは、反則。
[悪くない。 悪くはないが、―――ずるい。
嬉しいような、苦いような、矢張り甘いような。 慣れない味を口にした、所為か。 いとおしい気持ちが込み上げた。
だから、顎を引き、押し付けられた額の上。 髪の上から、そっと唇を落とす。 子守唄と一緒に母親が送るような そういう慈しみとは、行動は似て、かけ離れて。]
(+178) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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[会話の隙間に、そっと聞こえた天邪鬼>>*8の声。
甘いものを苦いもので塞ぐような あるいはその逆か、彼にも覚えがあるものか。 ――― 同じ人ならざる者同士。
困ったなあ、みたく、そっと目を細めた。 アマノの感覚も、今なら僅かでも 獏でも理解出来るような気が、したから**]
(+179) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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だから、こども扱いすんなって
[正しい意味で、そう扱われてないことは解ってる。 これも、きっと甘えのひとつで。 ――すべて見透かし、一歩先を行く彼に。>>+165 正面から不服を申し立てることが、未熟の証。]
だめなのは店、じゃなくて休憩室
[損ねた機嫌も、腕を引かれれば抗うことなく凪いでいく。 『ファミリア』に行くことに異論があるわけじゃない。 トレイルだって今後も赴くつもりだ。 時にはひとりで。そして、ふたりで。]
(+180) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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[一体何が待っているのだろう。>>122 肝試しではないらしいが、こちらにも不安がよぎる。]
秘密…… ……わっかりました。楽しみにしてますから!
[不安はよぎったが、虎徹が自分に酷いことをするとも思えない。多分。ならばいっそ腹を決めて、何があっても怖がらない・挫けないようにすれば大丈夫だと覚悟を決めることにした。
そう決めてしまえば、気持ちも楽になる。]
あ、待ち合わせはここでいいですか? 時間は……
[具体的な話を始めて。**]
(124) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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[>>+175 俺はひとつ、瞬いて。 ゆるやかに目を伏せる。恥ずかしくて、目をあわせられなかった と いうか。]
……そ、そう、 なんじゃ、 ない、か。
こういうの、ええと、 あんまり、ない のか?
[獏は、のんびりやだし、――疎いのかもしれない。]
(+181) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/08/11(Tue) 01時半頃
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…
[濡れる、と促されて、 猿はホレーショーの腕から背へと伝う]
きぃ…
[シンクからの水音に交じる声を背後で聞いた]
ぴぁ、きっ きぃ
(125) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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……っ、!
[うん、とか、おう、とか、返事すればよかったのに。 楽しみにしてますから、とはっきり言い切られて、心臓がどきんと跳ねた。]
――――、
[言葉を一つ飲み込む、微妙な間。 何だよ、お前。何なんだよ、もう。]
……ここで待ち合わせ、は、ちょっと。 教会のとこ、とか、どう。
[いかにも、何か出そうなスポットを指定する。 時間はもちろん、夜中の12時*]
(126) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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["困った"の意味をやや湾曲して受け取り、 過去どれだけ愉しんだのやらと嘆息する。
不機嫌を露わにしたのに、何やら愉快な笑みと。 今後に期待を寄せられれば、勿論と即答。]
――…ていうか おれの部屋にだってベッドぐらいあるし
[根なし草の誰かさんとは、違うのだと。 良い子は、悪い大人の企みに知らず知らずに乗って、
細く、それでも確かな男の指先を揃えて掴み その先に素早くひとつ、くちづけと言う名の宣戦布告。]*
(+182) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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[心を失うのは、死よりも悪い末路のひとつ。 身を起こした猿の表情は、俯くままの店主には見えなかっただろう。
けれど、忘れて、とホレーショーが続けたから、 猿は聞かなかったかのようにその背へ額を押し付けて]
……ききき、き
[ただ、すりすりと甘えて懐く仕草をした]
(127) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/08/11(Tue) 01時半頃
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あー……ホール、コテツひとりだし 直接注文してくるから、待ってて
[白々しい挑発と計略に真っ向から挑んだ結果の、>>+167 己の行いに羞恥が戻ったのは直後のこと。 抱擁で崩れた後ろ髪をくしゃりとかき混ぜる。
少し、落ち着かなければ。舞い上がりすぎだし そろそろ少し離れなければ――このまま癒着しそうで。
名残惜し気に、身体を剥がし、席を立つ。 何なら一部、配膳も手伝おうか。]
(+183) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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[再びテーブルに戻る時も、やはり、隣。 食事のために多少、隙間を空けても交わす視線の熱は変わらず。]
ケイは、うちの自慢のシェフだし ――…兄貴、みたいなもんだから
[祝福の詰まった品々と軽い揶揄に、照れ臭そうに頷く。 コテツも同じく実年齢は上なのだか、 彼についてはどうしても、年下のように扱ってしまう。 素直じゃなくて、素直すぎて、微笑ましい同僚のひとり。
運ばれる料理は、どれもこれも食欲をそそる。 新たなグラスに注がれた酒に、目を細め。
乾杯の合図の後含むそれは、滑らかに舌を、喉を潤す。]
(+184) 2015/08/11(Tue) 02時頃
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[>>+176 日課。 毎日、毎日、それが続くならいい。 でも、どうしたって、俺が、いつか。
酔ってるせいだ。 何でもない顔できればいいのに。 ひどくさみしい。 くるしい。]
……エフ、……
[驚いたろう、あやまらないと。 でも、エフもわるい。 そんなこと、言うから。
なお、強く額を押し付ける。]
(+185) 2015/08/11(Tue) 02時頃
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[何でそこなんですか、本当に肝試しじゃないんですか。
問い詰めたくなったが、一度決めたことを簡単に覆すものじゃ、ないって爺さんが言ってた。>>126]
……了解、です!
[弱くなりがちな心とは裏腹に、声はしっかりとしていた。**]
(128) 2015/08/11(Tue) 02時頃
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―― 反則、って なに。
[ぎゅ、と服を掴んだまま。 目に水がにじむのを、 隠すようにしながら。]
……っ、…
[ふ、と。額の上に影ができた。 ついで、額にやわらかい触感。 なに、え――キス、され た――?]
…っ、 ―― 〜〜っ。!
[あたまが、まっしろになった。 ずるい、なんだよ、ずるい、ばか。]
(+186) 2015/08/11(Tue) 02時頃
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[それからしばらくは、 目の前に並ぶ料理や、これまでの思い出話など、 とりとめのない会話と共に食事を楽しむ。
箸を使い熟すにはまだまだ時間がかかりそうだ。 手を取り合い、じゃれ合いを繰り返し。]
あたりまえでしょー こんなに酔っ払ったの、 もとはといえば千冬の酒のせい、だし
[果たして、天使のような翼をもつ悪魔の囁きに。 返す返事はイエスしかもたない。 一度醒めた酔いは、祝杯に呼び戻されて。]
責任、とってくれるよね
[緩やかに跳ねる髪を擽る冷気が孕む夜気に へらりと笑う顔は、無邪気でも、 ――囁き返す声は熱を持ち、欲を孕んだ大人の、それ。]**
(+187) 2015/08/11(Tue) 02時頃
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