197 獣ノ國
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―カリュクス宅―
[躊躇いがちに肯く姿に、不味い事を聞いただろうかと眉を下げる。せめてもとそれ以上を追求する事はしなかった。追求せずとも、この年頃の女の子が、一軒家に一人で住んでいる理由なんて、そうあるものでもない。
ケープを脱ぐ天使を見ながら、ジャニスは小さく首を振る。長居するつもりはないのだと、そう示す様に。 ふわりと舞った羽毛を視線で追いながら、露になった翼に目を細める。――美しいとは、思うのだけれど。けれどそれ以上に、人にそれが付いている不自然さに眉を寄せた]
……火の粉、ね。
[ぽつりぽつり、会話を交わしながら。誘われるがまま天使に続く。ふるりと揺れる翼から、彩られた壁>>269に視線を移し。恐らく彼女だろう子供と、その母と。それらの写真を、無感情な瞳で眺め見る。――ふつりと途切れた写真には、痛ましげに顔を歪めるくらいは、したかもしれないけれど。
……カナリア。ちらりと天使の翼を見ながら、そういえば彼女はカナリアだったと思い出す。この写真に映るカナリアと、何か関係があるのだろうか]
(283) 2014/10/08(Wed) 21時半頃
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……とは言っても、アタシ彼に会ったのは一昨日なのよ。 その火の粉っていうのも、何を指しているのか全然分からないわ。
["火の粉"……一体どういう意味だろうか。何か、"彼"の身に危険が及んでいるとでもいうのだろうか。 ざわりと戦慄く心を抑え込み、自らの羽根を遊ばせる少女を見る。
強く握られ真っ白になった手>>276を、そっと取る。そうしてそれが叶ったなら、爪の食い込むてのひらを半ば無理矢理にでも開かせ、手袋の無い赤い指先で撫でる様に触れただろう]
……アタシは、そのベネットっていう人が何処にいるかも分からないから、何にも言えないけれど。 得たかもしれない居場所を失うのが嫌なら……その人に会いたいのなら。自分で、探してみたらどうかしら。
[顔が背けられる直前、彼女の目尻に浮かんだ光には気付いていたけれど、何も言う事はしなかった。
もし彼女が目の前で涙を流したのならば、それを慰める事はしただろうけれど。隠そうとするのなら、それを暴いてまで彼女を慰め様とは思えない。――きっと、彼女もそんな事は望んでいないだろうから]
(284) 2014/10/08(Wed) 21時半頃
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長居するつもりはないから、良いわ。 ……そんな事より、お話しましょ。
[示されたソファ>>277に腰掛け、隅に寄れば自分の隣をぽんぽんと叩いて、彼女に座る様に促してみせる。 果たして彼女がそれに従ってくれたかは分からないけれど、もし床に座ろうとしたのなら、ソファから立ち上がって無理に座らせるくらいはしたかもしれない]
そのベネットって人は、獣人なの?それとも、人かしら。
[手を伸ばし、その白髪に触れる事は許されるだろうか。艶やかな髪を梳き、まるで慈しむ様に、その頭を撫でる事は、出来るだろうか。 ――一人だとなく少女の心を、ほんの少しでも慰める事は、出来るだろうか]
どちらにせよ、その人が大切だと思うのなら。きっと、待ってるだけじゃ駄目なのよ。
[アタシなら、自分で探すわ。 呟く様に言葉を贈り、薄く笑みを浮かべてみせる。随分とまあ、お節介をやいてしまっているものだ。 けれど目の前の少女が、どうにも自分と重なってしまうものだから。……だから、慰めずにはいられない。自分を慰める、だなんて。酷く滑稽な行為だと、分かってはいたけれど]
(285) 2014/10/08(Wed) 21時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/08(Wed) 22時頃
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[果物を持ってこようと動きかけ『長居するつもりはない』と、ぽんぽんとソファーを叩く様子>>285に、動くのを止めた。
そのまま示されるままに隣に腰をかけ、彼の言葉に耳を傾ける。]
べネットさんは人―――だと そう思います。 姿は見えない通信での会話ですが。 それらしい方はいなかったので。
[柔らかく髪に触れられれば母親に甘える子供のように体の力を抜き。優しく慈愛を込めて頭を撫でられれば、くすぐったそうに目を細める。
そして思うのは、こうして頭を撫でてくれた人々のこと。 大学の教授、仲間の声を聞くことのない狼、すぐ隣に座る白いコートの彼、そして―――本屋の。
欲しいもの。求めてやまないものの欠片。 それは、自分で探さなくてはならないのだ。と、頷く代わりにゆっくりと瞬き一つ。]
(286) 2014/10/08(Wed) 22時頃
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待ってるだけでは―――― ですよね。 止まる枝は、自分で探さなくては。 好みの木が生えてくるまで待つのは いつになるかわからないですし。
[呟くように言われた言葉と薄い笑みには、くすりと声に出して笑い。 『確かに』と、小さく付け加える。
傍の彼と蜘蛛との関係はわからないが、それでもなぜだか自分と似ているような気がして。]
火の粉の意味は私もわかりません。 けれども、いなくなる前に もし蜘蛛さんに何かがあって、それで身を隠しているならば ジャニスさんは彼が戻ってくるのを待ちますか? それとも――――
(287) 2014/10/08(Wed) 22時頃
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[探しに行きますか。 とは、言わずにまっすぐに視線を注ぐ。
『火の粉』が何を指しているのかわからないといった彼>>284 けれども、その火の粉がどんなものであっても、彼を探しに行くのでは――と、そんな気がして。
それと同時に心に決めたのは一つ。
自分がここに居たいと望んだ居場所。 それを探しに、行こう。
心の中ではっきりと、そう決めた。]
(288) 2014/10/08(Wed) 22時頃
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― ???:→本屋前 ―
[――シメオンと別れたのは、一体いつの事だったか。ともあれ、遅くなる前に、なるべく早く、と走り。細い道を抜けて行った。
そうして、本日二回目。本屋の前へと辿り着けば、肩で息を吐きつつ、店先へと近づき。カウベルのあるであろう辺りに視線を飛ばしては、一段と大きな息を地へ吐くのだった。]
――…、 …、 ……あ …れ?
[ふ、と顔を上げては、目を瞬かせる。 店内は妙に、暗かった。マフラーの層を下へとずらしつつ、怪訝そうに首を傾げては、窓から中を窺う。
――薄っすらと雲間から零れる陽光が窓辺に差し込む他に、店内を横切るものは、ない。]
[履歴書を持って来る――というのは今日の話だった筈。
ふと、ポケットから機器を取り出し、光を灯しては、そこに表示される時間を見遣る。営業時間と照らし合わせてみても、時間に問題はなさそうだった。 なら、と困惑したように唇が緩く曲がり、浅い息が鼻から抜ける。]
(289) 2014/10/08(Wed) 22時頃
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[腕を組みつつその場で考え込む事、一間。はっ、と唇から短い息を零しながら、瞳を瞬かせた。]
――――そう、だ。 店の、電話番号とか、……
[――こんな事になるなら、昨日聞いておけばよかったか。 店先に書いていないか、暫く扉、窓、看板と視線を走らせる。だが、それらしき物が少年の目に留まる事はなかった。
…流石にお手上げだ、と。じんわりと疲労で痺れる足首を、くるりくるりと回しつつ。 もう一度、静けさを保つ店内を窓越しに覗いては、肩を丸めながら踵を返し、のろのろと歩きだす。
――運悪く、配達か何かと被ってしまったのかもしれない。何せ、一人か二人かで営業している本屋だ。
ぼんやりと店についての記憶を辿りながら、また一つ、疲労の滲んだ息を落とし。ぼんやりと再度手に取った機器に表示される新着を、惰性のままに開き見た。*]
(290) 2014/10/08(Wed) 22時半頃
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――午前・本屋前――
[僅かに俯くように彼が顎を引けば、一層鳶色はかかる前髪に陰を落とす。鹿角がこちらへ傾くのを、緩く視界の端に映しつつ。先端から根元までを追い、――自分には無いそれに、微かに目を細めて。
相手の胸中へ落ちた声>>254は聞く事もなければ、ただ落とされる問い(>>204)には問いを重ねた。 伏せられた鳶色から溢れるものを見れば、やはり目元が緩むのは堪え切れないまま*]
――、へえ。
[ “分からない”、と返されたのには緩い視界を更に、傾げた。覚えを含んだ目の前の友人に、見慣れない両角に。添えるようなそれを手向ければ、手頸を掴んだままのそこへ目を移す。
次いだ、途切れては矯正を繰り返す言葉には眉を寄せながら。 ――腕に微かに力が篭ったのには、丁度手を放した相手には気付かれていただろうか。これ以上は、と冷めた声が遠くで嘯いては、蚕が首を擡げる。
下ろされるままになれば、それは友人の頬へと一度向けられ、――やがて静かに落ちかけて。]
(291) 2014/10/08(Wed) 22時半頃
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……――、なら、なってよ。友達。 …友達って、何するのか知ってる? オズ。
[ 逃がされた鳶色を歪めた暗灰色で追いながら。汚れを払ったキャスケットを手渡せばそのまま、その手首を掴んだ。 “ともだち”と、殆ど拙いまでのその声色>>256に、今度は微かに、――薄く上げた口角を震わせながら。]
……今日は良いよ、課題。また“今度”で。
[ それでもすぐにいつもの軽薄さを取り戻して、マフラーに鼻先を埋めた友人へ再度、緩く暗灰色を傾けた。]
(292) 2014/10/08(Wed) 22時半頃
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― 昼・自宅 ―
判った。 まあ、居眠りしないようにな はは物騒でもない。 そんなことにはならんよう注意するよ 轢かれた鼠ほど無殘なものは無い。
[年齢の差への想いや願望を見透かせることは無く>>265 玄関の手前で彼女を見送ろうとし。
不意打ちの接吻には目を丸めさせ、大きく開き。 駆けていく背を見送りながら、口元に扇子を置く]
……心臓がいくつあっても足らんなあ
[開け放たれたままの玄関口。 表を彷徨う白い野良猫がにゃぁ、と鳴いた。*]
(293) 2014/10/08(Wed) 22時半頃
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― 回想・書殿>>266 ―
あまり耳馴染みの無いものだったからね。 ところで、「便利屋」は何処まで「便利」なのかな。
[首を傾げる様子に、扇子を掌でぽん、と打つ。 作業の合間に返る言葉を受ければ、 閉じた唇の前に畳んだ扇子を添え]、 迷惑、ふむ迷惑か…。割の良いバイトではあると思うがね。 小金稼ぎに困っている友人が居れば、是非呼んでくれたまえ。
旧い本ほど大事で貴重なもの。 状態が悪化するまえに、猫の手でも借りたいからな
[恐らくはこれ以上従事させても効率が悪いと判断し、 作業の切り上げと、昼食の用意はあると告げ、 本日の賃金と共に彼を開放する運びとなったか*]
(294) 2014/10/08(Wed) 22時半頃
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― 夕刻/大學での講義を終えて・研究室 ―
[その日は講堂に於いて葬送儀礼と先祖祭祀に纏わる講義を。、 レポートの提出期限の発表で、締めくくる。
毎度、講義の後は喉が渇く。 インスタントの珈琲を啜り、新聞を捲っていたが。 取り分けて「獣人」に纏わるニュースも流れている訳ではなく 安堵の息を珈琲の湯気に混ぜるのだった。
その後夕刻まで研究室で明日の分の用意をこなしていたが、 一報>>267を受ければ表情を綻ばせた。]
(295) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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――――――――――――――――――――――――――― FROM:錠 TO:スージー>>267
本文: お疲れ様。 それなら車で迎えに行こう。
商店街からは少し離れるのでね 公園前の辺りでどうかな? ―――――――――――――――――――――――――――
(296) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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―昼下がり・公園―
[公園の駐輪場に二輪を置いて、時計とサボテンが入った袋、ビニール傘を持って噴水近くのベンチに腰掛ける。
指を滑らせると、発光する端末の画面。 すぐに文面が思いついた金髪の彼のアドレスから入力し始めた。横に書かれた住所は、見て見ぬ振り。]
―――――――――――――― 差出人:クラリス 宛先:シメオン ―――――――――――――― 件名:ハローハロー 20xx年 10月3日 ――――――――――――――
こんにちはシメオン君、こちらはクラリスのアドレスです。
アドレス登録ついでに、本屋の前で貴方の友達らしい子が待ってたと伝えておくわ。 白い子と黒い子の二人がいたけれど、どちらが友達? 余計なお世話だったらごめんなさいね、一応報告だけ。
(297) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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ps.貴方と恋人との報告、いつでも待ってます。 ――――――――――――――
[まずは、此方のメールを送信。 相手がどんな状況であるかも知らない…は呑気に微笑む。昨日話した時には、彼は嬉しそうに口元を上げていたから。
そして、赤ずきん……もう、赤ずきんの皮は脱いでしまったようだけれど。彼がくれた鳥の便箋>>2:369を開く。 青色のそれからは、昨日の雨の名残が香った。]
黒鹿、金糸雀、キュウと鳴く動物?比喩かな。
[それとも、彼と同じ獣人のことなのだろうか。 素敵な人、というのは皮肉だと伝えた。つまり、自分は「素敵な人」だという事だ。]
……あの後、何を言いかけたのかしら。
[別れ際に言い淀んだ相手>>11は、何を言おうとしたのだろう。何が欲しいのか、その答えも聞いていない。
あの耳を見た時に、感じた感情は何だろう。侮蔑ではなく、庇護欲を唆られた訳でもない。この傘を返す時になったら、分かるだろうか。 連絡の仕様がないのだけれど。]
(298) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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[何と無く便箋を裏返す。彼に頼まれたお便りの宛先>>10は、確かこの手紙にも書いてある金糸雀ではなかったか。]
急に送っていいものなの、か…な?
[足元に来たのは、白い猫。 片手間で柔らかい毛並みを撫でてやるとニャアと鳴いた。 さて、どうやったら怪文ではないものが捻り出せるだろう。]
(299) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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[空いた時間を無駄にはせずに、レポートの資料を探していたところで携帯が震える。確認して待ち人の返信だと知れば勝手に動き出す尻尾にスカートが揺れて。どうにも尻尾は言うことを聞かず、勝手に動く。困ったことだと小さくため息をつきながら、中世期の東西の冠婚葬祭に関する資料を借りて。 読むのは家でもできると鞄に滑り込ませ、すぐに待ち合わせの場所へと移動して]
(300) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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―――――――――――――― 差出人:スージー 宛先:錠 ―――――――――――――― 了解 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― すぐに移動します 大学からだから同じ道を進むか もしれないけど、誰がみてるか わからないから公園までは声か けたらダメだからね
先生が失脚するのは嫌だから s.f ――――――――――――――
[少しくどいかもしれないけど、朝と同じことを懸念した注意を書いて、送信。 できるだけ平穏に、長くそばにいたいからと何度も言ってしまうけれど、もしかしたら嫌がっているかもしれないなんて心配も無いではなくて]
(301) 2014/10/08(Wed) 23時頃
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[日もすっかりと沈み、町の喧騒も遠く消えた頃。あのぬるい珈琲を渋々と楽しんだのなら、男は寝室へと向かう。 バスローブから着替え、部屋の小さな灯りを灯し。机の前の椅子に座り、ふう、と息を。 ――本当なら、もう少し小さなベッドで良かったのだけれど。 近くに見える、大きなベッドに視線を移せば、小さく、小さく笑い。年甲斐も無く、彼が此処へと来るのを楽しみにしている自分に、少々呆れもするけれど。]
……明日か、明後日か…、来週…来月。
[もしかしたら十年、二十年後かもしれない、と。朝に届いたあの二通のメール>>27>>66をもう一度開きながら、そんな呟きをひとつ。 この文面を見る限り、そう遠くないうちに会えるのだと、ついつい期待はしてしまっているのは事実だけれど。 ――嗚呼、一日千秋の思いとは、こう言う事を言うのか、と。浮かんだその考えに、男は部屋で一人、小さく吹き出した。]
……まさかこの歳で、そんな初々しい事を考えさせられるとはな。 俺に責任を取れと言うなら…取ってやるとも。 だが、君にも取って貰うぞ…ヨハン。
[画面に浮かんだその名を、慈しむように指でなぞり。呟いた"恨み言"は、彼には届きようも無いけれど。]
(+14) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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[――嗚呼、嗚呼。彼をもしも再び、この腕の中へと迎える事が出来たのならば。 そうしたら、今度こそ。嘘偽り無く、きっと離しはしないのに。 移ろう月のように、この気持ちは決して変わったりはしない。例え彼がここに来るのが十年の後だとしても、百年の後だとしても。 この生ある限りは、焦がれに焦がれながらも彼の姿を待ち続けてやろうと。]
――……我ながら、執念じみている。 だが、余りに来ないようなら…迎えに、行ってしまいそうで怖いよ。
[クツ、と一つ喉を鳴らし、キチリと響いた指からは細い糸がたらりと垂れて。 獲物が巣に掛かるのを待つではなく、待ちきれずに獲物を追い掛けて行くなどと、何とも《蜘蛛》らしくは無いとは思いつつも――それもまた悪くない、と。]
……綺麗な月だ。
[そんな想いを胸に密かに滲ませて、男は部屋の灯りを消す。 窓に見える仄かな月の姿にあの白を重ね、愛おしいあの姿を重ね。 "嗚呼今宵の月は何と美しいのだろう"、と。 ――そんな事を、思いながら。]*
(+15) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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[明日もまた講義はあるが、――そういえば、と クラリッサの顔を頭に過ぎらせ。
ルーカスから返らないメール。 彼女は何か知っていないだろうかと思いつつ。 たまに電子文のやり取りを交わす郵便局長づてに、 明日の昼休憩にでも、時間を割けないかと配達員宛の伝言を*]
(302) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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―本屋前―
[男がその場所に辿り着いたのは昼頃。ティータイムに差し掛かる前の時刻。
一昨日訪れた時は友人の一人である若い青年が番をしていた、その場所は何故か静まり返っていた。
元より番に二人付けているというよりは一人が残って店番をしている印象だっただけにタイミングが重なったのかもしれない。
がらんとした室内に足を踏み入れることは何故か場違いに見えてしまい、男は結局扉に手をかけることもせずに背を向ける。
置きっ放しにされた鍵がカウンターにあることも知らずに。]
(303) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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ー回想•昨晩、一時過ぎー
[気がついたら銀河鉄道に乗っていた。
(…気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョバンニの乗っている小さな列車が走りつづけていたのでした。ほんとうにジョバンニは、夜の軽便鉄道の、小さな黄いろの電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら座すわっていたのです。)
ベネットは窓の外を見た。ああほんとうにまるで銀河鉄道の夜みたいに、ジョバンニみたいに、青白く光る銀河の岸に、銀いろのすすきがもうまるでいちめんさらさら さらさらと波を立てていたので、ここは銀河鉄道だった。
銀河ステーションもカムパネルラも、黒曜石でできたりっぱな地図もないけれど、ここは銀河鉄道だった。
銀河鉄道だった。
(+16) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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―昼頃・本屋→公園―
――さて、僕は犬のお巡りさんになるのかな?
[呟きつつ歩を、心当たりのある場所へ向けようとして、確かに友人の一人であるのに彼が何処へ向かっているのか検討が付かず。
配達に向かっているのだとすれば、何処だろうと悩みながら迷うつま先を商店街へと向けた道すがら、見知った影>>290と擦れ違ったような――気がしたものの、急いた男は結局、足を止まることもなく。
気付けば繰り返し。公園まで巻き戻していた。]
――…どうしたものか。
[苦笑する男の耳に届いたのは、愛らしい毛玉の声>>299 それはひと時を共にした寸分限りの相棒と酷似しており。
男は端末を弄り、二人に文章を綴る。]
(304) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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―――――――――――――― 差出人:ヤニク 宛先:オスカー ―――――――――――――― 親愛なる僕の隣人へ 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― やあ あの日はどうも 君が赤頭巾を受け取ってくれたおくれでとても身軽になったよ あれは役に立っているかい?
今日連絡させてもらったのは本屋の彼、ベネットのこと 僕の友達なのだけど昨日から顔を見なくてね さっき君の姿を見たような気がしたから、もしかして君も用事があったのかな、なんて
君と同じように彼のことを探している女の子もいたものだから気になって連絡させてもらったよ
もし、君の探し人がベネットなのだとしたら、見つけたら教えてくれるかい? ヤニクが会いたがっていたって 礼は…そうだな 君にもアップルパイをお裾分けしようかな ――――――――――――――
(305) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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―――――――――――――― 差出人:クロ 宛先:クラリス ―――――――――――――― 素敵な君へ 20xx年 10月3日 ―――――――――――――― やあやあ 約束を果たしに来たよ
君の後ろを見てごらん ――――――――――――――
[送り終えれば男はゆっくりと、そうっと背後から忍び寄る。 ばれないように獣足で気配を隠してみたが、彼女は気付いたか。]
(306) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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――やあ、お嬢さん。これから何処へ向かうんだい?
(307) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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[届いたメールに認められた己の身を案じる内容に>>301 自身よりも彼女の身の上の方が余程心配であるのに、と笑う。
たまたま帰り道が近かったとすればそう危惧するものでは無い そう思いつつも、彼女の気遣いに水は刺さぬよう、 了解、すぐ行こう、とだけ電子の鳩に文(ふみ)を運ばせ]
――まるで密会だな。
[笑みを苦笑へと変貌を遂げさせ、 殘り少ない珈琲のカップを空に。
助手に片付けだけ頼んでから研究室を後にする。 廊下を歩む間に迎車の手配を済ませて。 日暮れの町、大学前に停車していたタクシーに乗り込む。 公園までの道のりは、公道を趨る車へ揺られて過ごし。 腕を組んで窓の外を眺めながら、ぼつりと呟く。 昔は車内でも吸えたのになぁ、という愚痴を。]
(308) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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銀河鉄道ーーー…?
[はた、とベネットはそこで思いとどまった。そうだ自分は、黒髪の少年と、銀色の少女とバイトの話をして、それから…………それから?
うんうんと思い出そうとしても、しろいもやがかかったようで思い出せない。目をつぶれば暗闇にちりばめられた緑や橙や青の光がじゃまをして、なんにもわからないのだった。
ああでも、容姿がほんとうに少女がカムパネルラで、少年がジョバンニのようだ。二人が来たから、もしかしたら二人の今生の幸いのために自分が代わりに連れ去られてしまつたのかもしれない。 なんて、馬鹿馬鹿しいけれど。
不思議と逃げ出したいとは思わなかった。ただただ、放置して来てしまった二人のことが心配だった。困惑しているだろう。嗚呼ヤニクとの約束も、こちらが破ってしまった。性格がよろしいとは言えない彼だから、怒っているかもしれない。本をどれでもひとつもっていっていいから赦してくれないだろうか。伝える機会もないけれど。
(+17) 2014/10/08(Wed) 23時半頃
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