204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 20時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 20時半頃
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……ところで、此処に出てくる少女のモチーフは、君かい?
[ニコラが狼と言ったから。そんな単純な理由でディーンを同族だと考えていた。 彼等も同席して貰うことを考えたが、保護者が別場所に集まり過ぎてもいけないから。
要点だけを、伝えることにした。]
(298) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[囁き声が、苦しげにも聞こえる音で名を呼んだ。 昔馴染みには容易く嘘が見破られるだろうことは推測できた。 しかしディーンは何も言わない。友人に余計なことを知らせたくないのだ。 彼はまだ、守るべきものを失ってはいない。
>>294ディーンは胸元に押し付けられた紙を左手で受け取る。 ノックスの批評に耳を傾けながら、数度瞬きをした。 自分の名義で発表した作品のないディーンにとって、直接評価を聞く機会は決して多くない。 聞けたとしても、他の作家や編集者の言葉ばかりだ。]
――……もう、作家じゃない。
[小さく、ディーンは呟く。物語を書くことはもうやめたのだ。]
(299) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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ラルフは、フィリップたちの分のお茶もいるだろうかと少し思案。
2014/11/16(Sun) 20時半頃
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――……。
[>>298ディーンは問い掛けに、重い息を吐いた。 口は開かず、否定も肯定もしない。
それを彼はどう捉えるのか。 様子を伺うように、ディーンはノックスから視線を逸らさない。]
(300) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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―2F居間―
……、?
[>>294 話の邪魔はしないつもりではいたが、 フランシスはディーンに押し付けられる紙の方に視線をやり、再びうるさく声を上げた鳥に耳を庇うような仕草を見せた。
>>299幼馴染は相変わらず頑なで、 フランシスに何も謂ってはくれないようだ。 作家ではない、という言い方に、彼が「物語を書くのをやめた」経緯を知らぬフランシスは、怪訝そうに眉を寄せた、が。
――低い、ノックスの囁きに、 不意に厳しい顔になる。]
(301) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[>>295狼は愛情深い動物だ。 ただ、子供のころから飼っても、犬と違って飼いならすことはできない]
うん、そう。
[お礼を言われて、くすぐったさに笑ってから。 確認する声に、一回、二回。頷いて。 彼の言葉に興味が出て、目を大きく開いてじっと見つめる。
ゆる、と首を傾いで。
次の言葉を待ち、彼の深い緑色を見つめた]
(302) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[束の間、膠着するような気配のディーンとノックスの間の空気に、そっと息を吐いて。>>300 ディーンの額を指で弾く。逃げられなければ上手く当たっていたかもしれない。]
積もる話は互いにありそうだが…後から話し合った方がいいんでないか?
[言外にそれぞれの同行者が起きてくる場所で揉めるな、と警告を含ませた。]
(303) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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― 階段を下りて ―
[扉をあけて、薄暗い廊下を見渡した。 雪の重みか天井のさらに上が鈍くきしんだ。
やがて静かな足音がゆっくりと階段を下りていく。 居間の前は通り過ぎた。 やがて一階に降り立ったところで、足を止める。 外へと続く扉を、じっと見つめた]
(304) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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― 三階 ― [どれくらいの時間、寝ていただろうか。
久々にバーナバスの体温を感じての眠りは安心できた。 幼い頃の熱にうなされた夜のように。]
……うーん?
[目が覚め、隣で寝ていたバーナバスがいない。 先に起きたのかと、部屋の中を見渡してもその姿が見えない。
置いていかれた。 寝台から転がるように降りて、部屋から飛び出す。 部屋を見れば、荷物が置いたままだと気付けただろうし、まだ外は雪が止んだ気配もないと気付いただろうが、そんな余裕はなかった。]
(305) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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― 居間 ―
[お茶の入ったポットと、いくつかのカップを載せたトレイをもって、ペチカの裏からでる。
フランシスとディーンがいるほうを見れば、ノックスとバーナバスもそちらに固まっているのが見える。 今から出るらしい二人にもいちおうお茶を勧めてみようかと思い]
お茶、入れたけど、いる?
[断られたら無理にとは進めないまま、フランシスにも尋ね]
(306) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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ラルフは、ディーンの傍の机の上に、お茶を置いた。
2014/11/16(Sun) 21時頃
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[間違いの可能性 それが起こらない頷き 頷くたびに 不思議な髪型も揺れる ちょっと 間の抜けた犬 どうしても それが重なるけれど
淡い 今の季節の空色を見つめ返す]
…………月が 丸くなる度 何か 食べたくて 親しいほど食べたくなってしまう 食べれば 美味しいとも思ってしまう
そんな 狼…………俺も 君たちも
[またれた言葉を紡ぐ ゆっくりと だけではなく 子供の頃 母から教えてもらった 子供に向けた 言葉を 自然と口にして]
(307) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[>>303腕にルーツのいる状態では、素早い動作は不可能に近い。 ディーンの額にぺしり、とバーナバスの指が当たった。 人が触れても極度の緊張状態に陥らなかったのは、それが認識する間もない一瞬のことであり、別のところに意識を取られていたからでもあった。 些か早く打つ心臓の辺りを紙とまとめて左手で撫でながら、ディーンは一度、緩く息を吐く。]
……僕は、何もしていない。
[それはさながら、言い訳をする子供のように。 非難するように視線は再び、ノックスを見た。**]
(308) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[開いた口が、言葉を飲み込み閉じていく。>>303 バーナバスの言うことは最もだ。]
……はぁい。
[紙から、ディーンから指を離して肩を竦める。 短くと思ったのにならなかった。
3階に行ってくると行き先を残して、足の向かう先を変えた。指先に何か残った気がして。鼻に寄せると僅かにインクの匂いがした。*]
(309) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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―2F 居間―
あ、……ぁあ、 ラルフ、ありがとう。貰うよ。
[気を取り直すように謂い、笑みを向ける。 あたたかな器に手を触れて、自身の指先が酷く冷えていることに、気づいた。]
(310) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[はやく、吹雪がやめばいい。 小さな呟きと、それから―――]
――ディーン。
[咎めるような、名前を呼ぶ声。 ラルフには、それくらいしか拾えなかっただろう。]
(311) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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― 二階/居間 ―
[ルーツもお茶に反応したなら、ひとつのカップに水をいれてくるつもりはある。
でていくノックスたちを見送って、フランシス>>310へと視線を戻す]
――? なにか、あった?
[フランシスの様子に首をかしげ。 お茶を渡したとき、ふれた指先が冷たかったようにも思う。
――心配性な保護者に心配をかけないために、飲み込んだ言葉はあるけれど。 それは口にしないまま、ホレーショーが起きていれば彼にもお茶を渡しておいた]
(312) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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―ライラック/3階へ―
[階段を上がるとき、階下を気にした。 声はするが、内容までは届かない。派手な音のないことにだけ頷き、ラルフの淹れてくれた茶の器を手に板を踏んでいく。]
バーニィが作ったって、本当?
[黙って上がると神妙になってしまうからと、話は先の細工物へ。 それも、扉が閉まれば終わる話。]
(313) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[く、と唇を噛み締め、 フランシスはディーンに背を向けて、 ラルフの淹れてくれた茶を飲むことにした。
>>303 フランシスにではなくディーンとノックスに向けられた言葉ではあったが、バーナバスの謂うことは尤もであったからだ。 ここで言い争っては、不安を伝播させることになるだろう。
(呼び出しても、きっと来ない) (何処かで、つかまえて、話を)
――大人だって、本能を飼いならしながら生きているが、こんな異常な状況では、万が一と謂うことだってあるかもしれない。心配性のフランシスは、そう、考えていた。]
(314) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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トレイルは、ぽかんとした顔で二人を交互に見た**
2014/11/16(Sun) 21時半頃
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―2F居間― [――そうして。自分のことは、抜け落ちて。 ラルフに問いかけられ>>312]
……、うん ――ちょっと ね、……
ラルフ、……不安なこととか、あったら おれに謂って、くれな。 ……どうか、どうしようもなくなる、前に。
[ラルフが飲み込んだ言葉、知らず。 フランシスは、ドナルドにも謂ったように、そう、願った。 あたたかい器が、じんわりと指先を暖めるのに、細く、息を吐く]
(315) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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―― 三階個室 ――
[大人にもなりきれず子供にもなりきれない。 そんな半端さに嫌気がさす。 は、と音たて盛大な溜息を吐いた。
椅子ある場所から荷物の方へと移動ししゃがみこむ。 鞄の中身をひとつひとつ丁寧に確かめて]
――…ン、濡れてねぇか。
[ほ、と安堵の息を漏らす。 無事であった道具と、楽器を撫でてまた仕舞い込む。]
(316) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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[親しいほど、食べたい トレイルにはまだ、理解出来ない本能の話。
いきなりの本題に 両手で自身を抱き 瞬きを繰り返す。
二人を交互に見て そうなのか、と首を傾ぐ。
何か、伝えた方が良いだろうか 持ってきた紙とペン 視線を落とした**]
(317) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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[なんと謂おう、 他の子にはあまり近づいてくれるなと謂うべきか。 けれど、ペチカは居間にしかないし、「絶対」はありえないだろう。それに、ドナルドは――本当は話したいだろうに、抑えているが、好奇心旺盛なラルフには、酷だろう。
衝動を、押さえ込む。 万が一の、時には ――発散させるためにも自分が、動かなくては。
嗚呼、でも。それは。 おかしなことに――奇妙に胸が痛む、仮定、だった。]
(318) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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― 二階/居間 ―
[言葉を濁すフランシス>>315をじっと見やり。 こういうときは問いかけても答えてくれないだろうからそれ以上は何も言わず。
続く言葉に、かすかに瞳をゆらす]
…………うん……
――どうしようも、なくなる前には……
[飲み込んだ言葉はそのまま、小さく笑みを浮かべて誤魔化す。
ある程度お茶を配った後には、カップを手にしてお茶をすすり]
(319) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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――月が、満ちるね……
[雪に閉ざされ、雲に覆われて見えない窓の外へ、視線を向けた]
(320) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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― 一階 ―
[奥でなにやら話し声がする。 盗み聞きする気はないから、通り過ぎるように横切って――視線は送ってしまったけれど――温泉へ。 外への扉には近づかない。
冷えて痛む足をあたためよう。 顔も洗って、 そして]
おなかすいた……
[よく寝た子も、よく泣いた子も腹を空かす。 子どもじゃなくても、――子どもじゃないから、腹は減る]
(321) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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[どうにか矛先を収めた二人に安堵しながら、居間に背を向ける。 ディーン、と咎めるようなフランシスの声がして>>311この二人の間にも何かがあるのだと薄々察した。
深入りすべきではなく、さっさと距離をとるべきか。 はっきりとした情報を得るべきか。 決めかねる足取りに、ノックスからの問いに反応が遅れた。>>313]
は?ああ?あれか。さっきの琥珀の。 俺の作った細工品だよ。 フラン――あの子の保護者が昨日買ってった。
[ノックスの思いを知らぬからこそ、誤魔化すことなく告げらる言葉。 それがどのような意味を相手にもたらすのかまでは、到底考えも及ばない。]
(322) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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―2F・居間―
んっ……
[寝袋とは言え、随分とぐっすり眠ってしまっていたようだ。暖炉の傍で伸びをして気だるげに体を起こす。その場に誰がいるか、目を擦りながら見渡して軽く礼を交わした。]
あぁ……悪いな。いただく。
[ラルフから手渡されたお茶を、礼を言ってぐいと飲み干す。>>312]
……なんだ、あまり寛いだ雰囲気じゃねぇな。
(323) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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[断片的に聞こえる欠片たちを拾い集めて、男は継ぎはぎだらけのそれの形を見ようとする。
けれど、一つ拾って形を作るたび、それは不安を固めていくようで。 その不安の塊が、現実のものとなりそうで。]
(324) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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ー 一階中央奥 ー [真っ直ぐにこちらを見るニコラ 視界に同時に入る ニコラで暖を取る トレイル その様子を見る その視線が彼とニコラをみて
視線を釣られて落とす
ニコラの理解が届く間と トレイルが何か書くなら その間 彼はまたマグカップに口をつける]
(325) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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― 二階/居間 ―
[いろんな人と話をするのは好きで、興味があればあちこちに首を突っ込む。
それも、通り過ぎることができるからの話でもあって。
一日たっても共にいるこの場所で、どこまで深入りして大丈夫なのか。 すこし、不安を覚えている。
ホレーショー>>323のお礼に笑みを返し]
どういたしまして。
んー……やっぱり、まだ吹雪がやまないから、じゃないかなあ……
(326) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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[それでも、獣の咎と人の欲の渦の中に、プリシラが飲み込まれることは考えたくはない。]
……。
(327) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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