254 東京村U
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[木露が、その言葉をスラスラと述べる様(>>224)に目を見張る]
……そう、そう!それです! ああっ……先生も、やっぱり言われたんですね! な、なんとかしなきゃ……
えと……シク、アイ、クンネ、フレ、ラクル……っと
[ポーチからマジックを取り出し、いそいで手の甲にメモをとる]
(248) 2016/10/04(Tue) 20時半頃
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そですね……電話するまえに会えちゃった。
[入間はキルロイ先生に頷く。 駅前すぐで便利そうな喫茶店ではあったが、意外だった。]
は……!? キルロイ先生も見たの!?
[雪野瀬ジリヤに似た歌って踊るアイドルが、こちらを刺してくる話。どこまでも不可解で、気味が悪い。]
(249) 2016/10/04(Tue) 20時半頃
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[うーん、と唸る。殺されかける奇妙な夢を三人もみている。なにか不気味で、ホラー作家の(スマホで調べた)キルロイ先生がもし知っているのなら、彼の見解はきいてみたいところではある。 しかし、自分の家族をほったらかしに聞きにいくことも選べないので]
なんか……意味わかんないことばっかりですね。 アタシはこれから行くところがあるんで、 またあとで……夜に連絡しますね。
えと、……いや、探偵とかってどんなもんだろうって思って。 警察、ちゃんとしてくれないし。ちょっとネットで見てみたら 捜索願も、あんまり探してくれないって書いてあったから。
(250) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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ただ、アタシも刺されそうになってる……?から。 もし何かわかったっぽかったら教えて貰えたら嬉しいかも…… 気味わるいし。
[お会計はキルロイ先生が払ってくれようとしたのだが、一応自分の分くらいは小銭を渡そうとした。 店の前で雪野瀬たちと別れる。]
(251) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/04(Tue) 21時頃
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― 某飲食店 ―
[澪音と別れ、木露たちと夕食をとる中、 さっそくジリヤが切り出した]
……先生、あたしの考え、聞いてくれますか?
最初、『ドッペルさん』が来たと思ったんです。 噂の内容とそっくりだったから。
それで、調べたんです。ドッペルゲンガーのこと。 でも、全然参考にならなくて…… 人によって体験したことが全然ちがうから。
(252) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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― ■■ ―
[走る、街を、走る。 見慣れた街。けれども見慣れない街。赤い空、赤く染まった、赤と黒の、朽ちのない廃墟、人のいない、誰もいない、赤い街、 知らない街、 その只中を、走っていた]
……っは、……はぁ、……!
[あてもなく。 だが止まる事も出来ず、走り続ける。 背後に迫るそれから、逃れるために]
(253) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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リンカーンは鏡のなかに、 サジェって教師は授業風景のなかに、 自分のドッペルゲンガーを見てて…… 喋れないって定説なのに、喋ってる例もあって……
ずっと不思議でした。 でも、ドッペルゲンガーは、本人と"同じ"ものだ、 って考えたら、すっきりして……。
その人の経験とか、考え方によって、 "もう1人の自分の形"が決まるんじゃないかって。 ドッペルゲンガーは、きっと…… すごく個人的な、その……"怪異"
(254) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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あたしは、『ドッペルさん』の噂を聞いて知った。 だから、その内容をそっくり真似しただけ。 あまり、そこには意味ないんじゃないかって。
大事なのは、『ドッペルさん』以外のところ…… "ステージ衣装"のあたしが、"人を殺す"。 あの、"呪文のような言葉"もそう。
それが、あたしの中にある、"もう1人の自分の形" 願望とか、欲望とか……そういうもの。
だから、あの"ステージ衣装のジリヤ"は……あたし自身。
(255) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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[そこまで言うと、烏龍茶を飲み干して、息をついた。
澪音の指摘(>>4:179)で閃いた仮説。 あらかた外れてもいない、という確信がジリヤの中にあった。
けれど、これは正確な説明になっていない。 わずかに残る、大きな違和感。 それを解消する答えは、その先にあった。
こんなこと、本当に話してもいいのだろうか。 唇を何度もなめて、息を整える。 飲んだばかりなのに、もう喉渇いてヒリヒリしてきた。
真面目に聞いてもらえるだろうか、こんな突拍子もないことを。 拳を膝の上で、ぎゅっと握りして、ジリヤは口を開いた]
(256) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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それか
――……あたしの中にずっと憑りついてる"他の何か"。
(>>2:158)(>>2:159)
(257) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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ジリヤは、イルマが無事に両親と再会できることを祈った。
2016/10/04(Tue) 21時頃
ジリヤは、ドリベル様に、いつか自作の曲を披露したいと願った。
2016/10/04(Tue) 21時頃
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そっか、それじゃあまた後で。
[出そうとした小銭は丁重にお断りをしてから、澪音と別れた]
さてと、行きますか。 女性と食事をするんだからおしゃれな店の方が良いんだろうけどね。
[そんな事を言いつつも、たどり着いたのは蕎麦屋だった]
(258) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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― 木露宛に送られたメールの添付ファイル ―
4.見つめるカラスの噂
東京からカラスが消えた。 都内では駆除が進み、生体数が減っているらしい。 が、この場所では別のようだ。 カラスマンション。埼玉にそう呼ばれる心霊スポットがある。 この場所も、心霊スポットとして扱われるうちに同じ名前を与えられた。だから、アパートなのにマンション。 アパートを見上げる背中に視線が突き刺さるのを感じる。 そんな風に僕が意識してしまうのは、二月前に病院で聞いたあの話のせいだろうか。 酔った友人に絡まれ骨折し入院した先で、隣のベッドにいた男から聞いた話――
(259) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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─ 新宿不動産 ─
お手洗いは出て右のつきあたりにありますから
[>>241 席を辞する李沢にそう声をかけて、 手で方向を示す。後には銀縁眼鏡の男が残った。]
問題になりそうな点は一応、 ちゃんとお話しは させていただきますけれど……
[男の言葉に苦笑して頬に手を当てる。 心理的瑕疵物件には、説明義務がある。問題を避けるためにも、建前上そこを無視するわけにはいかなかった。]
(260) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[男がいう赤坂の事件>>242、というのは鈴里は知らない。赤坂でどうこう、という話がニュースになっていた記憶もない>>3:72。詳しく広める気は相手にはないだろう>>2:290。ただ、何か赤坂で警察に知られるとまずいようなことがあり、男がその近辺を避けたいということだけわかれば顧客として対応することはできる。]
李沢志野……
サクラコちゃんのですか
[手招かれたまま体を前に倒すと 男が顔を寄せてきた。]
(261) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[耳元で繋がりがささやかれる。さきほど出て行った男の子はどうやらアイドルの弟なのだろうか。 鈴里は芸能界には疎い。華やかなものへの興味がそもそもあまりないのだ。 ささやきに、視線を左右にさまよわせる。]
…… 怨念、なんですか?
[結果、伝えられた噂話に対して出てきたのは疑問だった。]
(262) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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ごめんなさい。 志乃さんが、手首を切るようになるまでの つながりがよくわからなくて
[素直に疑問を口にして、姿勢を後ろに戻す。]
… 志乃さんは何を思っていて どこに行きたかったのかしら
(263) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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……あ゛っ、 は……
いやだ、嫌…… ああ、あぁあ、あぁ……
[漏れるのはすんでで言葉になる程度の迷妄。 幼子のような詮無いもの。 だがそれ以外にどうしようもなかった、あまりに非現実的な、あまりに絶対的な、何にも勝る根源的な強大な何にも勝る恐怖それ自体のような存在に状況に、青年に抗う術などなかった。 涙が滲む。荒い息と共に、唾液が零れ落ちて]
(264) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[頬に手を添えてそんなことを口にしてから、希望に添えそうな物件を探す。男は大口の顧客だ。都内の高級マンションをいくつも買っていってくれた経緯がある。事故物件でもそれなりの値で買っていってくれる相手がいるからこそ、新宿不動産が買い上げで曰くつきの物件を保有する決断ができるという面もある。]
いえ……うちは健全経営を目指していますから そういうわけにも。
そんなツテもありませんから
[>>245 離席している少年について男が示唆する言葉には、やんわりとそういう冗談は。と困ったふりで通した。 なんとなく男の背景についても察しがついてはいる。が、確定できるほど──共倒れになるほどべったりはしない。というのが新宿不動産側の意向だった。]
(265) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[走りながら、 今にも縺れ転びそうになる足を走らせながら、 青年はiPhoneを取り出し、通話を試みる。 もう通じなどしないのかもしれないと思いながら、 まず選んだのは、木露に向けて]
(266) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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─ 夜:タカシマヤタイムズスクエア ─
[13F、そば処総本家との看板を掲げる蕎麦屋。 半個室の席に座って、話を続ける]
二人、死んでるのか……。 因みに、知り合いだよね?
[お茶を一口啜り、零すように尋ねた]
自分で言うのは照れくさいんだけどなぁ。 『ねぇ、木露先生。わたしを……抱いて』って言われたよ。
[記憶を辿り、間までもほぼ正確に再現した]
呪文に関しては、今のところ意味がわからないなぁ。 別な言語なのか、並べ替えるのか、置き換えるのか……。
(267) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[傍ら、
青年の電話番号を知る者は、 メールアドレスを知る者は、 どちらも知らずとも、青年と関わりある者は、
それを受け取ったかもしれない。
あるいは、「彼方」と発信元の出る、応答したとしても何の音も聞こえない、奇妙な悪戯電話としか思えない電話を。 あるいは、発信元がシステム的にはありえない完全な空欄になっあている、赤い空らしき不鮮明な添付画像だけの空メールを]
(268) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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ドッペルゲンガーと一口に言っても、文化圏やその原因なんかにも寄って性質が変わってくるだろうしね。 確かに、実際に怪異として存在し出会っている場合は分類にこだわらず、起こっている現象に着目するのは正しいと思うよ。
[ジリヤの語る話に、同意して頷く。 ただ、願望や欲望が形になっていると言うところは違う気がした。 現実にステージ衣装を着て、脚光を浴びている存在なのだから。 そう口に出そうとしたが、話にはまだ続きがあるようだ]
(269) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[少しの間、考える素振りを見せる。 噛み砕くようにゆっくりと言葉を放った]
……つまり、自分が生霊のように飛び出しているわけじゃない、と。 例えば、二重人格のように内側に居た別の物が何かをきっかけに外へと解き放たれ、人を襲っている?
(270) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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っと、ごめん。 電話だ。
[スマートフォンの振動を感じて、ポケットから取り出す。 そこに表示された発信元は『彼方』]
(271) 2016/10/04(Tue) 22時頃
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[応答して、スピーカーを耳に当ててみても何も聞こえない。 大勢の声も。 お経のような変な声も。 何も聞こえなかった]
っ、先輩……。
[通話を終了して、連絡帳を開く。 『樹先輩』。 その連絡先へと電話を掛けた]
(272) 2016/10/04(Tue) 22時頃
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[発信は、ややあって切れた。 やはり繋がらないのかと思ったところで、 今度は逆にかかってきた電話、 表示される木露の名前に、急ぎそれを取り]
(273) 2016/10/04(Tue) 22時頃
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キルロイは、ジリヤに話の続きを促した。
2016/10/04(Tue) 22時頃
キルロイは、ジリヤに話の続きを促した。
2016/10/04(Tue) 22時頃
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―新宿衛生病院―
しっかし……
[肋骨も右足もひとまず縫合が終わり、ギブスを巻いている。しばらくは車椅子、そのあと数日は松葉杖がいるだろう。とは言え、それだけだ。別段痕が残るというわけでもない。]
問題は、どうやってあいつに対処するかだよな…… 夜ならさすがに問題ないだろうが、まさかって事もある。
……って事は、あれか。
[フルフェイスのヘルメット、ライダースーツ、バイクグローブ。この辺りの装備は必須だろう。バイクに乗らずにこの格好だと目は引くが、背に腹は……というより命には代えられない。]
(+19) 2016/10/04(Tue) 22時頃
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……なんだったんだろうな。あいつ……
[ジリヤと名乗っていた少女の事を思い出す。ドッペルゲンガーがどうとか言っていたが、彼女は元気にしているのだろうか]
……ま、なんでもないって言ってたしな。 何か言ってこなけりゃそれまで……ってのは少し冷たいか?
どうだろうな。
[何か言ってきたとしても、この状況では何ができるわけでもない。命に別条がないとは言っても、病院の外に出られるような状態ではないのだ]
俺の経験よりよっぽど奇妙な事が起こってんのかね、東京では今……
[それはいくら考えても自分にはわからない事だ。窓の外、新宿の夜景を眺めながら山岸五郎は考えをそこで断ち切った。*]
(+20) 2016/10/04(Tue) 22時頃
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『……あっ…… き、木露? 木露だよね、なんだよね、ねえ、
駄目だ、駄目なんだ、どうしよう、どう……どうすれば、 やばい、あぁあ、 ――呼ばれてたんだ!!
あれはっ、地獄の、(耳に痛いようなざわめき)』
[通じた後には、彼はそのような声を聞いただろう]
(274) 2016/10/04(Tue) 22時頃
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─ ドコカノ駅 ─
[必死な形相であったろう。だって今までここで、人らしき人というものを見かけるのも初めてだ。見失わないようにと追いかけて、振り返った女の子の姿にほっとした。声は届いているらしい。>>+17]
ええと、君………
[足を緩めて歩み寄る。何かの影のようなものが、彼女の後ろに隠れるのが見えた気がした。どこかで見た覚えがある、と。記憶を辿るより先、答えが先に差し出される。>>+18]
(+21) 2016/10/04(Tue) 22時頃
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