25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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執事見習い ロビン に 10人が投票した。
懐刀 朧 に 1人が投票した。
執事見習い ロビン は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ランタン職人 ヴェスパタイン、記者 イアン、手妻師 華月斎、懐刀 朧、門下生 一平太、奏者 セシル、始末屋 ズリエル、さすらい人 ヤニク、本屋 ベネット、小僧 カルヴィンの10名。
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[主の腕が身を包めば、紅石榴を濡らす雨は更に増して]
別れ……なんて、嘘でしょう? 帰ると謂う事は、また行くと謂う事。
だけど、僕にはそれを止める事など出来ない――…。
[振り向き、憂いを帯びた紅い目元に触れて]
僕にお構いめされますな。 元より判っていた事です。
主は主の為すがままに。 僕はいつまでもあなたの帰りを、待っていますから。
(0) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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― 大広間 ― [何度も壁にぶつかりながら それでも前に進んで、手探りで戸を探して それを開けて中に入れど 音も遠く、今誰が居て、何があるのかわからない]
(1) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 02時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 02時半頃
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>>3:33
かわいいこと……
[それは複雑な表情で、一度口の中で反芻する。 なにやら続いた言葉には――しばし黙って 冬の言葉を思い返しつつ、返事を返したのは、彼を寝台においてから。 ぽふぽふとかけ布を叩いて、厳しい顔をひとつ]
――深い事情はわかりませんけれど。 ロビン殿は、あなたに生きてほしい、と仰ってました。
あなたの中に自分という存在を残したい、と。 彼を残すべきあなたを、要らないというのですか?
[――むすっとしたまま、 感じたことより少しだけ、 己にはもうあるはずのない熱を込めて]
(@0) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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こういうときは……んー。 イアンの真似でも、してみようかな……
[目をつぶって、壁伝いで歩いてみる。] [しばらくして何も無いところで勢い良くこけたのは何故か]
……っぶ!
[べしゃり、転んだのは蓮の香の漂ってくる部屋]
(2) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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[目元に触れる指の優しさに、思わずまた視界が潤んで。]
すまぬ、かりょう。
[できる事なら、引き止めて欲しかった。 そうすれば…我が半身を食らわずに済む。]
(3) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 02時半頃
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−居室→本邸廊下−
[結局茶だけで腹が満たされるわけもなく、 男の足は夜食を求めて食堂のある本邸へと向かう。 寝ぼけ眼で見たかもしれない白い鳥のことは、 今は記憶には残らない。 ただ、月明かりが色硝子を通して複雑に落とす 床の美しさの妙を楽しみながら足を進める]
(4) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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[落とした命。 ただ、思う。
あの花は、どんな姿をしていたのだろうと。 一度聴いた笛の音。
耳に残る音ではなかったが、笛を聴いたことだけは覚えていたから。
父が摘む花。
今はもう、遠き場所に]
(+0) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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―大広間―
[近づいてくる何かの物音。 深く息を吸い込むと、気合を入れて立ち上がる]
…イアン様?
[よろめくように入ってきた人影。 裂かれた袖と再び目の上を覆う白。一瞬呆けたように見て。 恐怖も忘れ近寄った]
どうされたのですか?
[声をかけながら、イアンの手へと自分の手を伸ばす]
(5) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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[散った冬色の花を見やる。 最後まで共にあった花を、その爪を病を。 恨むことなどしようか。 自身が望んだのだから]
…ロビン。
[一つ、言葉にして]
(+1) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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[潤む目元へと口接ける]
謝らないで下さい……。
聞き分けの良い子の振りをして、 あなたに捨てられたくないだけなのだから……。
(6) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 02時半頃
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[それを告げたは、 桜花の吹雪をまぼろしに見たからか――]
――とりあえず、わかりました。
私が月瀬殿を“その名”で呼んだら、 必ず意味を説明して下さいね。 説明できなかったりしたら、許しませんから。
約束です。
[一方的に告げれば、ふと視線を彷徨わせる。 それは常世の声、ひびく――名を呼ぶ一つの声]
(@1) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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[人を喰らい、血を啜り 種を植えては、また人を喰う 其の身が枯れ果てるまで。
花で有ることに変わり無いと 人食花の、以後を案じる主を見上げて笑む
爪が皮膚を破り肉を引き裂いていく 深く深く
数珠の音がする。 転がる珠が
心臓刳りださんとした其の時に 魔を祓うというその数珠が効を発した]
(+2) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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― 大広間 ―
………その声は…夜光?
[布越し、曖昧に聞こえる声と記憶を重ねて かけられた声に尋ねて。 手に暖かい温度。それも彼の手だろうか?]
……どうも、ないですよ。大丈夫。 俺は仕事をせねばならん。
[先程の様子を思い出して、苦笑しながら、 声が聞こえた方向に後ずさる。血濡れの手が触れぬよう]
(7) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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[崩れ落ちる主の身に爪をたてたまま 花もまた糸が切れたよう。
薄れていく視界に、歓喜のいろを見て ひとつ 望みが叶った事を知る
人狼病持つ、人食花は散った]
(+3) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
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― B棟廊下 ―
…、……?
[大きな物音がして、虎鉄は漸く我に返った。 頬をぐいと拭い、声のしてきた方へ歩いてみれば、そこには。]
……何、やってんだ?
[転んでいる姿の天満月の姿。>>2]
(@2) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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[祓われた魔は、花が持つ 一族の願い
ひとに種植え付けて 望まぬ生を産む
少しずつ、少しずつ 底からこの世を崩してゆく
幾日も、幾年かけても
血を受け継いできたこの花も 願いはひとつであったのだけれども]
(+4) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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そんなことはない? 悔やむ?
どうして?
[問いたいのは己に対しても 微かな苛立ちは何故 僅かな喜びはどうして 答えに何を得たいというのか 判らぬまま、刷衛に問う]
アンタには寄り添う花があるだろう?
花に手折られた花なんて 必要とされもしないだろう?
どうして、そんな事を謂うの?
(8) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
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行かないで、と縋っても。 あなたは行ってしまう。もう一つの月の元へ。
[ぎゅっと拳を作る様に握りしめる手。 それがかたかたと震えて]
縋っても尚、引きとめられないのなら。 それは酷く、自分を惨めにするだけです。 ならいっそ、聞きわけの良い振りをする方が、 未だ矜持も護られましょう?
[幼い顔に浮かぶは、笑み。 だけど握りしめた拳からは、その爪先が掌の皮膚を貫いたのか、 ぽたぽたと紅い滴が滴り落ちた]
(9) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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[何処とも知れぬ、ふわりと浮かぶ意識 閉じたはずの瞳開けば、変わらぬ姿を目前に]
……主、さま?
[名を呼ばれた。 不思議そうに、首を傾ぐ]
ここは
(+5) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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本屋 ベネットは、大広間のほうで物音がした気がして足を止めた。軽く首を捻る。
2010/08/07(Sat) 03時頃
説法師 法泉は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
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……んぐ。
[ぶつけた鼻を押さえ。どうやら慣れていないのにまねをすることは相当危険なようだ。かかる声顔をあげ]
……虎鉄。 いや、ちょっと考え事の答えに詰まったから視点を変えたら何か思いつくかと……それでイアンの真似をしてみたんだけど。
(10) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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[白鳥が射ち落とされる、少し前。
―――…鵠は、何処に居ただろう。 ―――…華月は、何処に居ただろう。
丸い月が傾ぐ… 高嶺は、自室に戻る前に本郷の姿を見つけていた。
仄かに足元の色変わる床を眺める姿に 声を掛けるか、少し悩む態でその姿を見て]
(11) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
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―大広間―
そうです。
[よく見れば目だけでなく耳までを覆う布。 怪我などしたのだろうかと見つめて]
大丈夫そうには…っ。 センターの人としてのお仕事ですか。
[震えた手足は離れていくのを追いかけることができず。 それでも逃げはしなかったと、声量からも伝わるはず]
…手伝うことは、ありますか。 刷衛様を呼んでくるとか。
(12) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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[届く声。 ああ、意識は落ちたのに、この場所は]
狭間か。彼岸か。どちらでも。
お前がいるのだから。
[傍にある花を手繰り寄せる]
(+6) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
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寂しい思いを、させてしまったね。
[その柔らかな唇に眼を閉じて、金糸の髪をそっとなぜ、 やはり腕の中へと納めてしまう。 あまりに罪深く、血に塗れたこの腕へ。]
(13) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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−本邸廊下− [通りかかった侍従に夜食の用意を頼んでから、 男の足は大広間のほうへと向かう。 こんな夜半にまさか誰かいるなんて思ってもみない。 花祭は中止になったのに、誰がその場所に行くというのか。
まあ、誰もいないと思っているので何の遠慮もなく扉を開けようとしたところで]
…高嶺。何だ、こんな時間にどうした?
[視線に、軽く首を傾げた。 扉に手をかけたところで止まっているので、結構間抜けな姿勢である]
(14) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 03時頃
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おわっ。 “明”は恐い顔もするんだな。
[厳しい顔付きには困って見せる]
まるで俺が死ぬみたい。
生きるよ。 ロビンが生きろと謂ったのなら、尚更。
ただ、“桜の花”では居られない。 冬に咲き誇った狂い桜は 現の春には花もつけない ただの枯木になるんだから。
[一方的な約束には 笑って頷いただろうか 約束だと反芻して]
(15) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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