213 舞鶴草の村
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、志乃、おもん、朧、スティーブン、芙蓉、亀吉、辰次、春松、鏡花、一平太、明之進の11名。
[先日の騒動から一日。
君達の元に鼠小僧から一通の手紙が届く。
内容は]
『 思い出すだけじゃつまらないかな?
そうだ、鬼ごっこをしよう。
私を捕まえてごらん?
捕まえられたら賞金千両とキミが欲しいものを盗んできてあげるよ。 』
[というもの。
相変わらず鼠小僧は大名や武家の家から金目の物を盗んでいるらしく、着々とその被害と恩恵は江戸の街に広がっている。
果たして盗まれた宝物は見つかるのだろうか――、]
(#0) 2015/01/21(Wed) 23時頃
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[コツン、コツン。 苛立たし気に出した手紙を叩く指>>1:119に視線を落とし、ひとつ舌を打つ音を聞く。 何を言えども、彼は鼠小僧の存在など信じはしないのだろうと思うから。吐かれた曖昧な返答には、女は困ったように息を吐くばかり。
目の前の薬師の大切なものなど知る由もないし、そもそも女自身の家族に思い入れなどありはしない。 だから薬師が家族の安否を憂いている事など、到底気付ける訳もなく。 ――だけれど薬師が口にした、"大切なものは全て海の向こう"だと。 その言葉には、少しだけ密かに親近感を覚えはしたけれど。]
――先生。嫌な事言わんといて下さいな。
……どんな物でも、"忘れる"んはあまり気分良うあらへんのですけどね。 例え昨日の晩御飯の献立だろうと、一方的に盗まれるんは…癪やないですか、ねぇ?
[飛んできた皮肉混じりの言葉>>1:121には、少しだけ拗ねたように口を尖らせ。 続けて何処かぼんやりとした口調で、"そう思いませんか"とでも言いた気に首を傾げる。
自分の物を誰かに奪われるのは気に食わない――それが例え、自分に取っては取るに足らないものだろうと。]
(0) 2015/01/21(Wed) 23時頃
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/*
本日の落ちは、志乃[[who]]さんと辰次[[who]]さんです。
自薦や回避があればメモでお申し付け下さい。
それでは引き続きお楽しみくださいませ。
(#1) 2015/01/21(Wed) 23時頃
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先生も、こっそり盗まれて…そしてその事すら忘れとるかも知れませんよ。
海の向こうに置いて来た…宝物とか。 ――……故郷に帰って見ても、宝物の事思い出せんかったら。どないします?
[目を細め、何処か遠くを眺めながら"どんな宝物なんですかね"…なんて。 そうして冗談めかしてクツと喉を鳴らしてみるくらいの仕返しは、したって許されるだろうか。
……だけれど、続いた問いには僅かに目を伏せ。しかし直ぐにクスクスと笑って見せながら、思い悩むように指先を顎へと当てて見せる。]
……ありません。 そりゃあ人に好かれる質やありませんけど、それならもっと陰湿な仕返しして来はると思います。
先生もあらへんでしょうね、…冷たいお人やけど、実は案外いい人ですし。
[いけしゃあしゃあと言って見せ、軽く両手を挙げてお手上げの様を表しながら。 ついでとばかりに軽口をひとつ投げてみれば、薬師の反応はどうだっただろう。
広げた手紙にそっと指を這わせ、また小さく息を吐き――あゝまったく、こんな事で思い悩むなど実に自分らしく無いと思いながらも、渦巻く不安は未だ胸の中に。]
(1) 2015/01/21(Wed) 23時頃
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――暗うなって来ましたし、そろそろお暇しましょうか。 お邪魔しました、先生。
くれぐれも、鼠小僧に盗まれんとって下さいね。 ……盗まれてしもうたら…それは少し、寂しいですから。
[手紙を懐へとしまいながら腰を上げ。 悪戯めかして口にした言葉は、鬱陶しがられたかもしれないけれど――色々と世話を焼いてくれた薬師の事は、女なりに感謝はしていたものだから。
そうして瓦版はそこへと置いたまま。 何か引き止められでもしない限り、女は下駄をカラコロ出口の方へと向かっただろう。]
(2) 2015/01/21(Wed) 23時頃
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― 回想/酒場にて ―
――あァ、礼を言われることじゃァないさね。
[『身体に染み付いちまっているだけさ、』と眉を下げて、盃に口を。 其れにしてもこの男>>1:108、美味そうに酒を飲む。飲みっぷりの良い奴と飲む酒は各段に美味いものだ。 鼠小僧が縁ってのが何だか気に食わないが、悪いことばかりじゃないかもしれない、と口元を緩め。]
ふん、……なるほど、 確かに――、一理あるかもしれないねェ、
[鼠の野郎は態々こうして文まで用意して、何処か遠いようで近いような場所から面白がっているのだろうか。あァ、何だか面白くない。]
(3) 2015/01/21(Wed) 23時半頃
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だけど、町を回り盗まれたものか鼠を探すなんて本当に出来るのかねェ、 ――闇雲に回っても時間が過ぎていくだけかもしれないさね、
[『無茶なことだと分かっていてもやろうとする、そういう莫迦なところは嫌いじゃないけれど』とくすり。 男の問いには盃の酒を飲み干して、唸る。]
盗まれるようなものは金しかもっていないよ、 まだ盗まれたのか確証はないが、ね。
[そう言いながら、『金目当てならアタシの所よりに来る道理がが分からないんだけど』と付け足して。]
(4) 2015/01/21(Wed) 23時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/21(Wed) 23時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/21(Wed) 23時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/21(Wed) 23時半頃
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染み付いちまってる、か。
[そういうことをする仕事でもしてたってことかねぇ>>4。 仕事の癖、か…そういや俺も仕事をしていたときにゃ…何でもかんでも邪魔だと思ってたもんだ。今でこそ酒もあって、少なくとも要らないとは思わなくなったが…。 あの時の俺ぁ、ただその仕事だけを…。 …ん…?どんな仕事だったか…辞めたのはそれほど前じゃねぇはずなんだが…。ちょいと引っかかるがいま考えるのはやめておこう。]
まぁ、ねぇちゃんの言うとおりだ。闇雲に探したって、なんも見つからねぇと俺も思うぜ。鼠の方は特にな。まあでも、なんもしねぇで止まってるよりゃマシってもんだろ?
[いい感じに酒が回ってきて、ちょいと楽しくなってきた。相手がいるってなぁいいもんだ。]
(5) 2015/01/22(Thu) 00時半頃
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あっ…それによ、いまちょうど思いついたんだが…盗まれたもんを思い出す為に、自分に所縁のある場所に行ってみるってなぁいいんじゃねぇかなぁ!
[酒を飲んでる時の方が頭が回る気がするぜ。なんでかはわからねぇが。なんにせよ自分で言っといてなんだけど、こりゃ名案だと思うね。俺も試してみねぇとな。]
なーるほどなぁ…ん? もしねぇちゃんの盗まれたもんが金なら、思い出すまでもねえってことになんのか?
[そして酒を飲むと頭だけで考えるってぇのが苦手になるらしい。考えようとして考えてる事が口に出ちまうんだよなぁ。]
(6) 2015/01/22(Thu) 00時半頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 01時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 01時頃
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― 回想・明之進にィと ―
[額を小突かれながらも手を引かれるままに竹林の方へ>>1:114。格好悪ィ男や力加減の知らないとっちゃんに殴られるのとは比べ物にならないし――何よりもこうして最後には助けてくれる。 あァ、偶然通りかかったのが明之進にィで良かったなァ……なんて。]
ふへへっ…… あいつらバッカでェ! 此処に隠れているの気付かずに行きやがった!
[男達に気づかれないように声を潜めて明之進にィに。 奴らの姿が見えなくなってからようやく大きな声で『助かったよォ!さっすがにィだぜ!』と礼を言って。 一時はどうなることかと思ったよねェ、なんてへらりと笑みを浮かべるとむぎゅりとにィに抱きついてみた。ほんの少しだけ逢引気分を味わえるかなァ。 ――男同士っていうのが何となく残念だけれど。]
(7) 2015/01/22(Thu) 01時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 01時半頃
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― 回想/酒屋にて ―
――所縁のある場所、ねェ。 [呟いて人差し指を自らの唇に押し当て、沈黙。所縁のある場所といえば、壱区全体と他に――、何処かあっただろうか。 あァ、いきなりにも躓いてしまった。思えば来る日も来る日も金を稼ごうと町を行き来していただけで、それ以外の思い出なんかない……気がする。 どうしたものか、とやんわり唇を噛んで。所詮、籠の外を知らない鳥だったのだと目を伏せた。
続く男の言葉には『あァ、そうか』と静かに相槌を打ち。再び押し黙る。 つまり普段思い出しもしないものを鼠は盗んだっていうことだろうか。奴が欲しがるような高価なものがあるわけがない、筈。 そんなものを持っているのなら直ぐに売り払っているに違いないのだ。]
あァ……、 何だか難しいねェ、 こりゃァ、“探し物”というより“謎かけ”って感じかね、
(8) 2015/01/22(Thu) 02時頃
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[蟀谷を指でとん、とん、と叩いて難しい顔。金勘定以外の思考は何時ぶりか。 ――待てよ、こんなことをしている間に時間は確実に過ぎているのだ。この時間を仕事に使えばどれくらい儲かるだろう。 こうしてはいられない、と立ち上がり視界が揺れる。頭が酷く痛くて、重い。 これは久しぶりの酒のせいではなく、きっと寝不足のせい。やっとの思いで懐から男の分を含めた飲み代を取り出し。]
悪ィけど、日が昇って来たしそろそろ行くさね、
其れは情報代に取っておいておくれ、 ――アタシが金を出すのなんて中々無いんだから、心して受取りなァ。
[手早く告げるとふらり、と手を振って。そのまま自宅の方へと歩き出す。 その道中金を払ったことを後悔しかけたが後の祭り。其れも情報代と、楽しい時間への代金だと考えれば安く済んだ方だと思える気がした。]
(9) 2015/01/22(Thu) 02時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 02時頃
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― 回想 ・ 陸区にて ―
[>>1:117 “大変だろう” なんて、そんな感情を言葉として掛けられることは滅多にない。 恐らくそういった目で “見られてはいる” のだろうけれど、自分には知る必要もない事。 彼の言葉には薄く首を傾げて、肯定も否定もしないまま。]
はは、あんたも空きっ腹かい。 なら尚更、良い。
[彼の普段の行いは知らずとも、“正義の味方” なんて大層疲れるだろうにと、ふと考えながら。 利害が一致したなら、そう借りを増やすこともないと そんな打算があったかは知れないけれど、彼に案内を頼みはしただろうか。]
(10) 2015/01/22(Thu) 02時半頃
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[その後の行動を どうしたにせよ。 >>1:118拾われた言葉に、そして声色を変えて返された言葉に 笑みを浮かべた唇を、すう と引き戻して。 盗むの 盗まれたの、そんな話題に、彼もまた同じ事を考えていたのだろうと知る。]
あたし “も“ …ってのはまた、おかしな聞き方だね。 獅子の兄さんは何か、奴さんに盗まれたのかい。
あたしは――なんも盗られちゃいないよ。
[改めた荷物には、僅かな欠けも無かったはずなのだから。 寧ろその問いを、そのまま同じく返す。
けれど 続いた問いは、先と同じように跳ね返せはしない。 軽く息を呑んでから、それでも 真剣な声には真摯な声で。閉じた瞳に掛かる前髪を軽く払ってから、唇を開いた。]
(11) 2015/01/22(Thu) 02時半頃
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…あんたに、あたしの見る世界は 見えるかね?
[暫しの熟考の後、ぽつりと呟く。 それは決して、立派な瞳を持つ彼を妬んだものでも、責めるものでも、ないつもりだったけれど。 薄ぼんやりとした視界には、それを聞くだろう相手の表情も 容姿も 何もかも、映りはしないまま。]
あたしもあんたも、そこいらを歩き回ってる誰も彼も、鼠小僧とやらも。 …目に見えるもんは違うだろ。
見えないもんを、どうこう決めつけられやしない。
[言葉を選ぶのも、紡ぐのも、得意じゃない。 その上今日はいつにも増して――喉の調子が悪い。 酷く狭い価値感を、試行錯誤しながら紡ぎ捨てる。 好意的な言葉など、何一つ口をついて出やしないから。 結局、彼の求める言葉は掛けられないままやも知れないけれど。]
“実在したら” …の、話だけどね。
[最後に、やれやれと首を振って。持ち上げた笠は、再び ぐい と引き下ろした。]
(12) 2015/01/22(Thu) 02時半頃
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― 騒動から1日 / 伍区 ・ 茶屋前 ―
[どんなに街が 浮世離れした空気に包まれていたところで、生きるのを忘れて酔い痴れることなど出来やしない。 今日もまた、商店街へ足を向ける。
適当な茶屋の前で 断りもないまま、茣蓙を広げて 腰を降ろして。 三味線を取り出しても、呼び込みを掛ける看板娘から咎められることもない。 これはまたやりやすいと、小さく笑みを浮かべた。]
さァさ、皆大好き鼠小僧。 ちっとでも興味あんなら、その脚止めて 聞いてきな。
[・・・べん! 高らかに弦を弾いて、音に乗せるのは義賊を讃える唄。 今、この時、この場所で演じたのなら、それはそれは “ウケ” も良いだろうと 踏んでのことだったけれど。 そのお陰で、やはり。前日の手紙も――そして今、懐に収められた、未だ読めぬままの手紙も 思考から離れてくれそうにない。>>#0]
(13) 2015/01/22(Thu) 02時半頃
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[この街へ訪れて数日。 名を伝えて 同じく伝えられて、そんな人間も ぽつりぽつりと出来てきた。 そして、言葉を交わした者全てが等しく、“鼠小僧” と そんな言葉を口にしていたのを思い返して、笠の下で怪訝そうに眉を寄せる。
鼠小僧を名乗る人間が この騒ぎを引き起こす前ですら、自身の唄に惹かれて来る者は多かったのだから。
ほら、喩えば。 再び三味線を求めてやって来る と、言葉を交わした二人はその後、件の鼠小僧に出会うことは 有りはしたのだろうか。]
…口先だけの約束なんざ、分かったもんじゃないけど、な。
[唄と唄との合間に小さく呟いては、すぐに爪へ意識を戻す。
――そうして、逸れかけた思考も。 曲を奏でるうち、次第に少しずつ、霧が晴れるように散って行った。]
(14) 2015/01/22(Thu) 02時半頃
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[口で伝えられ 耳のみで記憶し そして自分のものにした唄は、さらりさらりと唇をついて出る。 陸区で会った少年と、もしくは正義の味方を語る男と。 彼らと交わした会話で覚えた、何とも云えぬ喉の違和感は 今は有りはしない。
――そうさ、唄さえ有りゃあ良い。
こうして音を奏でる時だけは、胸を張って、声を張って、綺麗な言葉だけを音にすることができるのだから。
賛辞の言葉と 投げかけられる小銭の跳ねる音とを聞きながら。 旋律は奏でれど、観衆への礼の言葉も含めて――一言たりとも、他の言葉を口にすることはない。 そうしてまた ひとつ、ふたつと、唄を重ねた。]
(15) 2015/01/22(Thu) 03時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 03時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 03時頃
役者 鏡花は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 03時頃
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―回想―
竹林に逃げ込み、追手が過ぎるまで静かに身を隠した。 追手が去った安堵からかへらりと笑い抱き着いてくる彼>>7に対し何があったのか問いただした。 彼が素直に事の顛末を話したならば「馬鹿はお前だろ」と注意をしただろう。
「春松には大切な人がいるだろう。父ちゃんを心配させるような事はするなよ。」
と抱き着く彼に微笑み優しい口調で伝えた。 ―家族― 自分が昔に失ったもの。彼にそれがまだあるなら失くさぬよう壊さぬように守っていってほしい。そう思うのはやはり繋がりに憧れを持っているからなのだろうか。屋敷の主人が義父になってくれていればまた違ったかもしれない、春松のように。
「そうだ、茶屋で麩の焼きを買ったんだ。あと逢引とは何だ、そんなことをした覚えはないぞ。」
少し照れくさそうそうに笑いながらそう付け加え、春松に麩の焼きを分け与えた、彼の好みに合うなら受け取って貰えただろうか。
(16) 2015/01/22(Thu) 03時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 03時半頃
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―夜更け・宿場―
[昨日あの後、薬師とまた幾つかの言葉を交わしはしただろうか。 鼠小僧の話に関して、余り収穫が無かったとは言え、同じ異人のあの薬師が自分と同じ手紙を受け取っていた事に、少なからず安堵を覚えたのも事実。
何とは無しに足を向けて、案外良かったのかもしれない、と。 そうして結局、宿場へと戻ったのは日もすっかり落ちての事だっただろうか。]
――……ん、…
[旅籠へと戻り、部屋で酒など嗜んでいた時。 ほろりと揺れる酔いに任せて暫しの間、うとうと船を漕いでいれば、不意に感じた一筋の風に薄っすらと目を開ける。
ふと窓の外を見てみれば、闇夜に揺らめくひとつの影が見えたのは――果たして気のせいだっただろうか。]
(17) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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………、何だい、これは。
[眠気も一気に飛び去って、窓へと向かおうのした女の目に止まったものは、窓際に落ちた一通の文。 昨日届いた文と同じく、誰から来た物かも分かりやしない――何とはなしに、予想くらいはつきはしたけれど。
そうして文を開けてみれば――あゝ、やはり。 昨日のものとそっくりそのまま同じその字に、フンとひとつ鼻を鳴らす。]
……本当に、腹の立つ手紙だこと。 喧嘩でも売られてるとしか思えない。
[ふう、と荒い溜息をひとつ。 行灯に照らされたその手紙に眉を持ち上げ、文を持つ手に力を込める。 一層、破いてやろうかと思うたけれど…それもまた、鼠小僧に心を乱されているようで実に気に食わない。
結局はそのまま文を抽斗へとしまい。 飲みかけの酒をぐいと煽れば、早々に布団へと潜り込む。]
(18) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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……金を出せば、誰も彼もが喜んでキミと"遊んで"くれるとでも思っているのかな。
思い上がりも程々にしなよ、ねェ……"鼠小僧"?
[義賊を騙り、貧乏人に金をばら撒くその傍ら。自分の遊びの為に千両もの金を賭けるその神経は、中々面白くはあるけれど。 あゝだけれど、やはりどうにも気に食わない――鼠小僧とやらの思惑通りになるのだけは、気に食わなくて仕方が無い。
そうして窓に一度だけ視線を向け、布団の中で肩を竦め。 すっかり醒めてしまった酔いを少々残念に思いながら、そっと意識を閉じていった。]
(19) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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―伍区・路上―
[カラン、コロン。 何時もの小さな薬箱は、旅籠へと置いたまま。なにも背負わず、手には小さな風呂敷ひとつで街をゆっくりと歩いてゆく。 騒ぎから一日、少しは町も落ち着きはしたかと思うたけれど。 人の口から聞こえるものは、相も変わらず"鼠小僧"の名ばかりで。]
――……あぁ、
[そうして腹も減ったし茶屋にでも向かおうかとした所で、目当ての茶屋の前から聞こえた三味線の音>>13に、下駄の音が思わず止まる。 光の灯らぬ瞳を閉じて、奏で唄うその姿には、やはりどうにも惹きつけられて。
――そう言えば、私の下駄の音は忘れへんとか言うとったっけ。 あの瞽女の言うた言葉を思い返してみながら、少しばかり下駄の音を潜めて音の元へと近付いていく――唄の邪魔をするのも、何だか勿体無いものだから。]
(20) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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………、
[そうして彼女の前まで来れば、耳の聡い彼女は果たして、自分の下駄の音に気付きはしただろうか。 しかしこの瞽女の事だから。気付いたとしても唄をやめることなどしなかったかもしれないけれど。
唄が終わるまで、あの時のように目を伏せじっと聞き入りながら。 例えその唄が終わったとしても――"営業妨害"と。そう言われはしないよう、周りの人が銭を投げ終わるまでそのまま口を開きはしなかっただろう。]
唄も三味線も、相変わらず見事やねぇ。 うっかり、"また足を止めて"しもうたわ。
今日は伍区で弾いてやるんやね…色んな区に行ってるんかな。
[そうして人があらけたのなら、漸く瞽女に向けて口を開き。 "この間ぶりやね"と掛けた声に、果たして返答はあっただろうか。]
(21) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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[そうして人があらけたのなら、漸く瞽女に向けて口を開き。 "この間ぶりやね"と掛けた声に、果たして返答はあっただろうか。
声を掛ければ、懐からゼンマイ式の懐中時計を取り出して。 叔父から貰い受けた気に入りのひとつであるそれで時を確認するのは、小さな癖のようなもの。 カチリコチリと時を刻むその音に少し気を緩め、懐にそれを仕舞いながらまた瞽女へと視線を戻す。]
――……鼠小僧か、何やら丁度えらい騒ぎやねぇ。 昨日からその名前ばっかり聞くし…もしかしたらほんまに居るんかな、鼠小僧。
[未だ懐へと入れたままの手紙の事を思いながら、そんな話をひとつだけ。 取り出した銭でチリンと小さな音を立てて、じっと閉じられた瞳を見つめて見せる――相手に此方が見えない事は、分かってはいたけれど。]
(22) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 04時頃
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−回想 肆区 志乃と共に 茶屋−
[随分と軽い気持ちで声を書け、何時もの様に「善行」気取りで声を掛けた女性。 そんな彼女が、道中で話した事が己の胸に突き刺さり、店内の一席で、考えては沈黙する。]
…
[彼女の腹の中>>12は、その華奢な体には似付かわしく無い程達観しており。 ただ只管に己の信念を突き通す そんな生き方をしている自分を少し恥じたのは事実だった。
−見える物は確かにそれぞれで。 見えているからそこにあって
−だけど 見えないから見える物 見えるから見えなくなってしまう物。 そんな物が、僕はある気がするんだ−
首を振る彼女にその場ではこんな言葉を返した。 これを聞いてどんな表情をしたかは、深く被り直された笠によって読み取るのは阻まれてしまったが]
(23) 2015/01/22(Thu) 04時半頃
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…あ、悪ぃ… [思いに耽ってだんまりではあまりに失礼だ。 目の前に置かれた餅をひとつ頬張り、茶を啜る。 そして姿を一目見たときから気になっていた事を切り出す]
なあ、その三味線…飾りって訳じゃ無いんだろ? 志乃はどんな塩梅で唄を紡ぐんだ? [威勢のいい音を奏でそうだ とひとつ加えて湯呑みをぐ と煽れば、そのまま一滴残らず飲み干して。]
いつか、聴かせてもらいたいモンだな!
[その声は、いつもの調子を取り戻していて。 有意義な出会いを愉しむと、懐から銭を取り出して席の上に置いて立ち上がっただろうか そして寝かせていた竹刀を手に取り直す]
また、困った事があったら何時でも言ってくれよな! この、一平太 獅子丸に!! じゃあな!ゆっくりしていけよな!
[宛ら獣が体を大きく見せるように胸を張って言い放つと、ご自慢の竹刀と共に茶屋を後にしただろう]
(24) 2015/01/22(Thu) 04時半頃
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