192 革命の嵐
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─ 酒場 ─
[>>19エリアスの祈る言葉を受け、彼と別れ向かった先。 酒場は襲撃から難を逃れた者や最初から騒ぎへの係わり合いを避けてきた者が多く集まっていた。 女の姿を見止めれば、その服の裾が破けているのに気付いた者から次々と案じる声をかけられ。 女は自分で服を裂いたとは言わず、声をかけてくれる者達の輪に加わった]
服だけデすぐ二逃げタから、ダイジョウブ。 皆コソ、無事で良カった。 危なイ目にハ、遭ってナい?
[問いかけるのは、起こった出来事を少しでも耳に入れる為。 港でシメオンと別れた後、女は暴動の中に身を紛らせていたからあの場から離れた所で何が起きたかなど察することも出来なかった。 そうして集めた声は、ほとんどが女の予測通りではあった。 けれど、女には理解の及ばぬ事柄も含まれていた]
(34) 2014/09/09(Tue) 00時半頃
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─ 酒場 ─
(貴族の館に砲撃を加えた、なんて。 シメオンさんは何を目指して、動いているのだろう)
[彼は確かに、艦を奪うと言ってはいた。 それをどの様に使うかまで聞いていなかった己の愚を呪う。 一貴族への明確な害意は、相手に迎撃の理由を与えるだけに過ぎないではないか。 皇帝まで革命の手が届く前に取り押さえられる可能性の高さを無視してまで、何故そうしたのだろう。 シメオンはフェニックスの産声だと言っていたが、失敗すればその火種ごと消されてしまうのに。 そう考えて、そもそも艦艇を奪った時点で今更かと思い返し。 その上で、女は己のするべきことを再度考える。
今のままでは、この革命が失敗した場合恐らく革命を企てた者達に憎しみが向いてしまう。 それこそ、この国を操る者たちの思う壺になってしまうだろう。 市民達の革命者への認識を、愚かな反逆者にしてはならない。 未来を切り開く開拓者だと思わせる言葉を広め、皆の協力を呼び寄せようと、心を決めて]
(35) 2014/09/09(Tue) 00時半頃
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─ 酒場 ─
…バレたら怖いカラ、ここダケの話だヨ。 私ヲ襲ってきタ奴ら、貴族に頼まれタって、言っテたノ。
金デ雇われて、女も襲えルなんてついてるトカ、言ってテ。 その、砲撃されタ貴族の名前ヲ、呼んでたンダ。 きっと、あの艦ヲ奪った人ハ、それヲ知って砲撃シタんだろうネ。
[女はいつも、一握りの真実を混ぜた虚実を人から聞いた態で流す。 だが、今は女自身の言葉として、まるきりの嘘を流した。 実際には真実が混ざっているとは知らず、女は己の考え得る限り利が高いと思えるそれを選んだ。
そしてある程度の時間を過ごすと、他の酒場に居る皆の顔も見たいからと断って席を辞し。 何軒か廻り、相手に合わせて何通りもの噂を流し、広めていった。 女の思惑は貴族のそれとどれ程の拮抗を見せるだろうか。 とはいえ、女にそこまでの先見は無いのだが]
(36) 2014/09/09(Tue) 00時半頃
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─ 淫売宿 ─
[客人を飼い主のところまで案内できなかったとしょげた猫は、とぼとぼと大通りへと歩いていく。 と、そこで例のチラシを手にうろうろしている男を見つけて、にゃあと声を掛けた。
チラシを持つ人が宿を訪ねてくるのは、一度や二度のことではない。 この人もそうだと判断して、自ら案内を買って出る。
男を宿まで案内すれば、賢い猫だと頭を撫でられ、ソーセージをもらう。 ここらではあまり見ないソーセージをもらってご満悦の猫は、意気揚々と再び大通りへ繰り出した**]
(37) 2014/09/09(Tue) 00時半頃
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[捨て台詞を残して去ろうとするシメオンに向ける視線は、何の温度もない無、]
政治と外交の何たるかが分からぬものが、国を富ませ、諸外国の脅威を遠ざけ、国民を慰撫するなど出来よう筈もない。 期待した私が愚かだったな。
[椅子に座ったまま、シメオンが開いた扉の先に待機する書記官と武官に向けて、声を張り上げた。]
叛徒は逃亡するそうだ! 後はお任せする。
(38) 2014/09/09(Tue) 00時半頃
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─ 酒場 ─
[ともかく、女は自分に出来る事をただこなすことに専念して。 何軒目にか、顔を出した先。 女にとっては都合の悪い相手がそこにいた。 >>2:16食料品店が砲撃を受けた時の救護所にて、女がシメオンに連れ出されたのを覚えられていたのだ。 あの男とどんな関係だ、そう問いかけてくる相手は明らかに女を疑っていて。 女は内心を表には出さず、困惑と怯えを表情と態度両方で示した]
関係っテ言われてモ…アの人は、トモダチの恋人。
私がソーニャと一緒二いるって思っテて、何デ一緒二いないノカって聞かれタだけヨ。
[実際には彼の恋人が誰かも知らないのだが。 彼から聞いた名を咄嗟に出して、理由を作り出せばこの場はひとまず収まった。 けれど、これでは此処で噂を出した所で誰もまともに聞きはしないだろう。 服の乱れに気付き女を案じる店主や常連達に>>36先と同じ嘘を流すだけで留め、頃合を見計らいこの酒場も後にした]
(39) 2014/09/09(Tue) 01時頃
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[シメオンを拘束しようという動きはあるのか、それとも手出しせずにそのまま行かせるのか。 あの男をどうするかは内務大臣殿にお任せよう、と席を立ち、自分も部屋を出た。
議場に戻り、報告を待つ皇帝に、叛徒からの要求を余すところ無く伝える。 敢えて脚色はしなかった。 その傲慢と無礼は明白であり、皇帝が要求を飲む筈もないことは火を見るより明らかであったからだ。 後は、皇帝が帝都を火の海に変えても叛徒共を一掃する決意を固めるかどうかだけだ。
報告の間から議場のあちこちで上がっていた憤怒の雄叫びは、この最終的な決断の場においても活発に飛び交っていた。]
(40) 2014/09/09(Tue) 01時頃
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[そして次の酒場に向かおうとした、その矢先。 女はその姿を見つけて、驚きに目を見開き、立ち止まった]
イワン!? 何ガあったノ!?
[>>13明らかに全身殴られた痕をつけ、兵服もぼろぼろな男。 女は周囲の目を考えることも忘れ、急ぎ駆け寄った。 けれど、男は女には一瞥もくれてはくれず。 問いかけにも要領を得ることはないまま、立ち去られてしまった。 そして残された女には、周囲からの疑惑の目が向けられることとなるのだが]
どう、シて。
[女はそれに気を払う事も無く。 ただ、恋しい男の変化に心を痛め、涙を零すだけ**]
(41) 2014/09/09(Tue) 01時頃
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[戦艦に攻撃を仕掛けることは了承された。 それに先立って、皇帝とその家族は地下道を通り、数十キロ離れた離宮に避難する。
だが、戦艦制圧の実行に当たるのが、陸軍か海軍かで揉めていた。 重大な失点を犯した海軍が、犬猿の仲の陸軍に任せるのを良しとせずゴネ続けたからだ。 海軍の軍艦二隻が既に遡上を始めていたが、それがヴィーゾフ号と撃ち合えば帝都は大惨事になる。]
……攻撃の前に今一度、海軍司令部より水兵たちに投降を呼びかけてはいかがでしょうか。 正確な艦砲射撃は、熟練の水兵による共同作業だと聞き及んでおります。 水兵の中には家族の居る者も多いはず。 それを盾に、家族の安全と海軍兵士の名誉との両道から攻めるのです。 反乱者の家族がどのように肩身の狭い思いをするかを知れば、心の揺れる者も出てきましょう。 水兵たちが説得に応じて艦を引き渡せばよし、不首尾の場合でも艦内の反乱兵の間で不協和音となれば良いのです。
[見かねて、つい口を挟んでしまった。]
(42) 2014/09/09(Tue) 01時半頃
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加えて、帝都全体に避難命令を布告すべきです。 皇帝陛下が臣民の安全をお心にかけていると知ろしめす効果がありますし、賊徒共が帝宮のみならず帝都の破壊を目論んでいると印象づけられます。 一般市民においては、家財を置いて逃げねばならぬ恨みは、賊徒どもに向かいましょう。
[囁き交わす議員たちをよそに、ちらりと内務大臣の方を見ると、向こうも白い眉の片方を上げた。 その顔は揶揄するようでもあり、面白がっているようにも見えた。]
(43) 2014/09/09(Tue) 01時半頃
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[本来の目的を隠し、大事を為すためには、こういう目立ち方をするつもりはなかった。 だが、危急の時に知恵の出し惜しみをしている場合ではない。 それに、ニコライは決意していた。
この場にはいない、アレクセイ公子との面談を思い出し、目を閉じた。]
(44) 2014/09/09(Tue) 02時半頃
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―回想・しばらく前― [宮城を出て、広場に差し掛かったところで、兵士の一団に守られて移動するアレクセイ公子を発見した。]
私はニコライ・ニコラエヴィチ・ユスポフ公爵だ。 アレクセイ殿下にお目通り願いたい。
[護衛を背後に連れ、兵士たちの前に進み出ると、確認の後にアレクセイにようやく対面することが出来た。]
殿下、僅かの間だけで構いません。 人払いを。
[真剣な表情で、馬上のアレクセイを見上げると、公子は副官に小声で命令を下した。 さっと周囲の兵士たちが退き、二人だけを中心に残して輪ができた。]
(45) 2014/09/09(Tue) 03時頃
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[顔を寄せ、両目を見据えて、強く囁く。]
アリョーシャ。 落ち着き次第、君の邸宅を開放し、この度の騒乱で負傷したものや家を喪ったものを、身分の上下の区別なく受け入れると宣言しろ。 必要な金は私が後からいくらでも払ってやる。
[常にポーカーフェイスを崩さないニコライの、いつになく必死な様子に、公子は苦笑し軽口を叩こうとした。]
(46) 2014/09/09(Tue) 03時頃
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[それを遮り、公子の軍服の襟を掴みぐっと引き寄せ、顔を息のかかるほど近付けて。]
陛下と対立することになろうと必ずやると誓え。 君は民衆に人気がある。 繋ぎ止められるのは君しかいないのだ。
[激しい囁き。 虚を疲れた公子は暫し沈黙した後に、頷いた。]
(47) 2014/09/09(Tue) 03時頃
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[それを見定めると、手を離し、一歩下がって深々と礼をした。]
……失礼いたしました、殿下。 私がいなくとも、その約束は必ず守って下さいませ。
[と、兵士の間でざわめきが走り、何事かと振り向く。 丁度、帝宮の門を目掛けて走り抜けていく馬車が目に入った。 それが、さしたる妨害も受けずに門をくぐり抜けたと見るや、兵士たちは騒然となった。 それが叛徒のリーダーを乗せた馬車とはっきり理解した訳ではないが、公子も事態が取り返しのつかぬ一線を超えてしまったことを知ったようだった。]
(48) 2014/09/09(Tue) 03時半頃
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殿下。 くれぐれもお忘れなきよう――
[再度優美な辞去の礼をし、踵を返した。 軍籍を持つ公子は、このまま自分の所属する連隊に向かい、宮城守護の任に着くのだろう。 ニコライにはまだ宮城内でやることがあった。
帝国の命運がどこへ向かうか、見定めねばならない。 帝国を正しき道に乗せるため、持てる全てを使おう―― 決意を新たに、自分の戦場へ向かった。**]
(49) 2014/09/09(Tue) 03時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 04時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 06時頃
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―猫に連れられ、淫売宿へ― [アーチに頼んでみれば、彼は実に優美な風体で、堂々と歩き始めるではないか。>>27 頼んでみるものだと思いつつ、彼に黙ってついていく。
連れられた先は淫売宿。>>28]
ああ、既に帰っていたというのか、アーチ。 ……出来る奴じゃないか。ありがとう……ん?
[どうも猫の様子がおかしい。 周りを見渡してみても、同志シーマの姿はない。 何人かに聞いてもみるが、ここには居ないし帰ってきても居ないと。]
……そうか。 いや、いい。駄目元ではあったし、酒場方面の様子も見ておきたかったからな。 うん。恥じることはないよ、アーチ。
[そう言って軽く撫でてやると……己を呼ぶ叫び声が聞こえる>>32]
(50) 2014/09/09(Tue) 06時半頃
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―淫売宿の外― ……シーマ!?
[自分へ銃を向けてくるシメオン>>32に対し、即座に両手を挙げ、無抵抗の意思を示す。]
悪いね。「かつての同志を撃たない」とまでは、君のことを信用出来てはいないんだ。 だから僕は無抵抗の意思を示す。……合理的だろ?
[冗談めかした様子でそう言い。]
まあこうして生きて会えたんだ、弁明をさせてくれ。 君には何人、何十人もの同士がいる。戦艦を奪い取るような荒事において、病弱な作家が一人いてもやれることはたかが知れているさ。
[ここまでは、若干茶化した様子をまだ残す。だが、ここからは真剣に]
……僕は君の革命を汚い手で弄られることを望まない。
騒ぎになる前に、略奪を止められるなら止めておきたかった。……あの食糧庫の物資が根こそぎ奪われれば、冬に餓死者が出ることくらい解るだろう。 そうなれば、市民のための政治を受け入れる準備のあった者達ですら、君を拒絶するぞ。……彼らによる再度の革命だってあり得る。 ……だが済まない、力及ばなかった……まだ、ね。
(51) 2014/09/09(Tue) 06時半頃
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[しっかと彼を見据えて言った嘘偽りない言葉は、彼に届いただろうか。]
……それと。 フランシスカさんから伝言を預かっている。
[フランシスカに先ほど言われたこと>>9を思い出しながら。]
「もしも、あなたの助けたい人の無事をまだ確認できていなかったら。 その人を助ける手助けを、私は出来るはず」……だそうだ。
もしかしたら彼女はまだ酒場の近くに居るかも知れないね。 “仕事”をしている筈だから。……弱きものたちのために。
[そこまで言い終えれば]
……さて、僕が君に伝えたい事は伝え終えたよ。
撃ちたいなら撃てばいい。それが、革命のためと言うなら。 [ひゅう、と風が通り抜ける。シーマが何か言うまで、暫し無言。あるいは、会話の間に軍や警察の到着などあるかもしれない**]
(52) 2014/09/09(Tue) 06時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 07時頃
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[青年は、組織の裏切り者として彼を撃つつもりだった。 エリアスの言葉を聞きながら、照準をしかと定める。 食糧庫についての訴えには、青年は反応を示さない。 なぜなら…。
けれど青年の口をついたのは別の事柄。]
…それはソーニャの事か。 彼女は艦の何処かに居るさ。どうしてフランシスカが…。
[それでも、青年は一瞬歯噛みするようにエリアスを見つめる。]
くそ…。酒場だ!
[御者に短く叫ぶ。 青年は持っていた銃で、エリアスに招く仕草をしてみせた。 彼が応じるにせよ応じぬにせよ、馬車は再び走り始める。**]
(53) 2014/09/09(Tue) 08時頃
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……ハッキリとは言わなかったが、そうだろうな。 彼女が君に、そして僕に嘘を言う必要は恐らく無いはずだ。
[照準を定めるシーマ>>53に、僅かに体を震わせ。 撃ちたければ撃てばいいとは言ってみたものの、そこまで度胸のある自分でもないのだ。 撃たれるのは出来れば御免被りたい。
シーマの自分を招く仕草に、わずかに逡巡したが。]
……わかった。 艦の時に君の役に立てなかった借りを返せるかもしれないからな。
[結局は彼と同行することにした。
理由は2つ。 1つは今のシーマから感じた、“生き急いでいる感じ”を不吉に感じたため。 もう1つは、作品を彩る印象的なシーンの匂いを、今の彼から嗅ぎとったため。
夜を切り裂いて走る馬車のなか、ふたり**]
(54) 2014/09/09(Tue) 08時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 08時半頃
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[世に稀に見る犯罪は信じられない偶然が重なった結果と言う。 ならば、驚くべき珍妙な出来事も、奇跡のような偶然の積みかさねなのだろう。 たとえば―――
大通りを歩いていた三毛猫が暴動の群集に驚き追われて宮殿の方へ行ったのも、 厳戒態勢をとっていた宮殿警護の兵が別の騒動に気を取られてたまたま一匹の猫を見逃したのも、 庭園に入り込んだ猫を見つけた庭師が「貴族の誰かの飼い猫だろう」と触らぬことを決めたのも、 連隊へ移動途中の公子に見つかって捕まったのも、 公子が面白半分気遣い二割くらいで猫をある部屋に届けさせたのも、
すべては偶然の積み重ね。]
(55) 2014/09/09(Tue) 09時頃
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[かくして、宮廷内にニコライ・ニコラエヴィチ・ユスポフ公のために用意された部屋の真ん中に、三毛猫が茫然と佇む事態になったのである。]
(56) 2014/09/09(Tue) 09時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 09時半頃
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―皇帝宮殿― [だが、とニコライは目を開けて、会議の模様を観察しながら考える。
交渉に臨む前は、敬意を払うに値する人物と認めたならば、密かに手を結ぶことも考えていた。 だが、蓋を開けてみれば、戦艦を奪取した革命勢力の長は卑小な人物だった。 相手が飲むはずもない要求を突きつけて、力を誇示して悦に入っている、子供だった。
その交渉と呼べぬ稚拙な脅迫で何が得られると思ったのだろう。 戦艦を1隻手に入れただけで、まだ帝都全域を自分たちの影響下に置いたわけではないというのが、まるで分かっていない。 陸軍も海軍もまだこちらが掌握している以上、帝都を犠牲にする覚悟があれば、戦闘をすることは可能なのだ。
そして、眼前の愚かな権力者たちは、その選択肢を取るだろう。 それを止めることは、自分にも不可能だ。]
(57) 2014/09/09(Tue) 10時頃
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[革命家らしく、人道主義の夢想を語るなら、まだ可愛げもあった。 参政権なり農奴解放令の発布なり、貴族への課税なりを要求していたなら、落とし所を探れもしただろう。 皇帝が突っぱねたとしても、民衆の反乱を防ぐためには目に見えた改革が必要だという雰囲気に持って行くことは出来る。 それは、ニコライたちが望む未来に、一歩近づけることにも繋がる。 しかし、何の駆け引きもせず、その必要はないと言わんばかりの態度で、相手の何を変えられると思ったのか。]
――或いは。 それが、目的だったのか。
[であるならば、彼を首魁として抱いた反乱者たちは何と不幸なことだろう。 冬の夜空に咲いて散る花火に、自分たちの理想と生命を託すとは。]
(58) 2014/09/09(Tue) 10時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 10時半頃
アーサーは、ニコラスに話の続きを促した。
2014/09/09(Tue) 10時半頃
アーサーは、ニコラスに話の続きを促した。
2014/09/09(Tue) 10時半頃
エリアスは、ニコラスに話の続きを促した。
2014/09/09(Tue) 10時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 11時頃
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[結局、海軍が水兵への投降を呼びかけている間に、陸軍の部隊が小舟で接舷、乗船し速やかに反乱軍を制圧する。 それでも奪還がならぬ時は、到着する戦艦二隻で攻撃。 具体的な打ち合わせは両者で行う、という形に落ち着いた。 ニコライの策は一応受け入れられ、皇帝陛下の名で帝都市民への避難勧告が下されることになった。
会議は解散となり、それぞれがそれぞれの職務を果たすべく、動き出した。 官職を持たぬニコライは、取り敢えず帝宮に与えられた部屋に下がった。]
(59) 2014/09/09(Tue) 11時頃
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[安全確認のため一足先に部屋に入った護衛が、素っ頓狂な声を上げた。]
「何だこの猫は」
[護衛の言葉にそちらを見ると、部屋の中央に三毛猫がちょこんと座っていた。 きちんと前足を揃えた姿、ただならぬ風貌。 護衛がさっさと追い払おうとするのを止めさせ、そっと猫に近づいてみた。]
……皇女がたの飼い猫が迷い込んだのかな?
[皇帝には幼い皇女が三人ほどいたが、その内の誰かのペットだろうか、と頭を傾げる。 まさか、近くの帝立美術館で鼠を捕るために飼われている猫が、ここまで迷い込んだということもないだろう。 試しに、そっと手を伸ばしてみた。]
(60) 2014/09/09(Tue) 11時頃
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[茫然としているうちに部屋に人が入ってきて大きい声を上げたので、三毛猫の尻尾が半分ほど持ち上がり、背中の毛がひとすじ、ぴややと逆立つ。 それでも襲われる様子が無いので座っていたら、後ろから別種の人間が現れた。
整った顔立ちと身なりをじっくりと眺め、近づいてくるその顔を見上げる。 差し出された手をひとしきり嗅ぎまわり、仕上げにざらりと舐めた。 もそもそと座り直し、また相手の顔を見上げる。]
(61) 2014/09/09(Tue) 11時半頃
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[人馴れしているようだが、媚びたところのあまりない猫だ。 撫でたり抱き上げたりと、愛でることはないが、自然に表情は緩む。 厳しい無表情に、ほんの僅か春の雪解けの如き笑まいが浮かんだ。]
飼い主が捜しているかも知れない。 奥に連絡して、猫がいると知らせて差し上げなさい。
[配下に命じた後、傍らの椅子に腰掛け、猫を眺め続ける。]
お前は、何をするも何処へ行くも自由なのだな。 人間というのは不自由なものだ。
[肘掛けに乗せた右手に頭を預け、独りごちた。**]
(62) 2014/09/09(Tue) 11時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 11時半頃
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[匂いを確認して落ち着いたか、猫はざりざりとその場で毛づくろいを始める。 その間も、耳は部屋の主の方へ向いていた。 やがて立ち上がると、椅子に座る彼の足元に寄る。]
なぁぉ。
[顔を見上げて一声鳴いたあと、ごつりと頭を足にぶつけた。 まるで励ましたり、どやしつけたりするかのように。
そうして身体としっぽを順に擦り付けながら足元から離れ、護衛が部屋を出入りする隙にするりと扉から出て行った。 邪魔したな、とでも言わんばかりにしっぽをぴんと上げて**]
(63) 2014/09/09(Tue) 12時頃
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