5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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釣り師 ヌマタロウ に 1人が投票した。
さすらい人 ヤニク に 4人が投票した。
会計士 ディーン に 3人が投票した。
さすらい人 ヤニク は村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
漂白工 ピッパ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、薬屋 サイラス、釣り師 ヌマタロウ、奏者 セシル、受付 アイリス、理髪師 ザック、会計士 ディーンの6名。
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― プレストの町から黒い森へ ―
[北の塔へ続く道は黒い森の向こうだという。 よりによってこれを抜けねばならぬことに眉を寄せた。]
暗闇を通す月光のランタンはあるのか。
[夜道を通すランタンだけではなく、月の加護をもったそれを求めようと宿の主人に尋ねた。 すると、町外れの案内おばばに聞けという。]
(0) 2010/03/27(Sat) 09時頃
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― 町はずれの案内おばば ―
[案内おばばは黒い森への入り口で、白いテーブルに白い椅子、白いティーセットで、シロツメクサで炊いた紅茶を飲んでいた。]
お前がおばばか。 森を抜けたい。月光のランタンというのを8つ所望する。
[そう言うと、おばばはにまぁ、と笑って…、ランタンは一人でひとつには大きすぎる。二人がちょうどよくて、三人だと一人は闇に囚われる。
そんな呪文めいたことを言ってから、3つ用立ててくれた。]
ん?これでは一つ足りないぞ?
[そういって顔を上げた時には、もう白いテーブルと椅子しかそこにはなかった。]
(1) 2010/03/27(Sat) 09時半頃
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― プレストの宿 ―
[宿に戻り、ロビーに月光のランタンを置く。 効果は半日、その間に黒い森を抜けねばならない。]
どうしたものか…。
[とりあえず、そのままに王子の眠る部屋に戻る。]
(2) 2010/03/27(Sat) 09時半頃
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会計士 ディーンは、出発するための準備をはじめた。**
2010/03/27(Sat) 09時半頃
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―プレストの宿―
――……、ッ――…
[目蓋はどうにも、重かったけれど、目は覚めた。 深く、安堵の息を吐く。 眠りの中、囁き声は聞こえたが、今はまだよく思い出せない。
痛みのように、鈍く響いているのは、]
( …………しょう、殿下 )
――上等だ。
[中空を睨むように見据え、立ち上がる。 ディーンが部屋に戻ってくれば]
……さっさと行くぞ、まずは遅れを取り戻す。
(3) 2010/03/27(Sat) 10時半頃
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―プレストの宿―
[眠りは深い深い中。 夢は見ない、昔は見ていた様な気がするが、いつの頃が見る事を忘れた様に。 その代わりに見るのは何かが零れる音だけ。]
喉、渇いた。
[喉の渇きを覚えて、食堂に向かう道化の目に入るのは、白銀の持ち手には月の獣女神の意匠が彫られ、薄硝子にぼんやりと映るのは魔法の炎の影。 机の上には月光のランタンと呼ばれる魔力があるランタン。]
僕には必要ないかもね。 だって僕はこれで茨を刈らないといけないし、腐っても猫だから夜の闇は見える。
[大きな園芸用鋏はもう既にポケットの中に、左手を眉間に寄せると、瞳は人ではなく、一瞬猫のそれとなる。]
(4) 2010/03/27(Sat) 10時半頃
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―宿・ロビー 朝―
[虎の子たちはどうしていただろう。 どうやら自分のせいで余分に留まることになってしまった、らしい]
――あい、すまぬ。
[ここでの呪詛の犠牲者は、2人に増えていた。 見覚えのあるロケットで、豹の騎士の赤子と知れる。
戦いに長けた者は、これでもう誰もいない。 その剣を、借りてゆこうかとも思ったが、この状態では奮えない。
商人が赤子の傍らにいる意味は、よくわからなかった が。
出立前、老鶯のおとぎ話を聞くだろう。 聞きながら、険しい面差しで、夢の残滓を探っていた。
月明りにも似たランタンの灯火が、揺れる]
(5) 2010/03/27(Sat) 11時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 11時頃
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[朝の出来事はもう一つの日常になりつつ、特に驚きの声は上がらない。 ただ豹の騎士を抱く赤いローブの商人を方をチラリと見ただけ。 それに対しても何も言わず、踵を返した。]
僕が先に行くよ。 この中で一番元気だからね。 茨も適当に切って道を開けるよ。 断ち切る事は慣れているから―…‥
[鋏をしっかり持って、宿の扉を開ける。]
(6) 2010/03/27(Sat) 11時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 11時頃
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―プレストの宿―
『今はどうなっているか…』
[ランタンを抱え森へ赴く出掛け、 宿で森の先に集落はあるかどうか訊ねた答えがそれだった。いぶかしげに首を捻れば宿の者は慌てて言葉を続けた]
[森がいばらに覆われて、行き来はほとんど途絶えた、と。 その村落は小さく、土は痩せ、冬は霜に覆われる、 あまり豊かではない土地なのだという。
――そして更に寂れたその理由]
『あそこはひどい流行り病がありましてねえ…』
[定期的に発生するという病、 60年ほど前のそれは特に被害が酷かったそうだ。 そうか、と返せばそれきり、会話は途切れた]
(7) 2010/03/27(Sat) 15時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 15時半頃
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―街道/黒い森と茨―
[薔薇の街道とも言われた時期もあったが、それは今は昔となって、ただ黒い黒い生い茂ったうっそうとした木々と、下に呪いの様に蔓延っている茨が街道を周辺を覆い尽くす。]
パチン パチン パチン パチン、パチン。
[思った程に鋏の出番は無かったが、それでも時折茨を切る音が森の中に響く。 切った茨はそのまま街道脇に投げられる。]
……。
[茨の棘が右指に赤い丸い物を作る。 少し眉をひそめて、そのまま繰り返しの作業は続く。 そしてその赤い丸は、白い道化服に赤い模様がかすみ草のように散る。]
(8) 2010/03/27(Sat) 16時頃
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―名も無き村落―
[その村は唐突に現われた。 小さな盆地の中に寄り添う様に建つ掘立小屋風の家が数えると10程。 その半分の家は人気が無く、崩れるのを待つだけだけのようだった。 よくよく見ると雨ざらしの土台がまだあるだろうか。 そして村の家の数とはおかしい。
――おびただしい墓の数。
急ごしらえの板で作られた墓標が寂しくここで何が遭ったかを知らせる。 一行は中でも一番大きな家のドアを叩くだろうか。]
(9) 2010/03/27(Sat) 16時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 16時頃
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―元村長宅―
[何らかの話し合いはされただろうか。 道化はそれに加わる事も無く、窓の外を見やる。 ふと自分の顔が映り、戸惑ったな表情を浮かべるが、その向こうに見える歪んだ塔の影をじっと見つめる。]
もうこんな近くまで来たんだね。 囚われた音楽の欠片でも落ちてないのかな。
[有り得ないと分かっていても、独り言の様に呟く**]
(10) 2010/03/27(Sat) 16時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 16時半頃
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――プレスト・宿――
[豹の騎士が呪いに倒れれば、道具屋は残る意思を見せて。 赤子を見つめる愛しげな眼差しを見れば、彼の想いを察せられたから、烏の男は頷いた。
月光のランタンに火を灯せば、月の雫を集めたブルームーンストーンが光を受けて静かに揺れる]
それじゃあ、行ってくるさぁ。
[虎の子と道具屋にひらひらと手を振り、いばらの森に分け入った]
(11) 2010/03/27(Sat) 19時頃
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――いばらの森――
まぁ、軍馬の旦那や姐さんみたいに頼りにゃあ、ならんだろうけどねぇ。
[先に行くよ――と猫の道化が先陣を切るのを見て、烏の男は殿を務める。騎士の二人のように武芸の心得もなく、携える武器もないが]
アイリスは翼を引っ掛けないようになぁ。 頼むから、ローブの裾にも気をつけてくれよう。 爺さんは足元が辛くなったら言ってくれなぁ。
[せめて、自分に出来ることをと、一行の中で体力的に劣る二人に声を掛ける。 この森の中では黒い翼は役立たずだから、もし二人に何かあれば背負って行くだろう]
(12) 2010/03/27(Sat) 19時頃
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薔薇の街道かぁ……。 初夏に来ればきれいな花がお出迎えしてくれたのかねぇ。
[心細く振り返れば、昼なお昏い森の中。 戻る道はいばらの鋭い棘に閉ざされて。
背筋を冷や汗が伝うが、前に進む以外に道はない**]
(13) 2010/03/27(Sat) 19時頃
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―名も無き村落/外―
[前の村で貰った灰色のローブを羽織り、外に出ると冷たい北風が吹きつけて、両の耳が細かに震える。 そしてその中を歩き、見上げるとよりはっきりと捻じれた塔の姿が見える。]
あれが魔法使いの塔―…‥
[一歩踏み出した、猫の道化に右足に小さな木の墓標が辺り倒れる。]
御免よぉ、蹴飛ばしてしまったよぉ。
[人にぶつかった様に謝罪しながら、墓標を元に戻しながら、書かれている文字に手を止める。 名前はもう消えかかり、残っているのは、死んだ歳のみだったが、猫の道化を動きを止めるのには充分で――。]
こんな歳で死んじゃったんだ。 ――と同じだね。 ――は、暗い闇の中に零れて逝っちゃったんだ。僕が零しちゃったんだ。
[それは少し泣き笑いな感じの声。]
(14) 2010/03/27(Sat) 20時半頃
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[思い出した様に手を叩くと、]
倒したお詫びにこれあげる。綺麗な桃色でしょう。 桜貝と言うんだ。
[ポケットから桜貝を小さな墓標に供えて。]
きっとこれも忘れちゃうんだろうな。 御免よぉ。
音楽を取り戻して、流れる優しさと同情の中の温い中で、全部全部忘れちゃうんだろな。 何でこんなに心が辛いんだろう?
[猫の道化は踵を返すと、]
こんな辛い事も早く忘れたいな。 音楽を取り戻さないと―…‥
[呪いの様に唱える言葉『音楽を取り戻す。』]
(15) 2010/03/27(Sat) 20時半頃
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― 宿から森へ ―
[騎士が赤子になったのを知ったのは王子の出立に同意し、ロビーに出た時か。 そして、商人がその傍にいれば彼にはついて来いなどとは言わず、ランタンの数とおばばの姿を思い出して少し、寒くなった。
その後、ランタンを道化は手にしなかったので、一つを王子に一つをザックに、残りの一つは誰がもっただろう。]
[森に行けば、茨を切る音が、何か規則的なものに聞こえ、それは何かを彷彿させたかもしれない。
月光のランタンはかざせば茨は棘を地面に落とした。
向かうは、寂れた村]
(16) 2010/03/27(Sat) 20時半頃
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――いばらの森→村へ――
――…これは、また。 月光の加護、か。
[森を塞ぐ黒いいばらは、手にしたランタンの、 その月灯りを嫌うように退いて道を開けていく。
烏の翼をも傷つけようとした拒絶の茨は、 その意志を失って、道化の手で刈り取られていった。
いばらが刈られ放られるごとに、 鈍い痛みのようなものが体に響いた。 意識にまだ、ゆらぎはある。]
…寂れた村か、今は本来出稼ぎの時期、だと言っていたが。流行り病真っ最中などということが、なければよいが な。
[宝番が2人にかける声を聞きながら、ぽつり、呟く]
(17) 2010/03/27(Sat) 21時頃
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―名も亡き村、手前―
……ッ、……――、 ここに、入るのか…?
[村の入り口で、足は止まった。 深い悲しみと怨嗟の気配が、体を蝕むようで。
一度訴えるようにディーンを見て、 それが無意識だったことに気付けば、気まずそうに足元を見た。
揺れる、一輪の白い花 春の訪れを告げるスノードロップ]
(18) 2010/03/27(Sat) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 21時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 21時頃
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>>18
[ちらりとこちらを見る王子に、無理もないといいたげな目。 感応力が強い王家の者には影響が大きいかもしれない。
一方、忘れることができる、と自称する道化は、どこからか、今帰ってきたところか。]
(19) 2010/03/27(Sat) 21時半頃
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会計士 ディーンは、また本を広げて見ている。
2010/03/27(Sat) 21時半頃
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[>>19 わかってる、ように見られて、小さなため息。 何か呟き続けている道化の姿には、わずか眉根を顰めた]
……、
[手にしたランタンの輝きが、ふっと風に揺らめいた。 淡い月の燐光は、一つの箇所を指し示すように、流れていく]
――あそこなら、いいかもしれない。
[村のはずれには古びた聖堂。 寂れた村落には不似合いな大きさで、 あるいはこの村よりも、それは歴史が古そうだった。]
(20) 2010/03/27(Sat) 21時半頃
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[プレストでもう一泊することになり、気は急いていたものの特になにも言わず。
ぼんやりと窓の外───北を見て1日過ごし、翌朝。
犬の道具屋に抱かれた赤子になった豹の騎士を見つけ、言葉をかけた。]
一緒に残れて嬉しいかい。
[答えはどうだっただろうか。 朝食の席で王子に御伽噺を話してからプレストの宿を後にした。
いばらが伐られ、ランタンに照らされた道を、烏の兄さんに気遣われながら歩く。
村に着けば、宿には向かわず他の場所へ。]
(21) 2010/03/27(Sat) 21時半頃
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奏者 セシルは、釣り師 ヌマタロウがいずこかへむかう後姿を 見る
2010/03/27(Sat) 22時頃
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[視線を感じながらも振り返らずに歩く。 やがて広場につき、広場の隅の木に近づく。
あまり大きくはない梅の木。花も実もなく、枯れかけながらも立っていた。]
もうおまえさんしかいないだろう、ぼくを知る者は。待つ物は。
お互い、枯れ果てる前に会えて嬉しいねえ。
ただいま。
[しばらくの間、木と語り合っていた。 それが済めば、村はずれの聖堂へ向かう。]
(22) 2010/03/27(Sat) 22時頃
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[風はゴォーゴォーとなるばかりで、一向に晴れる気配無く、猫の道化はひたすらそんな空を見上げる。]
取り戻せなかったら、こんな風になっちゃうのかな。
[ローブを深々と被り、小さく呟く。]
怖いね、僕はそんな風になったら、どうなるんだろう。 眠るのかな、それとも―…‥
(23) 2010/03/27(Sat) 22時頃
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[ちらりと見ると聖堂に向かう人々。 猫の道化は祈った事はなかった。 助けてくれない神様はいないのと同じだったから。]
みんな、祈るんだね。 神様というものに。
[笑いも浮かべずに、聖堂に向かう。]
(24) 2010/03/27(Sat) 22時頃
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[途中の家々からは、息をひそめてこちらをうかがう気配がした。]
昔はこんなじゃなかったのに。 音楽を奪われたせいか、ヨアヒムのせいか。
[遠い昔にはなかった塔に視線をやり、ため息を吐いた。 北風に身をすくめ、コートの襟をおさえる。
やがて聖堂に着けば、人の気配がした気がして聖堂の外で立ち止まった。]
誰かいるのかい。
[呼ばわりながら聖堂の中へ。殿下の姿を見つけたか。]
待ち人は来たかい。邪魔なら去るがね、お祈りを済ませてから。
(25) 2010/03/27(Sat) 22時頃
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ひとりぼっちで永く───
生きすぎたね、ぼくも、おまえさんも。
おまえさんは休ませてあげよう。夜が来たら。
[梅の木にはそう話、幹をなでた。]
そして、ぼくは
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―聖堂―
――……、 少しはましか [ディーンにランタンを押し付けてその場所へ。 天窓は高く、集められた光は穏やかに降り注いでいた。 ここにもまた、かつては音楽があった証。
同じく古びたオルガンは、けれど こんな状況でも手入れはされているのだろう。]
――…待ち人、か。 むしろ私に用があるのは、そなたではないのか?
[>>25 訪れた声に、鍵盤に触れようとする手を止める 祈ると言うのならそれは邪魔せずに待つつもりだった]
結末だけを知ってる御とぎ話を聞くというのは、おかしな気分だな。
[ぽつり、呟いて]
(26) 2010/03/27(Sat) 22時半頃
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[祭壇に祈る。それが捧げられるのは神ではないが。
祈り終え、殿下のほうを向く。]
今日は一緒じゃないのかい、犬は。
(27) 2010/03/27(Sat) 22時半頃
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[犬、という言葉にはある種の確信を持って、 あからさまに耳が、ぴくり跳ねた]
…一緒じゃない方がいいんじゃないのか?
[オルガンの蓋を閉めれば、そちらへと向き直る]
(28) 2010/03/27(Sat) 22時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 22時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 22時半頃
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別にどちらでも。 御伽噺の結末は、彼に語って聞かせてあげればいい。
子守歌代わりに。
[いつも通り、好好爺然とした笑みを浮かべた。]
(29) 2010/03/27(Sat) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 22時半頃
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―聖堂→元村長宅―
[聖堂の扉を開けようとすると2人の話し声が聞こえる。 何か大切そうな話をしているそうで、そのまま開けずに踵を返す。]
大切な話は邪魔しない方がいいよね。 どうせ僕は忘れちゃうんだし。
[小さな小さな独り言。 休みを取る為に、元村長宅に向かった。]
(30) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 23時頃
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――ッ
俺があいつに子守歌、って、 ……大体、話すのも恥ずかしいだろ、あのオチは。
[言葉と笑みに調子を狂わせられて、思わず髪をかき混ぜた]
――なんだよ、認めんのか。 理由くらいは聞いてやる、毎晩安眠妨げやがって。
(31) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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あれ?
[そして、その寒々とした様子を観察していたとき、ふと、王子の姿がなくなった。]
――……ッ
しまった、あいつ……。
[ここに来る途中も傍にいると危ないとか、なんとか言ってた。 立ち止まってふうっと息をつき、周りを見回す。]
(32) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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奏者 セシルは、扉の気配に一瞬ちらと目を向けた
2010/03/27(Sat) 23時頃
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――名も無き村――
随分と寂しい村だぁね。 [ひゅうひゅうと風が吹き、黒い森が揺れる。 高く捻れた塔はすぐ近くに見えて、その禍々しさに烏の男は息を飲む]
……あぁ、ヨアヒムの野郎は王国をこんな風にしちまいたいのかねぇ。 そんな世界に一体何の楽しみがあるのやら。
[月光のランタンはやがて光を失い、昏い森の中、月の雫の指輪だけがぼんやりと青白く輝く。 烏の男は聖堂に向かう者達を見送り、休憩を取れそうな家へと向かう]
(33) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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[暗い森を皆と共に抜け、次の町へつけば、旅の疲れが出たのかすぐに休息をとった**]
(34) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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どこにいった?
[押し付けられた月光のランタンの力をもってすれば…とも思ったが、それは力を既に失っていて、ただのランタンになっていた。 苦々しい顔になって、あたりを探索しはじめる。]
(35) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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恥ずかしいのは、まあ同意しよう。
[一歩、殿下に近づく。]
ああ、主語が抜けていたねえ。
「もし彼が赤子になったら。」 こうつけるだけで、認めたことにはならないだろう。
(36) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 23時頃
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[旅の疲れが出たらしい、蝙蝠の娘を休ませようと 元村長の邸宅らしい大きめの家に向かえば、苦々しい顔で何かを探す金糸の若君と出会う]
あれ、若君、どうされましたい?
(37) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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[>>35の姿を見やると、]
猫の王子様は聖堂だよ。 鶯のおじいさんと一緒に。 何の話をしてるかは知らないけれど。
[聖堂を指さすとにっこり笑う。]
(38) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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認めようが、認めなかろうが。
[距離が一つ、縮まる]
どっちみち、おとぎ話の結末をわざわざ、 子守唄代わりに聞かせられた俺には、バレバレだろうが。
――お前が、あいつの手下だってことは。
[真っ直ぐに見据える、 けれどその身の衰弱はやはり見て取れるほどで]
……それとも、あのおとぎ話を実演してみるつもりか? 手先の内緒話を知る者こそが――、とかいう。
(39) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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――だったら、 騙す皆がいたほうが都合がいいんじゃないのか?
[意図をまだはかりかねている、 けれど、うっすら笑ってみせた]
(40) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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|
勝手に聞いておいて、安眠妨害もないもんだがね。
[また一歩、近づく。靴の音が響く。]
ぼくと殿下では、どちらの信用度が高いかくらいわかっているよ。
やっぱり、あの時に犬は片付けておくべきだったね。殿下の隣の部屋は、彼の部屋だと思ったのに。
違った。カワセミの青年には悪かったと思う。
[人の気配がしても、黙ることなく語り続ける。]
(41) 2010/03/27(Sat) 23時頃
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さて、騙されているのは誰だろうね。 おまえさんかぼくか、それとも、ヨアヒムか。
(42) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、そのまま、ぼんやりと元村長宅の居間でぼんやりとしているだろうか**
2010/03/27(Sat) 23時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 23時半頃
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――守り役だからな。 まあ、必要なら同室も許す。
[犬、という響きにぴくりと片眉跳ねさせて、 さげすみの混ざる言葉が気に入らないのは確かだった]
なるほど、翡翠もとんだとばっちりだ、が。
翡翠には悪かった、って。 ――他の連中はどうなんだよ。
[縮まる距離にも、臆することなく、退きもせず]
……、……―ー、
[>>42には怪訝そうな顔をしたか]
(43) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
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>>37
[行くと斥候に出会う。]
ああ、殿下の姿が見当たらなくてな。 というか、…大丈夫か?
[蝙蝠の娘を見て、厳しい顔が少し困った顔になった。]
ここは、雰囲気も、あまりよくはない。
(44) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 23時半頃
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>>38
[道化が何か言って笑い消えた。]
おい、今、なんと?
[しかし、その姿はすぐにまた視界から消える。]
――……なんなんだ、あの道化は、わけがわからん。
[王子を見失っていることからの焦燥も混じって、かなり不機嫌そうな声に聞こえただろう。 そしてザックを見直すと…]
その娘はもう動かなさいほうがいいだろう。
[お前はどうするかと言った顔]
(45) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
|
|
仲のよろしいことで。
[殿下の傍まで近づいて、立ち止まった。]
呪いが解ければみんな元の姿に戻る。 謝る理由はあっても、もう、直接謝ることはできはしないし。
[オルガンの蓋を開け、鍵盤をひとつ押した。
低い音が鳴る。音楽が無くても音楽にはなり得ないひとつの音が。]
ぼくの願いなんか、疾うの昔に亡くした家族の元に行くことと
王様の役に立つことだけ。
(46) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
|
|
殿下が、ですかい?
[猫の道化から王子は聖堂に向かったと、話が出れば頷いて]
爺さんも一緒だから、何かあれば知らせてくれるだろうと思いますが……。
確かに嫌な感じがしますさぁ。 早めにここを出た方が良いかもしれやせんねぇ。
[蝙蝠の娘を心配そうに見る若君に] とりあえず、俺っちはアイリスを休ませてきまさぁ。
[そう告げて、大きな家へと向かった]
(47) 2010/03/27(Sat) 23時半頃
|
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 00時頃
|
余計なお世話だ。
[揶揄にはぽそり呟いて]
――もう出来ないって、どういう意味だ。 謝意があるなら、直接謝罪するのが筋というも……
[空気を伝う 柔らかな鍵盤の 音。
それはただの音でしかなかったけれど、 古い物のまとう郷愁をどこか纏っていて。
失くした家族の元へ、言葉を聞けば、眉間に皺を寄った]
――…親父、の? まて、それはつまり… お前が言いたいことは、
[ずきり、と 鈍く痛むようなこめかみ、騙されているのは誰だろう]
(48) 2010/03/28(Sun) 00時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 00時頃
|
意外と察しが悪いね。
役に、立ちたかったけど。 ぼくは、ここまでのようだよ。
[頭を押さえ、鍵盤の上に倒れる。 いくつもの音が不協和音を奏でる。 顔を伏せていたから、苦しげな表情は見えなかっただろう。]
(49) 2010/03/28(Sun) 00時頃
|
|
だ、って 対決だのなんだの言っといて、 いきなりんなこと言われりゃ、戸惑うにきま――
[途切れるのは、終わりを示す言葉を聞いたから]
おい、何縁起悪そうなこと言って、 ――…ッ、おい! 大丈夫か、そか、これあいつの――!
[鍵盤の上に倒れ伏す、老鶯。 夢を渡った鈍い痛みが自分にも伝わってきて]
しっかりしろ…!
[支えようと上体をかがめれば、 懐から音の砂時計がころり、零れ落ちた。不協和音に儚い音色が重なる]
(50) 2010/03/28(Sun) 00時頃
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――元村長宅――
あんな森の中を抜けてきた挙句に着いたのが、こんな寂しいところじゃあ、がっかりして疲れも出るよなぁ。
[蝙蝠の娘を客室らしい部屋に連れて行き、ベッドに休ませる]
……お前さん、良く頑張ったよなぁ。 ここまで来れば、音楽を取り戻すまでもうちょっとの辛抱さぁ。
だから、休んで早く元気になってくれなぁ。
[語りかけるうちに、蝙蝠の娘は眠ってしまったかもしれない]
(51) 2010/03/28(Sun) 00時頃
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奏者 セシルは、助けを求めるように、無人の聖堂を見渡した
2010/03/28(Sun) 00時頃
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[金糸の若君は聖堂に向かっただろう。 暗闇の中その後姿を見送ったが、何やら胸騒ぎがする。
この黒い風の吹く村で、寂しがりの蝙蝠の娘を独りにしておきたくはないが、烏の男は顔を上げて]
……すぐに戻ってくるからさぁ。 寂しくても我慢してくれなぁ。 [蒼く光る指輪を外し、蝙蝠の娘の手に握らせる。
そうして、居間でぼんやりとした様子の猫の道化に、 ちょっくら、出てくるさぁ――と告げ、聖堂へと向かった]
(52) 2010/03/28(Sun) 00時頃
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[声を掛けられれば、若草色の瞳を向けて、烏を見送る。 そして再び、あの捻れた塔に視線をやる。]
……。
[左指先で遊んでいた鈴がチリンと鳴った。]
(53) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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[殿下に支えられ、砂時計の音が流れ、少し痛みが引いた。]
ああ、思い出したよ、君が奏でていたメロディーを。
[表情が和らぐ。]
このまま君の傍へ行けたら、どれほど幸せだろう。
(54) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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[そのまま、がっくりとうなだれ*寝息をたてた*]
(55) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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[音の砂時計は、きらきらと、その透明な旋律を奏でる。 水晶そのもののように、聴く者によって色を変える
老鶯が聴いた音色はなんだったのだろう。
苦痛の滲んだ表情は、懐かしいものに触れたように和らいで。 ただ、その言葉からそれは既に、失われた音楽なのだと知る]
――生きた証を残すのだろう? そなたの、いや、その失われた者の。
しばし休め。あとは任せろ。 そなたは謝罪をせねばならぬこと、きつく肝に銘じておれ。
[言葉は届いただろうか。 うなだれる様にはびくりとしたけれど、寝息としれれば安堵の息を吐いた]
(56) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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>>47
そうか、爺さんが一緒か。
[アイリスを連れていく様子には、またそうかとつぶやいて…。]
ああ、北に塔によればよるほど、なのかな。
[空は、どんよりと…。]
(57) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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――聖堂――
殿下、若君……。爺さん?
[呼びかけながら、聖堂の大きな扉を開く。
烏の男が着いた頃には全てが終わっているだろう。 その場にいる者たちの顔を見回し、倒れ伏す老鶯に気がつけば]
何があったんで……?
[心配そうに尋ねた]
(58) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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[そして、老鶯を支えながら]
――…く、 あれか、やっぱ少しは体力ってのも必要か…
[とりあえず椅子に寝かせて、 誰かを呼びに行こうかと思ったけれど]
――ま、用がある時には呼ばれずとも傍に来るのが優秀な……
[砂時計を手に取ろうとすれば、ぐらり、ふらついた]
(59) 2010/03/28(Sun) 00時半頃
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釣り師 ヌマタロウは、奏者 セシルに話の続きを促した。
2010/03/28(Sun) 01時頃
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[>>58 宝番の姿には、ふらり、手を振って]
――なに、老体が少し旅に疲れたらしい。 この村においていくのは、心配ではあるが。 まあ、少し休ませてやるとしよう。
ああ、それと。 どうやらもう裏切り者は、おらぬようだぞ。
心おきなく魔法使いをぶちのめしにいけるな。
[にやり、猫科の顔で笑った]
(60) 2010/03/28(Sun) 01時頃
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[そして、アイリスの面倒をみるザックに、用心しろと言い残して、王子のいるという聖堂を探しに出て、]
[しばらく迷っていた。]
(61) 2010/03/28(Sun) 01時頃
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会計士 ディーンは、ようやく聖堂にたどり着いたのはザックより少し前だったか。
2010/03/28(Sun) 01時頃
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爺さん?
[そして、爺さんと王子の様子をザックと同じく尋ねただろう。 >>59 ふらつく様子にはやはり駆け寄って、 眉のしわは深く深くなる。]
>>60 もう裏切りものはいない? そうか。
なんだかんだで、やはり君は……。
[そのあとは、しばしの沈黙のあと、]
やはり君は王子だな。
[いまさらなことを言った。]
(62) 2010/03/28(Sun) 01時頃
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もう、ってことは爺さんが三人目だったんですかい。
[やぁれ、やれと天を仰ぎ溜息を吐いた。 猫の王子と老鶯の間に何があったかは知らない。
問いたくはあるが、王子が話してくれるのを待つことにした]
……爺さん、軽いなぁ。
[猫の王子には金糸の若君がつくだろうから、 そう呟いて、小さな身体を背負った]
(63) 2010/03/28(Sun) 01時頃
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――遅い。 おまえ、優秀な守り役にはなれそうもないな。
[駆け寄るディーンには憎まれ口一つ]
ああ、裏切り者はもういない。 鶯が語っていただろう、おとぎ話で言ったところの、 耳のいい人 というのは、どうやらこのご老体だったらしい。
夜毎手下の囁き声が聞こえて、うるさかったそうだが。 どうやらもう声は聞こえなくなったらしい。
まあこのとおりの安眠状態だ。 ゆっくり寝かせてやるといい。
[ザックに老鶯を預ければ、ねむたげにあくびを一つ]
(64) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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お前、俺を誰だと思ってるんだ――? まあいい、肩貸せ。疲れた。
[>>62 やっぱりあくびをしながら、体重をかけるのでした]
(65) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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>>64
フン…… 僕は何の能力ももたないただの存在だ。
勝手にいなくなったのに、遅いと呼ばれる筋合いはない。
[憎まれ口には、憎まれ口で返す。]
(66) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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>>65
誰だと?
決まっている、 このわがまま王子め。
[結局、自分は何もしてないな、とも心で考えつつ、 あくびをする王子の体重は受け止めるのだった。]
(67) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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会計士 ディーンは、そして北の塔を見た。**
2010/03/28(Sun) 01時半頃
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……あぁ、そっちでしたかぁ。
[御伽噺の耳のいい人が一行の中に存在しているとは思わず、つい老鶯もかどわかされたものだと思ってしまった]
爺さん、変なことを言ってすまなかったねぇ。 もっと早くに教えてくれりゃあ、爺さん一人で抱え込まずに済んだのになぁ。
本当におつかれさまだぁね。……今はゆっくり休むといいさぁ。
[背中で眠る老鶯に労るように声を掛け、王子と若君に続いて聖堂を出た]
(68) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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はあ?そんなんアレだ――
筋合いなくても、勝手にいなくなっても、 どこにいたとしても、必要な時は呼ぶ前に駆けつけろ。
[と、わがまま全開発言したところで]
――…って、また言いやがったな、お前。
[>>67 とっても睨みながら、視線の先を追って眠たげな目をこすった]
(69) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 01時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 01時半頃
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ま、まあ、そう簡単にはいえないよな。 手下の声が聞こえるとか、なんだそれ?って感じだし。 そもそもそんなん向こうに、バレたら危ないことこのうえないしな。
[>>68 労わる言葉には、ほんのりやっちまったか、な顔をしました、が。ある意味間違っちゃいないからな、と呟いて。]
――まー反論があるなら、 起きた時に自分で言えばいい。
[ちらり、老鶯を振り返った]
(70) 2010/03/28(Sun) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 02時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/28(Sun) 02時頃
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――…俺の音楽も、誰かの中で生きてるのかな
[呟きは傍らの友にも届いただろうか]
(71) 2010/03/28(Sun) 02時頃
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