123 霓虹鬼故事
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ドリベル、ノックス、サミュエル、露蝶、黍炉の5名。
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― 鷲珈の部屋前 ―
[悪かったよ、と視線を逸らす黒宵>>1:107を一度、 嗜めるような視線で軽く睨んだ。 一瞬の瞠目も、頭を掻いた様も、極まり悪さ故だろうと。 そう、思うことにした。
それから、黍炉>>1:106と黒宵>>1:110の返答に対し、 また一度、こくんと頷き返したのだった、が。]
明夜のやつ、何処に――。 鷲珈みたいなやつ一人殺したところで、 ひとりで塞ぎ込んじゃうような人とは思わないけど。
[鷲珈の死体を暫くの間、眉を寄せて眺めたあと。 ふっと黍炉の方に向いて、ぽつぽつと零していた。 様子を見て来よう、という口ぶりから、 彼は居場所を知っているのか、とも思いながら。]
(0) 2013/05/24(Fri) 00時頃
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― 鷲珈の部屋前 ―
[>>0露蝶に睨まれたのを感じれば、口をへの字に曲げた。 佩芳は視界に入っていたが、何も言葉を掛ける事は出来ない。 >>1:111黍炉に着替えの事を言われれば。]
あー、かも。 ま、探してみます。
[2階の他の部屋は客間だろうか? ―研究者の服を借りるのは嫌だった。
取り敢えず風呂場の前にその辺りを物色する事にして、部屋の前にいる二人に背を向けた。]
(1) 2013/05/24(Fri) 00時頃
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さあ、どこにいるのやら、だ。 ――そうは見えなくとも何かしら思うところはあるかもしれないしな。
取敢えずいま何しているのかは知りたいところだ。
[露蝶>>0に軽く肩をすくめ。
居場所などは知らないけれど、この屋敷の中のどこかには居るだろうと、廊下を歩く]
(2) 2013/05/24(Fri) 00時頃
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……酷いわ。
[佩芳>>1:109の足音に気付きながらも、追い掛けられなかったこと。 「鬼」が居る可能性を思ったときに、確かに抱いたのは警戒。 改めてそれを思って、低くごちていた。]
(3) 2013/05/24(Fri) 00時半頃
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―1階洗面所―
[水が流れる音は、しばらく続いている。 とはいえ、女はずっとえづいているわけではなかった。]
―――。
[流れる水をじっと見ている横顔は、だいぶ落ち着いたようだった。 だけど、もう少し。
鷲珈の様を思い出して、状況を理解できるまでには― もう、少しだけ、時間が欲しい。]
(4) 2013/05/24(Fri) 00時半頃
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― 風呂場 ―
[首尾よく客間で客用に用意されたらしい着替えを見つければ、それを持って風呂場に向かう。
警備システムと通信アンテナ以外はちゃんと機能しているらしく、試しに出してみたシャワーからは湯が出てきた。 血を吸った服を脱いで、熱い湯をその身に浴びる。]
…は…。
[血が流されて、生き返るような心地。 …けれど。]
っ、くそ…っ。
[綺麗に流されたように見えても、自分の身体は未だ血に塗れているようで。 湯を浴びたまま、その場にしゃがみ込み、頭を抱えた。]
(5) 2013/05/24(Fri) 00時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/05/24(Fri) 00時半頃
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[聞こえた話し声から、血濡れの黒宵>>1は 着替えやらシャワーやらに向かうのだろうと思う。 一瞥して見送ってから、黍炉の方へ>>2。 結局やはり明夜の居場所は判っていないらしい彼の その後に続くようにして、廊下を歩く。]
そうは見えなくとも、か――。
[黍炉の背を見ながら、ぽつりと]
そう、よね。 あいつだって、何時も笑ってばっかりじゃない、よね。 笑顔の下で、悪いことも――辛いことも隠してる気がして。
[何時も笑っているように見えるからこそ、と。 零れた言葉は、とてもではないが、 当人の前では些か小恥ずかしくて言いにくいこと。 何処かで聞かれているとしたら、やや居た堪れない。]
(6) 2013/05/24(Fri) 00時半頃
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― どこかの客室 ―
[さて、どこにいるのか知らないままにゆっくりと歩き。 佩芳がどうしているかは頭の片隅で気にしながらも、 即いてくる露蝶をみやり、彼女たちもまた鬼である可能性を考えている。
ふと見つけた部屋の一つを覗き込むものの]
……さて、どこにいったのやら。
[目当ての人物はいなかったようで一人ごちる]
さあ、隠しているかどうかはわからないが、 全部を見せるほど親しいわけじゃなければそのようなものだろう。
[緩く肩をすくめて露蝶>>6へと答える]
(7) 2013/05/24(Fri) 00時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/24(Fri) 00時半頃
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…あー、浴び過ぎた…。
[暫く熱い湯をそのまま浴びていれば、湯あたりを起こしそうになり。 少し覚束ない足取りで脱衣場に戻れば、火照った体の水気をタオルで拭き取った。
客用に用意されていた着替えは、パッケージ入りの新しい下着と黒い上下のスウェット。 自分の感覚ではダサい部類に入るが、背に腹は代えられない。 それらを身に付ければ、自分の背丈に合ったサイズなのに微妙な気分になった。]
…一体、俺の事どうやって調べたんだか。
[画像まで撮りやがって、と、鷲珈から送られたメールを思い出す。 恐らくあの部屋にデータがあるのだろうが、今は入る気にはならない。 ―あそこに入るのは、全てが終わってからにしよう。
…全てを、終わらせる為には―…。
椅子に座って濡れた髪をタオルで乾かしながら、ぼんやりと思考に沈む。]
(8) 2013/05/24(Fri) 00時半頃
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[黍炉>>7の視線が一度向いた時は、瞬きつつも特に何を言うでもなく――。 ただ、この男も「鬼」かもしれないとは思うから、 その目を、その髪を、少しだけ見詰めていた。
やがて、彼の後ろからその部屋を覗き込む。 そこに目当ての男の姿がないのは女の目にも判った。 溜息吐きながら再び廊下に出て、今一度辺りを見回しながら。]
ええ。親友って言える程じゃないもの。 だから、そんなものよね――。
[それからふっと、黍炉の方に身を寄せた。 長い黒髪を指で梳けないかと思ったこともあったが、 なんとはなしに心に浮かんだこともあったから。]
黍炉さんには。 ――そういう親しい人って、居るのかしら。
(9) 2013/05/24(Fri) 01時頃
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親友同士でこんなところに閉じ込められてしまうよりは ましじゃないか。
[顔見知りでは在るがそれほど親しくはない。 つまり相手が死んだところでそれほど心も痛まない――
そんな冷たい言葉を呟き。 近づく露蝶>>9へと視線を向け]
生憎、いないな。 いなくとも構わないとも思っているが……
[だからこそ、表の客として仲睦まじい二人は見ていて微笑ましかったようにも思う。 首をかしげたことでさらりと髪がながれ]
君こそ、こんなところに一人でいて、恋人はどうした?
[そんな問いを一つ、向けた**]
(10) 2013/05/24(Fri) 01時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/05/24(Fri) 01時頃
[全てを終わらせて生き残る為には、3人を見殺しにしなければならない。]
―出来る、のか。
[けれど夜が明ければ、警察が来るかもしれず。
もしそうなった場合、研究者の血を吸った自分の服は状況的な証拠になり得るだろうか。]
いや…生き残る為にはやるしかない、のか。
[小さく息を吐く。]
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[血で濡れた自分の服は風呂場で洗った。 絞った際に出る水の赤が消えるまでゆすぎ、固く絞ってから片隅に干し。 下着は諦めて捨てる事に。
―そして向かったのは、最初に足を運んだリビング。]
(11) 2013/05/24(Fri) 01時頃
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― リビング ―
[キッチンでグラスに入れた水を一杯飲み干すと、ノートパソコンに向かった。 先に読んだ人間に少しその内容を聞いたが、人頼りではなく、自身の目で情報を収集する必要がある。 こういう仕事は苦手ではあるが、仕方ない。
その中に見つけたのは、‘鬼薬’の文字。]
…嘘だろ。
[―自分が呼び出された理由はこれか。 無意識に身体が震えた。 もしあれが本物だったなら、知らなかったとはいえ、自分はその流出に片棒を担いだことになる。]
(12) 2013/05/24(Fri) 01時半頃
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[―薬の効能に目を走らせる。
身体能力の向上。 服用者間の意思疎通。 死ぬまで抑えきれなくなる殺人衝動・人喰いの衝動。 容姿の変化。
そして、 未だ薬の効果を解く方法は開発されていない、事。]
…は、何でこんなもん作っちまったんだよ。 馬鹿じゃねぇの。
[その呟きは一人しかいないリビングに響いた。 薬を作り出した研究者…鷲珈はもう、この世にはいない。**]
(13) 2013/05/24(Fri) 01時半頃
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ええ。……まだ、ましだわ。
[けれどその反面、もし、の時に突き放しきれるか。 その程度には結局、明夜のことは近しく思っていた。 いっそ、今の黍炉>>10の言葉のように冷たくあれたら それこそ、まだまし、だったのかもしれない。]
そっか。居ないのね。じゃあ、ひとりぼっちね――。
[黍炉の返答を聞き、特に驚きも何も見せずに、 ただ少しだけ寂しげに返していた。 黒宵は、佩芳はどうだろう。明夜は。――己は? 思い耽りかけたところで。問いに瞬き、目を伏せた。]
あの人は――トレイルは。ちょっと前から行方不明。 人間じゃなくなった、なんてメール残して……。
[さらりと流れた黒髪に、すっと指を伸ばして触れたのは、 何処かその寂しさを埋めようとするような仕草。 ほんの少し差し入れた指に、髪が軽く纏わりつく。]
(14) 2013/05/24(Fri) 01時半頃
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見つけ出せる薬なんか、託されて。 だから僕が鬼になったら見つけ出して、とか言って。
それなのに、いざ、人間じゃなくなったら、 さよなら、なんて――。
[思いあまって零し過ぎたことに気付き、口を噤む。 「人か鬼か見分ける」術のことも含まれていて、 けれど目の前の男の正体は判らない。故に迂闊な行動。 黍炉の髪に伸ばした手を引っ込め、咄嗟に後ずさった。]
―――…ううん、なんでも、ない、の。
[もしも本当に彼が、或いは他の誰かが「鬼」ならば。 「服用者同士で密かに意思を交わせる」のならば――。 それ故に「鬼」と相対して訊こうと思うことはあれど。 今はそれを告げることも出来ず、ただ、言葉を失っていた。**]
(15) 2013/05/24(Fri) 01時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/24(Fri) 02時頃
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─2F─
[足音、二つ。
この雨音の中、音で気配を探れるようになったのは 聴覚がよくなったからなのかもしれない。
二人相手は出来ないわけではないだろうけど 消耗が激しいか、もしくはこっちが殺される可能性もあるから避けるべきだろう。]
(16) 2013/05/24(Fri) 02時半頃
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[皆が移動に使った別の階段から降りていく。 研究所は意外に広い。あとは入り組んでいて見通しが悪いところもある。 何て素晴らしいのだろう。かくれんぼには最適だ。 それではさっそく探してみよう。
一人になっている良い子はいるかな?
1Fを歩いていると水音>>4が聞こえた。]
(17) 2013/05/24(Fri) 02時半頃
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やろうぜ、黒宵。
[普段よりもひとつ低いトーンの声が黒宵にとどく。]
さっさと気持ちに見切りをつけろよ。
べつに親しくもねえヤツを数人殺せばすむだけの話だ。
それとも、お前は鬼だと言われて狩られて死にてえか?
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[洗面所の様子を伺うと佩芳の姿を見つけた。
そういえば先ほどの悲鳴は露蝶の声ではなかったから 彼女のものだろうか。 黍炉があの見た目に似合わず、可愛らしい悲鳴をあげたのかもしれないけれど。
洗面所の中以外も見渡すが、周囲に彼女以外の姿はない。]
(18) 2013/05/24(Fri) 03時頃
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──みぃつけた。
[これは絶好の獲物だね**]
(19) 2013/05/24(Fri) 03時頃
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[ひとりぼっちと言われても気にはならず。 ただゆるく肩をすくめ。
恋人が行方不明だと告げる露蝶>>14へと視線を流す]
――
[伸ばされる手から逃れることはしないまま、零れ落ちる言葉>>15を聞き]
人間じゃなくなり、見つけ出す薬がある、ということか?
[逃げるように離れる露蝶の指に引っ張られた髪の毛が絡んで抜けることも気にしないまま。 とても大事な情報を零した女をじっと見やる]
(20) 2013/05/24(Fri) 10時頃
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なんでもなくはないだろう。 ほんとうに見つけ出せるのなら――少なくとも、それを持つ君は鬼じゃないと言えるのだから。
[己も疑われているのだろうとは判ってはいるが。 鬼ではないと判断できる相手がいるほうが大事で。 ――相手が「鬼」に聞きたがっていることがあるとは知らぬまま]
――鬼を、見つければ開放されるかもしれないぞ?
[確かめるように、問いかけた**]
(21) 2013/05/24(Fri) 10時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/05/24(Fri) 10時頃
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―1階洗面所―
――――、――え、と。
[落ち着きを取り戻した女は、誰の目のないところで考えをまとめるべく、 以前から携帯端末に取得済みだったデータを見ていた。
赤い、紅い、写真。それと、状況のコメント。 引きずり出された臓器がそのままのものもあった。 鷲珈は ここまで惨たらしくはなかった―ように思うけれど。 死んでいたのは、間違いない。
自分が鷲珈を探しに出たときは、露蝶も黍炉も黒宵もいた。 ならば、鷲珈は明夜がその言葉通り殺したのだろうか。 それとも、他に誰か―がいて、その手によって?
鷲珈と呼び寄せられた5人以外の人物が、この建物の中にいる可能性は? 他に階段があることは知らないが、広い家だとは思っている。 隠れ場所はいくらでもあるだろう。 だが……。]
(22) 2013/05/24(Fri) 11時頃
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[データ表示から手を止めて、端末のメモ機能を立ち上げた。
・第三者がいる可能性――ゼロではない。 しかし、鷲珈の口ぶりからはその可能性は低いように思われる。
第三者の可能性を考慮しないことを前提として― ・鷲珈を殺したのは?――彼以外には、不可能では。 ・鷲珈を殺したのは、人か、鬼か?――
そこまで打って、手を止める。 打ちかけのメモはそのままに、携帯端末をポシェットにしまった。]
(23) 2013/05/24(Fri) 11時頃
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[第三者がいた場合、今までに見たことのない人物がいれば殺すだけだし、 第三者がいなかった場合とて、鷲珈を殺したのが人か鬼かなんて、 考える必要はあるのだろうか?
人だったら、説得できる? 鷲珈の死に様を見て、そう思えるかといえば答えは否だ。 散った血痕は少なくないなら、彼は、血まみれのはず。 そう、たとえば…チラッとだけ目にした黒宵のように。 あんな状態になってまで殺そうとするなんて――理性が狂っているとしか。]
―――――ひ、ぅ。
[ふと、ぞくりとした。 さっきの黒宵の姿を思い出したからかもしれないが、 何かに見られているような悪寒のような気もする。]
(24) 2013/05/24(Fri) 11時頃
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[水を止めて、ケースに入った折りたたみ傘を握った。
ケースの先をひねって取り出すと、石突と露先のカバーが外れて 鋭利に加工した金属が剥き出しになる。
15センチほどの傘の先に7,8センチほどの太い錐と、 その周りに骨の数だけの細い針。 力の弱い女が持ち歩いていた、万が一のための仕組みだったが―。]
―だ、れか――い、いるの。
[ケースをひねって外した折り畳み傘を後ろ手に握って、 扉の向こうをじっと凝視した。**]
(25) 2013/05/24(Fri) 11時頃
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[― 回想・数日前 ―
鬼薬と呼ばれた薬を運んだ後、いつものように雑居ビルで仲間と酒盛りをする最中、一緒に行動していた仲間が面白いものがある、と言い出した。
彼が取り出したのは、紅い粉薬。 どくり、と胸が跳ねた。]
「これが鬼薬って奴らしい。」 「おいおい、大丈夫かよ。」
何してんだ、ばれたらやばいだろうが。
[運ぶ際、その男に持たせていたのが間違いだったか。 ―市場に出回っている薬ならしばしば横行している事だが、こんな怪しげな薬にまで手を出すとは。 流石に今度、説教してやらなくては、と思いつつ。]
(26) 2013/05/24(Fri) 12時頃
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「怒んなって、黒宵。どうせ偽物だろ?」
[その言葉には同意だ。 自分もそれらしく作ってある偽物だと思っている。依頼人の目的、流出先については深く探らないのが暗黙のルールだ。
けれど酔いの勢いで仲間の一人が妙な事を言い出した。酒の勢いで、時々そういうところがある奴だった。]
「なぁ。これ、試しに飲んでみねぇ?」 「鬼になっちまったらどうすんだよ。」 「大丈夫だって、どうせ偽物だろ?」
[くすねた量は漢方薬一包くらい。 飲もうとした仲間の男からそれを奪い…
酒で一気に、飲み干した。*]
(27) 2013/05/24(Fri) 12時半頃
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…くっ…。
[―あぁ、思い出した。 俺は場を収める為に、あの薬を服用した。 けれど自分の身体には何も変調はなく、やっぱり偽物だ、と判断したんだが。
アルコールで服用した事で、変質しただけなのかもしれない。 此処に載っている情報の一部だけ―気付いたのは此処に来てからだが―当て嵌る事がある。 それともいつか、俺もアイツのように‘鬼’になるのか? …分からない。 けれど服用者だとばれれば、殺される? ―自分は猟奇殺人なんてやっていないのに。]
は…、冗談じゃねぇぞ。
(28) 2013/05/24(Fri) 12時半頃
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…こんなところでむざむざ殺されてたまるか。
[耳に届いた明夜の少し低いトーンの声。
それに応じる答えは苦渋のもの。
はっきりとは言わないが、是の意思は伝わるだろうか。]
だがな、明夜。
鬼と人を判別する方法を開発している、とか書いてあったぞ。詳しい事は書いてないが。
もしかしたらあいつらの中に、そういう手段を手に入れた奴がいるかもしれない。
今、何処にいる?
ひょっとしてもう、誰かを標的に決めたのか?
[彼が佩芳の側にいる事は知らない。]
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[鬼とそうでない人間を見分ける方法は開発中とあった。 此処に載せてあるという事は、精度が低くかったとしても、既に使えるものがあるかもしれない。 集められた客の中にそういった手段を持った人間がいたら拙い。]
…探さないと、な。
[自分の鞄の中からナイフを取り出して、念の為にスウェットのポケットに入れておく。 ―2階に上がる際、地下に続いていると思われる階段があったのを思い出す。 もしかしたら地下に何かあるかもしれない。
誰かと落ち合って探るか、それとも地下に行くか。 ―暫し考えた末に、一度、地下に足を運んでみる事にした。]
(29) 2013/05/24(Fri) 12時半頃
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― 地下・研究室前 ―
[普段は認証ロックがされているのだろう、地下の階段に通じる扉とその先の研究室の扉は落雷の意影響で解除されていて。]
…運が悪かったな、爺。
[周囲をちらりと見て、誰かに見られていないか確認してから研究室に入っていく。 もし誰かに見咎められたなら、鬼を見つける方法がないか探している、と答えるだろう。 ―事実、そうなのだから。]
(30) 2013/05/24(Fri) 14時頃
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― 地下・研究室 ―
[研究室内には色々な機器が置いてあった。 こういった物には縁がないので、それらが何の役目を果たすのかは分からない。 薬品の入っている瓶が並んだ棚。一部が抜けているのは、研究者が持って行ったのだろうか。他に何かないか視線を移し]
…っ…。
[惨殺死体の写真が貼られたボード。 恐らく、今回の一件…明夜も関わっているものもあるのだろう。 ―胸糞が悪い。 眉間に皺を寄せてそれらから視線を外す。そしてそのまま更に奥へと歩いて行った。**]
(31) 2013/05/24(Fri) 14時頃
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──気がついたんだ。すごいねぇ
[佩芳の凝視する扉の向こう側>>25から現れる。
リビングにいた時の笑いよりも毒気のある ニヤニヤとした笑みを浮かべながら佩芳を見た。
容姿的な変化はあまり見られない。 ほんの少し歯が鋭くなった程度だ。
目立つ変化は着ている服にとんだ、まだ赤い血ぐらいだろうか。]
(32) 2013/05/24(Fri) 15時頃
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ふむ。判別法ねえ……確立する前に隠滅しておかないと
後々面倒になるね。
まあ、誰が持ってたといても関係ねーよ。
全部殺せばいいだけの話だからね。
[殺せば、と言う時には少し楽しげな声になる。]
今はねぇー……一階の洗面所かな。
佩芳がいたから食べようと思って。
[一度肉を口にして、中途半端にしか満たされていないからかもはや抑えようとしていない。]
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― 2F廊下 ―
[黍炉>>20に対し、初めは何も答えられなかった。 また一歩、後ずさりながらも――。 彼の眼差しに囚われたように、視線逸らすことは叶わない。 なんでもなくはない、とまで言われてしまえば>>21 零した言葉を誤魔化すことはもうできないと覚る。]
――え、
[けれどそのすぐ後に続けられた言葉は、 露蝶のことを、鬼じゃない、と言うもの。 そして今、彼が己に手を掛けてくる気配は無い。 少なくとも、今のところは。]
見つけられれば。 抜け出せるの?こんな、ところから――。
[黒い糸が絡まった左手を一度見遣り、そっと握りながら。 足を止め、再び、黍炉の瞳を見詰め返した。]
(33) 2013/05/24(Fri) 16時半頃
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[館の開放自体は、システムエラーが回復するか、 外の誰かが異常に気付くかしなければおそらく無理だ。 けれど少なくとも、こんな疑り合う状況からは、 また死が続いていく状況からは、と――。]
……ええ。
[彼の問い掛けに頷き、身を寄せて囁いた。]
鬼を、見つけてみせるわ。 あの人がくれた薬だもの。本当に見つけられるって信じてる。
[黍炉が「鬼」でないと信じ切ることは未だ出来ない。 それでも、賭けてみようと。 何れにせよ、その答えは今、手の内にある。]
(34) 2013/05/24(Fri) 16時半頃
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―佩芳…か。
[鷲珈の死体を見た後、階下に降りて行った背中を思い出す。]
声は上げさせんなよ。
聞きつけた誰かが割り込んで来たらヤバイ。
[告げたのは、まずは声を出せなくしろ、というもの。
―自分で告げたその内容に僅かに眩暈がしたが。
そして少しためらった後に]
…何かあったら呼べよ。
俺は地下の研究室にいる。
あー…、あんたの軽さ、こういう時は助かるわ。
[他の客を自分が生き残る為に見殺しにする…その罪の意識はある。
明夜の変わらぬ軽さは、ともすれば陰鬱になりそうな自分の気持ちを少しだけ軽くしてくれて。
彼らに咎はない。
けれど、生き残る為にはそうするしかないのだ。
そう強く思う事で、例え間違った道でも迷わずに進もう、と。]
|
――ひあ。
[気のせいだと自分に言い聞かせていた。 あと3秒経ったら、洗面所を出よう。 そう――思っていた。
だから扉の向こうから姿を現した明夜>>32に驚いて、 思わずよたりと後ずさった。 洗面室ごとき広い部屋ではない。背に、壁が当たる。]
ああ――お、おどかさ、ない、でよ。
[鷲珈を殺したのは彼である可能性が一番高い。 形にならない言葉の裏では驚きながらも思考はめぐる。
警戒を顕に明夜をじっと見る。 鬼なのか、人なのか―と。 だがリビングにいた時の彼と違うのは服に朱が飛んでいることと、 ずっとずっと、嫌な感じを増した―ように見える―笑みだけ。]
(35) 2013/05/24(Fri) 17時頃
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[この笑い方はキライ。 明夜の表情に直感的に嫌悪を抱いた。
体と壁の間で、傘を握る手に力が入る。 構えているわけではなく、緊張で。]
な、なに、か、用――? な、ないなら――わ、たしは、いく、から。
[鷲珈を殺したのだろうなど無駄な問いはしなかった。 彼が殺したに決まっていると思っている。
人を殺した後の姿で平気で歩けるのは異常だ。 彼が鬼なのか否かを確かめるよりも、ここから逃げた方がいい。
そう判断して、壁伝いに―つまり、遠回りに― 扉へ向かおうと、ゆっくり足を踏み出した。**]
(36) 2013/05/24(Fri) 17時半頃
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必要なのは薬と、あと、髪の毛があれば判るの。 今手元にあるのは、明夜のと――…あなたのも。
[目の前の男への疑いも示すことに、僅かに声は震えつつも。 黍炉から身を離し、懐から財布を出して。 その中に黒い毛髪を収め、再び懐に戻した。]
先ずは、ちゃんと薬を使える場所を探すわ。 研究所っていうなら、実験室とか、 シャーレくらいあるとは思うけど……。
[呟きながら、階段の方へ足を向ける。 鷲珈の居室を敢えて探ろうとしなかったのは、 結局はあの死体の存在を厭っていた所為。]
(37) 2013/05/24(Fri) 17時半頃
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[ふと、さっき階下へと駆けていった佩芳が気に掛かった。 あの状態の彼女を放ってしまったことへの微かな痛みと、 彼女を調べる術が今のところない、ということ。 少しだけ複雑なものを抱きながらも――。 結局露蝶は、今手元にあるものを確かめる方を選んでいた。
こうして、露蝶は階下へと。 洗面所の方の事態には、未だ気づかないまま――。 ある一つの扉――その先、地下への階段を見つけて。 一度周囲を見回してから、慎重に、下りはじめた。**]
(38) 2013/05/24(Fri) 17時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/24(Fri) 17時半頃
露蝶は、サミュエルに話の続きを促した。
2013/05/24(Fri) 17時半頃
ドリベルは、露蝶に話の続きを促した。
2013/05/24(Fri) 18時頃
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― 研究室 ― うーわ…。 [研究室の奥にあったパソコンには、実験データの一部が収められていた。 落雷の影響でおしゃかになっているものもあったが、運よく無事だったパソコンのパスワードは机の中のメモに記されていて。 首尾よく閲覧する事が出来たそれらを見て不快感を顕わにする。
何でこんな事を執拗に研究したんだか。 ―やっぱり理解に苦しむ。 データによれば、服用すると遺伝子の一部に変化が生じるようだ。 それなら例えば髪の毛を採取して鑑定、とかすれば。]
(39) 2013/05/24(Fri) 19時頃
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用ならあるよ?
[壁伝いに少しずつ動く佩芳に一気に距離を詰め、肩と口に手を当て壁に押さえつけた。]
ごめんね?ホントは声聞きたいんだけどねぇ
邪魔が入るのも興ざめだし、我慢するよ。
[さて佩芳はどんな表情を見せてくれるだろう。 何かするだろうか。
すぐに殺そうとしないのはそれが見たいという欲から。 何もできない?それとも窮鼠猫を噛む?]
(40) 2013/05/24(Fri) 19時半頃
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…ん。
[こちらに近付いてきた足音>>38を聞きつけて、思考を止め、ぴくり、と眉を動かす。 明夜程ではないが、薬の恩恵で只の人間よりも感覚が鋭くなっているのか。
少し考えた挙句、今気付いたというように此方にやって来る相手を迎える事に。 露蝶が研究室に入って来たなら、少し遅れたタイミングで、誰だ?と誰何する声と共に奥の部屋から顔を出すだろう。
その声に険はなく、相手の知る自分と変わらない様子で。**]
(41) 2013/05/24(Fri) 19時半頃
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サミュエルは、ドリベルに話の続きを促した。
2013/05/24(Fri) 19時半頃
なんだかんだ言って場慣れしてるんじゃない?黒宵。
きっとすぐ立派な鬼になれるよ?
[明夜に罪の意識はない。
そんなものはとっくの昔に欠落していた。
だから鬼を自ら受け入れ
そしてこの状況を楽しんでいる。
自身を決して否定しない。
否定をして間違った……自身を抑えらしくない生き方をする道は選ばない。]
―密室だぞ?
まだ佩芳の他に二人いるんだ。
用心して当たり前だろう。
[場慣れしている、と言われれば少し向きになって返した。]
…あーそー、それはどうも。
いいか、気をつけろ、よ。
[立派な鬼になど、なりたくない。
この一件が収まったら、日常に戻って普通に生活したいと思っている。
ひょっとしたら、いつか殺人の衝動に駆られるかもしれなくても。
それまでは。
人の犠牲の上に成り立つ普通の生活など、とは今は考えないようにした。]
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ひ、ぐ、うぅっ!!
[はっとしたときには距離を詰められていた。 肩を押さえる強さに並ならぬものを感じても 、もがかずにはいられなかった。
コロサレル なんて―イヤだ !
明夜の言葉に全身で嫌悪を示しながらも否応なく突きつけられる何かに抗おうとした。 もがく間に握っていた傘を両手で持ち直し、 身体ごとタックルして突き出した。]
(42) 2013/05/24(Fri) 20時頃
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[突き出された凶器を咄嗟に肩で抑えていた手で受け止める。 しかし長さのある錐は掌をすぐ貫通し、ほんの少しだけ腹に刺さる。]
物騒なの持ってんなぁ?
──生きのいい餌は俺、好きだよ
[まだおさえていた口を抑えていた手に力を加え 壁より少し離れた身体をまた押し戻す。
ぐさりと錐と細い針が刺さった手は その傘を握る。 細い針は簡単にぺきぺきと折れてゆく。]
(43) 2013/05/24(Fri) 20時半頃
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― 地下・研究室 ―
[露蝶が研究室に入って来れば、それから遅れて奥の部屋から顔を出す。 誰何する声には険はなく。]
…誰だ? あぁ…、露蝶か。何か探し物?
[自分は警戒を少し緩めるが、彼女の顔は少し強張っていた。 そんな彼女に自分が手ぶらなのをアピールしながら奥の部屋から出てくる。]
鬼と人間を見分ける方法探してたんだけど、これがなかなか。 奥の部屋のパソコンのデータには、遺伝子に変化が生じるってあったんだけど。 やっぱ、口で信用して貰うよりも、何らかの結果を見せた方が分かりやすいじゃん?
[彼女がその手段を持っているとは知らない。 無防備に自分の知った情報を晒しつつ、困ったように頭を掻きながら問いかける。]
―なぁ、露蝶は何か掴めた?
(44) 2013/05/24(Fri) 21時半頃
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[渾身の力でタックルしたのに、身体は解き放たれる事はなかった。 唯一の凶器はいとも簡単にへし折られ、 再び壁に押し当てられた衝撃と共に、やり場のない想いが過ぎる。]
――ん、ぐ、ぅ。
[餌。 餌、と言った。
鬼薬の効果としての、”人喰いの衝動”―。 そういう事なのだろうか。
そこでようやく、嫌悪の正体がわかった。 何事にも淡々としていた得体の知れない気味悪さ。 それは、鬼だから――。]
(45) 2013/05/24(Fri) 22時頃
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[嫌だ、イヤダ、いやだ、いやだ! あんな風に、紅く彩られた写真と同じ様になるのは―いやだ。 喰われてなんか、やるものか―。
ばたばたと足を振り出してもがきながら、 ポシェットから携帯端末を取り出した。
指の動きだけで呼び出した機能が、本当に最後の―抵抗。 それが動くまでの時間を稼ごうと、もがく身体に力を入れた。]
(46) 2013/05/24(Fri) 22時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/24(Fri) 22時頃
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あーぁ。手がハリネズミみたいになっちゃった。 いたそうでしょ、これ。
[佩芳の顔のすぐ前まで手を持っていってみせる。 手に刺さったままの針からたらりと血が垂れ佩芳の顔に落ちる。
見せた後、片手がふさがったままなので 歯で刺さったままの針を噛み、抜き取っていく。
その間、佩芳がもがいてしようとしていることには気が付かない。]
(47) 2013/05/24(Fri) 22時頃
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― 地下研究室 ―
[二つ目の扉もまた、簡単に開いた。 本人認証と思しき装置は見て取れたから、 普段は秘密裏の場所なのだろう、と想像はできた。 一先ず再び辺りを見回せば、特に人の姿も無いようだった。
科学には明るい訳では無いが、薬屋の恋人の影響で 幾らかの道具や薬品の知識はある、心算だった。 幾つかの機材の中からシャーレを一つ見繕い、机の上に。 さらにもう一つ、手に取ったところで――。 誰だ?と不意に聞こえた呼び声>>41に、びくりとして振り向いた。]
(48) 2013/05/24(Fri) 22時頃
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っ、黒宵、居たのね。驚かせないで、よ。 探し物っていえば、そう、だけど……。
[「見極める」術を用いようとしていた手前、 黒宵が「鬼」でない確証も無く、表情は少し強張ってしまう。 一先ず目の前の彼>>44に特に異変は無く見えたし、 (微妙に垢抜けないスウェット姿、とは感じたが) 手ぶらな素振りも見せられたので、その場で彼に向き合った。
けれど彼が切り出した話は、人と鬼を見分ける術のこと。 また、ほんの僅かに目を伏せたところで]
遺伝子に、変化?
[彼が告げたことの内、その言葉には瞬いて――。]
(49) 2013/05/24(Fri) 22時頃
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― 回想 ―
[『鬼を見つけられる薬があるんだ』。 トレイルの部屋に泊まった時、そう話を出されたことがあった。 その薬、誰が最初に作り出したのかは知れないが、 彼なりに手元で成分を調べ、情報を集めて検証したとのこと。 その際にも彼自身、鬼薬そのものに触れる機会が おそらく何処かであったのかもしれない。
体内への蓄積が如何とか、遺伝子変化が如何とか。 その辺りの説明は露蝶にはいまいち解らなかったが。 薬の用法と鑑定結果については、一先ず覚えられた。]
鬼の髪を浸けると、ネオンサインみたいな 綺麗な色に変わる……って、不思議な感じね。
[そういうこと、とトレイルは穏やかな顔で頷いた。]
(50) 2013/05/24(Fri) 22時頃
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[そして最後の一本が抜け、佩芳の腹に血だらけの手を当てる。]
さっきナイフで切ってから中身を取り出したから 満足感が少ないんだよなぁ。
[先ほどよりも鋭くなった爪が佩芳の服の上から腹に押し付けられる。]
このままぶちぃーっといっとく?
[満面の笑みで聞いた]
(51) 2013/05/24(Fri) 22時頃
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[やがて、小分けにされたその液剤を受け取ることとなる。 うっかり鬼薬を飲んだら大変だ、なんて笑いながらも。 彼は少し眉を下げて、僕が鬼にでもなったら――と告げた。
それでも彼は、騙されて飲まされたら、とは言わなかった。 無論、明夜の名を挙げるなどする筈もなく――。]
― ここまで ―
(52) 2013/05/24(Fri) 22時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/05/24(Fri) 22時頃
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― 地下研究室 ―
[黒宵が伝えた情報に、あの時のトレイルの説明を思い出す。 そう言えばそんなこと言っていたと思えば、小さく息が洩れて――。 何か掴めた?と問われた時、また、はっと瞬いてしまった。]
それが、ね。
[困ったように頭を掻く黒宵の前で、 露蝶もまた、眉を下げて困惑を滲ませてしまう。 果たして彼にも打ち明けるべきか、否か――。]
――――…
[二つ目のシャーレを机に置きながら、続けてしまう無言。 それ自体が、訝しがられるやもとは思いつつも。]
(53) 2013/05/24(Fri) 22時半頃
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[全然痛そうじゃない。 見せ付けられる手を見ても、表情は変わらなかった。
相変わらず軽い口ぶりなのにも、 ぽたりとたれる生暖かさにも嫌悪しかない。
もがいてもがいて―時間を稼ぐ間に ヴ、ヴ、と指先に携帯端末からの振動が伝わる。
手で隠している液晶には、青いボタンが点滅している。 ―ボタンには、バイオハザードのそれをもじった記号。]
(54) 2013/05/24(Fri) 22時半頃
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[憎たらしいくらいに余裕で問う声と共に血まみれの手を押し付けられる。 口を押さえているのだから、答えなんて求めていないだろう。
じろ、と睨み付けて奥歯を噛みしめて― 少しだけ瞳だけで笑って押し付けられた手を引きつけるように片手で握る。
反対の手で携帯端末を持ち上げ、明夜―鬼の目の前で、 点滅する青いボタンを押した。]
(55) 2013/05/24(Fri) 22時半頃
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チ チ チ チ チ ――
[規則的な金属音を立てカウントダウンを始める端末を すぐに胸元に入れて、抱き付こうと身体を寄せていく。
どうせ死ぬのなら、諸共に。 喰われてなんて、やるものか。
それが、女の最後の抵抗―。]
(56) 2013/05/24(Fri) 22時半頃
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あー、悪い。
[>>48>>49露蝶は自分がいる事に気付いていなかったようだし。それには片手を上げて正直に謝って。
>>53目を瞬かせた彼女が何かを思い出しているようだと気付けば、自分のした話が何かの琴線に触れたのだろうか、と。
けれど彼女の前にある机の上に置かれたガラス製の小皿に気付けば僅かに目を瞬かせる。]
ん。…何って言ったっけ、それ。 ガキん時に実験で使った覚えがある。 …しゃ、何とか?
[その小皿の名前は本当に知らなかったが、興味は示していた。 もしかしたら、彼女は何か知っているかもしれない、と。 何か言いかけて口を閉ざす露蝶。 続く沈黙には、怪訝そうに緩く首を傾げながら]
―どうかした、か?
(57) 2013/05/24(Fri) 22時半頃
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[ち ち ち と音がする。
それにようやく気が付いて、 振り払い飛び退く。]
(58) 2013/05/24(Fri) 22時半頃
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―ぐ、ぅぅっ。
[振り払われて、どさりと床に落ちた。 苦しさから開放されて、息を吸い込んで―むせた。]
ぷ、ぷちぃ―って、いくんじゃないの? は、早くしないと―出来なくなるわよ。
[鬼を見上げて、薄笑った。]
(59) 2013/05/24(Fri) 22時半頃
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――すくなくとも、それが手がかりの一つにはなるだろう。
[ほんとうに鬼じゃないのかどうかは、きっと直にわかるだろうとも思う。 髪の毛といわれて、先ほど抜けた感覚に噫と頷き]
そうか、なら、調べてきたらいい。
[階下へと向かう露蝶を見送り。
それからしばらくの間、一人で客室にいた]
[どれだけ時間がたったか、とりあえずまた歩き出し。 階下へと向かって――**]
(60) 2013/05/24(Fri) 23時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/05/24(Fri) 23時頃
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― 地下研究室 ―
[黒宵に謝られた時は、もう、と溜息を吐いて、 強張る面持ちのまま、嗜めるような色も瞳には滲ませて、 けれどそれ以上、文句やらを口にすることも無かった。
それから、彼>>57の目が、机上の皿に向いていると気づく。 此処に出してしまったものに、彼の意識が向くのも自然だろう。]
シャーレ、よ。シャーレ。 ……あたしは、学校で使ってた覚え、あんまりないんだけれど、ね。
[他愛なく、そんなことも零してしまいつつ――。 首を傾げて問う彼に対し、もう下手に誤魔化せないと覚り、 幾許かの間を置いて、意を決した。]
(61) 2013/05/24(Fri) 23時頃
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ちょっと、見てて。
[懐から財布を。その中から更に、液剤の包みの一つを。 封を切り、二つのシャーレにそれぞれ広げた中身は、 とろりとした透明な液体。 それから再び財布の中を見、取り出したものは、 異邦の人を思わせる、一本の淡色の髪。
その髪を、片方のシャーレの液体の中に、 無言で、はらりと落とし込む。]
…………あぁ、
[洩れた声は、心の何処かで、やはり。 彼が「鬼」でなければ、と期待していた所為だろう。 淡色の髪の周りの液体は、鮮やかな虹色に染まる。 それはまるで、華やかなネオンサインの光のよう――。]
(62) 2013/05/24(Fri) 23時頃
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[もう一人の黒い髪を落とし込む前に。 露蝶は顔を上げ、黒宵の瞳を覗き込むように、見詰めた。]
今まで黙ってて、ごめん、ね。 これが、あたしの掴んだもの。
―――…「鬼」を見つけるための薬、よ。
[強張った顔のまま、固唾を呑む。 もし、此処で黒宵の手が、伸びてくるならば。 その時は――殺るしかない、と、心に決めて。]
(63) 2013/05/24(Fri) 23時頃
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― 地下・研究室 ―
あぁ、それ。 俺もそんなにやってねぇよ。見て思い出しただけで。
[>>61彼女の言葉で、納得したように手をポンと打つ。 一応、祖母の教育方針でそれなりの学校には通わされていたのだった。―その未来が今なのだが。]
…?
[>>62意を決したような気配。 財布の中から出したのが何かの液体と髪の毛だと分かれば、僅かに目を瞬かせながらもじっと彼女の手つきを見つめ。 薬剤が入ったシャーレの中に入れられた淡い色の髪。 その液体が虹色の光を放てば、驚いたように目を瞬かせ。]
…っ、何だこれ…。 光ったら、何かあんのか?
(64) 2013/05/24(Fri) 23時頃
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[>>63聞いた直後に瞳を見つめられて告げられた言葉。]
―…これ、明夜の髪? 明夜が鬼って事…?
[―人と鬼とを見分ける鑑定方法。 結果は分かっていたが、実際にそれを目にすれば声が上ずる。 これでもし自分が調べられたなら。 ―冷や汗が背中を伝う。
ナイフはポケットの中にある、が。 すぐに手を出すのはあからさま過ぎないか。]
(65) 2013/05/24(Fri) 23時半頃
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―明夜。
露蝶が鬼と人を見分けられる術を持つ人間だった。
今、やって見せられた。
―お前の髪を入れて、薬剤が光った…。
[上ずった声で明夜に声を飛ばす。
彼に聞こえただろうかは分からないが。
―障害となる人間は…殺さなけれ、ば。]
|
[チ チ チ チ。
カウントダウンの間に、携帯端末を胸元から取り出す。 青い点滅が、赤い点滅に変わっていた]
な、なんだ…口、だけ……。
[カウントダウンは止まらない。 だが、鬼を巻き込めずに死ぬのなんて―。
薄笑いのまま立ち上がって、]
――っ!
[端末を明夜に向かって投げつけ、その隙に逃げようと**]
(66) 2013/05/24(Fri) 23時半頃
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―打ち明けてくれて、ありがとう、な。
[あぁ、果たしてちゃんと笑えているだろうか。 ともかく顔には笑みを浮かべて…左手で露蝶を突き飛ばす。 右手はポケットに入れているナイフを引き抜き。
―彼女の隙を上手く付けたなら、肩を床に押さえこんで彼女の心臓に右手に握ったナイフを突き立てようとした。]
(67) 2013/05/24(Fri) 23時半頃
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っ…、ころ、す…!
[露蝶に向かって振りかざすナイフ。
初めて人を‘殺そう’として振るったそれは、果たして彼女に届くのか。]
|
[この男、自分よりもいい学校に行ってた?という一瞬の思考。 俺もという返答>>64を聞いて、それも漠然と立ち消えた。 繁華街の裏通りで、そしてこんな場所で出くわした彼が、 実はいいところのお坊ちゃんだったとか、 そんなことには未だ、気づいてはいなくて――。
そして「光った」ことの意味を黒宵に打ち明けた>>63後。 彼>>65の訪ねに、頷くでもなく、是を返した。]
そう、よ。 あいつが。明夜が、「鬼」ってことよ――。
[背に伝う冷や汗まで見えていた訳では無い、が。 もし――を思い、警戒はしていた。]
(68) 2013/05/25(Sat) 00時頃
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[その警戒が一瞬緩んだのは。 感謝の言葉と、その笑みが見えた時>>67。 ぎこちなくも見えた筈だったのに――油断した。]
っ、あ ―――――!!
[突き飛ばしてきた左手を咄嗟に払うことができず、 その場に尻餅をついて床に伏す。 痛みを堪えて、ズボンのポケットからナイフを抜いた時、 それがまた一瞬の隙となり、黒宵に組み敷かれてしまう。]
(69) 2013/05/25(Sat) 00時頃
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[ついてきて、と素直に黍炉>>60に言わなかったことを後悔する。 「鬼」の力が鬼の如きなら、一対一では、ただでは敵いはすまい。 たとえこの身が、男であったとしても、だ。
けれどまさか、力の一部しか持てない服用者も居るのだとは、 露蝶はこの時、気づいては居なかったから――。]
―――――…、
[ナイフを突き立てる態勢の黒宵を見上げ、睨みながら、 彼の首目がけて、刃を堅く握りしめた己の腕を振り上げた。 それは一切の加減無く、渾身の力を籠めたもの。]
(70) 2013/05/25(Sat) 00時頃
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[――この男も、もしかしたらトレイルの「声」を 聞いているかもしれないのに。 それを問う余裕もない程に、女は、生き延びようと力を振るう。]
(71) 2013/05/25(Sat) 00時頃
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ぐぁ…っ!
[首に向かって振り上げられた刃。 気付いて上体を捩じって逃れようとしたが、渾身の力の籠ったそれは肩に突き刺さる。
走った痛みを歯を食いしばって堪え、ナイフを握り直して自分も彼女にナイフを突き立てる。
怯んだ所為で僅かにずれるか。 ―それとも。]
(72) 2013/05/25(Sat) 00時頃
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